Amazon QuickSightとは?AWSのマネージドBIツールについて解説!

Amazon QuickSightとは、AWSで利用できるBIツールです。Amazon QuickSightを利用すれば、AWSのデータソースと直結連携して様々な情報を可視化・分析できます。ビジネスに利用できる情報を一括分析して、共有メディアを作成できます。

目次

  1. 1Amazon QuickSightについて
  2. Amazon QuickSightとは?
  3. Amazon QuickSightの特徴
  4. 2Amazon QuickSightのアカウントを作成する
  5. AWS Management Consleアカウントが無い場合
  6. QuickSightアカウントの作成手順
  7. 3Amazon QuickSightの使い方
  8. グラフの表示機能
  9. ハンズオンキットを利用
  10. 4Amazon QuickSightの料金体系
  11. Enterprise Edition
  12. Standard Edition
  13. 無料枠・無料トライアル
  14. 5Amazon QuickSightを使ってみよう!

Amazon QuickSightについて

今回は、Amazon QuickSightについて、その概要と使い方についてレビューします。

Amazon QuickSightとは?

Amazon QuickSightとは、Amazonが提供している、BIサービスツールのことです。「BIサービスツール」と聞いて、あまりなじみがない人は「何ができるツールなのだろう」と疑問に思うかもしれません。

BIサービスツールの「BI」とは「Business Interigence」の略で、BIサービスツールとは「ビジネスに役立つ情報を一括分析して、企業全体で共有できるように加工してまとめあげ、企業経営に役立つようにメディアとして可視化するツール」のことを言います。

高速なクラウドBIサービスツール

Amazon QuickSightとは、高度な情報分析能力を有する、高速クラウドBIサービスツールです。2016年末から一般リリースされています。

Amazon QuickSightがリリースされるまでは、Tableau、Qlikview、といったサービスがBIサービスツールとして注目を浴びていましたが、本ツールでAmazonが競合として名乗りを上げた形になりました。

AWSのデータソースと連携

Amazon QuickSightは、AWSのデータソースとシームレスに(直結して)連携できるので、組織に対して効率的な情報展開が可能です。

Amazon QuickSightの特徴

以下に、Amazon QuickSightの主な特徴をまとめました。

主な5つの特徴

Amazon QuickSightの特徴としては、まず、「セットアップを行う必要がなく、すぐに利用が可能」という点が挙げられます。Amazon QuickSightにサインインすれば、後はデータソースを選択するだけで数分でメディアを作成できます。

また、Amazon QuickSightはクラウドツールなので「Amazonの完全マネージメント」ツールと言えます。ユーザーがアップデートやメンテナンスを行う必要はありません。

Amazon QuickSightは、AWSデータソース・外部のデータベース・特定のファイル(CSVファイル・Excelファイルなど)を取り扱えるので、多彩なデータ分析が可能です。

Amazon QuickSightは低コストであることの大きな特徴です。Amazon QuickSightの料金体系は、利用ユーザー数と使用ストレージ容量の合計になりますが、「利用ユーザー数1名まで・使用ストレージ容量1GBまで」は無料で利用できます。

また、60日の無料トライアル期間もあるので、初めに十分な利用環境(ユーザー数・ストレージ)を設定して使い勝手を体験することもできます。

また、Amazon QuickSightで作成したメディアはスマホでも閲覧できるように最適化できるので、デバイスを選ばない情報展開が可能です。

オリジナル高速エンジン

Amazon QuickSightでは、インメモリデータストア用の高速エンジンが独自開発され、「SPICE」という名称でAmazon QuickSightのストレージ・データソースシステムに装備されています。

ちなみに「SPICE」のワードは、「Super-fast(超高速)」「Parallel(並列)」「In-Memory Calculation Engine(インメモリ計算エンジン)」のそれぞれの単語の頭文字を合わせた略語です。

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Amazon QuickSightのアカウントを作成する

Amazon QuickSightを使用するには、まず、Amazon QuickSightのアカウントを作成する必要があります。次に、Amazon QuickSightのアカウントの作成手順を解説します。

AWS Management Consleアカウントが無い場合

Amazon QuickSightは、「AWS Management Consle」メニューツールとして管理されているため、Amazon QuickSightのアカウントを作成する際は、事前に「AWS Management Consle」のアカウントを取得しておく必要があります。

「AWS Management Consle」とは、AWSの全サービスを一括管理できるメイン管理サイトで、AWSに関する操作はすべてのこのサイトを通して行われます。

「AWS Management Consle」のアカウントを取得するには、公式サイトにアクセスして、画面右上の「無料サインアップ」をクリックし、その後の手順に従って必要情報を入力すれば所得できます。

AWS マネジメントコンソール | AWS

「AWS アカウントの作成」の画面が表示されるので、その後の手順に従って必要情報を入力すれば、AWS Management Consleアカウントを所得できます。

AWS Management Consleは基本的に有料サービスですが、1年間の無料期間があるので使用開始後、しばらくは料金を気にせず活用できます。

詳しいアカウント取得手順は、以下に「AWS アカウント作成の流れ」の公式案内サイトのリンクを紹介するので参照してください。

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この記事のライター
KOUSUKE
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