2019年05月24日更新
iPhoneの動画撮影方法!本格的な動画を撮るのにおすすめな機材も紹介!
iPhoneで本格的な動画を撮影したいときには、どのような方法があるのでしょうか。iPhoneで撮影した動画で作った映画やCMもリリースされています。この記事ではiPhoneを使ってプロ並みの動画を撮影するための方法や三脚などのおすすめ機材をご紹介します。
目次
iPhoneの標準搭載のビデオカメラで動画撮影する方法
iPhoneにはいろいろな機能がありますが、カメラ機能で動画を撮影できるのが一つの魅力です。iPhoneで動画撮影する方法には、標準搭載されているiPhoneのカメラアプリのビデオカメラで撮影する方法があります。まずは標準搭載のビデオカメラで撮影する方法を見ていきましょう。
iPhoneで動画撮影する方法
iPhoneに標準搭載されているアプリでビデオをとる方法は次の通りです。ビデオを撮るためにはまずはiPhoneのカメラアプリを立ち上げます。
カメラアプリを開いたままでは動画の撮影モードではなく写真の撮影モードです。下にあるメニューを横にスライドして「ビデオ」を真ん中にします。
ビデオがスタンバイ出来たら撮影ボタンをタップするとiPhoneでの動画の撮影が始まります。
iPhoneの標準アプリでできること
iPhoneの標準アプリのビデオでできることには次のものがあります。
ズーム機能
iPhoneの標準アプリのビデオカメラにはズーム機能があります。撮影しているときに2本の指で画面を広げるとズームできます。どのくらいズームしているのかは画面上にゲージが表示されるので、そちらでわかります。
尚、iPhoneのズーム機能はデュアルレンズ搭載のiPhone以外は光学ズームではなく画素を大きくするデジタルズームになります。また、デュアルレンズ搭載のiPhoneでも光学ズームは2倍までしかできないので、2倍を超えたズームはデジタルズームになります。
デジタルズームは画素が大きくなるだけで、実際に撮影されている画像が大きくなっているわけではないので画像が荒くなります。その点は理解した上でズーム機能を活用しましょう。
カメラ切り替え
iPhoneのビデオカメラにはカメラを自撮りカメラに切り替える機能もあります。自撮りの動画をiPhoneで撮影したいときでも、画面を確認しながら動画の撮影ができるので、納得できる動画が撮れます。
フラッシュ切り替え
iPhoneのビデオカメラではフラッシュを使うこともできます。ビデオアプリの上部にあるフラッシュのマークをタップします。
すると「自動」「オン」「オフ」が表示されます。光の量を自動的に感知して最適なモードにしてくれるのが「自動」です。「オン」を選択すると周囲の状況に関係なくフラッシュが点灯します。「オフ」を選択すると周囲が暗くてもフラッシュが点灯しません。
明るい所でも撮影するものをより明るく取りたいときや、逆光で撮影したいときにはフラッシュを使うととてもよく撮影できます。また、暗い中で夜景を撮影したいときにはFlashは必要ありません。
このように状況に応じてフラッシュも使い分けるととてもいい感じになります。普段はビデオカメラのフラッシュの設定は自動でも大丈夫ですが、必要に応じて使い分けましょう。
iPhoneでゲーム実況動画を撮影する方法
iPhoneではiPhoneの外側の風景や人物などを動画で撮影するビデオカメラも付いていますが、iPhoneの画面上で起きていることを撮影できるモードもあります。スマホでゲーム実況の動画を撮影する人もいますが、iPhoneでも標準アプリでゲーム実況の動画を撮影できるので、その方法を見ていきましょう。
画面収録アプリを使う
iPhoneでゲーム実況の動画を撮影するためには「画面収録」というアプリを使います。まずは画面収録をコントロールセンターで使えるように設定します。まずはiPhoneの設定を開いて「コントロールセンター」をタップします。
「コントロールをカスタマイズ」をタップします。
下の方にある「コントロールを追加」の中にある「画面収録」の左横の「+」をタップします。
その画面の上の「含める」の中に「画面収録」が入ったことを確認したら設定を閉じます。
画面収録を使うと、iPhoneの画面上で起きていることを内部からの音声を含めてビデオに収録できます。動画で撮影したいゲームや動画を画面上に表示します。撮影したいものが表示されたらiPhoneの画面を下から上にスワイプしてコントロールセンターを表示します。
録画ボタンが「画面収録」の撮影ボタンです。こちらをタップすると撮影が始まります。撮影が始まったら画面を上から下にスワイプしてコントロールセンターを閉じると、画面上で起きていることを動画で撮影できるようになります。
iPhoneだけで撮影した動画がすごい!
新しいiPhoneがリリースされるたびに、カメラやビデオカメラの機能が強化されることが話題になっていますが、ここ最近ではプロ並みの動画が撮影できるようになりました。iPhoneだけで撮影した動画がすごいと話題になっています。こちらではiPhoneで撮影したすごい動画をご紹介します。
iPhoneだけで撮影した動画
iPhoneだけで撮影した動画には次のものがあります。
映画「タンジェリン」
iPhoneだけで撮影したことで話題になった映画には2015年に公開された「タンジェリン」があります。こちらの動画です。
撮影はアナモレンズを付けた3台のiPhoneの5sだけで行われ、低予算で撮影されました。iPhoneの5sということで、現在リリースされている最新版よりもカメラ性能は劣るはずですが、それでもこれだけの動画を撮影できるのは驚くべきことです。
ベントレーのCM
iPhoneだけで撮影したということで話題になったのは、高級車ベントレーが発表したドライビングジャケットのこちらのCMです。
6分間の動画ですが、前半はモノクロだけで撮影されています。その後はまるで高級ファッションブランドのCMを見ているかのような内容が展開されていきます。スマホだけで撮影したとは思えない動画です。こちらのCMは2015年に発表されたもので、撮影はiPhone6sで行われています。
バーバリーのファッションショー
バーバリーのファッションショーもiPhoneだけで撮影されたということで話題になりました。こちらの動画をご覧ください。
こちらの動画はバーバリーのYouTubeの公式チャンネルで公開されているもので、2013年にiPhone5sだけで撮影されています。もうすでに何年もたってしまっていますが、今見ても全く違和感を感じない動画の出来になっています。iPhoneだけで撮影した動画の質は本当に驚くべきものがあります。
iPhoneで動画撮影するのなら機材も欠かせない!
iPhoneで本格的な動画を撮影しようと思ったら、機材もそろえた方がいいでしょう。機材とはいっても、最も金額が掛かるカメラはiPhoneで十分です。より高品質な動画を撮影したいのなら後はマイクと三脚とレンズは揃えましょう。
機材をそろえるというとお金がかかると思う人もいるでしょうが、マイクと三脚とレンズを揃えるだけなら実はそれほど高額なものは必要ありません。こちらではおすすめのマイクと三脚、レンズをご紹介します。
おすすめのマイクについて
iPhoneで動画を撮影するのにマイクが必要になるのか、と思う人もいることでしょう。もちろんiPhoneに内蔵されているマイクもあるのですが、外付けマイクを付けるだけで音の臨場感が全く変わってきます。迫力ある動画を撮影するためには、音の臨場感も大切になります。ぜひ良い動画を撮影したいと思うのなら、マイクにもこだわってみましょう。
RODE VMML VideoMic ME-L VMML
iPhoneで本格的な動画を撮影するのにおすすめなマイクです。こちらのマイクはライトニング端子に接続できるタイプなので、イヤホンジャックがないiPhone7以降のiPhoneで撮影する場合におすすめのマイクです。背面にはヘッドホン端子も付いているので、撮影しながら音声のチェックもできます。
VideoMic GO
iPhone以外のスマホやカメラでもマイクを利用したい、という人におすすめなのがこちらのマイクです。スマホのイヤホンジャックや、音声入力端子を利用するタイプのマイクです。iPhoneで利用するためには、接続を変換するための変換ケーブルが必要になります。
初心者でも簡単な操作で、とてもクリアな音を収録することができます。コンパクトで軽量なので、iPhoneに接続しても負担になりません。
おすすめのレンズについて
iPhoneで本格的な動画を撮影するためにはレンズも使った方がいいでしょう。iPhone用の外付けレンズには拡大レンズや広角レンズ、魚眼レンズ、マクロレンズなどがあります。拡大レンズを使えば光学ズームで撮影できますし、魚眼レンズやマクロレンズではiPhoneの搭載レンズでは表現できない映像が撮れます。
外付けレンズを利用することで、iPhoneに内蔵されているレンズだけでは撮影が難しい映像を撮影できるようになります。ぜひiPhoneで撮影する動画の表現の幅を広げたいと考えているのなら、レンズもいろいろと揃えてみましょう。
iPhoneにおすすめのレンズはこちらの記事にまとめてあります。ぜひこちらの記事をご覧になって、気に入ったレンズを購入してみましょう。
おすすめの三脚について
iPhoneは手に持って動画を撮影するように作られていますが、どうしても手ブレしてしまいます。写真であれば手ブレ補正効果で手ブレがわからないようにできますが、動画では手振れ補正が掛かっても、同じところにiPhoneを固定し続けて撮影することは難しくなります。
やはり手ブレしない動画を撮影するためには、三脚が必要です。こちらではiPhoneで本格的な動画を撮影するためにおすすめの三脚をご紹介します。
ミニ三脚KOZIRO
こちらの三脚は、スマホ専用のミニ三脚です。ミニなので高さは16㎝しかありません。高い位置で撮影するためには台が別に必要になります。しかし、ミニサイズなのでバッグに入れて簡単に持ち運びができるというメリットがあります。
また、外部マイクを使う場合には、上部にマイク用のアダプターがあります。足を閉じれば手持ちでの撮影もできます。こまめに動き回って撮影したい人におすすめの三脚です。
三脚 TH-X & HFMP
本当に本格的な動画を撮影するつもりなら価格は高いのですが、こちらの三脚がおすすめです。こちらの三脚は動画を撮影するために作られた三脚なので、被写体を追いかける、という点で普通のカメラ用の三脚よりも優れています。
やはり静止画の撮影と動画の撮影では全く三脚に必要とされる機能が違うのは当たり前です。スマホ専用の三脚ではありませんが、動画用の三脚といえばこれが一番のおすすめです。
iPhoneで動画撮影するなら「FiLMiC Pro」がおすすめ!
iPhoneで動画撮影するなら、標準アプリではなく「FiLMiC Pro」を使うとより本格的な動画が撮影できます。この記事の最後に「FiLMiC Pro」についてお伝えします。
FiLMiC Proとはどんなアプリ
iPhoneのカメラ用アプリというと、動画にスタンプを付けたり、画像を調整したりといったことが主な機能になります。しかし、こちらのFiLMiC Proはそういったアプリとは全く違います。iPhoneでプロ並みの高画質な映像を撮影するために作られたアプリです。
iPhoneのカメラアプリには無料のものも多いのですが、こちらのアプリは1,800円と有料のアプリです。有料ということで諦めてしまう人も多いのですが、本格的なカメラなどの機材を揃えたら、動画撮影はこの値段ではできません。それを考えたらとてもお買得なアプリといえるでしょう。
FiLMiC Proでの動画撮影方法
iPhoneにインストールしたFiLMiC Proでどのように動画を撮影したライいのか、気になっている人もいることでしょう。詳しい使い方の説明はこちらの記事で解説しています。FiLMiC Proに興味がある人は、こちらの記事をご覧になって、ぜひ使い方をマスターしてみましょう。
iPhoneですごい動画を撮影してみよう!
この記事ではiPhoneで動画を撮影する方法についてみてきました。子供や動物の何気ない日常をiPhoneで撮影するのも楽しいものですが、ただiPhoneの標準機能だけでは物足りなくなる人もいることでしょう。本格的な動画を撮影してみたくなったら、アプリや機材もいろいろと工夫してみたくなってきます。
iPhoneでの動画は、ほんの少し工夫したり、機材を揃えたりするだけで高い質の動画を撮影できるようになります。iPhoneのカメラ機能はどんどんと進化しているので、あなたなりの工夫をいろいろと加えてみて、映画並みの本格的な動画を撮影できるようにしてみましょう。