2019年05月08日更新
iPhoneの「ファイル」アプリとは?使い方やファイル管理方法を解説!
「ファイル」アプリとはios11バージョンからiPhone,iPadに追加された、iCloudと他社クラウドサービスを連結させ、ファイルを一元的に管理できる機能をもたせたアプリです。データの移動、編集、保存と便利に活用できそうです。
目次
- 1iPhone「ファイル」アプリとは?
- 2iPhone「ファイル」アプリで個人データを一元管理!
- ・iPhone「ファイル」アプリとはiCloud Driveから進化!
- ・各社クラウドファイルサービスのアクセスが可能
- 3iPhone「ファイル」アプリの設定方法
- ・iPhoneを iOS11以降にアップデートする
- 4iPhone「ファイル」アプリに各社クラウドを追加
- ・全デバイスの各社クラウドサービスを追加有効にしておく
- 5iPhone「ファイル」アプリ機能の簡単な使い方
- ・ファイルの開き方
- ・ファイルの並べ替え方
- ・タグを使った整理の仕方
- ・ファイルの移動またはコピーの仕方
- ・フォルダの新規作成の仕方
- ・フォルダ名とファイル名の変更の仕方
- ・友達と保存ファイルの共有の仕方
- 6iPhone「ファイル」アプリを使ってみよう
iPhone「ファイル」アプリとは?
iPhone,iPadに追加された”「ファイル」アプリ”の使い方として、デバイスに「Dropbox」「one Drive」「Googleドライブ」など、インストールされているすべてのクラウドサービスにアクセスが自由ということが挙げられます。
iPhone”「ファイル」アプリ”とはiPhoneやiPad等、ios最新のファイル管理ソフトになります。ios11から追加されたこのアプリをiCloudと、機能的にどうちがうの?と思われている方も,使い方は?と戸惑っている方も、本記事を参考にして自由自在に使いこなして頂けたらと存じます。
ここで解かりやすく、どのようなアプリかといいますと、パソコンでいえばwindowsの「エクスプローラー」、macPCの「Finder」のようなファイル管理ソフトをイメージしていただくとよいでしょう。使い方は直感的にファイルやデータを扱えることです。
インターネット上でデータやファイルの移動、コピーや簡単な書き換え、加筆、マーキングなど編集も行え、各クラウドアプリ間でファイルの保存なども相互に行えるようになりました。
iPhone「ファイル」アプリで個人データを一元管理!
「ファイル」アプリとは、個人データをすべて、このアプリの中からiCloudを通じて他社のクラウドサービス内のファイルにアクセスが可能になり、ファイルの一元管理ができるようになりました。
逆に他社のクラウドアプリからも、iCloud内のファイルにアクセスでき、同じようにファイルの移動やデータ編集、データ保存などのファイル操作ができます。
そのためには、iPhone,iPadのバージョンをios11以上にアップグレードして「Apple ID」を共通なアカウントで設定しなくてはなりません。Appleのアプリ間でのデータの管理機能、ファイルのやり取り、データの保存をスムーズにするためです。
iPhone「ファイル」アプリとはiCloud Driveから進化!
iPhone「ファイル」アプリの元のスタイルはiPhone10までの「iCloud Drive」です。iCloud Driveでは単にデバイス内のファイル、写真等、資料ファイルをインターネット上のiCloudに保存したりダウンロードするだけの機能でしたが、
「ファイル」アプリは他のドロップボックスやGoogleドライブ、iCloud Drive,windows PCのone Driveともファイルのコピー、移動、編集ができるようになりました。その上ひとつのデバイス上の操作を、各クラウド上のファイルに反映させることができます。
各社クラウドファイルサービスのアクセスが可能
「ファイル」アプリからインストールされている各社クラウドファイルアプリに、アクセスすることが可能です。ファイルアプリを開いて画面の「ブラウズ」か「場所」をタップすると、左ポップアップに各社クラウドアプリが表示されアクセスできる状態になります。
iPhone「ファイル」アプリの設定方法
iPhone「ファイル」アプリの設定方法といってもApple ID以外、特にむずかしいことはなく「ファイル」アプリと連携させたい他社クラウドアプリを、ダウンロードしてインストールアカウント設定までしておくことくらいです。
iPhoneを iOS11以降にアップデートする
「ファイル」アプリを効率よく機能的に運用するに際して設定するうえで、大事な設定条項があり、以下に参考までに、記載してありますので設定をする際、見直していただけるようお願いします。。
- 使用するiPhone,iPad,等のバージョンをios11以上にしてくださ
- 使用するiPhone,iPad,等のiCloud Drive設定を有効にしてください
- 使用するiPhone,iPad,等のAppleのサインインを同様のものにしてください
iPhone「ファイル」アプリに各社クラウドを追加
「ファイル」アプリに各社クラウドアプリを追加と言いましても特別な設定はありません。詳しい使い方はこれから解説していきますが、iPhone、iPadに連携させる他社クラウドアプリを、
一元的に管理できるのですから、Googleドライブもmicrosftのone Driveも使用しない手はありません。使い方を、機能をマスターして、PCにスマホにファイル管理でどんどん利用しましょう。
「ファイル」アプリでスマホからパソコンのデータ、ファイルへのアクセスも容易にできるようになり、microsoft windowsのone Driveへアクセスすることができ、エクセルファイルやワードファイルの編集も行えるようになります。
全デバイスの各社クラウドサービスを追加有効にしておく
上記での説明にもある通り、スマホもパソコンも,ios11(iPadやiPhone)を通してクラウドアプリ上でファイルのやり取り、簡単なファイル編集も行えるようになります。全デバイスの各社クラウドサービスを追加して有効にしておきましょう。
下の画面でiPadから説明してまいります。iPadを開きホーム画面の「ドック」に入っているフォルダの形をした、「ファイル」アプリのアイコンをタップします。
- 「ホーム画面」から「ファイル」アプリをタップ
「iCloud Drive」のページが開きましたら、上の「場所」か下の「ブラウズ」をタップしますと、左側面にポップアップが出ます。
- 「場所」か「ブラウズ」のどちらかをタップ
左のポップアップにはまだ「iCloud Drive」と「このiPad内」しか開けるページがありませんが、矢印の「編集」をタップしますと、このipadで連携できるアプリが表示されるようになります。
- 「編集」をタップ
「編集」をタップしますと、ポップアップメニューに他社クラウドサービスのアイコンが出ますから、対応するトグルをスライドさせて、各、他社クラウドサービスの機能を有効にします。
- 他社クラウドサービスを有効にする
すべて、有効化できたら矢印の「完了」をタップして確定します。これでクラウド上のファイルをiCloud他、複数のクラウドサービスで管理することができます。
- 「完了」をタップ
iPhone「ファイル」アプリ機能の簡単な使い方
ファイルの開き方
「ファイル」アプリのファイルの開き方は特別変わりはありません。ファイルをタップすれば開けて、閲覧できます。
ファイルの並べ替え方
「ファイル」アプリでのファイルの並べ替えの使い方は、並べ替え用選択欄が、上部に常時表示されていて、選択して各項目ごとに並べ替えることができます。特に、タグによる並べ替えには工夫がなされていてユーザーの使い方次第で視覚的により見やすく配置することができます。
- 「日時」で並べ替える
- 「サイズ」順に並べ替える
「ファイル」アプリのタグ別の並べ替え機能とはデータやファイルを保存、管理するうえでユーザーの使い方により、極めて能率的に作業を補助してくれます。
- 「タグ」別に並べ替える。
- タグ別に並べ替える2
- 「日時」別に並べ替える
タグを使った整理の仕方
保存したファイルの管理の仕方にタグ付けという機能があります。いろいろと散らばったファイルをタグ付けをしておくことで、階層をたどらず探し、まとめることができ便利な使い方ができます。
タグには視覚的に分かりやすい「色タグ」用途別に自由に名前をつけられる「文字タグ」等、選択できます。タグ別にファイル、データを整理するには、まず、タグ付けしたいファイルを選んで長押しします。
- 任意のファイルを長押しします
ファイルの上部にポップアップメニューが出ますから「タグ」をタップします。
- ポップアップメニューから「タグ」を選択
現れるタグの種類から選ぶことができます。有意義な名前をつけてタグをつくることもできます。その場合「新規タグを追加」を選択します。ここではファイルに「レッド」をつけることにします。
- タグを選択
選択した”レッド”にチェックがはいりました。
- 選択したタグにチェックが入る
先ほど選択したファイルに赤い”レッド”のタグがつきました。ちなみにタグ付けされたファイルが増えてきますと同じタグ同士が自動的集められて、グループ化します。
- 選択したファイルがタグ付けされた
ファイルの移動またはコピーの仕方
気の向くままに作成保存を繰り返していますと、日増しにファイルの数が増えてきて、ファイルフォルダへの整理整頓や他ドライブへの移動やコピーの必要に迫られる場合があります。まず、フォルダへまとめる場合、ファイルをフォルダへ移動するにはドラッグアンドドロップで移動することができます。
しかしドライブ間のファイルの移動、コピーにはドラッグアンドドロップでは移動できません。ファイルを選択して「移動」ボタンをタップしてという方法がとられます、そしてこれも二通りの方法があります。
第一の移動、及びコピーの方法とは、オーソドックスにファイルに選択欄を表示させ「チェック」を入れ指定して、「移動」「コピー」ボタンで移動するという手順です。
- 「選択」をタップ
フォルダとファイルアイコンに選択欄が表示されますので、チェックを入れ、下の「移動」ボタンをタップします。
- チェックを入れる
- 「移動」ボタンをタップ
移動先のドライブ名とアイコンが表示されますので、任意のクラウドサービスを選択します。
- 移動先を選択
移動先ドライブを選択しますと、さらに移動先のファイルを保存するとフォルダも指定できます、フォルダを指定して「コピー」をタップします。どうやら純粋なファイルの移動はこの場合できないようです。
- ファイルの移動先フォルダを選択
- 「コピー」をタップ
第二のファイルを移動、コピーする手順は、ファイルアイコンを直接”長押し”して出たポップアップメニューから「移動」を選択します。すると先ほどのファイルの移動先がプルダウンメニューで選択できます。
フォルダの新規作成の仕方
「新規フォルダ」を作成するには、「場所」「ブラウズ」以外の任意のページで、①~右上に「̟⊕」のついた「フォルダアイコン」をタップするか、②~空いているところを「長押し」してポップアップメニューより「新規フォルダ」を選択するの二通りの方法があります。
一つ目のフォルダの作成方法とは左上のフォルダアイコンをタップします。すると”名称未設定フォルダ”が現れフォルダ名を入力できフォルダを作成することができます。
- 左上のフォルダアイコンをタップ
二つ目のフォルダ作成手順とは画面上のスペースで長押しするとポップアップ(吹き出し)メニューが出てきます、その中の新規フォルダを選択すると、「名称未設定フォルダ」が出ます、これに名前を入力すれば新フォルダが作成できます。
- ポップアップメニューの「新規フォルダ」をタップ
「新規フォルダ」を選択しますと、新しい「名称未設定フォルダ」が現れますので名前を入力してください。
- フォルダの名称を入力
フォルダの名称を確かめ「完了」をタップしてフォルダの作成を確定します。
- 「完了」をタップ
フォルダ名とファイル名の変更の仕方
フォルダ名が意に添わなかったり、ファイルの蓄積でフォルダ名とファイルの内容がそぐわなくなってきたら、フォルダ名の変更も行うとよいです。基本的にファイル名の変更もフォルダ名の変更と同じです。
- 変更したいフォルダを長押しします
長押しして出たポップアップメニューから「名称変更」をタップします。
- 「名称変更をタップ」
名前のところが入力できるようになりますので、任意の名称を入力します。
- 入力欄に変更名を入力
フォルダやファイルの名称変更が済みましたら「完了」をタップして確定します。
- 変更した名を確認
- 「完了」をタップ
フォルダ名の変更を確かめます。
- フォルダ名を確認
友達と保存ファイルの共有の仕方
友達とのファイルの共有の仕方について説明します。iCloudでのことでしたら、右上の「選択」ボタンをタップし任意のファイルにチェックを入れ、下段に「共有」ボタンが表示されるのでタップすればファイルを「友達」と共有できるようになります。
フォルダにはチェックを入れることはできるのですが、「共有」は表示されず「友達」との共有はできないようです。因みにフォルダ内からのファイルの「共有」はできます。
- 「選択」をタップ
- 任意のフォルダにチェック
- フォルダは「共有」できない
- ファイルには「共有」が出る
- フォルダ内からファイルを「共有」できる
「ファイル」アプリでのファイル操作で一つ不満な点をあげると、「写真」アプリがアクセス先にないことです、「写真」からファイルをiCloud等にアップロードできるが、iCloudから「写真」にアクセスはできません。
iPhone「ファイル」アプリを使ってみよう
今まで繰り返し述べてきました通り、「ファイル」アプリを使用することにより、クラウドサービス間の垣根が取り払われ「ファイル」アプリ機能の使い方によりインターネット上のクラウドサービスにファイルを保存、管理、編集がデバイスのメモリを消費せずにできるようになりました。
アプリを切り替えることもなく、ファイルの移動、コピーもでき、編集して保存がどのドライブにもでき管理できる、という大変操作性がよくなりました。機能的な面でこれからも、アップデートされ改善、発展していくのではないでしょうか。