Zoomの価格は?有料・無料プランの違い(料金/人数/制限)を比較!
オンライン会議用アプリとして注目を集めているZoomは、無料プランと有料プランがあります。有料プランの場合は、価格はいくで、無料プランとの違いはどんな点にあるのでしょうか。この記事では、Zoomの価格や人数などの料金プランによる違いを、解説します。
目次
Zoomは有料プランにするべき?価格による機能の違い一覧
テレワークや自宅学習の必然性が高まる中で、ビデオ会議用アプリのZoomに、大きな注目が集まっています。Zoomは完全無料で利用できますが、実は有料プランもあります。有料プランを契約すれば、無料プランでは利用できない機能を利用できます。しかし、有料プランを契約したほうがいいのかどうか、気になっている方も少なくありません。
この記事では、Zoomの有料プランの気になる価格や、無料プランとの機能の違いを詳しく解説します。まずは、Zoomの無料プランと有料プランとの価格や機能の違いを、一覧でご覧ください。
無料プラン | Pro | Business | Enterprise | |
3デバイス以上のグループ会議 | 40分まで 1対1通話は時間無制限 |
無制限 | 無制限 | 無制限 |
接続デバイス数 | 100台まで | 100台まで | 300台まで | 500台まで |
管理用ダッシュボード | 無 | 無 | 有 | 有 |
録画 | PCに保存可 | PCに保存可 クラウド保存可 1ライセンス当たりクラウド1GB |
PCに保存可 クラウド保存可 1ライセンス当たりクラウド1GB |
PCに保存可 クラウド保存可 クラウド容量無制限 |
オプション | 無 | 有 | 有 | 有 |
月額料金 | 0円 | 2,000円 | 2,700円 | 2,700円 |
Zoomの有料プランと無料プランの違いの詳細について
Zoomの無料プランと有料プランは、もちろん価格が全く異なります。しかし価格以上に、数多くの機能の違いがあります。こちらでは、Zoomのそれぞれの料金の違いによって生じる、機能の違いを解説します。
月額料金について
月額料金は、1ホスト当たりの月額料金です。プロが月額2,000円、ビジネスとエンタープライズがそれぞれ月額2,700円です。プロは個人事業者や小規模なチームで利用するのに適しています。ビジネスは中小企業向け、エンタープライズは大企業向けです。
人数制限について
Zoomの料金プランの違いは、一度にオンライン会議に参加できる人数の違いといってもいいでしょう。無料プランとプロでは、100デバイスまで参加できます。ビジネスでは300デバイス、エンタープライズでは500デバイスです。
参加人数とありますが、実際の人数ではなく、Zoomの会議に接続できる端末の数です。端末の向こう側の実際の人数は、もっと増える可能性があります。しかし、1つの端末につき1人の参加が多いことから、ほぼこれは人数制限だと考えてもいいでしょう。
個人事業者で100人以上集めたセミナーを開きたい場合は、プロではなくビジネスで契約することをおすすめします。
無料プランとプロは同じ100デバイスまでの人数制限ですが、利用できる時間が異なります。3デバイス以上の接続では、プロは時間制限がありません。しかし、無料プランは40分までしか接続できません。1対1のミーティングは無料プランでも時間制限はありません。
しかし、多人数でのセミナーや会議に利用したい場合は、無料プランでは40分以内にまとめる必要があります。
画面録画について
Zoomでは、会議をMP4もしくはM4Aで録画できます。これは料金プランでの違いはなく、無料プランでも有料プランでもミーティングの録画が可能です。しかし、録画する方法が異なります。無料プランでは、録画を保存できるのはPC内部しかありません。
しかし、有料プランではZoom専用クラウドが割り当てられます。クラウドを通して、参加者にミーティングの動画を共有できます。後から、他のメンバーと会議の内容を見直したい場合に便利です。
クラウド容量について
Zoomの有料プランでは、契約する料金プランによって、クラウド容量が変わります。プロとビジネスは、1GBしかクラウド容量が割り当てられません。MP4の動画は画質にもよりますが、長くても3時間程度までの容量です。いつまでもZoomでの会議をクラウド上に残しておけないため、その後のファイルの置き場所を考える必要があるでしょう。
エンタープライズの場合は、クラウドは容量無制限で利用できます。残しておく必要があるZoomのミーティングの動画は、クラウド容量を気にすることなくいつまでも保存しておけます。
Zoomを無料から有料プランへ変更するべき基準について
Zoomの無料プランと有料プランの違いや、有料プランの中でも価格での違いが理解できたことでしょう。こちらでは、無料プランから有料プランに変更するべきなのか、考える基準を解説します。
利用履歴やダッシュボードを活用したい
Zoomを有料プランにするべきか考えるポイントは、参加者を管理できる機能が欲しいかどうかです。プロではユーザー管理機能があり、ビジネスとエンタープライズではダッシュボードが使えます。ユーザーの参加状況の確認や、利用履歴などを管理したい場合は、有料プランの管理機能の利用が便利です。
シングルサインオンと連携させたい
会社にシングルサインオンによる認証情報を導入している場合、有料プランであれば、Zoomのログインと連携させられます。シングルサインオンで会社のシステムにログインするだけで、自動的にZoomにもログインできます。
3人以上で長時間のオンライン会議が必要
3人以上の参加が必要な40分以上のオンライン会議が頻繁に必要な場合は、Zoomの無料プランから有料プランに切り替えたほうがいいでしょう。無料プランで40分ごとに新しいURLに入り直すことを繰り返すよりは、月額2,000円で有料プランを利用した方が便利です。
画面録画をクラウドで行いたい
Zoomでの会議の様子を録画して、その動画を参加者で共有する必要がある場合は、有料プランに切り替えましょう。無料プランではPCの中にしか録画できません。PCに録画したものを後から共有するのは手間がかかります。それよりは、有料プランのクラウド録画を利用したほうが手間がかかりません。
有料プランの価格でもZoomが優れている理由とは?
多人数でビデオ会議を行うシステムは、Zoomの他にも数多くあります。その中で、現在、特にZoomが注目されているのは、次のような理由のためです。
セキュリティが強固
Zoomが選ばれている理由は、セキュリティ面が非常に堅固なためです。Zoomは専用サーバーで管理されており、厳重なセキュリティで守られています。特に、テレワークで会社の機密事項などを話し合っても、Zoomなら脆弱性がないため安心して利用できます。
シンプルな使い勝手
Zoomが支持されている理由は、使い方がシンプルなためです。参加する方法は、ホストから送られてきたURLをクリックするだけです。会員登録しなくても、誰でも簡単に参加できるという手軽さや、録音録画もシンプルな操作でできる簡単さが、特に喜ばれています。
通信が安定している
Zoomがテレワークで支持される最大の理由は、回線容量に関わらず比較的通信が安定しているためです。テレワークだと、自宅にスマホのモバイル通信しか通信環境がない方も多いです。Zoomなら、通信制限を受けてしまっても、比較的繋がりやすいことから、現在多くの企業で導入されています。
価格が安い
Zoomが支持される理由は、価格が安いこともあります。Zoomはプロなら月額2,000円、企業向けのビジネスやエンタープライズでも月額2,700円で利用できます。これは、会議への参加者が全員支払う必要はなく、ホストだけが有料プランであれば40分以上の会議も利用できます。このZoomのコスパの良さは他のアプリにはないものです。
Zoomの価格はお得!有料プランも検討してみよう!
この記事では、Zoomの有料プランの価格や、無料プランとの機能の違いについて解説しました。Zoomは完全無料で利用できるとはいっても、3人以上の会議では40分までという時間制限があります。
1対1のカウンセリングや授業などに利用するのなら、無料プランでも十分です。しかし、限界を感じることもあるでしょう。そんな場合は、ぜひ有料プランの導入をご検討ください。