タイムカードアプリのおすすめ11選!スマホで簡単に勤怠管理・時間計算をしよう!
勤怠管理にはタイムカードやノートへの書き込みを使いますが、出勤・退勤時間をアプリ上でデータにまとめるために別途処理時間が発生します。しかしタイムカードアプリを使えば、データがリアルタイムに反映されるので勤怠管理が簡単になり、不正防止にも役立つのでおすすめです。
目次
- 1タイムカードより便利で簡単なスマホアプリとは?
- ・出勤から退勤までの勤怠管理がスマホで可能
- ・労働時間を完全管理して給与時間までを計算する機能も
- 2タイムカードアプリをおすすめするメリット
- ・労働時間を管理しやすく不正打刻も防げる
- ・残業時間を削減し業務を効率化してコストを削減できる
- 3タイムカードアプリ導入時の確認事項
- ・組織の勤務体系に合っているかを確かめる
- ・必要な費用を確かめる
- ・スマホアプリで【なければいけない】かを確かめる
- 4無料で使えるおすすめタイムカードアプリ
- ・スマレジ・タイムカード
- ・タイムカード
- ・勤務ろぐ Free
- ・RedCardApp
- ・FastWorkLogプラス - タイムカードと勤怠管理
- ・タイムシート - IS - 出退勤管理
- 5無料試用できるおすすめタイムカードアプリ
- ・ジョブカン勤怠管理
- ・シュキーン
- ・CLOUZA
- 6有料利用のおすすめタイムカードアプリ
- ・jinjer勤怠
- ・バイバイタイムカード
- 7タイムカードアプリ導入で勤怠管理の簡単省力化を!
タイムカードより便利で簡単なスマホアプリとは?
スマホアプリによる勤怠管理には、ふたつの視点があります。それは組織側が従業員の勤怠管理をするためのアプリという視点と、従業員が自分の勤務時間をチェックして組織から提示される給与と突き合わせるためのアプリという視点です。本記事では。主に組織側で勤怠管理を行うためのアプリについて紹介します。
出勤から退勤までの勤怠管理がスマホで可能
これまで、企業などの組織においては、出勤・退勤時刻をタイムカードで管理するのが常でした。しかし、スマホのタイムカードアプリを使えば、打刻機は不要になり、直帰・直行にも対応可能になります。加えて、顔写真付きのタイムカード機能があれば、顔色などから体調を窺うことができますし、笑顔認証機能で商売用の顔に切り替える習慣も促せます。
労働時間を完全管理して給与時間までを計算する機能も
従来のタイムカードを使った勤怠管理では、出勤・退勤時刻が記されたタイムカードから出勤・退勤時刻を入力し、そこから勤務時間や残業時間を計算しなければなりませんでした。しかもその段階では単なる基礎データに過ぎず、そこからさらに超過勤務がないかなどの勤怠管理や、給与計算を行う必要がありました。
ところがタイムカードアプリを利用すれば、最低限の機能のタイムカードアプリでも基礎データの入力が不要になりますし、高度なクラウドサービスを利用すれば勤怠管理や給与計算までが簡単にこなせてしまいます。有料のサービスであっても、こうした作業に対する人件費を考えれば、非常にお得でおすすめなのは間違いありません。
タイムカードアプリをおすすめするメリット
すでにお伝えしたように、タイムカードアプリの導入は簡単な上に効果は絶大です。あらためてそのメリットを明確にします。
労働時間を管理しやすく不正打刻も防げる
タイムカードによる勤怠管理では、以下のような問題が発生します。
- タイムカード打刻時の問題……未打刻や不正打刻、直帰・直行への対応不備
- 打刻情報集計時の問題…………集計に工程が必要で、その段階でのミスも発生
- 集計データの処理の問題………残業や休日出勤の処理に工程が発生
ところがタイムカードアプリを導入すると、上に挙げた問題のほとんどが解決できます。
残業時間を削減し業務を効率化してコストを削減できる
タイムカードによる勤怠管理では、リアルタイムでの管理ができず、残業時間をなかなか削減できません。しかしアプリを使えば残業時間が危険水域に達した段階で、自動的にスマホにメッセージを飛ばして退勤を促せるため、残業時間の削減は簡単です。
また、タイムカードのデータ集計やその処理の工程が大幅に削減できますから、業務もスリム化しコストも削減できます。
タイムカードアプリ導入時の確認事項
ここまででおわかりのように、タイムカードから勤怠管理アプリへ移行するのはもはや必然ともいえます。しかし、だからといってどんな勤怠管理アプリを導入しても構わないというわけではありません。必要な機能や不要な機能を見極め、コストパフォーマンスやスマホの利用が必須なのかも確認する必要があります。
組織の勤務体系に合っているかを確かめる
勤怠管理アプリにもいろいろな種類があります。営業など直帰・直行が多かったり、在宅勤務制度があったりするなら、スマホだけで出勤・退勤時刻を記録できる勤怠管理アプリが必要です。一方、1か所だけの仕事であれば、スマホアプリよりも事業所に親機を置くタイプの勤怠管理アプリが向いています。
また、デパートの販売員のような職場では笑顔認証機能が便利ですし、事務所が1か所だけなのか、離れたところに支社や工場があって、それもまとめて管理するのかによっても、適したアプリが変わってきます。導入する組織の勤務体系に合った勤怠管理アプリを選択する必要があります。
必要な費用を確かめる
勤怠管理アプリには、無料で利用できるものもあれば、ユーザー単位で課金されるもの、あるいは最低利用金額が定められているものなど、さまざまなものがあります。無料のアプリに飛びついた挙げ句に、機能が足りずにほかのアプリに乗り換えようとすると、データ移行のコストが高くつくかもしれません。
またユーザー単位の課金であっても、あらかじめ予定の人数分の枠を確保しておかなければならないサービスもあれば、利用した人数分だけしか課金されないアプリもあります。組織によって最適な課金パターンは異なりますので、慎重に選択する必要があります。
スマホアプリで【なければいけない】かを確かめる
ほとんどの勤怠管理アプリがスマホに対応していますが、だからといって必ずしも従業員全員にアプリをインストールさせる必要はありません。先にも記したように、営業などの外回りが多かったり、在宅勤務を採用したりしているのならスマホアプリは必要ですが、社内勤務が主ならスマホアプリよりも静脈・顔認証が向いているかもしれません。
またスマホアプリをインストールさせる場合にも、iPhoneとAndroidのそれぞれにアプリが対応しているかを確認する必要があります。またインストールするスマホが従業員の私物でいいのか、という問題もあります。セキュリティを考えれば、組織から従業員への貸与が望ましいのですが、その辺りはコストとベネフィットの比較になります。
無料で使えるおすすめタイムカードアプリ
完全無料で利用できるタイムカードアプリは、基本的に従業員側がスマホにインストールして利用し、そのデータを組織で受け取る形になります。組織側ではなにも用意する必要がないため導入は簡単ですが、従業員が勤務時間を偽装することも簡単なのが問題です。こうした中で、スマレジ・タイムカードのみは組織側で勤怠管理が行えるのでおすすめできます。
とはいえ、無料のスマホアプリが使い物にならないわけではありません。従業員が自分の勤務時間を計算して、組織からの給与との突き合わせに利用したり、自分の働き方をチェックしたりするには、無料のスマホアプリがおすすめです。
スマレジ・タイムカード
スマレジ・タイムカードは、仕事場にiPad、iPhoneなどを設置するだけで顔写真付きの本人確認ができるタイムカードによる勤怠管理が、無料で可能なクラウドサービスです。ただし、シフト管理や休暇管理、給与計算はプレミアムプランにアップデートする必要があります。また、より高機能なエンタープライズプランもあります。
さらに、写真撮影だけでなく笑顔認証機能にも対応しているので、販売員などの出勤時での切り替えにも利用で好きます。また、アプリによる出勤・退勤時刻の打刻にはGPSを利用しますので、不正打刻を防げますし、出張や直帰・直行にも対応します。まずは無料でタイムカードアプリを利用してみたいユーザーにおすすめのサービスです。
- 初期費用………………無料
- スタンダード…………30名まで無料
- プレミアム
- 月額最低利用料金……2,000円(10名まで)
- 1ユーザーあたり……300円~/月(11名めから)
タイムカード
出勤時にINボタン、退勤時にOUTボタンを押すだけの簡単操作で就業時間や残業時間を計算してくれる、Androidの無料勤怠管理アプリです。ウィジェットからの記録も可能ですから、アプリを立ち上げる手間すら不要ですし、勤務パターンの登録も可能です。
タイムカードで記録した勤務時間はCSV出力できますから、従業員に報告してもらえば、組織の側にアプリ導入の必要はありません。ただし、出勤・退勤時刻の偽装は可能ですし、Androidユーザーしか使えません。
勤務ろぐ Free
出勤時に出社ボタン、退勤時に帰社ボタンを押すだけの簡単操作で就業時間や残業時間を計算してくれる、Androidの無料勤怠管理アプリです。タイムカードで記録した勤務時間はメール出力できますから、従業員に報告してもらえば、組織の側にアプリ導入の必要はありません。ただし、出勤・退勤時刻の偽装は可能ですし、Androidユーザーしか使えません。
RedCardApp
Apple Watchでも出勤・退勤時刻を入力して勤務時間を計算して勤怠管理ができる、iOSの無料タイムカードアプリです。1か月の勤務時間を集計してPDFで提出できるので、これを導入すれば組織の側はアプリ導入の必要はありません。ただし、出勤・退勤時刻の偽装はあとからでも可能ですし、iOSユーザーしか使えません。
FastWorkLogプラス - タイムカードと勤怠管理
出勤時に「勤務開始」、退勤時に「勤務終了」のボタンを押すだけで勤怠管理ができるiOSの無料タイムカードアプリです。締め日を月末、五十日(ごとおび)から選べるので、1か月の勤務時間を集計してメールで提出してもらえば、組織の側はアプリ導入の必要はありません。ただし、出勤・退勤時刻の偽装は可能ですし、iOSユーザーしか使えません。
タイムシート - IS - 出退勤管理
出勤時に出社ボタン、退勤時に帰社ボタンを押すだけの簡単操作で就業時間や残業時間を計算してくれる、iOSの無料アプリです。勤務時間はメールでエクスポートできますから、従業員に報告してもらえば、組織の側はアプリ導入の必要はありません。ただし、出勤・退勤時刻の偽装は可能ですし、iOSユーザーしか使えません。
無料試用できるおすすめタイムカードアプリ
ここからは組織側に親機となる端末をセットし、従業員のスマホアプリと関連付けて利用するクラウド勤怠管理サービスのうち、無料で試用可能なものをお伝えします。
ジョブカン勤怠管理
ジョブカン勤怠管理は、3万社以上に採用されているクラウド型勤怠管理システムで、経費精算や採用管理、労務管理などの機能も別途提供されているので、すべてを一体型で運用できます。スマホのGPSを使ったタイムカードの打刻のほかに、LINEやSlackといったアプリを使った打刻やICカード、指静脈の生体認証などでの打刻も可能です。
また、スマホのアプリから休暇や残業の申請、シフト申請などをも操作できますし、出勤時刻に現れなかったり、打刻の数が合わなかったりする場合には注意を促すことも可能です。
- 初期費用………………無料
- 月額最低利用料金……2,000円~
- 1ユーザーあたり……200円~/月
- 無料プラン……………あり(機能制限あり)
シュキーン
シュキーンは、基本機能をすべて備えた勤怠管理システムです。親機としてiOS端末をセットするだけで、従業員の持つiPhoneやAndroidスマホがその傍を通ることで正確な打刻を行えますから、従業員にスマホアプリを操作させる必要すらなく、打刻漏れもありません。もちろんそれ以外にもPCやスマホのブラウザやICカードによる打刻も可能です。
加えて勤務時間の長すぎる従業員や外出先でのリアルタイム勤怠状況が把握できますし、勤怠データを給与ソフトにあわせ、CSVやExcel形式で日次・月次データを出力できます。
- 初期費用………………無料
- 月額最低利用料金……2,000円~
- 1ユーザーあたり……200円~/月
- 無料プラン……………2か月無料試用
CLOUZA
CLOUZAは、従業員のスマホアプリからタイムレコーダー代わりに打刻でき、基本的な勤怠管理からシフト管理や承認プロセスなどの労務管理にも対応するクラウド型勤怠管理システムです。シンプルな操作性で、初めて勤怠管理アプリを導入する中小規模の組織や企業におすすめで、管理者はタブレットやPCから、従業員の打刻情報を確認します。
CLOUZAは、事前登録したユーザー分の料金を支払うのではなく、実際に利用があったユーザー分の支払いだけで済むので、繁忙期と閑散期で従業員が増減する場合でも安心して利用できます。
- 初期費用………………無料
- 1ユーザーあたり……200円~/月
- 無料プラン……………30日間無料試用
有料利用のおすすめタイムカードアプリ
最後に、組織側に親機となる端末をセットし、従業員のスマホアプリと関連付けて利用するクラウド勤怠管理サービスのうち、無料試用期間はないものの、評価の高いサービスをお伝えします。
jinjer勤怠
jinjer勤怠は、5,000社以上に導入されている、PC、スマホ、タブレットを使ったブラウザやアプリからの打刻だけでなく、Apple WatchやGoogle Homeを使った打刻も可能な勤怠管理システムです。GPS機能を備えているので、直帰・直行にも対応でき、従業員のコンディションを確認できる笑顔認証打刻機能などの豊富な機能を備えています。
また、タイムカードへの打刻だけでなく、打刻修正や休暇申請、シフトの提出などアプリ上で済ませられます。
- 初期費用………………10万円〜
- 1ユーザーあたり……300円~/月
- 無料プラン……………期間限定で無料トライアル可能
バイバイタイムカード
バイバイタイムカードは、1,000人以上の企業でシェア1位、しかも3,000人以上の企業では41%ものシェアを誇る、大規模な企業におすすめのクラウド勤怠管理システムです。設置されたiPadのカメラに、スマホアプリに表示したQRコードをかざすだけで正確な打刻ができるほか、12種類の多彩な打刻方法が選べるので現場に合わせた打刻方法を選べます。
勤怠データがクラウド処理されるため、各営業所や工場などの勤怠データも一括管理でき、IKEAや西武鉄道などの大企業で採用されています。
- 料金……都度問い合わせ(1ユーザー当たり2〜300円見当)
タイムカードアプリ導入で勤怠管理の簡単省力化を!
以上、タイムカードを置き換える勤怠管理アプリの説明と、おすすめのアプリを紹介しました。タイムカードアプリを導入することで、勤怠管理が簡単になり、人手も手間もかからなくなります。加えて勤怠管理がリアルタイムで行えるので、残業時間の削減もはかどります。本記事を参考に、タイムカードを廃止して勤怠管理アプリに乗り換えてください。