Firefoxを英語から日本語化する設定！日本語表示にならない時は？

複数あるブラウザの中でも有名な一角を担うFirefoxを、日々使用しているユーザーは多く存在します。しかしFirefoxは、日本語設定にしているはずなのに英語設定に表記される現象を起こす事があり、多くのユーザーを困惑させました。

そのような困った時に再度日本語化する方法をこの記事ではお伝えします。何故かFirefoxは、ただ単に"Language"の設定を日本語版に設定しても画面は日本語化される事はありません。Firefoxを日本語化する際には幾つか特別な設定が必要になる事があるので、その設定と解決策を記事内に記載します。

分かりにくい事に、設定画面の言語設定"Languages"から日本語を設定しても、Firefox自体の画面を日本語にする事はできません。それだけでは日本語表示にならないのです。

それはページを表示するための言語設定であり、ブラウザ自体の言語設定とは別の物を意味するからです。ブラウザ自体の言語を変更する事で、ブックマークや設定画面を日本語化する事ができます。ブラウザ自体の言語設定を変えたい場合は、以下の方法を試してみましょう。

Firefox自体を日本語化するためには、日本語用のアドオン、"Japanese Language Pack"が必要になります。

この"Japanese Language Pack"というアドオンをインストールする事が、ブラウザ自体の設定を日本語化する1つのステップに繋がります。最初に申し上げると、この"Japanese Language Pack"というアドオンだけでは日本語版にはならないのですが、アドオンをインストールする所からまずは始めましょう。"Japanese Language Pack"のインストール方法やリンク等を下記に記載します。

先程も記載しましたが、Firefox自体を日本語化するには、日本語用のアドオンである"Japanese Language Pack"をインストールしましょう。

下記に記載したリンクを開き、"Firefoxに追加"を選択します。確認画面が表示されたら"Add"を選択し、インストールを完了しましょう。インストールが完了すると、ブラウザ右上に画像のようなメッセージが英語で出てきます。こちらの表示は日本語になっていますが、同じ内容のメッセージが英語で表示されます。

以上まで手順が完了したら、インストールは完了しています。しかし、このアドオンのインストールだけではFirefoxの表示は日本語にならない事が確認されています。では、どうすれば日本語表示になるのかを以下にて記載します。

追加の設定を完了させていきましょう。まず、Firefoxのアドレスバーに"about:config"と入力してページを表示させます。その後、三角の黄色のマークと英語の文章が表示されるので、"I accept the risk!"を選択しましょう。"危険を承知の上で使用する"という意味合いのメッセージですが、今は気にする必要はありません。次の手順に進んでください。

表示された設定画面で、"intl.language.requested"を検索し、"ja"を設定しましょう。これだけでFirefoxは日本語化されます。
 

ここまでの手順をこなしたら、Firefoxを再起動しましょう。今までの設定を反映させるためです。Firefoxを再起動しない場合には、設定は反映されずいつまでも英語版のままの表記になってしまいます。日本語を反映させたい場合には、手動でFirefoxを閉じ、再度起動する事で日本語化する事ができます。

Firefox Quantum(ファイアフォックス・クアンタム)は、Firefoxの新バージョンです。

このFirefox Quantumは並行処理型レンダリングエンジンServoを基盤に開発が進められてきた、次世代型高速ブラウザです。別名"Firefox57"とも呼ばれているものですが、リリース後に何故か日本語版ではなく英語版がインストールされる問題が発生していました。

この項目ではFirefoxではなく、最新版であるFirefox Quantumが日本語にならない問題の解決方法を以下にて記載します。
 

最初に申し上げるとFirefox Quantum(ファイアフォックス・クアンタム)は、設定画面から言語を日本語に変更しても、言語パックのアドオンを有効にしても日本語にはなりません。

これはFirefox Quantumの仕様のようで、ユーザーが変更する事はできません。問題を解決すると上にて記載しましたが、この件に関しての問題解決方法は1つであり、今からご紹介する方法が最も有効で確実な方法です。Firefox Quantumを日本語化したい方は、以下の手順を試してみましょう。

日本語版をダウンロードしましょう。Firefox Quantum(ファイアフォックス・クアンタム)には最初から日本語表記が可能な日本語版が存在しています。Windows10用64bit版、Windows10用32bit版がそれぞれ用意されているので、お使いのパソコンに合った物をインストールしましょう。その際には、以前入れた英語版のFirefoxはアンインストール或いは上書きをしましょう。

最も簡単なこの手順を踏む事で、Firefox Quantumは日本語化されます。

ここまでの手順を実行してもまだFirefoxが英語のままである場合には、以下の手順を実行しましょう。日本語版をインストールしたはずなのに英語表記のままである場合や、或いは手順を実行しようとした途中で躓いた場合等の疑問点等を以下の項目にて解決していきます。

下記では、Firefox日本語化の手順の中で最も躓きやすい項目の解決方法を記載し、問題を解決していきます。

日本語パックをインストールしたり、オプションで日本語に変更したりしてもそ、その変更が反映されない場合があります。その場合は、"general.Language.requested"が存在していない可能性があります。まずはFirefoxのアドレスバーに"about:config"と入力してページを表示させた上で、ページ内部の検索を試してみましょう。

"general.language.requested"が検索して出てこない場合には、検索画面で右クリックを実行します。"New"から"String"を選択します。表示された"New string value"の中にある"Enter the preference name"の下にある欄に、"intl.locale.requested"と入力してOKをクリックします。必要な方はこのページの文字をコピーペーストして使用して下さい。

表示された"Enter string value"の小窓内にて、"intl.locale.requested"と入力してOKをクリックします。その後に出てきた"intl.locale.requested"のメッセージの欄内に、"ja"と入力してOKを再度クリックして下さい。以上の手順を踏んだ後で、再起動をしましょう。上手くいけば日本語が反映され、Firefoxの日本語化に成功します。

この記事では、Firefox及び、Firefox Quantumを日本語化する方法をお伝えしました。アドオンの追加から、言語の変更や、"general.language.requested"が出てこない場合には"intl.locale.requested"を検索する等数々の手順を記載してきましたが、この手順を実行して日本語化ができればそれ以上に便利な事はありません。

Firefoxは次世代型の高速ブラウザです。しかし、表記が英語では操作がスムーズに行かずに様々な場面で支障が出たり、上手くFirefoxを活用しきれない事もあります。この記事にて記載した手順を試してFirefox或いはFirefox Quantumを日本語化し、今まで以上に快適なブラウジングを実行しましょう。