Firefox 64bitの日本語版ダウンロード方法！重い32bitとの違いも解説！

2017年8月14日から、64bit PCにFirefoxをインストールする際、デフォルトで64bitのFirefoxがインストールされるようになったとの公式発表がありました。

32bitのFirefoxはタブを多く開いた時の動作が重い、クラッシュするといった問題が報告されていましたが、64bitのFirefoxに移行することで、こう言った問題が解決されると同時に、セキュリティも向上します。

ここでは日本語版32bit版Firefoxと64bit版Firefoxの違いやダウンロード方法、64bit版Firefoxへの移行方法について説明します。
 

インストールされているFirefoxが、32bitか64bitかを確認するには、Firefoxのバージョンを確認します。
メニューボタン（画面右上の三本線）をクリックし、”ヘルプ”から、”Firefox について”を選択します。
”Firefox について”のウィンドウが開くので、ここでバージョン及び32bitか64bitかを確認します。

インストールされているFirefoxもしも現在インストールされている日本語版Firefoxが32bitであった場合、Firefoxを再インストールすることで、64bit版Firefoxへ移行することができます。

Firefoxの供給元Mozillaは、64bit PCユーザーのFirefoxをすべて、64bit版Firefoxに移行する計画であるため、最新版のFirefoxに更新することで、64bit版Firefoxが自動的にダウンロードされます。

その為、多少重くても、現在使用している拡張機能を使い続けるために、32bit版Firefoxを使い続けたいというユーザーは、自分で32bit版インストーラーをダウンロードし、インストールをする必要があります。そのため、32bitか64bitかを確認するには、Firefoxのバージョンを確認します。

メニューボタン（画面右上の三本線）をクリックし、”ヘルプ”から、”Firefox について”を選択します。
”Firefox について”のウィンドウが開くので、ここでバージョン及び32bitか64bitかを確認します。

そもそもbitとはどういったものかを簡単に説明してから、Firefoxにおけるふたつのバージョンの違いについて説明します。

bitとはbinary digitの略で、コンピューターが扱う情報の最小単位のことです。具体的にはCPUが一度に扱うことのできる記憶量に相当し、数が多いほど処理速度が速いということになります。ということは、32bitと64bitの違いはコンピューターのCPUの違いによって決まります。

CPUの違いに合わせて、ソフトにも32bit版、64bit版がありますが、当然CPUの性能にあったものの方がより高速に動作します。64bit版のソフトを32bitのCPUで動作させることはできませんが、32bit版のソフトは64bitのCPUで動作可能となっています。ただし、この場合、PCの性能を最大限に発揮することはできず、動作は重くなります。

Firefoxは長く64bit版をリリースしてこなかった為、64bitのCPUでも32bit版のFirefoxを使う他、方法がありませんでした。これが、Firefoxは動作が重い、安定性が悪いと言われ続けていた原因です。

昨年にやっと64bit版のFirefoxがリリースされたため、より64bitのCPUに適したバージョンを使用できるようになりました。

2017年にリリースされたFirefox 64bit版である日本語版Firefox Quantumでは、従来のバージョンのFirefoxから大幅な改良が加えられた為、従来の機能拡張機能は使えなくなりましたが、処理速度、安定性、セキュリティーが大幅に向上しています。

この変更により、供給元のMozillaは従来のバージョンより2倍、処理速度が向上し、加えてメモリの使用量も少なくなっていると言っています。

この様に、最新版のFirefoxをインストールすることで、32bit版の動作が重い、すぐクラッシュするといった問題を解決すると同時に、セキュリティーが向上し、安全なウェブブラウジングができるようになります。

また、代表的なウェブブラウザーであるGoogle Chromeとの違いも見てみましょう。

Firefoxの供給元であるMozillaは最新版であるFirefox Quantumでは、Google Chromeに対して、省メモリで、30％軽量であると謳っています。

使用するメモリが少ないということは、同時に複数のソフトウェアを起動しても安定して使えるため、大きなメリットになります。

Google Chromeから移行する場合も、非常に簡単に移行できます。

現在使っているウェブブラウザが重いと感じている人は、Firefox Quantumをインストールすることをお勧めします。

32bitのPCでは、メモリ4GBの壁というものが存在します。32Bitの環境では、4GBを超えるメモリは扱うことはできません。このことは32bitと64bitの大きな違いの一つです。

その為、いくら64bitのPCを使用していても、32bit版のFirefoxを使用している場合には、4GBを超えるメモリを扱えませんでした。これが32bit版では処理速度が遅く、動作が遅い原因でした。

64bit版のFirefoxに移行することで、64bitのPCを使用していれば、4GBを超えるメモリを扱え、処理速度や安定性が大幅に改善します。

今入っているFirefoxのバージョンが32bit版であった場合の64bit版への移行方法について説明します。

Firefoxの供給元のMozillaは現在積極的に64bitであるFirefox Quantumへの移行を勧めているため、インストーラーのダウンロードページなどが従来と比べて非常に分りやすくなりました。その為、従来に比べ、簡単にインストーラーのダウンロードができるようになっています。

Firefoxの供給元であるMozillaのウェブページにアクセスします。

すると、ページの最初にダウンロードのページが表示されます。

この”今すぐダウンロード”をクリックすると、日本語環境下のPCでは自動的に日本語版のFirefoxのインストーラーがダウンロードされます。

日本語版インストーラーがダウンロードされたら、exeファイルを実行します。

すると、コンピューターへの変更を許可するかどうかを聞かれるので、"はい"を選択します。

すると、Firefoxのインストールが始まります。

最後にFirefoxを既定のブラウザーに設定するかどうかを聞かれるので、こちらはご自分の判断で選んでください。

今すぐ、設定しない場合は”後で”を選択できます。

インストールが終わったら、先にご説明したように、メニューボタン（画面右上の三本線）をクリックし、”ヘルプ”、”Firefox について”から、インストールされた日本語版Firefoxのバージョンを確認します。

”Firefox について”のウィンドウでバージョンが64bitとなっていることを確認します。

Firefoxポータブルとは、FirefoxをUSBメモリなどの外部メモリに保存し、持ち運びのできるFirefoxのポータブル版です。

USBメモリに入れたままで起動できるため、パソコンにインストールする必要がありません。その為、インストール制限のある外部PCでも、Firefoxを使用できます。これにより、いつも自宅で使っているブックマークやパスワード設定、アドオンなどのカスタマイズした設定を移動先でも利用可能となります。

本記事で説明したように、64bit環境のPC上で、32bitのソフトウェアを動かすことは、動作が重くなる、安定性が悪いなど、全くメリットはありません。また、最新版のFirefox Quantumは他のウェブブラウザーと比較しても、非常に軽量化されています。

その為、現在使っているブラウザーが重いと感じている人は、安定性やブラウジングスピードの向上の為、ぜひ最新の64bit版Firefoxをインストールしましょう。