スマホがアプリで遠隔操作されていないかの確認方法と対処法を解説!

スマホを遠隔操作できると、紛失や盗難時にとても便利です。しかし、アプリの性質を利用してスマホの遠隔操作で相手を監視したり、いわゆるストーカー行為をする人間もいます。ここではスマホが遠隔操作されていないかの確認方法と対処法を紹介します。

スマホがアプリで遠隔操作されていないかの確認方法と対処法を解説!のイメージ

目次

  1. 1スマホを遠隔操作されていないか確認する方法
  2. 不可視化という機能があるため見つけるのは難しい
  3. iPhoneの場合は脱獄を確認する
  4. Androidのセキュリティアプリを利用する
  5. iPhoneのセキュリティアプリを利用する
  6. 2スマホをアプリを使って遠隔操作する方法
  7. Androidの場合
  8. iPhoneの場合
  9. 3スマホの遠隔操作アプリの危険性
  10. GPSの位置情報を利用した監視
  11. 盗撮や盗聴
  12. データの閲覧される
  13. 4スマホを遠隔操作する高性能アプリ
  14. Cerberus(ケルベロス)
  15. SPYERA
  16. TeamViewer Host
  17. 5スマホを遠隔操作されていないか確認しよう

スマホを遠隔操作されていないか確認する方法

本来は、スマホを紛失された場合や盗難にあった場合に遠隔操作することを目的に作られたアプリを悪用して、スマホを監視するなどのストーカー行為などを行う人がいます。ここでは、自分のスマホが知らないうちに遠隔操作されていないかどうかを見極めるための確認方法を紹介します。

不可視化という機能があるため見つけるのは難しい

基本的に、スマホの遠隔操作を行うアプリは不可視化という機能がありアプリ一覧にも載らないため、見つけるのが難しいです。これは本来であれば盗難被害などにあったとき、犯人から削除されてしまうのを防ぐための機能なのですが、悪用する人間にとっても都合のいい機能であることも事実です。

ただし、遠隔操作アプリでもこの不可視化機能がないアプリもあります。スマホに見覚えのないアプリがインストールされている場合は削除することが一番簡単な対処法です。

iPhoneの場合は脱獄を確認する

Apple storeで、このようなアプリは配信されていません。そのため、iPhoneユーザーであれば基本的には安心です。しかし、例外としてiPhoneを脱獄した場合は好きなアプリをインストールできるようになります。誰かに貸したり、落としたりしたさいに監視目的で仕込まれてしまう可能性も0ではないので、iPhoneだから大丈夫と高を括るのは危険です。

脱獄されているかどうかの確認方法としては、本来であればApplestoreで配信されていないはずのアプリをダウンロードできるか否かを試せばいいです。

Androidのセキュリティアプリを利用する

遠隔操作の危険性は、アプリだけにとどまりません。ウイルスが入っている場合でも、遠隔操作されてデータやプライベートな情報を抜き取られたり監視されてしまうことがあります。なので現時点でアプリが導入されていないかの確認方法&対処法としてセキュリティアプリを利用しましょう。

AVAST Mobile Security

1憶回以上ダウンロードされている、世界で最も信頼されたAndroid用の無料セキュリティアプリです。端末にウイルス感染したアプリがダウンロードされると、警告を表示してくれます。それ以外にもメールや電話、感染したウェブサイトやメッセージによるフィッシング詐欺からもスマホを保護してくれます。

Avira Antivirus Security

Avira Antivirus Securityはスマホやタブレットに保存された個人情報を保護する、トップクラスのセキュリティアプリです。安全なウェブ観覧以外にも、リモート盗難防止機能などを兼ね備えていて、スマホを追跡して見つけることができます。

AVG - スマホセキュリティ

AVGはAndroid用の無料アンチウイルスアプリです。有害なウイルスやマルウェアからスマホを守ってくれれます。さまざまな面で優れた対処法と言えるでしょう。またデータの保護以外にも携帯ロケーターや、アプリロッカー、タスクキラー、着信拒否、写真保管庫といった機能が利用できます。

iPhoneのセキュリティアプリを利用する

iPhoneの場合は、以下のようなセキュリティアプリがあります。比較的iPhoneは安全といえど、いざというときの対処法としてセキュリティアプリは入れておきましょう。有料のもの、無料のものとありますので、機能面などを考慮してどれを導入するか決めてください。

ウイルスバスター モバイル

ウイルスバスターは月額360円で利用できる、iPhoneのセキュリティアプリです。最初の30日間は無料で試すことができます。フィルタリング機能やセキュリティレポートを確認できる機能がついています。

マカフィー モバイル セキュリティ

iPhoneを紛失したさいや盗難にあった場合、リモートで連絡先情報を消去してくれる他、GPSトラッカーを使って見つけてくれます。iPhoneの電池残量が少なくなると、iPhoneやiPadの場所を保存してくれるので紛失のさいにはとても便利です。不正アクセスを受けた場合はMobile Securityを使ってメディアを守ってくれます。また侵入者の写真やiPhoneの位置情報をGPSで特定し、電子メールで受け取ることが可能です。

Lookout

ウェブ観覧やアプリ利用時の通信によるウイルス攻撃から守ってくれます。強力なモバイルセキュリティ機能やID盗難プロテクションを備え、iPhoneを安全に守るだけでなく、中に保存されているデータやID情報など大切なものを保護することができます。

スマホをアプリを使って遠隔操作する方法

スマホアプリを使って遠隔操作する方法を紹介します。あくまでスマホを遠隔操作をするとどのようなことができるのかを知って身に起こりうる危険を知り、防止する方法や自身のスマホへ既に導入されていた場合の対処法としての知識です。スマホの遠隔操作を推奨するものではありません。決して悪用はしないでください。

Androidの場合

事前にAndroidで「設定」の「位置情報」をオンにしておく必要があります。その後「設定」から「Google」を開いて「セキュリティ」をタップします。「Androidデバイスマネージャー」を選択し、「リモートでこの端末を探す」と「リモートでのロックとデータ消去を許可する」をオンにてください。知人のスマホアプリまたはPCからデバイスマネージャーへGoogleアカウントでログインし、探したい端末を選択するとスマホの場所が表示されます。

iPhoneの場合

iPhoneの場合は「iPhoneを探す」というApple公式アプリを利用します。まず最初に「設定」を開き「iCloud」を選択して「iPhoneを探す」を「オン」にしておきましょう。

iCloud

次にPCからインターネットでiCloudに接続し、iPhoneで利用しているApple IDを入力してサインインしたら「iPhoneを探す」をクリックします。画面上部の中央に表示される「すべてのデバイス」で探したいiPhoneを選択すると、探したいiPhoneの場所が地図上に緑色の丸で表示されます。

スマホの遠隔操作アプリの危険性

もしiPhoneやAndroid等のスマホに遠隔操作アプリがダウンロードされてしまうと、どのようなことが起こりうるのかまとめました。スマホの遠隔操作による危険性を認知して、適切な対処法を知ることが大切です。

GPSの位置情報を利用した監視

スマホが遠隔操作されると、簡単に居場所が特定されてしまいます。つまりスマホの遠隔操作で居場所を調べ、よくいる場所=自宅といった具合に特定されてしまう可能性が高いです。自宅が特定されてしまうと、実際にストーカー行為をされたりプライベートを監視されるなど、身に危険がおよぶ可能性が高まります。これだけでも、スマホの遠隔操作を警戒する十分な理由になりえます。

盗撮や盗聴

スマホが遠隔操作されると、内蔵カメラやマイクを利用して盗聴・盗撮被害にあう可能性があります。遠隔操作している相手に自分の写真が撮られていたり、盗聴によって予定やプライベートな情報がバレるなどの危険があります。

データの閲覧される

遠隔操によって電話帳のデータを見られたり、通話履歴やLINEでのやり取りなどのデータを監視されてしまう可能性があります。こうなってくると遠隔操作で被害を受けるのが自分だけでなく、周りの人間まで巻き込んでしまうことになり大変危険です。

スマホを遠隔操作する高性能アプリ

iPhoneやAndroidなどのスマホを遠隔操作するアプリを紹介します。遠隔操作する方法を正しく使えば、iPhoneやAndroidなどのスマホを紛失・盗難にあったさい場所の特定や犯人特定の方法として非常に役立つツールとなります。しかし悪用された場合は、かなり危険です。ダウンロードした記憶がないのに、これらのアプリがスマホ内に入っていた場合は遠隔操作により監視されている可能性があります。

その場合は対処法としてスマホ内から遠隔操作アプリをすぐに消しましょう。

Cerberus(ケルベロス)

本来Cerberus(ケルベロス)は盗難防止アプリとしてリリースされました。盗難や紛失したさいにPCからCerberus(ケルベロス) 専用サイトにアクセスすることで端末の場所を特定したり、メモリーの消去やロックなど様々な遠隔操作をすることができます。遠隔操作の内容には通話記録の取得やSMSログの取得、写真を撮る、ビデオ撮影、音声録音といったものがあります。

特に写真に関してはインカメラとアウトカメラが選択できるだけでなく、無音での撮影が可能です。盗難されたときには相手にバレずに犯人を特定することができる優秀な機能ですが、悪用されると恐ろしいストーカーアプリとなってしまいます。

SPYERA

スマホの追跡やデータ消去などの他、音声を録音したりSIMチェッカーという機能を使うとSIMカードが変更された場合でも新しい番号を知ることが可能となります。このアプリを入れられていたら、SIMカードを変えても新しい番号が知られてしまうことになります。

TeamViewer Host

リモートコンピュータに接続して、設定やファイル、アプリなどへのアクセスが可能となります。元は在宅ワークなどをする人のために開発されたアプリのようです。

スマホを遠隔操作されていないか確認しよう

以上のように、本来の目的としてはどのアプリも非常に高性能かつ役立つツールなのですが悪意を持った人間が利用すると監視道具になったり恐ろしい犯罪アプリへと姿を変えてしまいます。自身の身を守るためにも、スマホ内に保存されている身の回りの人たちの情報を保護するためにも、セキュリティアプリを導入する、携帯を不用意に貸さない、目の届かない場所に置かないなどの対策が必要です。

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この記事のライター
小鳥遊えみ