Facebookのタイムラインを管理する！他人の書き込みや共有範囲を限定するには？

今や日本国内では2,800万人、世界規模では約22億人が利用しているFacebookは、もはやSNSの代表的なアプリとなっています。友だちや知り合いとつながることで、様々な有益情報を共有することができ、日常生活をより楽しくするのにFacebookは役立っています。

しかし、Facebookは世界中のどんな人とでも繋がることができてしまう、便利であり危険なアプリでもあります。しっかり自分の個人情報や投稿内容を管理することができなければ、トラブルに巻き込まれる可能性もあります。特に、Facebookのメインにもなっている「タイムライン」の情報管理は特に大切です。

今回は、Facebookのタイムラインを管理する方法や、投稿の内容に関する他人からのコメントの制限、投稿を共有する範囲の設定についてご紹介していきます。

Facebookのタイムラインとは、Facebookのメインとなっている機能です。Facebookのタイムラインとは、皆さんが投稿した内容が表示される場所となっています。また、皆さんがフォローしている知人や友人が投稿した内容、Facebookの広告などもタイムラインに表示されます。

Facebookのタイムラインでは、皆さんがいつどんな場所に行き、どんな事をしたのか、今どんなことをしているのか、日常のことについて投稿をするとこで、自分のことを世界に向けて簡単に発信することができます。

自分のことを世界に向けて発信する際にとても便利である一方で、適切に使わなければ皆さんの大切なプライバシーにも関わるトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。

Facebookには「タイムライン」と「ウォール」という機能がありますが、この「タイムライン」と「ウォール」の違いとは、実は特にないのが事実です。

タイムラインが導入される前に、Facebookでは「ウォール」という名称で使われていました。かつて使われていたウォールとは、基本的にはタイムラインと同じことができる機能ですが、ウォールの場合は、過去の投稿を表示する際に、投稿を発見できるまでとにかく下に向かってスクロールし続ける必要があったため、使い勝手が今一つでした。

一方タイムラインとは、数か月前や数年前の投稿や書き込みなど、過去に皆さんが投稿した内容まで簡単に遡ることができるようになりました。またタイムラインでは、「カバー」と呼ばれるプロフィール背景のような機能があるため、皆さんの好きなもの、興味のあるものを一目で他のユーザーに知ってもらうことができるようになりました。

早速、Facebookでタイムラインに投稿する方法をご紹介していきます。投稿とは、皆さんがFacebook上に情報を発信することを意味します。

Facebookアプリを起動し、タイムラインを表示すると、最新の投稿の一番上に「今なにしてる？」と表示されている枠があります。この枠に、投稿したい内容などを入力しましょう。

「シェアする」をタップすることで、Facebookのタイムラインに投稿することができます。

次に、皆さんのFacebookのタイムラインの管理するための方法をご紹介していきます。このタイムラインの管理を疎かにしてしまうと、あとで取り返しのつかないようなトラブルに巻き込まれる、想像もしなかったような個人情報が流出してしまう可能性があるため、自己責任でしっかり管理していきましょう。

まずはFacebookのタイムラインに関する設定を変更する方法をご紹介していきます。

設定の変更をするには、まずFacebookのタイムライン画面の右上に表示される「▼アイコン」をクリックし、表示されたメニューの中から「設定」をクリックしましょう。

設定のメニューでは、アカウントの情報の変更や、プライバシー保護に関する設定、変更をすることができます。

Facebookのタイムラインに関係する設定の変更をするには「プライバシー設定」及び「タイムラインとタグ付け」から行うことができます。

試しに今回は「タイムラインとタグ付け」をクリックし、現在のFacebookタイムラインとタグ付けの情報管理がどのようになっているのかを確認してみましょう。

このアカウントでは、タイムラインとタグ付けに関する設定はほとんど「友だち」に限定されており、全くの他人にはFacebook上の情報が見られないようになっていることが分かります。

全く会ったこともない他人に自分の日常に関する投稿を見られるのは抵抗があるというユーザーの方は、友達に限定するか、少し範囲を広げるにしても、「友達の友達」までに範囲をとどめておくことをおすすめします。

Facebookのタイムラインに投稿した内容を共有する範囲を限定することも可能です。

Facebookの初期設定では全くの他人でも投稿した内容、書き込みの内容を閲覧することができてしまうため、プライバシー保護の観点から考えると大変危険な状態です。友達だけに限定したい、または自分しか見られないような設定にしたいという場合は、投稿の「共有範囲」を選択しましょう。

タイムラインに投稿した内容の共有範囲は、タイムライン上で設定することができます。まずはタイムラインにいつも通り投稿、書き込みをする手順で、投稿内容を入力してください。下の画像は投稿の画面を切り取ったもので、上部に注目すると、赤枠で囲まれた「自分のみ」という表示が確認できます。ここの設定を変更することで、共有範囲を変更することができます。

なお、投稿の範囲は「公開（世界の誰もが皆さんの投稿を閲覧できます）」「友達」「一部を除く友達」「自分のみ」といった選択肢から選ぶことができます。

他人からのタイムラインの見え方も確認してみましょう。

タイムラインのカバー写真右下部分にある「…」アイコンをクリックしましょう。表示されたメニューの中から「プレビュー」を選択し、クリックします。すると、他人から見た自分のタイムラインを見ることができます。

自分のFacebookタイムラインへの他人の書き込みを制限することも可能です。

タイムラインへの書き込みに関する制限を怠っていると、他人があなたのタイムラインに勝手に書き込み、投稿することがあります。このような書き込みの嫌がらせは大変不快ですし、他人が勝手に書き込みができるのは大変危険な状態です。他人によるタイムラインへの書き込み、投稿を制限するようにしましょう。

「設定」を開き、「タイムラインとタグ付け」の画面に移動します。一番上の「自分のタイムラインに投稿できる人」の編集をクリックしましょう。皆さんのタイムラインに投稿できる人を「友達」と「自分のみ」から選択できるので、「自分のみ」に変更しましょう。

タイムライン投稿の共有範囲を制限した場合でも、その範囲が適用されるのは、設定した時点よりも後に投稿した内容にだけ適用されます。つまり、過去の投稿には制限範囲が適用されないため、もし過去の投稿にも共有範囲を設定したい場合には別途設定が必要になるということです。

過去の投稿共有範囲を設定するには、「設定」画面から「プライバシー設定」のページに移動しましょう。「過去の投稿のプライバシー設定」をクリックしましょう。

「過去の投稿のプライバシー設定」をクリックしましょう。すると「タイムラインにある過去の投稿の表示を制限」という表示が画面に現れます。よく内容を読み、同意できる内容であればそのまま制限の手続きを進め、「過去の投稿を制限」をクリックして制限を実行しましょう。

自分がタグ付けされた投稿を、Facebookのタイムラインに表示する前に確認する方法をご紹介していきます。タグ付けとは、Facebookの投稿で、友だちの誰々と一緒にいることが分かるように対象の友だちの名前を投稿に一緒に表示させる機能です。

タグ付けに関するトラブルはFacebook上でとても頻繁に発生しています。Facebookを使うマナーとして、友達をタグ付けする場合は、その友達にタグ付けの許可を得てからタグ付けするのが一般的ですが、マナーが守れないユーザーはいつまでたってもいなくなりません。

自分がタグ付けされた投稿をタイムラインに投稿される前に確認できる方法を知っておくことで、思わぬ個人情報の漏洩を未然に防ぐことができます。

自分をタグ付けした投稿を事前確認するには、ホーム画面の「アクティビティログ」をクリックしましょう。

自分がタグ付けされている投稿をタイムラインに表示しても良い場合は「タイムラインに追加」をクリックし、タイムラインに投稿されたくないものは「非表示にする」を選びましょう。これで自分をタグ付けした投稿を事前に確認することができます。

タイムラインで保留になっている投稿の確認方法をご紹介していきます。

PCでFacebookのタイムラインで保留になっている投稿の確認をするには、タイムラインに移動し、「アクティビティログ」をクリックしましょう。

ページ上部にある「タイムライン掲載の確認」というセクションで、「レビュー」をクリックします。

すると過去に保留とされた投稿が表示されます。各投稿の横にある「タイムラインに追加」をクリックして投稿を承認するか、「非表示にする」をクリックして投稿を無視する設定ができます。

スマホを使ってFacebookのタイムラインで保留になっている投稿の確認をするには、まずは皆さんのFacebookアカウントのホーム画面に移動します。

タイムラインのホーム画面に「その他」という「…」のアイコンがプロフィール写真の下に表示されているので、アイコンをタップしましょう。

その他をタップすると、設定のための様々なメニューが表示されます。メニュー一覧から「タイムラインを確認」を選択し、タップします。すると過去に皆さんがタグ付けされた投稿を一覧で確認することができます。

各投稿の下に「非表示にする」「タイムラインに追加する」という二択が表示されているので、「タイムラインに追加」をタップして投稿を承認するか、「非表示にする」をタップして投稿を無視するかを設定しましょう。

最後に、Facebookのタイムラインに表示される投稿をコントロールするための設定方法をご紹介していきます。

Facebookで繋がっている友達や企業がたくさんある場合、1日に膨大な数の投稿が皆さんのFacebookタイムライン上に表示されます。すべてを確認するには相当な時間がかかるため、優先的に確認したい投稿を先に表示するように設定次第で可能なのです。

コントロール方法を覚え、使い勝手のいいタイムラインにしていきましょう。

皆さんのFacebookタイムラインに表示される投稿には、順番があることをご存知でしょうか。この「順番」とは、繋がっているアカウントが投稿したすべての投稿が表示されるわけではなく、Facebookのタイムライン上では、皆さんとより親密度が高い友達の投稿、「いいね！」やコメントが多い投稿が優先的に表示されるようになっています。

タイムラインに投稿をしたから必ず表示される保証はありません。

先にご紹介したように、Facebookのタイムラインには投稿したすべてが表示されるわけではないため、せっかく投稿した内容が必ず表示されるわけではありません。

しかし、見られたくない投稿をタイムラインに表示されないように隠す、見てもらいたい投稿を必ずタイムラインに表示されるようにするといった設定を行うことで、タイムラインの見せ方をコントロールすることができます。

たくさんの人の顔が写真に写ってしまっている、いつどこにいたのかすぐに特定されてしまうといった個人情報満載な投稿などを他人には見られたくないと思う場合は、投稿を隠すことができます。

隠したい投稿の右上にある「v」アイコンをクリックします。クリックするとメニューが表示されるので、メニューの中から「タイムラインに表示しない」をクリックしましょう。これでその投稿をタイムラインに表示することなく、他人から隠す事が出来ます。

投稿をタイムラインに表示したいのに載らないということもあります。そのような場合は、アクティビティログから投稿をタイムラインに表示させるように設定を変更することができます。

皆さんのタイムラインのホームから「アクティビティログを見る」クリックし、アクティビティログの画面に移動します。各投稿の右側に、投稿の共有範囲と編集アイコンが表示されています。この「編集」アイコンをクリックすると、「タイムラインに表示」「タイムラインで非表示」という二択が表示されてます。

「タイムラインに表示」をクリックすることで、これまで非表示だったものをタイムラインに表示することができます。

皆さんが投稿したもので、たくさんの人に見てもらいたいというような「目立たせたい投稿」がある場合は、「ハイライト」機能を使って目立たせてみましょう。

目立たせたい投稿の「v」アイコンをクリックし、メニューに表示される「ハイライト」をクリックしましょう。すると投稿に星マークがつき、この投稿は重要であることを強調し、投稿を目立たせることができます。

誰からどんな投稿が何が見えているのかを確認する方法もあります。不特定多数のユーザーがいるFacebookでは、一度この機能を使って自分のFacebookが他人にどのように見えているのか確認してみることをおすすめします。

これは自分のタイムラインの見え方を確認する方法と同様に、Facebookカバー写真右下の「…」アイコンをクリックし、表示されたメニューからプレビューをクリックします。すると他人から見た皆さんのタイムラインが表示されます。

ここで画面上部に表示される「特定の友達への表示のプレビュー」をクリックしてみてください。ここには友達の名前を入力することができ、「特定の友達から見た自分のタイムライン」を表示することができます。

Facebookのタイムラインとはどんな機能なのか、タイムラインに表示される投稿や書き込みをコントロールする方法とは、プライバシーを守るための設定方法とはといった手順や機能をご紹介してきました。

Facebookのタイムラインをしっかり自分で管理し、見やすく安心して利用できるFacebook環境を整えていきましょう。