2019年10月01日更新
KeynoteをWindowsで使う方法!PowerPointのデータを編集する方法も解説!
KeynoteはWindowsで使うことができませんでしたが、iCloudを使うことによって、WindowsでもKeynoteを使うことができるようになりました。あなたのプレゼンがKeynoteを使うことによって今以上にレベルアップするかもしれません。
目次
- 1KeynoteはWindowsでも使えるソフト
- ・Keynoteをダウンロードするには
- ・使うにはApple IDが必要
- ・iCloudからの利用方法
- 2KeynoteをWindowsで使ったときのPowerPointとの比較
- ・2つのソフトの使い方や機能の違いは?
- ・Keynoteを使ったときのメリット
- ・Keynoteを使ったときのデメリット
- ・PowerPointを使ったときのメリット
- ・PowerPointを使ったときのデメリット
- 3Windowsを使ってKeynoteでPowerPointのデータ編集は可能?
- ・KeynoteでPowerPointのデータを開く設定の方法
- ・KeynoteとPowerPointの互換性は?
- 4WindowsでもKeynoteを使いこなしてプレゼンのレベルを上げよう
KeynoteはWindowsでも使えるソフト
Keynoteはアップルが開発しているプレゼンテーションソフトウェアで、WebサービスのiCloudでも利用できる便利なものです。従来はiPhoneやiPad等のアップル製品のみでダウンロードして使えるサービスでしたが、iCloudによってWindowsでも使えるようになりました。ここでは、WindowsでのKeynoteの使い方やファイルを開く方法、設定方法などを解説していきます。
Keynoteをダウンロードするには
KeynoteのアプリケーションはMacのようなAppleの製品であれば公式サイト(https://www.apple.com/jp/keynote/)から無料でダウンロードできます。Windows用にはパソコンにダウンロードして使用するソフトは用意されていません。iPhoneやiPadのようなタブレット機器には専用のアプリが用意されています。
タブレット機器の場合は、App Storeからアプリをダウンロードして開くことができます。
使うにはApple IDが必要
Keynoteを使うにはApple IDが必要となります。今までiPhone等のAppleの製品を持っておらず、Apple IDを持っていない方は作成しておきましょう。作成方法は以下の通りです。まず、iCloudのサインイン画面を開き「Apple IDをお持ちではないですか?今すぐ作成」をクリックします。
パスワードなど必要な項目を入力し表示されるメッセージに従って操作を行っていきOKをクリックします。するとApple IDで設定したメールアドレスにAppleからメールが届くので、メールを開き記載されている6桁のコードを「Apple IDを作成」で入力し、「確認」をクリックしましょう。
利用規約を確認し「同意する」をクリックするとアカウントが有効になり、これでApple IDの作成は完了となります。
iPhoneを持っているならそのままIDを使える
すでにiPhoneを持っている場合は、そのままApple IDを使うことができます。同じApple IDでiCloudにサインインできるので、iPhoneを持っている場合はApple IDを作成する必要はありません。
iCloudからの利用方法
WindowsからKeynoteを利用するには、iCloudから利用する必要があります。まずiCloudのサインイン画面でApple IDとパスワードを入力しログインします。Keynoteを使用するにはiCloud Driveにアップグレードする必要があり「アップグレードする」をクリックすると「Keynoteへようこそ」と表示されます。
「次へ進む」をクリックすると初めてiCloud Driveにアクセスした場合は、基本的な設定をする画面が表示されますが、設定せずに「Keynoteを起動する」をクリックしましょう。これでKeynoteが起動します。web上で使うことができるので、ソフトをダウンロードする必要はありません。
KeynoteをWindowsで使ったときのPowerPointとの比較
ここまででWindowsでもKeynoteのファイルを開くことができること、iPhoneやiPadを持っていなくてもWindowsで使う方法はわかったと思います。KeynoteをWindowsで使ったとき、定番プレゼンソフトのPowerPointと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。また、2つのメリットやデメリット、使い方の違いについて説明していきます。
2つのソフトの使い方や機能の違いは?
Keynoteの機能は多くありませんが、シンプルで直感的な操作ができるソフトです。アニメーションを得意とし、PowerPointにはない美しいアニメーションを作れます。しかし、印刷に弱く印刷よりもディスプレイに表示して行うプレゼンテーション向きといえます。また、クリップアート機能もありません。
一方、PowerPointは機能が豊富で、PowerPoint一つでプレゼン資料づくりを完結させられます。共同作業やファイルのやり取りもスムーズにできます。大まかに言えば見栄えの良いきれいなスライドを追求するならKeynoteで、全部入りの機能を求めるならPowerPointといえるでしょう。
Keynoteを使ったときのメリット
Keynoteの最大のメリットはリーズナブルさといえます。無料で利用することができることは最大の魅力でしょう。使い方が直感的でわかりやすく、誰にでも操作が可能で、グラフィックに強く3D効果を駆使したアニメーションは圧巻です。グラフィックとアニメーションにより、かんたんな使い方でプレゼンを受ける側に対し強い印象を残すでしょう。
Keynoteを使ったときのデメリット
デメリットは印刷との相性の悪さで、スクリーンに投影してプレゼーションする使い方を前提に作られているので、レジュメなどの資料作成には向いていないと思われます。また、3Dやアニメーションに強いといわれているKeynoteですが、図形やアイコンは最低限のものしかなく、クリップアートに関しては自分でフリー素材を探す必要があります。
PowerPointを使ったときのメリット
PowerPointはユーザーが多く、PowerPointで資料を作っておけば間違いないと言えるくらいで、ファイルの共有化、共同作業などもスムーズに行えます。PowerPointデータはKeynoteで開くことでそのまま編集も可能です。PowerPointは機能だけではなく、図形作成、文字装飾、各種効果、テンプレートの数なども豊富です。使い方も知っている人が多い点もメリットと言えます。
PowerPointを使ったときのデメリット
最大のデメリットは価格の高さです。無料のKeynoteに比べると、ダウンロード価格で1万円以上するPowerPointは非常に高い買い物といえます。また、機能が豊富な分、使い方を習得するためにはそれなりの訓練が必要です。
Windowsを使ってKeynoteでPowerPointのデータ編集は可能?
Windowsを利用してKeynoteでPowerPointを開くことや、編集することは可能です。しかし、基本となるOSが異なるため、どうしても制限されてしまう部分も出てきます。設定方法や互換性などは以下の通りです。
KeynoteでPowerPointのデータを開く設定の方法
KeynoteでPowerPointのデータを開くには「ファイル」メニューから「書き出す」を選択し「PowerPoint...」をクリックし、「プレゼンテーションを書き出す」画面で「次へ」をクリックしましょう。PowerPointのデータ形式を選択するには「詳細オプション」をクリックします。ファイル名を入力し「書き出す」ボタンをクリックするとPowerPointで確認ができます。
KeynoteとPowerPointの互換性は?
KeynoteとPowerPointの互換性についてはどうでしょうか。せっかくファイルを開いても互換性がなく、目的の機能が使えないのでは意味がありません。実は、互換性はありますがいくつかの問題点もあります。以下ではフォントの違いや制限される機能について説明します。
フォント周りの互換性
まずはフォント周りの互換性です。KeynoteとPowerPointの互換性で問題となるのはフォントの違いで、WindowsとMacではインストールされているフォントが異なっています。これが原因となり、フォントが勝手に変換され、デザインが崩れてしまうようです。WindowsとMacのどちらでも利用可能なフォントをあらかじめチェックしておく必要があります。
一部のアニメーションは使えない
WindowsでKeynoteを使用する場合、一部のアニメーションが使えないことがあります。KeynoteとPowerPointでは、設定されているアニメーション効果が異なり、WindowsでKeynoteを使う際には、アニメーションを設定し直す必要があるようです。
WindowsでもKeynoteを使いこなしてプレゼンのレベルを上げよう
画像の編集や動画作成なども行えるKeynoteは、プレゼンテーションをする際に非常に便利なツールです。印象に残るプレゼン資料の作成を目指せます。また、プレゼンを行う際には「発表者ノート」機能を活用することをおすすめします。スライドの各ページに聴き手側には見えない発表者用のメモを記入しておくことができます。
このように、今までiPhoneやiPadのようなAppleの製品でしかダウンロードできなかったKeynoteですが、Windowsでファイルを開くことができるようになりプレゼンの選択の幅が広がりました。Keynote はPowerPointと異なっている部分も多く、少し慣れが必要ですが、使いこなせば資料作りの幅も広がります。Keynoteを使いこなしてプレゼンテーションのレベルを上げましょう。