ウーバーイーツ(UberEats)配達員は稼げる?仕組みや登録方法・配達の流れを解説!
ウーバーイーツ(UberEats)の配達員になろうか迷っている人も多いようですが、実際のところ稼げるのでしょうか。この記事ではウーバーイーツの配達員のメリットやデメリット、仕事の流れや気になる給料についてその実態を詳しく見ていきましょう。
目次
ウーバーイーツ配達員の給料の仕組みは?
ウーバーイーツの配達員の仕事に、興味を持つ人が増えています。自分で好きなときに、好きな場所で、好きな時間だけ働けるという、Uber Eatsの配達員の仕事は本当に稼げるのでしょうか。まずは、気になる給料の仕組みから見ていきましょう。
報酬の種類
ウーバーイーツの給料は、通常のアルバイトの給料とは違います。アルバイトは、基本的に時給のため、働いた時間だけ給料が支払われます。Uber Eatsの給料の仕組みは、配達した件数で決められます。Uber Eatsの給料となる報酬の種類は、次の3つです。
基本報酬
Uber Eatsの給料の仕組みの1つ目は、基本報酬です。基本報酬は受け取り料金、受け渡し料金、距離料金で決まっていて、地域ごとに最低料金が決まっています。受け取り料金は1回につき200円~250円程度、受け渡し料金が100円程度、お店で受け取ってから配達するまでの距離料金は60円程度/1kmです。
ブースト
ウーバーイーツの給料の仕組みに、ブーストというものがあります。こちらは、注文の多い時間帯・エリアで、基本報酬の倍率を引き上げる仕組みです。より配達員が必要な地域に配達員を多く配置するための仕組みです。
ブーストは、ウーバーイーツのドライバーズアプリの地図表示されます。配達員として登録してある地域の地図に、どこの地域でブーストが発動されているのか、倍率が表示されます。ブーストの倍率は1.1倍~1.2倍程度が基本です。時々1.5倍という高倍率が出ることもあるので、より稼げるチャンスを見逃さないようにしましょう。
クエストなどのインセンティブ
ウーバーイーツの給料の仕組みに、クエストというインセンティブもあります。こちらは、限られた期間や時間の中で設定された回数をクリアしたら、通常の報酬とは別にお金がもらえる制度です。クエストが発動されたら、配達員のアプリに配信されます。クエストもブースト同様に稼げるチャンスなので、ぜひ活用しましょう。
支払いのスケジュールは?
Uber Eatsの配達員の給料の支払いは、1週間ごとに行われます。日曜日締めの水曜日振り込みです。
支払い方法は、銀行振り込みのみです。ウーバーイーツの配達員に登録するときに、給料受け取り用の銀行口座を登録します。登録した口座に、給料が振り込まれます。
効率的に稼ぐ方法は?
ウーバーイーツの配達員としての給料をあげるためには、まずはより多くの件数をこなす必要があります。より効率的にUber Eatsの配達員で稼ぐ方法について、みていきましょう。
ブーストをやクエストをほどほどに狙う
ウーバーイーツで稼ぐための方法として、ブーストやクエストをほどほどに使うことを忘れないようにしましょう。ブーストやクエストを狙うと、同じ条件の配達でも、1回の給料は高くなります。しかし、ブーストやクエストが発動されると、そこに配達員がたくさん集まってしまい、却って仕事の依頼が入らなくなることもあります。
ブーストやクエストが発動されたときには、一度はその場所へ行ってみるのもいいでしょう。しかし、しばらく待っても依頼が入らないときには、確実に仕事の依頼が入る場所を探して移動したほうが、より稼げる確率が大きくなります。
遠いお店はキャンセルする
ウーバーイーツの給料の仕組みでは、お店で受け取ってから配達するまでの走行距離は、給料に反映されます。しかし、待機している場所からお店へ向かう距離は、カウントされません。待機している配達員が少ない場合には、自転車で15分以上かかる場所から依頼されることもあります。
Uber Eatsで配達員の仕事を始めたときには、評価を上げるために遠くの依頼も受けるべきでしょう。しかし、評価が上がってきたら、遠くの依頼はキャンセルし、近くのお店からの依頼だけを受けるようにしましょう。効率的に稼ぐための方法です。
自転車よりも原付の方が稼ぎやすい
もし可能であれば、自転車ではなくて原付バイクでウーバーイーツの配達をするのも一つの方法です。Uber Eatsでは、自転車よりも原付バイクの方が、基本料金が高く設定されています。
配達スピードや疲労度もかなり違ってくるため、長時間配達員の仕事をする場合には、効率も大きく変わってきます。より多くの仕事をこなすことで、より稼げるようになります。可能であれば原付を使うようにしましょう。
ウーバーイーツの配達員の仕事の流れ
ドライバーズアプリをオンラインにする
Uber Eatsの配達員になったら、配達員専用のUber Eatsのドライバーズアプリをスマホにインストールします。配達員の仕事を始めるときには、ドライバーズアプリで仕事を引き受けられるように、アプリをオンラインにします。近くのお店から配達の依頼が入ると、アプリに通知されるようになります。
配達リクエストを受け取ったら受けるか拒否するか決める
ウーバーイーツのドライバーズアプリをオンラインにしてから、近くのお店から配達の依頼が入ると、アプリに通知が入ります。配達依頼は、拒否することもできます。配達依頼を受けるのか拒否するのかを決めて、拒否するなら拒否ボタンを、受けるのなら依頼の詳細に進みます。
レストランで料理を受け取る
配達の依頼を受けるのであれば、依頼が入ったレストランへ向かい、レストランで料理を受け取ります。マクドナルドなどでは、配達員が到着してから調理を始めることがあります。しばらくお店で待たされることもありますので、覚えておきましょう。
注文した人に料理を届ける
お店で料理を受け取ったら、その料理を注文者へ配達します。注文者が登録した住所が、アプリの地図に表示されます。もしも道に迷った場合には、アプリから注文者に電話をかけることもできます。電話をかけて、道を確認しましょう。
万が一、指定された住所へ行ったのに注文者が出てこない場合には、5分待機したらキャンセルできます。この場合には、受け渡し報酬は受け取れませんが、お店からの受け取り報酬は受け取り可能です。
料理を届けたら注文者を評価して終了
ウーバーイーツでは、注文者・配達員・お店が、それぞれ評価を行います。配達が終了したら、注文者を評価し、その配達の仕事は終了です。特に問題がない場合には、最高評価をつけておきましょう。万が一、電話に出てくれなかった、正しい住所書いていなかった、という場合には、低評価にしても構いません。
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員のメリット・デメリット
ウーバーイーツの配達員になると、メリットもデメリットもあります。こちらでは、Uber Eatsのメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。
配達ドライバーのメリットについて
自分の都合で好きな時間に働ける
ウーバーイーツの配達員になる最も大きなメリットは、自分の好きな時間に働ける点です。Uber Eatsでは、地域によって異なりますが、午前9時~深夜12時がピークの稼働時間です。
ウーバーイーツ側と雇用関係にないので、自分が働きたい時間にアプリを起動して、仕事を終わらせたい時間に自由にアプリをオフにして、仕事を終了できます。時間で縛られるコンビニバイト等バイトと比べると、自分で働く時間を自由に決められる点は大きなメリットです。
自由に休憩が取れる
ウーバーイーツの配達員は、休憩時間も自分の好きな時間に取れます。疲れて休みたいと思ったら、アプリをオフにすればすぐに休憩に入れます。他のアルバイトのように、休憩時間も決められていて、好きな時間にトイレに行けないということもありません。休憩が好きな時間に取れる点も、大きなメリットでしょう。
人間関係のわずらわしさがない
仕事がうまくいかない理由やストレスの原因が、職場の人間関係だという方もいるでしょう。その点、Uber Eatsは、パートナーセンターでの登録が終われば、基本的に自分の好きなように働くことができます。
受け取るお店や配達先の人と、基本的な挨拶を交わす必要はあります。しかし、深い会話をする事はありません。人間関係の煩わしさがないという点も、ウーバーイーツの配達員のメリットと言えるでしょう。
副業や主婦・学生のアルバイトに最適
Uber Eatsのメリットには、副業や学生や主婦のアルバイトに最適という点もあります。自分が好きな時間に、好きなだけ働けるのが、ウーバーイーツの配達員の特徴です。本業の仕事が終わった後の副業や、学校帰りや授業の合間の学生、子どもが幼稚園や学校に行っている間の主婦のアルバイトとして、最適です。
東京や大阪などの大都市で、割引価格でレンタル自転車を使える
東京や名古屋、大阪などウーバーイーツを展開している地域は大都市圏が多いです。都市部に電車で1時間以上かけて、通勤通学をしている人もいます。そういった方は、自転車が東京や大阪にないため、Uber Eatsの配達員になれないと思っているかもしれません。
実は、ウーバーイーツでは、docomoバイクシェアなどのレンタル自転車の業者と提携しています。Uber Eatsの配達員は、特別料金で自転車をレンタルできます。Uber Eatsの配達員価格でレンタル自転車を契約しても、学校や仕事で利用可能です。
ウーバーイーツの配達員をすることにより、大都市圏に通勤通学している人が、東京や大阪で自転車を格安価格で利用できます。これは大きなメリットです。
働くだけで自転車ダイエットができる
ウーバーイーツの配達では、自転車が一番利用されています。ダイエットをしたいと思っている人にとっては、毎日自転車に乗ってお金を稼げて、同時にダイエットができます。ウーバーイーツの配達員の仕事は、一石二鳥かもしれません。
時代の最先端の働き方やテクノロジーを学べる
Uber Eatsは、ただ単純に出前を請け負うアプリではありません。スマホアプリだけですべてを完結できるシステムを構築したり、個人が自分の働き方を自由に決められます。いわば、時代の最先端を走っているシステムです。実際にそのシステムを使って働くことで、どのような方法で成り立っているシステムなのかを、学べます。
配達ドライバーのデメリットについて
ウーバーイーツの配達員の仕事には、メリットだけではなくてデメリットもあります。こちらではそのデメリットについて見ていきましょう。
仕事の量にムラがあるので本業にはきつい
ウーバーイーツの仕事は、仕事の量に大きなムラがあります。稼働時間中は常に仕事が入りっぱなしという時もあれば、いくら待っていても全く仕事の依頼が入らない、ということもあります。それでも働けばそこそこの金額は稼げるので、空き時間の副業や学生や主婦のアルバイトとしては最適です。
しかし、本業にしてしまうと、その時々で稼げる金額が大きく変動します。ウーバーイーツの配達員を本業にするのは、あまりお勧めしません。
天気が悪いと仕事が大変
ウーバーイーツは天気が悪くても、よほどのことがなければ仕事があります。天気が悪い中、出かけたくないと思う人が増えるので、宅配の依頼は晴れている日よりも入ります。しかし、天候が悪い中の配達は危険で大変です。ブーストがかかることが多いので、天気が悪い中の配達は稼げますが、覚悟が必要です。
アプリの不具合で報酬がカウントされないことがある
ウーバーイーツでは、走行距離のカウントをスマホアプリのGPSから行っています。しかし、稀にアプリの不具合で、走行距離がカウントされないことがあります。不具合時は、走行距離に応じた基本報酬がもらえなくなるので、実際の仕事量よりも報酬が少なくなってしまいます。
汁物などをこぼすことがある
ウーバーイーツの配達では、汁物やドリンクなどをこぼす危険性があります。お店の方でこぼすことを前提に、包装をしっかりしていれば問題ありません。しかし、そういった気遣いをしてくれるお店だけではないので、配達員が梱包材を用意するなどの方法で自衛するしかありません。
事故を起こしても補償してもらえない可能性が
自転車やバイクでの配達には、常に交通事故の危険性が付き纏います。しかし、Uber Eatsでの配達中に事故を起こしても、補償してもらえない可能性があります。しかし、この点については、多くの批判の声が上がったために、Uber Eatsの運営側が独自の補償を行うと発表しています。
しかし、実際にはどの程度まで補償してもらえるのか、はっきり発表されていません。
通常の自転車保険が使えないことも
自分で自転車保険に入ろうと考える方も、実際にいます。しかし、自分で自転車保険に入っていたとしても、業務では適用できないため、補償を受けられなかった配達員もいます。業務でも適用できる自転車保険を見つけるようにし、自衛することが大切です。
最低賃金以下の時給しか稼げない可能性も
ウーバーイーツは、新しい働き方として注目されています。そのため、たくさんの人がUber Eatsの配達員に登録しています。しかし、同じ地域に必要以上の配達員が待機していると、なかなか仕事が回ってこないという事態も起きています。
始めたばかりの人は、道に迷ってしまったり、良い評価をもらえず、効率的に仕事を獲得できず、なかなか稼げません。続けていくうちに効率的に稼ぐ方法がわかってきますが、最初のうちは方法もわからず、手さぐりになってしまいます。
場合によっては、時給に換算すると、最低賃金以下のお金しか稼げないこともあります。しかし、Uber Eatsと配達員は雇用関係にありません。よって、ウーバーイーツが責任を問われることはありません。Uber Eatsの配達員は個人事業主なので、その点はよく理解した上で始めましょう。
ウーバーイーツの配達員になるための準備について
Uber Eatsの配達員になるために必要な準備について、見ていきましょう。
配達員として登録する
ウーバーイーツの配達員になるためには、配達員としてUber Eatsに登録する必要があります。まずは登録方法から見ていきましょう。
登録サイトから登録
ウーバーイーツの配達員の登録サイトから、メールアドレスと名前、配達員として働きたい希望エリアの登録をします。Uber Eatsの配達員は、エリアごとの登録です。例えば、東京で配達員をしていた人が、大阪に引っ越して大阪で配達員をしたい、という場合にも再度登録が必要です。
以下のリンクが、Uber Eatsの配達員登録サイトです。こちらから必要事項を入力して、登録しましょう。
ドライバーズアプリをスマホにダウンロード
サイトで登録ができたら、次にドライバーズアプリをスマホにインストールして、アカウントを作成します。以下のリンクから、アプリを入手してください。
身分証明書をアップロードしてアカウント登録
アプリをダウンロードしたら、サイトで登録した情報を入力し、アカウントを作成します。アカウントの作成が済めば、プロフィール写真を登録し、運転免許証やマイナンバーカードなどの身分証明書をアップロードします。
原付バイクを利用する場合には、運転免許証と自賠責保険の証書、利用するバイクのナンバープレートの写真が必要です。
パートナーセンターで登録してバッグをもらう
Uber Eatsのアプリでの登録ができたら、パートナーセンターまで足を運びましょう。そちらで、配達員としての本登録を行います。パートナーセンターでの本登録は、配達員としての注意事項などの説明を聞き、提出書類に間違いがないかを確認します。問題ががなければ、配達用のバッグを受けとります。こちらの手続きは、1回につき30分程度で終了します。
事前に用意しておくと便利なもの
ウーバーイーツの配達員になるにあたって、事前に用意しておくと便利なものをご紹介します。
モバイルバッテリー
Uber Eatsの配達員の仕事は、スマホでの連絡や情報が命です。しかし、GPSでの地図上でのルート表示も行うために、スマホのバッテリーは激しく減っていきます。
配達途中でスマホのバッテリーが切れてしまうと、配達を完了できなくなります。長時間配達員として働く際には、モバイルバッテリーは必須です。充電ケーブルも忘れないようにしましょう。
自転車にスマホを取り付けるホルダー
配達は、スマホに表示される地図を見ながら行います。自転車で走りながら地図を確認できるように、自転車にスマホを取り付けるためのホルダーが便利です。Amazonなどで1,000円程度から購入できます。Uber Eatsの配達員になる前に、用意しておきましょう。
レインスーツ
急な雨でも配達を辞めなくても済むように、レインスーツも用意しておくといいでしょう。雨が降ってきたら、配達員を店じまいする人が増える一方で、宅配を利用する人は増えます。そのために、雨が降るとブーストやクエストが発動されることも多く、雨の時は稼ぎ時です。
レインスーツの中には、リュックの上から着れるものもあります。レインスーツを用意しておくと、配達する料理を濡らさずに済みます。ぜひ用意しておきましょう。
緩衝材やタオルなど料理をバッグに固定できるもの
ウーバーイーツで注文される料理に比べると、Uber Eatsから支給されるバッグは大変大きく作られています。カーブが多い道を走ると、料理がバッグの中で動いてしまい、偏りやこぼれの原因になります。
気遣いのある配達員の中には、大きすぎるバッグに料理を固定できるように、タオルや緩衝材を用意している人もいます。それらを使って、よりいい状態の料理を届けられるように工夫することも大切です。
保冷保温バッグ
料理は基本的に、熱々か冷たいものを提供されます。残念ながら、ウーバーイーツから支給されるバッグは保温・保冷に対応していません。そのために、気遣いのある配達員の中には、保温保冷バッグを自腹で用意している人もいます。
温かい料理はより温かいうちに、冷たい料理はより冷たいうちに食べてもらえるような気づかいも、後々評価を上げていくためには大切なものです。100均のものでも十分なので、ぜひ保温保冷バッグも用意しておきましょう。
業務でも利用できる自転車保険
ウーバーイーツの配達員が、配達途中に事故を起こしてしまうことがあります。このリスクは、他の宅配業者やタクシーと変わりありません。しかし、Uber Eatsは雇用関係になく、個人事業主です。よって、基本的にUber Eatsでは、補償してもらえません。
これらが大きな問題となり、ウーバーイーツ側でも配達員が起こした事故に対する補償を始めました。しかし、内容は不十分だと言われています。自分で加入した自転車保険で対応しようとしても、Uber Eatsは業務なので、保障を受けられなかった配達員もいます。
万が一、配達員として事故を起こしてしまった場合に備え、保険は必須です。業務でも利用できる自転車保険を見つけて、必ず入ってからウーバーイーツの配達員になりましょう。
ウーバーイーツの配達員は副業に最適!
Uber Eatsの配達員の仕事の流れや方法や、配達員として登録する方法、配達員のメリットとデメリットについてご紹介いたしました。ウーバーイーツの配達員は稼げる、という声もあります。しかし、実際には、なかなか稼げる配達員になるまで、少し時間がかかります。
しかし、自分が好きな時間に好きなだけ働けるということで、副業やアルバイトとして考えると、やりやすい仕事です。メリットとデメリットをよく検討した上で、やってみようと感じたのであれば、ウーバーイーツの配達員に登録してみましょう。