2019年10月12日更新
LINEPayカードは危ない?銀行口座やクレカ登録の安全(危険)性を解説!
LINEPayカードは、クレジットカードではなくプリペイドカードです。LINEPayとの違いや銀行口座の登録、クレジットカード登録など危ないことはないのか、LINEPayのメリットや利用方法、危ない目に遭った場合の対処法を説明します。
目次
LINE Payカードは危ない?
カード無しのLINEPayとLINEPayカード、クレジットカード、LINEポイントでの支払い方法が選択できます。まず、LINEPayとLINEPayカードの違い、クレジットカード登録をご説明します。
LINEPayカードは、前払いのプリペイドカードです。事前にチャージして使用することができます。LINEPayは、決済方法です。スマホの本体にチャージして使用することができます。クレジットカードを登録すると、クレジットカードで決済できます。
ここでは、LINEPayカードは危険なのか、LINEPayが安全であるのか、以下で説明します。
本人確認のメリットと危険性
LINEPayカードは、LINEPayから申し込みをして郵送で送られてきます。プリペイドカードのチャージは、銀行口座を登録していれば、銀行口座からチャージできます。銀行口座を登録していない場合は、セブン銀行ATMなどでチャージすることができます。
銀行口座を登録することで、プリペイドカードのLINEPayカードは、クレジットカードのようにJCB加盟店で支払いができます。本人確認をすることで、メリットが増えますが、その分、危険性も増えます。LINEPayカードに銀行口座を登録することで、LINEPayでも支払いすることができます。
銀行口座の登録
LINEPayカードとLINEPayでは、”銀行口座の登録”によって、”本人確認”が登録されます。現在は、銀行口座の登録のみで本人確認ができるようになっています。
以前は、運転免許証などで本人確認できましたが、廃止されています。LINEPayカードもコンビニで購入することができましたが、LINEPayから申し込みをしてから、郵送されるシステムに変更されました。
銀行口座の登録のメリットは、銀行口座からLINEPayにチャージ設定ができることです。LINEPayカードやLINEPayは、オートチャージの設定をしておくと、オートチャージ条件が設定した残高を下回る場合は、銀行口座からお金のオートチャージが行われます。
LINEPayカードは、LINEPayに銀行口座を登録すると、暗証番号なしにチャージすることができます。銀行口座の登録の危険性は、LINEPayカードとLINEPayスマホ(iPhone/Android)を紛失した場合は、LINEPayカードやLINEPayにチャージした金額を勝手に使われてしまうことです。
チャージの上限金額
LINEPayのチャージ残高の上限は、”本人確認”で金額が変わります。銀行口座を登録して本人確認が完了すると、LINEPayとLINEPayカードのチャージ上限金額が上がります。
以下が、LINEPayに1回でチャージできる金額です。
セブン銀行ATM(1回) | 銀行口座(1日) | ||
本人確認有りの場合 | 最大チャージ額 | 500,000円 | 100,000円 |
最小チャージ額 | 1,000円 | 1,000円 | |
本人確認無しの場合 | 最大チャージ額 | 100,000円 | ー |
最小チャージ額 | 1,000円 |
銀行口座で本人確認有りの場合は、残高100万円までチャージ上限が上がります。銀行口座で本人確認無しの場合は、残高10万円までがチャージ上限となっています。
LINEPayのチャージ上限の危険性とは、チャージ上限金額の設定によっては、勝手に不正利用でチャージ上限までいくらでも繰り返し使われてしまうことです。
決済の上限金額が上がる
本人確認することによって。LINEPayで決済できる上限金額も上がるメリットがあります。以下、LINEPayやLINEPayカード、クレジットカードの1ヵ月間1回で決済できる上限金額です。
本人確認有り | 本人確認無し | |
チャージ残高で決済上限 | 1,000,000円 | 100,000円 |
LINEPayカードで決済上限 | 1,000,000円 | 100,000円 |
クレジットカードで決済上限 | 制限なし | 制限なし |
本人確認することで、LINEPayで1回の買い物で決済の上限が上がります。1回10万円までの決済しかできまかったのが、本人確認で100万円までLINEPayで決済できるようになります。
本人確認することで、LINEPayの危険性が上がります。1回の支払いで10万円~100万円の不正利用される可能性があります。
クレジットカードからLINEPayにチャージすることはできませんので、クレジットカードはクレジットカードでの決済するので制限はないです。
送金・出金が可能
LINEPayは、本人確認した場合のみ、送金と出金が可能です。LINEPayの出金の機能は、チャージしている残高を銀行口座やセブン銀行ATMに入れて、引き出すことができます。出金には、手数料がかかります。
セブン銀行ATM | 銀行口座 | |
出金の上限 | 10,000円 | 100,000円 |
本人確認することで、LINEPayを使って、友達に送金できます。本人確認をしていても、送金の上限は1日10万円までです。
本人確認有り | |
LINEPay残高から送金の上限 | 100,000円 |
紛失すると不正利用されて危ない
LINEPayカードを紛失した場合は、銀行口座からオートチャージ設定している場合に、LINEPayカードに上限までチャージしていたら簡単に不正使用される危険性があります。
LINEPayの場合は、スマホ(iPhone/Android)を紛失した場合は、2段階承認がされます。LINEのパスコードとは、別の認証が必要です。LINEPayカードは、LINEPayよりも、紛失した場合は、不正利用される危険がありますので、すぐにLINEPayカードを無効化する必要があります。
LINEPayカードで買い物すると危ない?
LINEPayカードは、プリペイドカードです。チャージすることで買い物で使うことができます。銀行口座からチャージするように設定していた場合は、紛失や情報の流出すると危険です。ここでは、LINEPayカードが危険なのか、カードの安全性がどうなのかを説明します。
クレジットカードの登録は不要
LINEPayカードは、プリペイドカード(前払い)です。クレジットカード(後払い)ではないです。LINEPayカードにチャージした分だけ買い物ができます。不正利用の危険は、チャージした金額分だけです。
クレジットカードからチャージはできません。クレジットカードの登録は不要ですので安全性は高いです。
LINEPay決済は暗号化
LINEPayでの決済には、安全のために必要な情報は暗号化されています。スマホでは、クレジットカードのようにカード番号や有効期限の文字はありません。LINEPayの登録情報は、お店に知られることはありません。
支払い認証設定
スマホで残高のあるLINEPayからの支払いの時には、認証を設定します。支払い認証しなければ、決済はでません。
決済の通知が送られてくる
LINEには、別のアカウントでログインした通知やLINEPayカードで決済すると、必ずLINEのトークに通知が届きます。LINEPayカードの決済でも、日付と加盟店、付与ポイント、決済後の残高の通知が届きます。LINEPayカードを紛失して不正利用した場合は、トークの通知で確認することができます。
不正使用補償サービス
LINEPayカードの紛失・盗難の被害にあった場合には、補償サービスを受けることができます。
本人確認無しの”LINE Cash” | 本人確認有りの”LINE Money" | |
補償の限度額 | 100,000円 | 100,000円を超える場合は個別検討 |
LINEPayの支払いは危ない?安全性はどう?
LINEPayカードでの買い物について説明してきましたが、カードがないLINEPayでの支払いの安全性もしっかりしています。以下、LINEPayでの支払いの安全性・セキュリティについて説明します。
支払い認証設定
スマホのLINEPayでの支払いでの認証設定が必要です。毎回、パスワードを入力する必要があります。安全性も高いです。
QR/バーコードの有効期限
LINEPayのコード払いには、安全性・セキュリティ対策として、コード表示時間の制限があります。LINEPayのコード払いは、QR/バーコードは5分以内が有効期限です。
通販サイトでのログイン情報確認
LINEPayで買い物などで支払いすると、LINEウォレットからトークに通知が届きます。LINEPayカードと同様に、決済額や加盟店、残高の通知が送られてきます。
LINEPayで危ない目にあわない方法
LINEPayカードもしくはLINEPayで、安全に不正利用されないようにするには、設定を変更することで対処できます。
LINEPayカード
LINEPayカードは、コンビニエンスストアやスーパーマーケットでは、少額ではサイン無しで使うことができます。紛失した場合は、プリペイドカードですので誰でも利用できます。以下、LINEPayカードで不正利用されないための対処法をご説明します。
LINEPayカードを使わない場合は利用停止にする
LINEPayカードは、利用しない場合は、安全のために機能を一時利用停止にすることができます。
1.LINEPayの”設定”から”LINEPayカード”をタップします。
2.パスワードを入力します。
3.カードステータスの利用中をタップして、”カードの一時停止をしてもよろしいですか?”で”OK”をタップします。
オートチャージを使用しない
LINEPayカードのオートチャージを設定しないことで不正利用を防ぐことができます。LINEPayカードを不正利用されると、銀行口座のお金も被害に遭います。
LINEPay
スマホを紛失・盗難の被害による不正利用を防ぐために、スマホ(iPhone/Android)に3重ロックをかける方法をご説明します。
スマホロック
スマホ(iPhone/Android)の本体にロックをかけます。
1.ホームから”設定”をタップします。
2.”TouchIDとパスコード”をタップします。
3.”パスコードをオンにする”をたタップして、パスコードを入力します。
LINEアプリのロック
以下、LINEアプリにロックをかける方法を説明します。
1.LINEの友達ページ”設定(歯車)”を選択して、”プライバシー管理”をタップします。
2.一番上に”パスコードロック”をオンにします。
3.4桁の数字でパスコードロックをかけます。
LINEPayロック
LINEPayでは、LINEのパスコードとは別に、パスワード登録をします。LINEPayの起動、支払い、送金などのお金の利用時に毎回パスワードが必要になっています。
LINEPayで危ない目にあったらどうすればいい?
LINEPayカードの不正利用された場合は、LINEPayカードの利用を無効化をして、カスタマーサポートに問い合わせします。スマホのLINEPayから設定を変更することができますので、クレジットカード会社に電話連絡するなどは不要です。
不正利用された
以下、LINEPayカードを紛失・盗難されて、不正利用された場合の対処法をご説明します。
LINEPayカードを無効化する
まず、身に覚えのない買い物の不正利用の通知が届いた場合は、LINEPayカードを一時利用停止にして、無効化します。LINEPayの設定から、LINEPayカードのステータスの利用中を一時停止(無効化)します。
カスタマーサポートに問い合わせする
カスタマーサポートに問い合わせします。LINEは、Webのみの問い合わせです。不正利用された場合は、補償など時間がかかりますので、カードの一時停止(無効化)を必ず先に行います。
カスタマーサポートへの問い合わせから、加盟店や購入金額などの調査が始まり、補償の限度額から返金処理が行われます。
LINEPayカードの危ない利用は控えよう!
以上、LINEPayカードが危ないのかについて説明してきましたが、LINEPayの正しい利用法をご理解いただけたでしょうか?
LINEPayカードは、紛失や盗難の被害にあった場合には、オートチャージ設定によっては、銀行口座のお金までも使われてしまいます。本人確認することでメリットも増えますが、被害の額も大きくなります。
LINEPayカードやLINEPayは買い物などで使用すると、トークに購入金額や加盟店の情報の通知きますので、カードをすぐ無効化することで被害を最小限に抑えることができます。
LINEPayは、スマホに3重のロックをかけることで不正利用は防げますので、LINEPayカードよりは、危険ではないです。乗っ取りにあった場合でも、支払いには承認パスワードが毎回必要ですので、安全性はしっかりしています。
この記事を参考に、LINEPayカード設定やスマホロック設定、銀行口座を登録するのかを見直してみてください。