2019年08月16日更新
GoogleとAmazonが和解!相互のデバイスで動画ストリーミング可能に!
長い間、様々なジャンルで競合していたGoogle(グーグル)とAmazon(アマゾン)が、ついに和解を発表しました。その結果、相互のデバイスで動画ストリーミングが可能になりました。GoogleとAmazonが提供するサービスの変化について説明していきます。
目次
Google(グーグル)とAmazon(アマゾン)が和解
競合相手として対立していたGoogle(グーグル)とAmazon(アマゾン)が、2019年4月に和解を発表しました。アメリカの大企業2社の和解前後の状況と、和解したことによって、提供されるサービスがどう変わったのかについて説明していきます。
今までは不仲であった
GoogleとAmazonの2社は、今まで様々なジャンルで競合していました。そのせいで、片方の動画サービスをもう片方のデバイスでストリーミング再生できないという、動画サービスの規制をはじめとした様々な対策を、お互いに行っていました。
AmazonのFire TVではYouTubeを見ることはできませんでしたし、GoogleのChromecastではAmazonプライムビデオを見ることができませんでした。動画の制限以外にも、不仲による弊害はありました。
google製品はAmazonで買えない
Amazonは、Google製品を自社サイトで販売していませんでした。これは競争相手であるGoogleの製品の売り上げを妨害する取り組みといえます。
Amazonのデバイスからgoogleへのアクセス禁止
Googleは対策として、Amazonのデバイスから自社のサービスへのアクセスを禁止しました。Googleの主要なサービスであるYouTubeも、当然Amazonデバイスからは視聴できませんでした。
GoogleとAmazonが和解してできるようになる事
このように不仲で、対立関係にあったGoogleとAmazon。この2社がついに歩み寄りました。それでは実際に、両社が和解した結果、ユーザーに提供されるサービスにおいてどのような変化が起こるのでしょうか。
相互のデバイスで動画ストリーミング可能になる
結果として、両社のデバイスで動画の視聴が可能になります。それまで競合していた動画配信サービスにおける制限を解除するということになります。
Fire TVでYouTube、ChromecastでAmazonプライムビデオが視聴可能に
具体的には、AmazonのメディアプレーヤーであるFire TVでYouTubeを、GoogleのメディアプレーヤーであるChromecastでAmazonプライムビデオを視聴することができるようになります。これによりユーザーの動画視聴における利便性が向上することは言うまでもありません。
タイミングはいつから?
両社の和解が発表されたのは2019年4月ですが、実際にサービス見直しが実現されるのはいつからでしょうか。実は同年の、2019年7月から両社のデバイスで動画ストリーミングが可能になっています。
GoogleとAmazonはスマートスピーカーについても同日発表
両社和解についての発表日と同日に、両社はそれぞれ、スマートスピーカーについての発表もしています。Google側は一部のシリーズでYouTube Musicを無料配信し、Amazon側は一部のシリーズでAmazon Musicを無料配信する、というものでした。
このスマートスピーカーにおいても両社は競争していました。お互いの音楽を相互で聞けるようにする、という内容ではありませんが、同日にそれぞれが発表している点から、この発表は和解に関係しているということがわかります。
今回の相互開放はストリーミングサービスのみ
今回発表された和解による相互サービスの制限開放は、動画のストリーミングサービスのみでした。他のサービスにおいては特に修正はありませんでした。今後、両社が更に歩み寄ることにより、音楽等他サービスについての制限開放も期待されます。
GoogleとAmazonが和解してより便利になる
競合相手として長い間対立してきたGoogleとAmazon。両社が和解したことにより、相互のデバイスで動画ストリーミングができるようになりました。具体的言えば、Fire TVでYouTubeを、ChromecastでAmazonプライムビデオを視聴可能になったのです。
現時点では動画のストリーミングサービスのみが相互開放されていますが、今後両社が他サービスについても協力することが望まれます。そうすることでどちらのサービスも向上し、ユーザーにとって、より一層便利なものになるからです。今後の両社の更なる歩み寄りを期待しましょう。