iPad Proだけで動画編集はできる!必要なアプリ・周辺機器や注意点などを解説!
皆さんはiPad Pro というiPadのモデルをご存じでしょうか?このモデルは他のiPadのモデルに比べてスペックが高いので、動画編集などにも向いています。そこで今回はiPad Proだけで動画編集する方法をご紹介します。
目次
- 1iPad Proで動画を編集するのに必要な環境は?
- ・モデルは問わないけど256GBがおすすめ
- ・素材取り込みにはカードリーダーが必要
- ・自身に合った編集アプリ
- ・クラウド環境を整える
- ・テキスト入力が多い方はキーボードも必要
- ・Apple Pencilで編集作業が楽々
- 2iPad Proで編集する方におすすめ無料アプリ
- ・長いムービーを簡単編集するならiMovie
- ・簡単な操作感で編集するならQuik
- 3iPad Proで編集する方におすすめ有料アプリ
- ・本格的な編集をするならLumaFusion
- ・パソコンと行き来しながら編集するならAdobe Premiere Rush
- ・おしゃれなテンプレートを使用するならAdobe Spark Video
- ・リーズナブルな価格で選ぶならPinnacle Studio
- 4iPad Proで動画編集する時の注意点
- ・SxSやXQDカード、デジタルシネマカメラのクリップが読み込みない
- ・アプリ同士でのファイル転送ができない
- ・BGM素材のダウンロードに少し手間がかかる
- ・編集前の映像素材を安全にバックアップしたい時はパソコンでやるべき
- 5iPad Proで本格的な動画編集をしよう!
iPad Proで動画を編集するのに必要な環境は?
皆さんはiPad Proだけで動画編集ができるのをご存じでしょうか。PCを使わずにiPad Proでスムーズに手軽に動画編集が出来たら大変便利ですよね。そこで今回はiPad Proで編集するのに必要な環境を解説します。
まず一点注意すべきことはiPad Proではデータの転送中は基本的に他の作業ができません。PCではSDカードを挿入し、データを転送しつつ動画の編集が可能ですがiPad Proでは同時に作業することができません。ここにおいてはiPad Proの方が非効率と言えるでしょう。
モデルは問わないけど256GBがおすすめ
それから二つ目はiPadで動画編集をする場合、モデルは問いませんが256GBがおすすめです。iPad Pro以外にもiPad airやiPad miniなどのモデルはありますが、一番重要なのはSSD容量です。動画のファイルは写真に比べて大変容量を必要とします。
これからiPadで動画編集をコンスタントにやられるのであれば最低256GBのiPadを容易した方が良いです。さらにもっと欲を言えばやはり、パフォーマンス速度の速いiPad Proが一番オススメです。容量が一杯でファイルが読め込めないなどと後悔するのは避けましょう。
素材取り込みにはカードリーダーが必要
基本的にiPad Proへの素材取り込みにはカードリーダーが必要になります。USB-Cポートにカードリーダーを挿すことでデータやファイルの転送ができます。ただし、ある特定のフォーマットのファイルや別撮りをした音声ファイルを送りたい場合はカードリーダー付きのHDDやSSDが必要になるので注意してください。
一方、iPhoneで撮影した動画ファイルはAirDropで簡単にiPadに送ることができるので、非常に簡単でオススメです。AirDropならば専用のアプリやカードリーダーが必要ありません。
自身に合った編集アプリ
それからiPad Proで動画を編集するにあたって自身に合った編集アプリを購入する必要があります。動画編集アプリとして既に有名なAdobe Premiere ProやFinal Cut Pro Xに劣らないアプリとしてLumaFusionをオススメします。値段は2400円とお手軽な上、機能も豊富なので動画編集で困ることはないでしょう。LumaFusionについては後ほど詳しく説明します。
クラウド環境を整える
もう一つiPad Proで動画を編集するにあたって大切な事はクラウド環境を整えることです。iPadにはiOSというブラウズというアプリはありますが、アクセス制限があります。そこでiCloud DriveやGoogle Driveなどのアプリを入れてクラウド環境を整えてください。
テキスト入力が多い方はキーボードも必要
動画の編集でテキスト入力が多い方はキーボードも必要になってきます。iPadの場合BluetoothのキーボードにするかApple Pencil にするか悩むかと思います。Bluetoothのキーボードならば値段はピンキリですが大体1万円程度です。普段PCを使っていたりする方はキーボードの方が作業効率は高いです。ただし持ち運びといった点や作業スペースを考えるとApple Pencilの方が利点はあります。
Apple Pencilで編集作業が楽々
Apple Pencilのお値段は約14500円ほどで少しBluetoothのキーボードより高いです。しかし、Apple Pencilでは色の補正やクリップの調整も出来るため編集においてとても使いやすいです。動画の編集だけであればキーボードを買わずともApple Pencilだけでも十分こと足りるでしょう。
iPad Proで編集する方におすすめ無料アプリ
キーボードやApple Pencilを始め、iPad Proで編集するのにあたって必要な環境がお分かり頂けたと思います。それでは次に実際にiPad Proで編集する方におすすめ無料アプリをご紹介していきます。
長いムービーを簡単編集するならiMovie
まず最初にオススメするアプリはiMovieです。無料で誰でも使える上、テンプレートを選べば自動でも作成してくれます。思い出などの編集技術がさほどいらないのであれば、iMovieが一番オススメです。
簡単な操作感で編集するならQuik
二つ目にオススメするのはQuikです。これはカメラで有名なGoProが出しているアプリで、操作性に大変優れています。Adobeシリーズのようにテンプレートから選んで、画像や動画を差し込んで作る形です。編集も簡単に出来て、これで無料なら文句なしの優良アプリです。
iPad Proで編集する方におすすめ有料アプリ
次はiPad Proで本格的に編集作業する方におすすめの有料アプリをご紹介します。
本格的な編集をするならLumaFusion
まず最初にiPadの方にオススメする編集アプリはLumaFusionです。お値段は2400円と多少掛かりますが、細かい編集作業において困ることは無くなります。編集作業だけでなく、エフェクトやフリーの音楽も豊富に用意されているので非常に便利です。iPadでコンスタントに動画を編集する方は是非LumaFusionを使ってみてください。
パソコンと行き来しながら編集するならAdobe Premiere Rush
次にiPad編集でオススメするアプリはAdobe Premiere Rushです。もちろん
Adobe Premiere Rushも細かな編集作業もできますし、豊富なエフェクト、サウンドもあります。先ほどのLumaFusionとの違いはパソコンと行き来しながら編集できる点です。
このソフトをPCにも入れることで簡単にiPadとPCの両方で編集出来るようになります。また体験版として3回までの書き出しは無料ですので、その操作性やコンテンツの豊富さを1度ご自身で体験してみてください。
おしゃれなテンプレートを使用するならAdobe Spark Video
細かい編集というよりも、おしゃれなテンプレートを使用するならAdobe Spark Videoがオススメです。沢山のテーマから選んで簡単に編集することも出来ますし、一から自分で作ることも出来ます。ただし書き出しの設定が細かくできないので注意してください。
リーズナブルな価格で選ぶならPinnacle Studio
こちらは360円のライト版と1600円のプロ版がある有料アプリです。iPadで編集する際にどれだけのレベルの求めるかに依りますが、本当に少し編集する程度であれば360円の方で十分です。ただし画像に文字を入れられなかったり、細かい作業はできないので注意してください。
iPad Proで動画編集する時の注意点
以上がiPad Proで編集する方におすすめの有料アプリでした。コスパ的にはやはりLumaFusionがオススメですが、少し値が張るので自分の財布と相談してみてください。では次にiPad Proで動画編集する時の注意点についてお話していきます。
SxSやXQDカード、デジタルシネマカメラのクリップが読み込みない
初めにもお話した通り、iPad Proではデータ、ファイルの転送中は基本的に他の作業ができません。PCではSDカードを挿入し、データを転送しつつ動画の編集が可能ですがiPad Proでは同時に作業することができません。
これに加えてSxSやXQDカード、デジタルシネマカメラのクリップが読み込めないので注意してください。なぜならiOSの写真アプリはDCIMのフォルダ内のものしか認識しない為です。
アプリ同士でのファイル転送ができない
それからiPadではアプリ同士でのファイル転送ができません。iPadにはiOSというブラウズというアプリはありますが、アクセス制限があるからです。そこでiCloud DriveやGoogle Driveなどのアプリを入れてクラウド環境を整えてください。
BGM素材のダウンロードに少し手間がかかる
それから最後に知っておくべきことはBGM素材のダウンロードに少し手間がかかることです。例えばあるBGM素材をLumaFusionに読み込ませる場合、1度ダウンロードした後、Google Driveにアップロードし、そこから素材を読み込む。という非常に遠回りなやり方で手間が無駄にかかってしまいます。
編集前の映像素材を安全にバックアップしたい時はパソコンでやるべき
編集が長くかかりそうな際はiPad内のデータをPCや外付けハードディスク等に保存、バックアップすることをオススメします。バックアップすることで、編集していく上でもう必要の無くなったファイルを安心して削除することができます。
iPad Proで本格的な動画編集をしよう!
いかがだったでしょうか。今回はiPadで動画編集する時にオススメなアプリやApple Pencilを始め、必要な環境をご紹介しました。iPadにも色々モデルがありますが、やはりスペックの高いProモデルを購入することをオススメします。是非今回を機にiPad Proで本格的な動画編集をしてみてください。