2019年11月14日更新
Steamのインストール方法!ダウンロードやアカウント登録など導入手順を解説!
Steamを使ってゲームを遊ぶためにはインストールが必要です。ですが、Steamはプラットフォームですから、初めて使うためにはアカウント登録をしてからインストールするという手順が必要になります。その手順の解説と合わせてSteamとは何なのかをご紹介します。
目次
Steamって何?
始めに、Steamとは何なのか。Steamとは、PCゲームのプラットフォームです。世界最大規模と言われるこのプラットフォームは、非常に多い数のゲームを配信しています。ユーザーはお金を払い、ゲームデータをダウンロードすることによって、その場で新しいPCゲームを始めるられます。
PCゲームのデジタル配信システム
SteamはPCゲームの配信システムをさします。配信されているPCゲームは、Steamのホームページで確認する出来ます。PCゲームは購入し、ダウンロードすることで遊べるようになりますが、その時は常にSteamのクライアントソフトを導入し、認証する必要があります。
Steamの4つの機能とは
Steamのアカウントを設定しPCゲームを遊ぶために、Steamでは4つの機能を提供しています。Steamが世界最大規模と呼ばれるPCゲームのプラットフォームとなった機能です。
ストアについて
始めにご紹介するのは「ストア」機能です。PCゲームを購入するための機能で、ストア上でゲームを選び、購入出来ます。この機能はSteamのクライアントからだけではなく、Steamのホームページから「ストア」を選択することでも確認出来ます。これはアカウントを作らなくても見られますので、遊びたいゲームがあるか、まずは確認してみることをお勧めします。
ライブラリについて
「ライブラリ」では、Steamストアで購入したゲームの一覧が見られます。「ライブラリ」からゲームの起動、アンインストール、そして設定の変更まで行える、とても便利な機能です。
コミュニティについて
「コミュニティ」は、一種のSNSです。掲示板での会話や、画像のアップロード機能を含め、仲の良いメンバーで集まれるグループの作成機能などもあります。気になるゲームがあるけどもう少し情報が欲しい、そんな場合にはコミュニティでゲームの情報を交換し、スクリーンショットを見ることが助けになります。
ニュースについて
最後に「ニュース」の機能です。この機能はアップデートやセールなどのSteamの情報が配信されています。ゲームで遊ぶのにあまり関係ないためか、Steamクライアントでも片隅にひっそりと配置されています。
Steamのダウンロード・インストールからの導入方法
SteamでPCゲームを遊ぶためには、まず、クライアントソフトのインストールが必要です。導入方法を説明します。
Steamクライアントソフトをインストールする方法
Steamクライアントソフトのインストールは、Steamのホームページからダウンロードして行います。ホームページの右上にある「Steamをインストール」ボタンを押すとインストール画面に進みます。
対応OSについて
Windowsなら、Windows 7以降(Windows XP及びVistaは2019年1月1日をもってサポートを終了しています)。MAC OS Xなら 10.11(EL Capitan)とそれ以降をサポートしています。またLinuxにも対応していますが、Ubuntuの対応済みのタイトルはWindowsやMacに比べて少ないタイトルに留まっているため、遊びたいゲームが対応しているのかどうか、確認してください。
ダウンロード方法
ダウンロードはSteamのホームページから行います。Steamのホームページ上側にある「Steamをインストール」を選択するとインストールするOSを選ぶ画面に移動します。Windowsユーザーが多いのか、大きく表示されているボタンはWindowsです。macOSやLinuxへインストールしたい時は、そのすぐ下のマークからダウンロードします。
インストール手順
Windowsの場合は、インストールボタンを押すとファイルの保存場所について聞かれます。好きな場所に保存してください。エクスプローラーで、保存したファイルの場所を開き、ダブルクリックで実行することでインストールが開始されます。
Steamのアカウントを作成する方法
Steamアカウントの作成も、Steamのホームページから行います。クライアントソフトのインストールだけでなく、アカウントを作成することがSteamの導入には必要です。アカウントを作成し、Steamに登録する方法を説明します。
アカウントを登録する手順
Steamのホームページを開き、右上のログインボタンをおします。ボタンを押すと、ログインページに移動しますが、「サインイン」と書かれたログインの隣、ページ中央に「作成」と書かれた場所があります。ここがアカウント登録の場所です。「Steamに登録」ボタンを押して、メールアドレス、居住国を入力し、利用規約の確認をします。
アカウント登録後の確認メールについて
確認を終えて次に進むとメールアドレスの認証が行われます。先ほど登録したメールアドレス宛にSteamからメールが届いています。もし届かない場合には、登録メールアドレスが間違っていたか、迷惑メールフォルダに入っているかもしれません。メールが届いていたら、メール中の「アカウントを作成する」のURLにアクセスしてアカウント作成は終了です。
Steamソフトインストール後の設定方法
Steamのクライアントソフトのインストール、アカウントの登録が済んで、これでSteamの導入は終了です。好きなPCゲームを購入して遊んで下さい。ですがもう少し、Steamの設定についても説明を加えます。すべてが今すぐに行うことではありませんが、SteamでPCゲームを遊んで行く上で知っておいたほうが良いことです。
設定の場所について
設定は、Steamのクライアントソフトを起動し、右上のSteamメニューを開いて行います。「Steam」を選択するとメニューが開きますので、そこから「設定」を選択してください。
基本的な設定について
設定メニューには「アカウント」「ファミリー」「ゲーム中」「インターフェース」……、と多くの項目があります。これらのほとんどは、すぐに設定を変える必要はありません。デフォルトのままでしばらく遊び、気になったら見てみるという程度で十分です。ここでは基本的な設定だけを説明します。
アカウントを設定する方法
設定メニューの一番上に「アカウント」の設定があります。ここで重要なのは、「STEAMガード・アカウントセキュリティ管理」です。万が一、アカウントが乗っ取り等の被害に合った場合、それまでに購入したゲームが遊べなくなる可能性があります。ぜひSteamガードモバイル認証を登録して下さい。
他には、ベータへの参加設定があります。正式リリース前のベータ版でも遊んでみたいという場合には、有効にしてください。
ゲーム中の設定について
設定メニューの上から三番目に「ゲーム中」の設定があります。すぐに変更が必要な項目はありません。オーバーレイやスクリーンショットの設定項目がありますので、ゲームをしてみてから気になるようであれば設定を変更してください。
インターフェイスの設定について
「インターフェース」の設定では、使用する言語や、起動時の画面など、Steamクライアントソフトの見た目の設定をします。ここは個人の好みで設定して構いません。GPUアクセラレーションやDirectWriteなど、少し専門的な用語が使われている項目は、内容を理解してから変更してください。分からない場合にはデフォルトのままで構いません。
ダウンロードの設定について
「ダウンロード」の設定では、PCゲームをインストールする先のライブラリフォルダの設定や、ダウンロードする先のサーバーの設定があります。ダウンロード地域は、自動的に最寄の場所が設定されているはずです。日本でSteamを使う場合には「Japan - Tokyo」になります。もし違っていた場合には設定し直してください。
ブロードキャストの設定について
「ブロードキャスト」の設定は、ゲーム画面を配信したい場合に使用します。個人でPCゲームを楽しむ限りにおいては設定変更の必要はありません。ブロードキャストを使えば、Steamを使っている相手限定になりますが、自分のゲーム画面を見せられます。
ボイス・ミュージック・Webブラウザの設定について
「ミュージック」ではボリュームの設定が、「Webブラウザ」ではホームページの設定が出来ます。「ボイス」はSteamで登録したフレンドとのボイスチャットの設定です。ボイスの設定だけは、今まで見て来た設定メニューにはありません。Steamのフレンドリストから歯車のマークを使って設定ウィンドウに移動します。
「ボイス」設定では、ボイスチャット時のボリュームや、使うデバイスの選択をします。テスト機能もありますので、実際にボイスチャットを行う前に、一度テストしてみて下さい。
上級者向けの設定について
上級者向けにはコンソールからSteamクライアントソフトを設定できる方法もあります。Steamクライアントソフトの起動時に、パラメータとしてconsoleを追加するか、もしくは、Windowsの「ファイルを指定して実行」から「steam://open/consple」を実行します。
コンソールモードは、GUIメニューからの選択ではなく、コマンドラインから実行出来るモードです。開発者向けの機能ですので、知識のある方だけ行ってください。
Steamのメリット・デメリット
Steamのインストール、アカウントの登録、クライアントソフトの設定と、Steam導入の方法を説明してきました。では改めて、Steamを導入することのメリットとデメリットについても説明します。
Steamのメリット
Steamを導入することのメリットについて説明します。もっとも目立つメリットは、世界最大規模と言われるだけあって、とても多くのゲームが配信されていることです。しかし、それだけではありません。多くの人はSteamを導入し、大規模に拡大したのはいくつものメリットがあるからです。
ログインするたびに自動アップグレードされる
Steamから配信されているゲームはダウンロードして遊びます。追加コンテンツや、バグ修正でのアップグレードもダウンロードされますが、これは自動的に行われます。手間を掛けずに常に最新の状態をキープしてくれるのです。
ユーザー同士のチャットやゲーム参戦ができる
Steamでは、ユーザー同士がチャットをする機能や、フレンド登録した相手が参加しているゲームに参加することも出来ます。
通常のパッケージ版より安価な価格設定
Steamで配信しているゲームはSteam専用だけでなく、パッケージ販売されているゲームが配信されていることもあります。その場合には、パッケージ版よりも安価な価格設定になっています。それだけでなく、頻繁にセールが行われているため、さらに安価に手に入ることも珍しくありません。
認証可能なPCは無制限
Steamではアカウント認証出来るPCの数が制限されていません。自宅のデスクトップPCと、外出先のノートPC、さらにはネットカフェのPCであってもSteamで購入したPCゲームを遊べます。もちろんネットカフェ等、他人と共有するPCの場合には、アカウント情報が漏れないように細心の注意が必要です。
実績データ表示による達成感が味わえる
ゲーム中に特定の条件をクリアすることで達成できる実績がSteamのシステムにあります。達成しても特にゲームが有利になったりはしませんが、モチベーションアップになります。
MODを導入できる
MODというのは、大まかに言えば改造データのことです。Steamでは、一部のタイトル向けにユーザーが作成したMODがコミュニティの一つ「ワークショップ」にて公開されています。これを組み込むことによってゲームが変化し、より楽しむことが可能です。有名タイトルには数多くのMODが公開されています。
Steamのデメリット
しかし逆に、デメリットも存在します。Steam導入のデメリットについても説明します。
日本語対応のゲームが少ない
Steamは多くの国でサービスを展開しています。その分、日本以外のメーカーが開発したゲームも数多く配信されています。それは、配信されているゲームの中で、日本語に対応しているゲームが少ないと感じる原因になるでしょう。また、タイトルは日本語になっていても紹介文は英語だったりと、混在した表記のものが少なくありません。
クライアントソフトも英語表記が主体
ゲームに日本語対応が少ないのと同様に、Steamのクライアントソフトにおいても英語表記が多く見られます。設定やメニュー等は日本語に対応していますが、ゲームの内容や、ユーザーからのカスタマーレビューにおいては英語表記が主体です。
国ごとに購入条件が異なる
国毎に販売の有無が分かれているゲームも配信されています。ニュースなどで新しいゲームの配信情報をみても、日本で買えるかどうかは別問題です。
プレイするたびにユーザー認証が必要
配信されているゲームはオフライン専用のゲームであっても、ゲーム開始の度にインターネットを通してユーザー認証が必要になります。常時接続の環境であれば気にならない程度ですが、必要な時だけネットに接続する環境では非常に使い難い条件です。
選択可能な支払い方法が少ない
Steamの支払いはクレジットカードかPayPalなどの決済サービスが中心で、持っていない人には高いハードルとなっていました。2019年になってやっとコンビニ決済にも対応し、クレジットカードを持っていなくても購入が出来るようになりました。
プラットフォーム利用に年齢制限がある
Steamが利用できるのは13歳以上です。ゲームにもCEROレーティングによる制限はある以外に、Steamの場合にはクライアントソフトの利用自体に13歳という年齢制限があります。
SteamをインストールしてPCゲームを楽しもう
Steamはクライアントソフトのインストールとアカウントを作成と、導入の手間はかかりますが、数多くの海外メーカーのゲームも楽しめる素晴らしいプラットフォームです。ぜひSteamを導入して新しいゲームを楽しんでください。