LINE Outとは?使い方や通話料金を解説!無料で通話との違いは?
LINEではLINEの友だち以外の人にも電話を掛けられるLINE Outという機能があります。料金格安どころか無料で世界中に電話を掛けられるというLINE Outとはどんな使い方をすればいいのでしょうか。この記事ではコールクレジットについても詳しく解説します。
目次
- 1LINE Outとは
- ・LINEの音声通話サービス
- ・以前は「LINE電話」の名称
- 2LINE OutとLINEの違い
- ・LINE OutはLINEユーザー以外や固定電話とも通話できる
- ・無料通話はLINE OutFreeで行う
- 3LINE Outの料金
- ・料金プラン①30日プラン
- ・料金プラン②コールクレジット
- 4LINE Outの使い方
- ・LINE Outのショートカットの作成
- ・好きな料金プランに入る
- ・LINE Outの通話方法
- 5LINE Outを使うときの注意点
- ・LINE OutがLINE上で表示されない
- ・着信が非通知になる場合がある
- 6電話する機会が多い人はLINE Outを活用しよう
- ・LINEの記事が気になった方にはこちらもおすすめ!
LINE Outとは
コミュニケーションアプリとして日本で絶対的な人気を誇っているLINE。LINEにはLINEの友だちにパケット代だけで実質無料で音声通話の電話を掛けられる機能が付いています。しかし、LINE Outという機能を使えば、LINEの友だち以外の人の携帯電話や固定電話にも電話を掛けることができるのです。
格安で電話を掛けることができるサービスはLINE Out以外にも多くの会社から発売されています。しかし、LINE Outのmすごいところは国内だけではなく世界中のほとんどの場所へ、無料もしくは格安料金で電話を掛けることができるということです。
この記事ではLINE Outとはどんな機能で、使い方や無料で電話を掛けられるFreeプランなどについて詳しくご紹介します。
LINEの音声通話サービス
LINE OutというのはLINEが提供している音声通話サービスのことです。LINE Outは特別にアプリをダウンロードする必要もなく、LINEのアプリの中に入っているLINE Outの機能を使えば、LINEの友だち以外の人とも電話で通話することができるというものです。
以前は「LINE電話」の名称
LINE Outは以前はLINE電話という名称でした。LINE電話は2014年に始まったLINEのサービスで、格安で電話を掛けることができるというものでした。
それが2015年にLINE Outと名称を変更したのが、現在のLINE Outの流れです。LINE電話からLINE Outへ名称が変わって、5年近く経つので混合する人はもういないと思いますが、LINE Outは以前はLINE電話だったということは必要なら頭に入れておきましょう。
LINE OutとLINEの違い
LINEにはLINE Outを使わなくても、友だちと無料電話ができる機能が付いています。グループトークでも無料で全員参加のビデオ通話もできる機能があるので、LINE Outをわざわざ使わなくてもいいのでは、という声もあります。
LINEの通常の機能の友だちとの無料通話と、LINE Outではどんな違いがあるのか、ここから見ていきましょう。
LINE OutはLINEユーザー以外や固定電話とも通話できる
LINEのトークルームから掛けられる無料通話と、LINE Outの最も大きな違いというのは、LINE OutはLINEの友だち以外の人や、固定電話へも電話を掛けることができるという点です。
しかも料金は他の通話サービスと比べても格安で、地域によっては時間限定で無料通話ができることもあります。また、格安SIMを使っていても、海外への通話はできなかったり、別料金となり割高になったりすることが多いのですが、LINE Outはほとんどすべての国と地域へ電話を掛けることができます。
また、通常は電話番号が表示されないIP電話の仕組みを使っているのですが、自分の電話番号を相手方に表示させることもできるので、安心して使えるというメリットもあります。
通話料金が安くなる格安SIMと比べても、無料通話が使えて、尚且つ海外への通話料金が格安になるという点は非常に大きなメリットといえるのではないでしょうか。
無料通話はLINE OutFreeで行う
LINE Outを使うと電話を掛ける地域によっては無料通話を利用することができます。LINE Outの無料通話機能はLINE OutFreeを利用するのですが、LINE OutFreeとはどんなサービスで、どこの地域に使えるのでしょうか。
LINE OutFreeとは
まずはLINE OutFreeとはどんなものなのでしょうか。LINE OutFreeとは、LINE Outの機能を使って無料通話をすることです。どうしてLINE OutFreeを使うと無料通話ができるのかというと、広告収入を得ることでLINE OutFreeでは無料通話を実現しています。
LINE OutFreeで無料通話を利用するためには、表示された広告を見る必要があります。それでも通常の電話番号が相手方に通知される電話の機能を使って、海外通話が無料でできる、ということにメリットを感じている人もたくさんいます。
LINE OutFreeが使える発信先
LINE Outを使えばほとんど世界中の国へ発信することができますが、LINE OutFreeでの無料通話プランを利用できる発信先は限られています。また、時間や回数も無制限にLINE OutFreeで無料通話ができるわけではありません。
LINE OutFreeが使える発信先と、時間とはどのようになっているのかまとめてみました。
無料通話が固定電話5分/回、携帯電話5分/回でできる発信先
アメリカ
無料通話が固定電話3分/回、携帯電話3分/回でできる発信先
カナダ
無料通話が固定電話3分/回、携帯電話2分/回でできる発信先
中国・韓国
無料通話が固定電話3分/回、携帯電話1分/回でできる発信先
日本・メキシコ
無料通話が固定電話3分/回でできる発信先
プエルトリコ・スウェーデン・イタリア・ペルー・スペイン・フランス・キプロス・台湾・ポルトガル・ドイツ・ハンガリー
無料通話が固定電話2分/回、携帯電話1分/回でできる発信先
イギリス・香港・インド
無料通話が固定電話2分/回でできる発信先
カザフスタン・デンマーク・ノルウェー・ルーマニア・アルゼンチン・イスラエル・ニュージーランド
無料通話が固定電話1分/回でできる発信先
アイスランド・オランダ・スイス・オーストラリア・ポーランド・ドミニカ共和国
LINE Outの料金
LINE Outでも無料通話が使えない地域や、無料通話の時間や回数を使い切ってしまった場合には、LINE Outでは通話料金が発生します。また、LINE OutFreeでの広告を表示させたくないという場合にも有料プランで広告非表示にできます。LINE Outの通話料金はどのくらいの金額になるのか、ここから見ていきましょう。
料金プラン①30日プラン
LINE Outの30日プランとは、決められた通話先と購入してから30日間、購入した料金分の時間だけ通話することができるというプランです。すべての国に使えるというわけではなく、LINE Outの30日プランに対応している発信先しか購入することができません。
しかし、例えばKDDIの国際ダイヤル通話を使うと、アメリカまで1分9円、60分で540円かかるります。しかし、LINE Outの30日プランを購入すれば相手先が固定電話でも携帯電話でも60分まで60円で購入することができます。KDDIのなんと9分の1の超格安料金で使えるのです。
仕事などで頻繁に特定の電話先へ国際通話を利用するのであれば、30日プランを使うと電話料金の節約に役立ちます。30日プランが使える国は、LINEの公式ホームページのLINE Outの料金プランで確認することができます。
料金プラン②コールクレジット
30日プランの他に、LINE Outにはコールクレジットを購入する、という料金プランもあります。コールクレジットはLINE OutFreeに対応していない地域にLINE Outを使って電話を掛ける場合や、LINE OutFreeの制限時間や回数を使い切ってしまった場合に、有料でLINE Outで電話を掛けるときに必要になります。
コールクレジットとは?
LINE Outのコールクレジットというのは、LINE Outの有料通話をプリペイド式に先払いするシステムです。1コールクレジットあたり1円で購入することができ、120コールクレジットから6000コールクレジットまで6種類の金額から選んで購入できます。
それぞれの金額のコールクレジットで1回ごとに購入する都度購入と、オートリチャージがあります。オートリチャージを設定しておけば、残高が50コールクレジット以下になったときに、自動的にチャージしてくれます。
LINE Outの通話料金は国や地域によって大きく違います。LINEの公式ホームページのLINE Outの料金一覧でどのくらいの金額が必要かあらかじめ確認して、必要な金額を購入しましょう。
尚、LINE Outのコールクレジットの有効期限は購入してから180日です。
コールクレジットを購入するメリット
LINE Outを使うのにコールクレジットを購入しなくても、無料通話だけでも大丈夫だという人もいるかもしれません。しかし、最もよく使う国内通話の場合には、LINE OutFreeは固定電話で3分/1回まで、携帯電話への通話は1分/1回までしか使うことができません。
また、1日にLINE OutFreeは1日に5回までしか使えないという回数制限もあります。30日プランかコールクレジットを購入しないで、LINE OutFreeだけを使うと、時間制限や回数制限を超えてしまったら、そこで通話が突然途切れてしまう、ということになります。
コールクレジットを120円でも購入しておくことで、突然通話が途切れる、ということもなくなります。コールクレジットは120円からでも購入できるので、LINE Outを利用する人は購入しておいて損はありません。
LINE Outの使い方
LINE Outの使い方はどうすればいいのでしょうか。ここからはLINE Outの使い方についてみていきましょう。
LINE Outのショートカットの作成
LINE Outの使い方の初めは、まずはLINE Outを使えるように初期設定を行います。LINE Outを使えるようにするためには、スマホの電話帳の電話番号をLINEアプリに表示するか、LINE Outのショートカットをスマホに作る必要があります。
設定をするためにはまずはLINEアプリの友だちのトップページから右上の”歯車マーク”をタップして設定を出します。
”設定画面”を下にスクロールして”LINE Out”をタップして初期設定を行います。
LINE Outの設定画面から次のそれぞれの設定を行っていきます。
スマホの電話帳の電話番号をLINEアプリに表示する
LINEアプリからLINE Outの電話を掛けたい場合には、こちらを使います。ただし、端末に登録してある連絡先がすべて友だちにならなくてもLINEに登録されてしまうので、それに抵抗感がある人は次の”LINE Outのショートカットを作る”を選びましょう。
スマホの電話帳の電話番号をLINEアプリに表示するためには、LINEのLINE Outの設定画面から”友だちのLINEプロフィールからLINE Outを発信”にチェックを入れます。すると、LINEの友だちになっていない人がLINEの友だちに表示されて電話番号から発信できるようになります。
LINEの友だちになっている人はそもそもLINEの無料通話が使えるので電話番号は表示されません。
LINE Outのショートカットを作る
LINEに連絡先を登録したくない場合には、”LINE Outのショートカット”をスマホのホーム画面に作ることもできます。ショートカットを作るためには、LINE Outの設定画面から”ホーム画面に追加”をタップします。
確認画面が出るのでOKをタップすると、スマホのホーム画面にLINE Outのショートカットが作成されました。尚、こちらのショートカットからは電話番号を直接入力することができます。
このショートカットから連絡帳にはアクセスできません。連絡帳に入っている電話番号に掛けたい場合には、連絡帳からコピペする必要があります。
好きな料金プランに入る
次に料金プランに入ります。LINE Outの無料通話はとても限られているので、コールクレジットの120円でもいいので料金プランには入っておきましょう。
30日プランの購入方法
LINE Outの30日プランは”LINE Store”からのみ購入することができます。まずは”LINE Store”をブラウザで開き、左のサイドバーから”LINE Out”を選んでクリックします。
”30日プラン”から通話先の国と端末の種類を選択して”自動継続”と”都度購入”から選んでクリックして、購入手続きを進めましょう。
コールクレジットの購入方法
コールクレジットを購入する場合には、30日プランの購入画面を下にスクロールします。すると”コールクレジット”の購入が出てくるのでそちらから必要なプランを選んで購入します。
尚、支払いはLINEクレジットやLINE Pay、クレジットカードなどLINE Storeの通常の支払い方法を使うことができます。
LINE Outの通話方法
LINE Outで実際に通話するときの使い方は次の通りです。
LINEのプロフィール画面に表示するように設定した場合には、LINEのアプリの上部に”電話のアイコン”が出てくるので、そちらをタップすると連絡先に登録してある名前と電話番号が表示されます。電話を掛けたい相手をタップするとLINE Outで電話を掛けることができます。
ホーム画面にアイコンをインストールした場合には、アイコンをタップすると電話番号を入力する画面が出てきます。こちらに電話番号を入力すると電話を掛けることができます。連絡先から電話番号をコピペすることもできます。
LINE Outを使うときの注意点
LINE Outの使い方ではいくつかの注意点があります。これを確認しておけば、わからないことがあっても大丈夫なので、この使い方の注意点は頭に入れておきましょう。
LINE OutがLINE上で表示されない
LINEアプリ上にLINE Outのアイコンが表示されない、ということがしばしば起こるようです。どうやらLINEは頻繁にアップデートしているために、アップデートによってはLINE Outのアイコンがアプリから消えてしまうことも。
その場合には、”ウォレット”に入って下の方にスクロールすると出てくる”その他サービス”をタップしましょう。”その他サービス”の中にLINE Outが入っているのでそちらをタップすると使うことができます。
着信が非通知になる場合がある
LINE Outの使い方で気を使たほうがいいのは、携帯電話を契約しているキャリアの回線の種類によっては、自分の電話番号が相手に通知されないことがある、ということです。
LINE電話はIP電話ではなく、通常の電話回線と同じ扱いになるので、基本的に自分の電話番号が相手に通知されます。しかし、料金を格安にするために、IP電話の仕組みを組み合わせていたり、海外のプロバイダを経由したりするなど複雑な仕組みになっています。
そのために、一部のキャリアではLINE Outの電話番号は表示しないという設定になってしまっています。docomo・au・ソフトバンクに掛けた場合には、基本的に非通知になってしまうので、気を付けましょう。
電話する機会が多い人はLINE Outを活用しよう
この記事ではLINEの電話通話サービスのLINE Outについてみてきました。特に海外への通話が多い人には、LINE Outの格安電話サービスはありがたいものです。ぜひ電話を掛ける機会が多い人は、格安SIMなどのサービスとも比較した上で、使い方などに気を付けた上でLINE Outの活用も検討してみてはいかがでしょうか。