Macのフォント追加方法！Font Bookへのインストール/削除方法を解説！

Macで仕事で使う資料やちらしをより見やすくするためにフォントを利用することがあります。フォントを変えるだけで、資料やちらしの見栄えが替わってしまいます。Macには日本語用のフォントとして美しいフォントの代表格「ヒラギノフォント」が標準で搭載されています。しかし、さらに資料やちらしの見栄えを良くするためにはフォントの追加が必要になります。

Macに追加できるフォントの形式はTure Type Font（拡張子.ttf）、Ture Type Font（拡張子.ttc）、Open Type Font（拡張子.otf）、などです。ただし、Ture Type FontはWindows用に作られたフォントはMacでは使えない場合もありますのでインストールする際は、気をつけてください。

一方、Open Type FontはWindowsとMac間の互換性を持たすために作られたフォントのため、基本的にフォントファイルは両方にインストールできます。

Macのフォントは3種類の場所に保存されています。それぞれの保存場所で「システムフォント」「ライブラリフォント」「ユーザーフォント」と区別されています。

オペレーティングシステム（OS）で使用するフォントが収納されています。後からシステムフォントにフォントを追加するとOSで利用しているフォントと区別ができなくなるため、追加をお奨めできません。

保存場所は「Macintosh HD」−「システム」−「ライブラリ」−「Fonts」になります。

ログインしているユーザの区別なく使用できるフォントが収納されています。OSで使用しているフォントと区別するためにライブラリフォントにフォントを追加することをお奨めします。購入したフォントのインストールプログラムを利用した場合、多くはライブラリフォントに追加されます。

保存場所は「Macintosh HD」−「ライブラリ」−「Fonts」になります。

ログインしているユーザのみで使用できるフォントが収納されています。デフォルトではフォントの登録はされていません。「Fonts」フォルダ以外の場所にあるフォントファイルをダブルクリックするとユーザーフォントに追加されます。

保存場所は「Macintosh HD」−「ユーザー」−「ユーザー名」−「ライブラリ」−「Fonts」になります。

Macにフォントを追加するときは、保存場所によって使用できるユーザーが異なりますので、使用するユーザーに合わせて、フォントを追加してください。また、システムで最初から登録されるフォントと追加されたフォントを区別するために、追加する前にシステムフォントだけをタブ付けする方法もあります。

フォントのライセンスは「商用利用なら連絡を入れる」など、細かく決められている場合が多くあり、フォントを追加する時は、追加するフォントのライセンスにも気をつけてください。

Macにフォントを追加する具体的な方法について説明していきます。フォントを保存する場所に注意をしながら作業を行ってください。

Finderでインストールする「フォント」ファイルをダブルクリックします。

「Font Book」が起動し、フォントのサンプルの画面が表示されます。「フォントをインストール」ボタンをクリックしてください。
 

フォントがインストールされ、Font Bookのユーザフォルダーに追加されます。（ユーザフォントが登録されていない場合は新たにユーザの項目が追加されます。）

「アプリケーション」フォルダで「Font Book」をダブルクリックし、Font Bookを起動させます。（「Lunchpad」−「その他」−「Font Book」でも起動できます。）

Font Book上部の「＋」ボタンをクリックします。

Fontの一覧が表示されますので、追加するフォントを選択し、「開く」ボタンをクリックしてください。

フォントがインストールされ、Font Bookに追加されます。注意点として、サイドメニューに表示されている「ユーザ」を選択するとユーザフォントに、「コンピュータ」を選択するとライブラリフォントにフォントがインストールされます。

一度に複数のフォントをMacにインストールする場合は、Font Book上部の「＋」をクリックし、フォント一覧を表示させた状態で、インストールするフォントをすべて選択し、「開く」をクリックしてください。

選択したフォントがすべてインストールされ、Font Bookに追加されます。

フォントをインストールする時にエラーメッセージが表示される場合があります。エラーの内容を確認し、「選択項目をインストール」ボタンをクリックしてください。

「アプリケーション」フォルダーで「Font Book」をダブルクリックしてください。

Finderを起動し、インストールするフォントファイルを選択し、「Font Book」にドラッグ＆ドロップしてください。

フォントがインストールされ、Font Bookに追加されます。

一度に複数のフォントをMacにインストールする場合は、Finderでインスト−ルするすべてのフォントファイルを選択し、Font Bookにドラッグ＆ドロップしてください。

Macにたくさんのフォントをインストールするとアプリでフォントを選択するときにたくさんのフォントが表示され、選択に時間がかかるケースや処理時間が遅くなることがあります。インストールしているフォントの使用状態を停止することや、不必要なフォントを削除することで軽減することがあります。フォントの停止・削除方法について説明していきます。

Macのフォントの使用停止や削除する方法を説明していきます。Mac内に多くのフォントがインストールされているとフォントを選択する時に多くのフォントが表示されるために作業効率が下がったり、動作が重くなったりすることがあります。不必要なフォントを削除することや、使用停止することでこの問題に対処することができます。

Font Bookを起動させます。不必要なフォントを選択し、右クリックをします。「”○○○○”ファミリーを使用停止」項目を選択し、クリックしてください。

「選択したフォントを使用停止してもよろしいですか？」ダイヤログが表示されますので、「使用停止」をクリックしてください。

使用停止したフォントの右側に「オフ」と表示されれば、選択したフォントが使用停止になります。

Font Bookを起動させます。不必要なフォントを選択し、右クリックをします。「”○○○○”ファミリーを削除」項目を選択し、クリックしてください。

「選択したフォントを削除してもよろしいですか？」ダイヤログが表示されますので、「削除」をクリックしてください。選択したフォントが削除されます。

Font Bookではインストールされているフォントを管理することができます。フォントがインストールされる際にMacではエラーがないかの検証を行っていますが、フォントが壊れていて書類が開かない場合など、インストール後のフォントにエラーがないかを検証することができます。

「ユーザフォント」「ライブラリフォント」など、Macには複数のフォントをインストールする場所があります。それぞれの場所に重複したフォントがインストールされていないかを確認することもできます。

Font Bookを起動させます。検証するフォントを選択し、右クリックをします。「フォントを検証」項目を選択し、クリックしてください。

「フォントを検証」ダイヤログが表示されます。エラーがなければ「これらのフォントファイルで問題は見つかりませんでした」と表示されます。エラーが表示された場合は、画面の指示に従ってください。

フォントが「コンピュータ」と「ユーザ」に重複してインストールされる場合、フォントリスト内に警告マークが表示されます。

警告欄に表示されている「自動的に解決」もしくは「手動で解決」ボタンのどちらかを選択し、クリックしてください。「自動的に解決」をクリックすると、どちらかにインストールされているフォントが使用停止になります。（通常は「コンピュータ」側が使用停止になります）

「手動で解決」をクリックすると、重複を解決するためのダイヤログが表示されます。重複している一方のフォントを削除する場合は、「重複するフォントファイルをゴミ箱に入れて重複を解決する」をチェックし、「この重複を解決」ボタンをクリックしてください。

メニューバー「編集」−「使用可能な重複を選択」をクリックします。

「重複するフォントが見つかりました」ダイヤログが表示されますので。「手動で解決」もしくは「自動的に解決」ボタンをクリックしてください。

「手動で解決」をクリックすると各重複するフォントを個別に解決することができます。「重複するフォントのファイルをゴミ箱に入れて重複を解決」をチェックすることで、重複するフォントファイルの一方を削除することができます。

美しいフォントを追加することで、Macで作成する書類の見栄えをよくすることができます。Macにはフォントをインストールする場所が複数ありますので、注意して美しいフォントを追加して、きれいな書類を作成してください。