近年、Amazonの関係者になりすました架空請求詐欺SMSが社会問題になっています。不安を煽るような文面でフィッシング詐欺サイトのリンクを踏ませようとしてくるため、注意が必要です。Amazon名義の偽SMSが来た時の対処方法をまとめました。
2018年頃から、Amazon(アマゾン)の名を騙る架空請求SMS(ショートメール)が急増しています。
省庁や経済界の有識者によって結成されたフィッシング対策協議会は、Amazonになりすました迷惑メールに関する詳細を2019年7月に発表。偽物のサポートメールに騙されないよう、Amazonの利用者に注意を呼び掛けています。
Amazon名義で送られてくる架空請求SMSにはどのような内容が記載されているのか、詳しく見ていきましょう。
Amazon(アマゾン)になりすました迷惑メールには、以下のような文面と共に連絡先の電話番号やフィッシング詐欺サイトへ誘導するリンクが貼られています。
本物のAmazon(アマゾン)の運営もAmazonの名を騙った架空請求SMS(ショートメール)が出回っている問題を把握しており、フィッシング詐欺に騙されないよう公式サポートページにて注意を呼び掛けています。
Amazon.co.jpは、利用者にSMSを送信して登録アカウント情報(パスワードやクレジットカード情報など)の開示を求めることは絶対にありません。上記のような内容のSMSが送られてきたら、100%詐欺だと判断してください。
Amazon(アマゾン)のサポートになりすましたSMS(ショートメール)は、電話番号リストを使って手当たり次第に送信されています。
たまにしかAmazonを利用していない方にも詐欺メールが送られてくる可能性があるので、十分に注意してください。
ここでは、Amazon名義の未納料金請求SMSが来た時の対処方法を詳しく解説していきます。
一つ目の対処方法は、購入履歴の確認です。
Amazonのサポートになりすました迷惑メールの大半は、未納料金をでっち上げて金銭を要求してきます。
SMS(ショートメール)に記載されている商品・コンテンツを過去にAmazonで購入したことがあるのか、まずはAmazonの注文履歴をチェックしましょう。
もしも全く身に覚えのない架空請求だったら、100%詐欺だと断定できます。
二つ目の対処方法は、SMS(ショートメール)の送信情報・連絡先の確認です。
Amazonの公式サポートは、顧客に重要な情報を伝える際に以下のドメイン・電話番号からEメールやSMSを送信することがあります。
送られてきた未納料金通知メールが本物なのか、送信情報をチェックしましょう。
Eメール |
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SMS |
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三つ目の対処方法は、無視です。
Amazon(アマゾン)名義の迷惑メールに記載されている商品・コンテンツを購入した履歴が無く、しかもそのSMS(ショートメール)が正規の連絡先でない場合は、確実に詐欺です。
架空請求メール内のリンクを絶対にクリックせず、そのまま無視しましょう。
四つ目の対処方法は、通報です。
Amazon(アマゾン)のサポートになりすました迷惑メールは削除して構いませんが、時間に余裕のある方は本物のAmazonのサポートに通報して架空請求詐欺の調査・予防に役立ててもらうと良いでしょう。
受信した詐欺SMSは、以下の方法でAmazonの公式サポートに転送できます。
五つ目の対処方法は、公的機関への連絡です。
大手ECサイトのAmazon(アマゾン)になりすまして金銭を要求する迷惑メールは犯罪であり、警察が動く案件です。
無視するだけでは不安な方は、管轄の警察・消費者センターに相談すると良いでしょう。
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