2019年09月29日更新
Amazonのクレジットカードの審査難易度は?内容・期間や落ちた時の対処法を解説
Amazonのクレジットカードは、Amazonの利用で1.5〜2.5%のポイントが還元されるお得なクレジットカードですが、当然のことながら発行の際には審査があります。本記事では、このAmazon Mastercardの審査の難易度や審査の日数などを説明します。
目次
- 1Amazonのクレジットカードの審査基準は?
- ・MastercardクラシックとMastercardゴールドがある
- ・Amazon Mastercardクラシックの方が審査の難易度が低い
- 2Amazonのクレジットカードはどこが審査する?
- 3Amazonのクレジットカードの審査日数は?
- ・Amazonのクレジットカードには即時審査と本審査がある
- 4Amazonのクレジットカードの審査に落ちた理由は?
- ・Amazonのクレジットカードの申し込み資格を満たさない
- ・申し込み内容に虚偽があった
- ・本人確認ができなかった
- ・安定収入が見込めない
- ・借り入れ状況がよくない
- ・最近半年以内にほかのカードの審査に落ちた
- ・30歳を超えても信用情報がないスーパーホワイトだった
- ・支払い状況に不安がある
- 5Amazonのクレジットカードの審査で落ちた時の対処法
- ・審査の再挑戦は落ちたあと6か月経ってから
- ・ほかのクレジットカードを大いに利用する
- ・キャッシング枠を利用しない
- ・同時にほかのクレジットカードを申し込まない
- 6本記事をマスターしてAmazonカードの審査を通過しよう!
Amazonのクレジットカードの審査基準は?
Amazonのクレジットカード、Amazon Mastercard(マスターカード)を利用すると、Amazonでのお買い物時に1.5〜2.5%のポイントが還元され、Amazonで購入した品物に対してのショッピング保証もついてきます。それだけにAmazonを利用するのなら見逃せないクレジットカードですが、クレジットカードの例に漏れずカード発行には審査が伴います。
そこで気になるのがAmazon Mastercardの審査基準ですが、その難易度はごくごく普通のレベルと考えるといいでしょう。ほかのクレジットカードの審査が通るのであればAmazonのクレジットカードの審査も通りますし、ほかでクレジットカードの審査に落ちたりすればAmazonのクレジットカード審査も落ちたりします。
定期的な収入があれば、パートやアルバイトといった勤務形式でも問題ありませんし、定期収入がなくてもカード審査を通る場合もあります。
MastercardクラシックとMastercardゴールドがある
さて、審査の話に入る前に、Amazon Mastercard(マスターカード)にはAmazon MastercardクラシックとAmazon Mastercardゴールドのふたつがあることを知っておいてください。Amazonのクレジットカードは、ゴールドの方が特典は多いのですが、その分審査の難易度は高くなりますし、また年会費も高くつきます。
項目 | Amazon Mastercardクラシック | Amazon Mastercardゴールド |
---|---|---|
審査の難易度 | 普通 | 高い |
年会費 | 1,250円(税別)初年度無料 1回以上利用で翌年以降も無料 |
1万円(税別) 各種手続きで4,000円(税別) |
還元率 | 1.5〜2% | 2.5% |
特典 | 100万円までのショッピング補償 |
Amazonプライム特典の無料利用 |
Amazon Mastercardクラシックの方が審査の難易度が低い
先にも記したようにAmazon Mastercard(マスターカード)にはクラシックとゴールドの2種類がありますが、ここからは審査の難易度が相対的に低い、Amazon Mastercardクラシックを主として説明していきます。
安定した年収があれば審査は通過できる
Amazon Mastercard(マスターカード)クラシックの申し込み基準は単に「満18歳以上の方」となっています。しかし、当然のことながらクレジットカードでの支払いはクレジットカード運営会社が立て替えますから、のちほど支払ってもらえるという見込みが必要です。そのため、安定した収入が見込めないと審査には通りづらいのが現状です。
とはいえ、継続したアルバイトやパートなどでも問題はありません。曲がりなりにも生活が成り立っているレベルであれば、審査が通る程度の難易度と考えていいでしょう。
収入なしは学生、専業主婦、無職の順に審査が厳しくなる
Amazon Mastercard(マスターカード)ゴールドには、審査基準に「満20歳以上で、ご本人に安定継続収入のある方」とありますが、クラシックカードには「ご本人に安定継続収入のある」という文面はありません。そのため、本人が収入を得ていない学生や専業主婦はゴールドカードを申し込めませんが、クラシックカードは申し込み可能です。
この場合、学生は自分自身に収入がなくとも、学費を払えるだけの親権者がいるということなので、クラシックカードの審査の難易度は大きく下がります。一方、専業主婦の場合は配偶者が自分の分だけではなく主婦の分も支払い能力を持つと認められるか否かでカードの審査で落ちる場合もあります。
また、無職の場合でも、国民年金や障害年金などの収入があれば、クラシックカードの審査の難易度は高くありません。しかし、パートやアルバイトなどの収入すらない完全なる無職の場合は、別途資産などがない限りは審査に落ちたとしても不思議ではありません。
Amazonのクレジットカードはどこが審査する?
Amazon Mastercard(マスターカード)は、クラシックカードやゴールドカードにかかわらず、銀行系の三井住友カードが発行主体です。カードの審査の難易度は、難易度の高い順に、
- カードのランク別の難易度
- ブラックカード→プラチナカード→ゴールドカード→一般カード
- カードの発行会社別の難易度
- 銀行系→交通系→信販系→流通系・石油系
とされます。そのためAmazonのクレジットカードは、楽天カードやYahoo! JAPANカードのような流通系のクレジットカードに比べ、審査の難易度は高くなることに注意してください。
Amazonのクレジットカードの審査日数は?
前章で触れたように、流通系の会社が扱うクレジットカードとしては審査が厳しめのAmazon Mastercard(マスターカード)ですが、逆に流通系ならではの特徴もあります。それが審査日数の短さです。Amazonのクレジットカードをネットで申し込む場合には、即時審査と本審査の2段構えで審査が行われますが、その名の通り即時審査を通ると日数どころかわずか数分でAmazonのクレジットカードを使い始められます。
Amazonのクレジットカードには即時審査と本審査がある
先にわずか数分でクレジットカードを使い始められると記しましたが、実は即時審査で発行されるのは正式なAmazon Mastercard(マスターカード)ではありません。即時審査で発行されるのはAmazonテンポラリーカードという、利用枠3万円でカード番号だけの仮カードなのです。
その後、本審査が行われ、その上であらためてAmazon Mastercardクラシック(もしくはゴールド)が送られてきます。そのため、Amazonテンポラリーカードは即時審査で発行されても、本審査で落ちて正式なクレジットカードは発行されないということもあります。
また、Amazon Mastercardの即時審査の申し込み資格は「20歳以上のインターネット手続きで引き落とし口座を登録できる方」となっています。つまり、クラシックカードを申し込める人=即時審査を受けられる人ではありません。18、19歳の方や以下のリンク先の三井住友カードが指定する金融機関を利用していない場合は即時審査を受けられないのです。
Amazonクレジットカード即時審査の審査日数
Amazonのクレジットカードの即時審査は、毎日9:00〜19:00に申し込み可能で、審査日数は最短3分で、すぐにその結果がメールで送られてきます。すぐさま3万円を超える買い物をしたいというのでなければ、あとは本審査の結果を経て送られてくるAmazon Mastercard(マスターカード)の到着を待つだけです。
Amazonクレジットカード本審査の審査日数
一方、本審査には最短でも3営業日必要で、さらにカードが手許に届くには郵送で送られてくる日数がかかります。即時審査の日数に比べると、本審査にかかる日数は長く感じられますが、クレジットカードの審査日数としては短いくらいです。本審査と郵送の日数を合わせると、1週間弱でAmazon Mastercard(マスターカード)を入手できます。
ただし、本審査にかかる日数はあくまでも営業日ですので、GWや年末年始を挟むと実際の審査日数は1週間〜10日かかる場合もあり得ます。また、カードは簡易書留で届きますので、受け取り損なうと再配達や郵便局に出向かねばならず、受け取りまでの日数がさらに増えることになります。
Amazonクレジットカードの審査状況は確認可能
本審査の結果はメールで通知されますが、気になるようであれば審査状況を確認することも可能です。本審査の審査状況を確認するには、まず以下のリンク先にアクセスします。その上で、申し込み番号(15桁)・生年月日・電話番号を入力すると、審査状況が表示されます。
とはいえ、審査状況をこまめにチェックしても本審査の結果通知が早まるわけでも審査結果が変わるわけでもありません。焦って何度も審査状況を確認せずに、本審査の結果が通知されるのを待ってください。
Amazonのクレジットカードの審査に落ちた理由は?
ここまでお伝えした方法で、Amazon Mastercard(マスターカード)を申し込んでも、全員が本審査を通るわけではありません。また、審査に落ちた場合も、落ちた理由が告げられることはありません。そこで、クレジットカードの審査に落ちた理由として考えられるものを以下に記します。
Amazonのクレジットカードの申し込み資格を満たさない
Amazon Mastercard(マスターカード)は、クラシックであれば「高校生を除く満18歳以上」、ゴールドであれば「20歳以上で安定収入がある」という申し込み条件があります。高校生がクラシックカードを申し込んだり、本人に収入がない専業主婦がゴールドカードを申し込んだりする状況がこれに当てはまります。
申し込み内容に虚偽があった
Amazon Mastercard(マスターカード)への申し込み内容に嘘があると、審査に落ちるどころか、三井住友カードでは将来に渡ってもクレジットカードを作れなくなります。特に氏名や勤務先、借り入れ状況を偽るのは致命的です。文字通り「信用」を偽る人間として「信用(クレジット)」を失ってしまいます。
本人確認ができなかった
Amazon Mastercard(マスターカード)での本人確認は必須ではありません。しかし、抜き打ち的に自宅や勤務先に本人確認の電話が掛かってくる時があります。この本人確認ができない状況だと、申し込み内容に偽りがあるとして審査に落ちてしまいます。
安定収入が見込めない
Amazon Mastercard(マスターカード)に限らず、カード会社はあなたの年収を常に確認しています。安定収入が見込めない相手には立て替え払いをするのはリスキーですから、収入が少ない場合には審査に落ちる可能性が増します。かといって年収を偽るのは、先にも記したように危険な行為ですので、絶対に避けてください。
借り入れ状況がよくない
Amazon Mastercard(マスターカード)に限らず、多くのクレジットカード会社の借り入れ・支払い情報や銀行のローンなどの情報は信用情報機関で共有されています。そのため、ほかのクレジットカードの利用が多すぎたり、各種ローンを多く抱えていたりする状況下では、クレジットカードの審査に落ちる可能性が高まります。
最近半年以内にほかのカードの審査に落ちた
前説に出てきた信用情報機関では、クレジットカードの申し込み情報とその審査結果が6か月間残っています。そのため半年以内にほかのクレジットカードの審査に落ちた場合は、その審査結果も反映されてしまいます。「A社の審査で落ちるのならウチでも通せない」となる可能性は非常に高いと言えます。
30歳を超えても信用情報がないスーパーホワイトだった
クレジットカードやローン、携帯電話や教材の分割払いをしたことがない場合、信用情報機関に情報が残らず、これをスーパーホワイトと言います。若いうちならいいのですが、30代以降でもスーパーホワイトだと、その歳になるまでクレジットカードを作ることもローンを通すこともできなかった信用のない人であるとされ、審査に落ちることが多くなります。
支払い状況に不安がある
信用情報機関には、クレジットカードやローン、携帯電話の支払いで延滞や不払いがあったり、自己破産・債務整理をしたりすると、最大5年間その記録が残ります。こうした記録はあなたの信用度(クレジットスコア)を極めて悪いものにし、審査に非常に落ちやすくなります。
Amazonのクレジットカードの審査で落ちた時の対処法
それでは、前章で述べたような理由でAmazon Mastercard(マスターカード)の本審査に落ちた場合にはどうすればいいのかを、お教えします。
審査の再挑戦は落ちたあと6か月経ってから
前章でお伝えしたように、クレジットカードの審査に落ちた場合は6か月間その情報が残ってしまいます。再度審査に挑むのであれば、最低でも6か月は間を空けないと、審査の門前払いを喰らいかねません。
ほかのクレジットカードを大いに利用する
あなたがスーパーホワイトだった場合には、まずクレジットカードの利用履歴(クレジットヒストリー、またはクレヒス)を積み上げるのが得策です。そのためには審査の通りやすい流通系・石油系のクレジットカードを先に取得して、そこで利用履歴を積み重ねてクレジットスコアを高めるのが一番の方法です。
キャッシング枠を利用しない
Amazon Mastercard(マスターカード)に限りませんが、キャッシング枠を申し込むとその分だけ審査が厳しくなります。特に30万を超えるキャッシング枠を申し込むと収入証明などが必要となり、いっそう審査が通りづらくなります。クレジットカードの再挑戦なら、キャッシング枠なしで申し込むのが無難です。
同時にほかのクレジットカードを申し込まない
一度に複数のクレジットカードを申し込むと、急いで色々なものを買い込んで現金化したいのではないか、と怪しまれて審査が通りづらくなります。複数のクレジットカードが欲しい場合でも、数か月の間を空けてひとつずつクレジットカードを取得するように心がけてください。
本記事をマスターしてAmazonカードの審査を通過しよう!
以上、Amazon Mastercard(マスターカード)クラシックを主体とした、Amazonのクレジットカードの審査について説明しました。Amazon Mastercardは銀行系カードなので審査がそこそこ厳しく、初めてのカードというよりは、ほかのカードで利用履歴を積んでから申し込むのに向いているカードです。
本記事を参考に、クレジットヒストリーを積んで、虚偽情報のない申し込み内容で、確実にAmazon Mastercardを取得してください。