Firefoxのページ翻訳におすすめのアドオンと翻訳のやり方を解説!
Firefoxでインターネット上の情報を調べていると、英語の元ネタに当たる羽目になることはよくあります。仕方なくGoogle翻訳にコピペしますが、これがなかなか面倒です。しかしFirefoxにページ翻訳のアドオンをインストールすれば、そんな苦労ともお別れです。
目次
Firefoxのページ翻訳におすすめのアドオン
Firefoxは、素の状態でブラウザ内のスクリーンショットを撮ったり、あとで読み返したい記事をPocketに登録したりと、なかなかに多機能なおすすめブラウザです。
しかもアドオンを組み込むことで、新しい拡張機能を付け加えたり、テーマを変更して画面の見かけを大きく変化させたりもできます。
ちなみにFirefoxでは、Google Chromeの「拡張機能」や「テーマ」をまとめて「アドオン」と呼びます。つまり「アドオン」には「拡張機能」が含まれているのです。
このアドオンを使うやり方で、本来は翻訳機能のないFirefoxにページ翻訳機能を付け加えることができるのです。
S3.Translator
「S3.Translator」は、次の項で紹介する「Google Translator for Firefox」を上回る使い心地のおすすめページ翻訳アドオンでした。
「Google Translator for Firefox」が原文のタブとは別のタブを開くのに対し、「S3.Translator」は開いている原文のタブにGoogle Chromeと同じ"このページを日本語で翻訳”ボタンを表示し、そのまま翻訳結果を表示できました。
しかし、2018年12月現在、Firefoxのアドオンページからは消えています。そんなわけですから、今回は「S3.Translator」を読者の皆様におすすめするには至りませんでした。
Google Translator for Firefox
2018年12月現在、ページ翻訳におすすめのアドオンは「Google Translator for Firefox」です。
その名前の通り、Firefoxの中からGoogle翻訳を呼び出して、ページを丸ごと翻訳し、別タブに翻訳後のページを表示してくれます。
別タブで翻訳が開かれるのは少し煩わしく思えるかもしれませんが、それ以外は安心のGoogle翻訳品質で海外のサイトを楽しむことができます。
Firefoxのページ翻訳のための拡張機能の追加方法
ページ翻訳アドオンの「Google Translator for Firefox」をFirefoxに組み込むやり方は以下の通りです。
翻訳拡張機能の追加の仕方
まず前章の最後に記したリンクをたどって、Firefoxのアドオンの中から「Google Translator for Firefox」のページに飛びます。その後、”+Firefoxへ追加"ボタンをクリックします。
すると「Google Translator for Firefox」がFirefoxにインストールされ、アドレスバーの右側に”T”アイコンのボタンが表示されます。
これで「Google Translator for Firefox」のFirefoxへの組み込むやり方の説明は終了です。
Firefoxのページ翻訳のやり方を解説!
Firefoxにアドオンの「Google Translator for Firefox」を組み込んだら、あとは実際に日本語以外のページにアクセスして翻訳するだけです。そのやり方は以下の通りです。
アドオンを使ったページ翻訳のやり方
「Google Translator for Firefox」を使って翻訳するやり方は、まず翻訳したい対象のページを開いたら、あとはアドレスバー右の”T"アイコンの「Google Translator for Firefox」ボタンを押すだけです。
すると新しいタブが追加され、そこに翻訳されたページが表示されます。
"元の言語”や"翻訳する言語”を選べますし、表示も"翻訳”と"原文”が選べます。
また、適当な翻訳文の上にカーソルを持っていくと、その原文が表示されます。
もし翻訳がこなれていない、もしくは間違っていると感じられたら、"原文テキスト”の下にある”翻訳を改善する”の文字をクリックして、ふさわしい翻訳文を入力してください。そうした積み重ねでGoogle翻訳の質が上がり、回り回ってあなたの得になるのです。
「Google Translator for Firefox」を使うページ翻訳のやり方は以上です。
Firefoxのページ翻訳でエラーが出た時の対処方法
先に記したように、「Google Translator for Firefox」は非常に便利なFirefoxのアドオンですが、万能というわけではありません。
たとえば以下のような通販ページを翻訳した場合は意外なところで問題が発生します。
プルダウンメニューで選択する部分、このページならば"国”や”通貨”、"送付先の国”を選択する部分が全部翻訳されて画面いっぱいに表示されています。
非常に見づらくはありますが、なんとか意味はとれますし、我慢できないことはありません。
しかし場合によっては深刻なエラーが発生して、翻訳できないときがあります。
「400.That’s an error」が表示された時の対処方法
「Google Translator for Firefox」でエラーが出る場合は、たいてい「400.That’s an error」が表示されます。
「400. That’s an error」は俗に「不正な要求」と呼ばれるアクセスに対するサーバー側の、今回ならばGoogle翻訳からの返答です。「不正な要求」と言うとなんだかマズいことをしでかした気になりますが、基本は「リクエストのコマンドがなんか変だよ」程度の意味ですので、そこまで身構えないでください。
たいていはCookieや一時ファイルのキャッシュのせいで、送ったコマンドとGoogle翻訳が参照したページとがズレてしまうことで起きるので、その場合はCookieとキャッシュをクリアすれば解決します。
具体的には、まず「400. That’s an error」が表示されているタブとは別のタブを開き、上段右端の”≡”アイコンのハンバーガーメニューボタンをクリックして、プルダウンメニューを表示させたら、"設定”の項目を選びます。
"設定”画面が表示されたら、左側のメニューから"プライバシーとセキュリティ”を選択し、"履歴”項目の"履歴を消去…"ボタンをクリックします。
すると"最近の履歴を消去"ウインドウがポップアップしますので、”Cookie”と”キャッシュ”の項目にチェックを入れて、"今すぐ消去"ボタンを選択します。
”Cookie”と"キャッシュ”の消去が終了したら、「400. That’s an error」が表示されているタブに戻って上段左のリロードボタンをクリックします。ページがリロードされればいいので、ボタンをクリックしなくともWindowsならCtrl+R、MacならCommand+Rでも問題はありません。
これで問題なく翻訳結果が表示されるはずです。
もしこれでもうまく動かない場合は、やはり"設定”の"プライバシーとセキュリティ”を開いて、今度は”Cookieとサイトデータ”の項目の"データを管理”ボタンを選びます。
”Cookieとサイトデータを管理”画面が開きますので、虫眼鏡アイコンのある検索窓に”Google”と入力します。
するとアドレスに”Google”が含まれたデータが表示されますので、その中からGoogle翻訳、つまり「translate.googleusercontet.com」などの「translate」と「google」が含まれたデータを選択し、"選択したサイトデータを削除”をクリックします。
その後は"キャンセル"ボタンでポップアップウインドウを閉じたのち、元の翻訳タブに戻ってリロードすれば、問題なく翻訳結果が表示されます。
Firefoxのページ翻訳をして海外サイトを楽しもう!
Firefoxにおすすめのページ翻訳アドオン「Google Translator for Firefox」を組み込むことで、海外のサイトもほとんど問題なく日本語で読みこなすことができます。
かつて海外サイトにアクセスすれば、家にいながらにして海外旅行ができると言われましたが、「Google Translator for Firefox」のおかげで家にいながら同時通訳付きで海外旅行ができるようになったわけです。こんな素晴らしい手段を手に入れたのですから、存分にこの自由を満喫されることをおすすめします。