2019年04月19日更新
iPhoneの通話内容の録音方法!電話録音機能はないので無料アプリなどを使おう!
iPhoneで通話音声を録音するには無料通話アプリをインストールする方法とテレフォンピックアップやBluetoothボイスレコーダーなどiPhoneに接続して録音する方法があります。録音したデータは第三者に特定されないように慎重に管理しなければなりません。
目次
- 1iPhoneで通話内容を録音するには?
- ・iPhoneに電話録音機能はない!
- ・iPhoneで通話中の会話を録音できない理由
- 2iPhoneで無料アプリで通話内容を録音する方法
- ・TapeACall
- ・コールレコーダー
- ・StarT
- 3iPhoneで通話内容を録音する方法〜Call Recorder〜
- ・Call Recorderとは
- ・Call Recorderの使い方
- 4iPhoneで通話内容を録音する方法〜テレフォンピックアップ〜
- ・テレフォンピックアップとは
- ・テレフォンピックアップの使い方
- 5iPhoneで通話内容を録音する方法〜Bluetoothボイスレコーダー〜
- ・Bluetoothボイスレコーダー
- ・Bluetoothボイスレコーダーの使い方
- 6iPhoneで通話中の会話を録音してみよう!
iPhoneで通話内容を録音するには?
iPhoneでは標準アプリにボイスメモがあります。音声で録音しておけば取材原稿や会議議事録の原稿に起こす時に便利です。
しかし、iPhoneは通話音声をボイスメモに録音することはできない仕組みになっています。通話音声を録音できれば、友達や取引先との通話内容を録音しておいて約束や商談を聞き漏らしをなくしたり、トラブルで直接電話で話さなければならないときには電話での内容を証拠として残しておいたりします。
商品の使い方や不具合などで企業のサポートセンターに問い合わせした時のやりとりを録音しあとから確認したり、またオンライン英会話で復習するために保存したり、いろいろ音声データの活用方法があります。
iPhoneに電話録音機能はない!
iPhoneでは通話音声を録音する機能は搭載されていません。Android端末では標準アプリとして搭載されており通話音声を録音することが可能です。前述の通りiPhoneには標準アプリであるボイスメモでは通話を録音ができません。
iPhoneで通話中の会話を録音できない理由
なぜiPhoneでは通話中の会話を録音する機能が標準搭載されていないのでしょうか。理由としてはAppleの本社であるアメリカでは無断で通話を録音することを法律で禁止されています。アメリカ以外にも通話録音を禁止する国が多く、それらの国に対応するためです。
会話当事者の一方が相手方の同意を得ず、何の断りもなく会話を録音しまたその事実を知らせないことを『秘密録音』といいます。
通話中の会話を録音する場合の注意点
よく企業のコールセンターに電話したときにも会話のはじめに「品質向上のために、会話を録音させていただいています」と事前にアナウンスしてくれる場合もありますが、日本で秘密録音は違法ではないとされており、会話の内容を証拠保全のために秘密録音が行われることがあります。裁判でも被害者を救済するためにも秘密録音は重要な証拠になります。
通話中の会話を録音すること自体は違法ではないものの、録音した音声をSNSなどで公開し会話した人が第三者に特定できる場合は「名誉毀損」や「プライバシーの侵害」にあたる可能性があります。録音したデータの管理は慎重に扱うことが重要です。
iPhoneで無料アプリで通話内容を録音する方法
取引先や友達の電話で約束をしたり待ち合わせの時間を決めるときiPhoneで録音できれば安心です。そのようなときiPhoneでは無料の通話録音アプリがあり、特別な機材の追加の必要がなくアプリをインストールするだけで通話を録音できます。
TapeACall
TapeACallは三者間通話を応用した無料通話録音アプリです。録音したい通話が始まるとTapeACallアプリを起動し「録音」をタップすると録音を開始します。通話が終了すると録音データにアクセスできるリンクが取得され録音データをダウンロードできます。
Need to record your phone conversations for business meetings, verbal agreements, or just about anything else?
— TapeACall (@TapeACall) September 28, 2018
TapeACall let’s you do it like a pro 😉
Here’s all you need to know about the app and all of our features!https://t.co/RH4bu5vNHk
TapeACallは三者間通話を利用したアプリなので携帯電話会社の三者間通話サービスに申し込まなければいけません。auでは「三者通話サービス」、ソフトバンクでは「グループ通話」になります。事前に申し込みが必要で月額200円の費用が発生します。NTT docomoは三者間通話には対応しておらずTapeACallは使用できません。
TapeACallをApp Storeからダウンロードします。
TapeACallを起動し初期設定がはじまります。使用するiPhoneの電話番号を入力します。
電話番号宛にアクティベーションコードがSMSで送られ、コードを入力しTapeACallを起動します。
アクセス番号の設定では日本を設定します。
通知の設定や連絡先へのアクセスの許可を設定します。
設定が終わるとボタンが表示されタップすると通話画面に切り替わりセンターにコールします。接続が完了すると「電話を追加」ボタンをタップし通話したい相手に電話をします。グループの追加の問い合わせに切り替わるのでタップすると録音が始まります。
TapeACall Pro
TapeACallは無料アプリです。そのため機能が制限されており通話録音が最初の60秒しか再生ができません。全ての機能が利用可能なTapeACall Pro(1,300円)が必要になります。まずは無料アプリで使い勝手を試してからTapeACall Proを購入することをおすすめします。
コールレコーダー
コールレコーダーは携帯キャリアは関係なく通話を録音機能がついた無料通話アプリです。国際電話通話にも対応しており世界累計1,100万ダウンロードされています。録音データはiPhoneのストレージに保存されます。録音データはすぐに聞け再生速度など調整が可能です。データはメール送信・Dropboxなどにも利用できPCなどと共有・管理ができます。通話には通話料が発生します。
コールレコーダーをApp Storeからダウンロードし起動します。
初期設定画面が表示され、使用するiPhoneの電話番号を入力します。
SMSで認証コードを取得して入力すると通話可能になります。
発信時も着信時も自動的に音声は録音され、録音データはレコーディングに一覧表示されます。
iPhoneで音声データを再生できます。テンポをタップすることで再生速度が調整できます。
StarT
StarTはコールレコーダーと同じく、格安で国際・国内電話ができる通話アプリです。Wi-Fiなどのネットワークに繋がっている状態から独自の専用回線を通して高音質な通話が可能です。基本料金の設定はなく、通話料も低価格で気軽に通話ができます。アプリの機能として通話録音機能がありPCにもダウンロードでき共有・管理できます。
通話するたびに「ラッキーガチャ」がポイントを手に入れ、ポイントを使って国際・国内電話を利用できます。
iPhoneで通話内容を録音する方法〜Call Recorder〜
iPhoneで無料通話録音アプリを紹介しましたが音声データがアプリ側のサーバーに保存されたり、アプリは無料でも通話料金が発生したり、アプリの動作が不安定だったり、使い勝手はよくありません。そこでiPhoneのLightning端子に装着し、通話音声を録音するガジェットとしてCall Recorderを紹介します。
Call Recorderとは
リンクスインターナショナルから販売されているiOS専用外部録音デバイスです。専用の無料アプリで通常の通話だけでなくLINEやSkypeなどの通話アプリの通話録音が可能です。音声データの保存にはmicroSDが採用され、音声データだけでなくバックアップアプリを使用することでiPhone内のPDFやOfficeデータなどをiPhoneの外部ストレージとしてバックアップできます。
Call Recorderの使い方
Call Recorderの使い方はiPhoneのLightning端子にCall Recorderを装着し、Call RecorderにmicroSDとイヤホンジャックを装着します。専用のアプリ「Call Recorder+」を起動しておけば録音をする時に「レコードボタン」を押せば録音が開始されます。複数人とのグループ通話やビデオ通話にも対応しており、Siriを使うと録音した音声データをテキストに変換してくれます。
Call Recorderで録音するのに必要なもの
Call Recorderで必要なものはLightning端子が装備されているiPhone、iPadでiOS8.0以上になります。3.5mm4極仕様のマイクロ付きイヤホンでないと利用できません。保存ストレージとしてmicroSDを別途購入する必要があります。miroSDカードは最大256GBでSDHC/SDXCに対応しています。
Call Recorderを利用して録音する方法
Call RecorderをiPhoneのLightning端子に接続し、イヤホンとmicroSDを装着し専用アプリ「Call Recorder+」をダウンロードし起動します。通話中に録音するときCall Recorder本体のレコードボタンを1回押すと録音が開始されます。録音中もう一度押すと一時停止となり、2回連続レコードボタンを押すと音声データが保存されます。
録音形式はAAC/ALAC/wavに対応しておりは専用アプリ「Call Recorder+」で再生したり、メールで送信したり、SNSでシェアしたりできます。音声データにパスワードを設定が可能でセキュリティー面でも対策がされています。
iPhoneで通話内容を録音する方法〜テレフォンピックアップ〜
携帯端末が複数あったり、Call Recorderでは使えないLightning端子以外のiPhoneやガラケーなどを使っていたりする場合には、iPhoneの受話器にマイクを装着しICレコーダーなどの外録音機器に録音する方法があります。複数の携帯端末でもICレコーダー1台に音声データを集約できるメリットがあり、マイク機器としてテレフォンピックアップがあります。
テレフォンピックアップとは
テレフォンピックアップとはイヤホン型の電話録音用マイクです。ケーブル方式なので携帯性もよく安価で販売され、マイク端子が装着されていれば録音機器を選びません。物理的に録音するため、スマートフォンのアプリなどにも依存されず、iPhone以外の端末や固定電話など幅広い電話機器に使用できます。
テレフォンピックアップの使い方
外見はイヤホンと同じ形状ですがイヤホンの外側にマイクが装着されています。テレフォンピックアップ越しにiPhoneの受話器を耳に当てることでiPhoneの音声を録音します。電話は仕組み上、自分の声も受話器からも出力されているので相手の音声と自分の音声が同時に録音できます。
テレフォンピックアップで録音するのに必要なもの
テレフォンピックアップで必要なものはテレフォンピックアップ本体とマイク端子が搭載されているICレコーダー等の録音機器が必要です。マイク端子が搭載されている録音機器であればテープレコーダーなど多くのメディアに対応可能です。
テレフォンピックアップを利用して録音する方法
録音する方法は簡単で、テレフォンピックアップを録音機器に接続しイヤホン部を耳に装着します。ICレコーダーなどの録音機器の録音を開始してからイヤホンを装着した耳に携帯電話をあて通話録音します。
iPhoneで通話内容を録音する方法〜Bluetoothボイスレコーダー〜
テレフォンピックアップのようにケーブルの取り回しがなく、iPhoneをカバンに入れたまま通話内容を録音する方法としてBluetoothボイスレコーダーがあります。
Bluetoothボイスレコーダー
BluetoothボイスレコーダーはiPhoneとBluetoothでペアリングしBluetoothヘッドセットとして通話使用します。Bluetoothボイスレコーダー本体にマイクとスピーカーが内蔵されているタイプと本体からケーブルでマイクとイヤホンを装着するタイプがあり、音声データはボイスレコーダーのストレージに保存されます。
機器単体でボイスレコーダーとしても利用できUSB端子でPCなどに音声データを転送できます。あらたにボイスレコーダーの購入を検討されているかたはBluetoothボイスレコーダーを選ぶことをおすすめします。
Bluetoothボイスレコーダーの使い方
Bluetoothボイスレコーダーとして代表的な機器として「StickPhone」があります。機器ペアリングし設定を通話録音モードにしておくと着信・発信で通話が始まると自動で録音が始まります。本体にもスピーカーが搭載されているのでその場で音声を聞いたり、USB経由で音声データをPCに転送して聞いたりできます。
ボイスレコーダーの音声データはフォルダ別に管理され、セキュリティ上パスワードでファイルを保護します。
iPhoneで通話中の会話を録音してみよう!
iPhoneなど電話で取引先との商談や友達との約束など、後で忘れてしまって困ることもあり通話をしながら紙にメモをしても会話が早く書き損じることもあります。防犯面では不審者からのいやがらせ電話や電話詐欺などトラブルに巻き込まれた時に会話を録音ができれば後に重要な証拠となります。
iPhoneの通話音声録音アプリはiPhone単体で録音ができるのがメリットです。しかし無料アプリでは機能が制限されたり、通話料が発生したり使い勝手に問題があります。ガジェットであるCall RecorderはiOS専用の利点でiPhoneとの相性は良くLINE電話など多くのユーザーが利用するSNS系の通話アプリにも対応しているのが大きなメリットです。
テレフォンピックアップは低価格でiPhone以外でも多くのデバイスの通話音声を録音することが可能です。BluetoothボイスレコーダーはBluetooth対応デバイスであればケーブルレスでiPhoneと接続ができ、Bluetoothハンズフリーデバイスと同じように操作が可能で手軽に録音を開始できます。ボイスレコーダー単機としても使用できるのがUSBを通してPCに転送できることが可能です。
仕事からプライベートまで、通話中の会話を録音しておけば不測のトラブルへの備えとして用意しておいて良いアイテムです。