Internet Explorerは動作を停止しましたと表示される原因と対処法!
IEの起動時やサイト閲覧中、急に「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示され強制終了してしまうことがあります。そこで今日は「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示される原因とその対処法を紹介します。
目次
- 1「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示された!
- ・「Internet Explorerは動作を停止しました」が出るタイミング
- ・「Internet Explorerは動作を停止しました」が出た場合の影響
- 2「Internet Explorerは動作を停止しました」の主な原因は?
- ・インストールされたソフト
- ・バックグラウンドのシステムサービス
- 3「Internet Explorerは動作を停止しました」の主な対処法
- ・インストールされたソフトを停止する
- ・システムサービスを停止する
- 4それでも「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示されたら
- ・WindowsUpdateを実施
- ・IE一時ファイルと履歴を削除
- ・Internet Explorerのアドオンを無効化
- ・Internet Explorer設定を初期状態にする
- ・ウィルス対策ソフトを停止する
- 5「Internet Explorerは動作を停止しました」が出ても慌てない!
「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示された!
Internet Explorerのトラブルとして、急に「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示され、開かない・最終的に強制終了しなくてはいけないというトラブルがあります。
「Internet Explorerは動作を停止しました」が出るタイミング
この「Internet Explorerは動作を停止しました」が出るタイミングとしては、Internet Explorerを使用している環境にもよりますが、主にInternet Explorerを起動した際や、サイトを閲覧していてページをめくる際や、前のページに戻ろうとした際、また印刷画面を表示させようとした際など、何かしらInternet Explorerに対して動作の命令を出したタイミングでエラーが起きています。
「Internet Explorerは動作を停止しました」が出た場合の影響
Internet Explorer起動時に「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示された場合、そのままInternet Explorerが開かず閉じてしまいます。またInternet Explorerを使用中に「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示された場合は、ほとんどの場合そのままフリーズしてしまい、強制終了するしかなくなってしまいます。
「Internet Explorerは動作を停止しました」の主な原因は?
ではなぜ「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示されInternet Explorerが起動しなかったり、固まって強制終了してしまったりするのでしょうか。原因を挙げていきます。
インストールされたソフト
ほとんどのソフトはネット環境を必要とします。そこでインストールしたソフトのプログラムがInternet Exlorerの動作に対し何かしら影響を与えている可能性は高いと言えます。
バックグラウンドのシステムサービス
実際のパソコンの画面に表示されていない・自分で稼働させるよう指示をしていなくても、バックグラウンドでプログラムが動作し、そのプログラムがInternet Explorerの動作を邪魔している場合があります。
「Internet Explorerは動作を停止しました」の主な対処法
原因の次は対処法に移ります。
インストールされたソフトを停止する
いつからInternet Explorerが動作しなくなってしまったのか、その動作しなくなった前後にインストールしたソフトを停止、またはアンインストールしてみましょう。
システムサービスを停止する
「Windows」にポインターを合わせて右クリックします。「コンピューターの管理」から「サービスのアプリケーション」>「サービス」の順にクリックします。Windowsのサービスがすべて表示されるので、その中からサービスを選択すると、「停止」と「再起動」が表示されますので、「停止」をクリックします。
それでも「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示されたら
これまでの対処法を試しても解決しないようなら次の5つの作業を行いましょう。
WindowsUpdateを実施
WindowsUpdateとは、Windowsのプログラムを最新のものにするための機能です。セキュリティなどの問題が発覚した場合、Microsoft社がその問題を解決するためのプログラムを作成・提供します。WindowsUpdateはそんな新しいプログラムをMicrosoft社から受け取り、自分のパソコンへインストールする窓口の役目をするものです。
通常、自分でWindowsUpdateを行わなくても自動で通知を受け取り、パソコンをシャットダウンする際に自動で更新されることがほとんどですが、知らないうちにその設定を変えてしまっていた場合などはプログラムの更新がまったくされない状態になることがあります。そこで通知を受け取らなくても自分でプログラムの更新が必要か確認・実行する方法を紹介します。
スタート>設定>システムとセキュリティの順にクリックします。
「WiondowsUpdate」を開き、「更新プログラムの確認」をクリックします。
Windowsプログラムの更新が見つかりました。この状態では更新が見つかっただけで、まだインストールはされていません。WindowsUpdateは必ずインストール後にパソコンの再起動が必要です。
WindowsUpdateはパソコンの再起動を行わないと更新されません。WindowsUpdateを行った後はパソコンを再起動してから、Internet Explorerを起動させます。
IE一時ファイルと履歴を削除
IE一時ファイルと履歴とは、Internet Explorerの表示速度を早くするために開いたサイトの情報をパソコンの中に一時的に保存している、いわゆるキャッシュというものです。
IE一時ファイルと履歴(キャッシュ)はネットでのサイトなどの表示を早めてくれる一方で、溜まり過ぎるとメモリを圧迫し、パソコンの動作を遅くしたり、Internet Explorerが立ち上がりの際に大量のキャッシュを読み込みに行くため余計に時間がかかったり、固まってしまったりというデメリットがあります。
さらにはキャッシュがInternet Exlorerに誤動作させてしまうこともあるため、定期的な削除が必要です。
Internet Explorerが開ける状態なら、右上の「歯車」マーク>「インターネットオプション」をクリックします。
Internet Explorerが開けない状態の場合、「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「閲覧の履歴とCookieの削除」の順にクリックしていきます。
ここからの手順はInternet Explorerが開ける・開けないどちらも同じです。「全般」のタブから、閲覧の履歴の項目にある「削除」をクリックし、別ウインドウで開く「閲覧の履歴の削除」の「削除」をクリックします。
Internet Explorerのアドオンを無効化
アドオンとは、Internet Explorerに様々な機能を追加するために、企業や個人のプログラマーから提供されている拡張プログラムのことです。例えば、検索ツールバーやポップアップ広告のブロック、動画のダウンロードや沢山開いたタブをまとめて使用メモリを抑えるもの等、多岐にわたります。
Internet Explorerのバージョンが最新なのに、アドオンが古いInternet Explorer向けに作られたものの場合、双方がうまくかみ合わずプログラムエラーを起こし、Internet Explorerの動作を停止させてしまう原因となります。
アドオンを無効にするのは、Internet Explorerのエラーに対しての効果的な対処法といえます。アドオンを無効化する方法は2つあります。●一時的にすべてのアドオンを無効にする方法、●特定のアドオンを一つずつ無効にし、「有効」に変更するまで「無効」のままにする方法の2つです。
一時的にすべてのアドオンを無効にする
一括で一時的にアドオンを無効にする場合、キーボードにある「Windows」マーク+「R」で「ファイル名を指定して実行」という画面を表示させます。名前の枠内に、「iexplore.exe␣-extoff」(␣は半角スペース)と入力し、「OK」をクリックすれば完了です。
「OK」をクリックするとInternet Explorerがアドオンを無効にした状態で起動します。一時無効にしてあるアドオンは、Internet Explorerを再起動するまでの間だけ無効となります。つまり次回起動させる時にはアドオンはまた有効になっていますのでアドオンが原因だった場合は次に説明する対処法で改めて無効にしましょう。
特定のアドオンを一つずつ無効にする
Internet Explorerが開ける状態なら、右上の「歯車」マーク>「アドオンの管理」をクリックします。
Internet Explorerが開けない状態の場合、「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「ブラウザーのアドオンの管理」>「アドオンの管理」の順にクリックしていきます。
Internet Explorerが開ける・開けないどちらもここからの手順は同じです。表示を「全てのアドオン」に変更します。
表示されているアドオンを一つずつ選択し、「無効にする」をクリックしていきます。
Internet Explorer設定を初期状態にする
OSやブラウザのバージョンが上がるごとにセキュリティやソフトのプログラムは複雑化していきます。一つずつ設定を解除していくのはとても手間と時間がかかります。
そこで、まずはInternet Explorerを初期化し、今までの設定などをまっさらの状態にします。昔は、Internet Explorerの初期化は最終手段といわれていましたが、2015年頃よりInternet Explorerの初期化はエラーの際にはまず行う対処法となっています。
初期化の手順は、Internet Explorerが開ける場合は、Internet Explorerの「歯車」マーク>「インターネットオプション」を開き、「詳細設定」のタブを開いて「リセット」をクリックします。
「個人設定を削除する」にチェックを入れると設定したパスワードなど全てがリセットされますので、嫌な場合はチェックを入れずに、「リセット」をクリックします。リセットが完了すると別ウインドウが開きますので、パソコンを再起動させれば完了です。
Internet Explorerが開く際に「Internet Explorerは動作を停止しました」と表示されてしまい、Internet Explorerを開くことができない場合は、「コントロールパネル」>「ネットワークとインターネット」>「インターネットオプション」を開きます。「インターネットオプション」が開いてからの手順は先ほど説明した手順と同じです。
ウィルス対策ソフトを停止する
ウィルス対策ソフトのプログラムがInternet Explorerの立ち上げや動作を邪魔していることが原因のこともあります。まずはウイルス対策ソフトを終了させてから、再度Internet Explorerを立ち上げてみましょう。
もし、Internet Explorerが正常に起動する場合、いくらInternet Explorerにとって邪魔であってもウイルス対策ソフトを使わないままインターネットを使うことはリスクが高いので、他のウィルス対策ソフトを試してみてください。
「Internet Explorerは動作を停止しました」が出ても慌てない!
パソコンは画面で見える内側で想像以上に複雑なプログラムが稼働しています。急に「Internet Explorerは動作を停止しました」が表示され、Internet Explorerが開けない・動かないとなっても慌てず今回紹介した対処法を順に行っていきましょう。