2019年11月11日更新
【Android】画面録画方法!音声つきの画面キャプチャできるアプリ3選を紹介!
スクリーンショットではなく、Android端末の画面を録画でする方法がありますが、本体機能ではなく動画保存のアプリをインストールする必要があります。そこで今日はAndroidの画面を動画で録画するアプリのおすすめを3つ紹介します。
目次
Androidの画面録画にAZスクリーンレコーダーを使う
今回紹介するAndroidの画面録画用アプリはすべてRoot化する必要のない、操作もシンプルで特別な知識が無くても録画できる簡単なアプリです。
まず紹介するのは、動画の録画アプリの中でもシンプルな使い方なのに、初心者だけでなく中級・上級者からも支持を得ている、「AZスクリーンレコーダー」です。
Root(ルート)化のRootとは、WindowsでいうAdministrator(管理者)です。Root化するとは、一般ユーザーではアクセスできないファイルやプログラムなとを含むAndroid端末内のすべてにアクセス・変更できる権限を持つことができるようにすることです。Android端末内のすべてを変更する権限を手に入れることができる反面、改造品扱いとなるため何か問題がおきてもメーカーのサポートは受けられないというリスクがあります。
AZスクリーンレコーダーの使い方
AZスクリーンはアプリのインストール後にアカウント登録の必要がなく、すぐに簡単な録画設定・動画の撮影が可能なアプリです。
設定方法
AZスクリーンレコーダーの設定は主に録画の画質についての設定です。アプリのインストールが終わったら、アイコンをタップすると画面左側にAZスクリーンレコーダーのアイコンが現れます。このアイコンをタップすると5つのメニューアイコンが現れます。
メニューアイコンの一番上にある「設定」をタップすると上画像のような設定詳細メニューが表示されます。ここでは最低限設定した方がよい4項目を紹介します。
エンコーダとは、データを他の形式へ変換するという意味のIT用語ですが、ここではあまり難しくとらえる必要はありません。一時停止を使いたいか、より安定した動画を撮影したいかで選べばよいでしょう。
解像度は撮影する動画のヨコとタテのサイズです。数字が大きくなるほど動画のサイズは大きくなり、より高画質になります。そして動画が高画質なほどデータ量も増えます。
フレームレートとは、動画1秒間のコマ数の数です。数字が大きくなるほど1秒間あたりのコマ数が増え、動画が滑らかな動きになります。デフォルト設定では30 FPSです。フレームレートも解像度と同じく、1秒あたりのコマ数が増えればその分データ量も増えます。
ビットレートとは、動画1秒間あたりのデータの量のことです。数字が高いほど画質が良くなります。ビットレートも解像度やフレームレートと同様に、画質が良くなればその分データは大きくなります。
全てを最高値に設定した場合、1分間の動画のデータ量は約100MBになります。友だちへ送ったりする場合、あまりにも大きいサイズの動画は送る方も受け取る方も大変ですし、自分でAndroidスマホに保管するだけでもあっという間にメモリ不足になりますので気をつけましょう。
録画方法
Androidの画面を録画するには、メニュ―アイコンの「ビデオ」アイコンをタップします。動画を開始するか確認のウインドウが開きますので、「今すぐ起動」をタップします。デフォルト設定では録画が開始されるまでに3→2→1とカウントダウンが始まり、その後撮影が開始されます。
録画を停止させたい場合は通知バーを上から下へスワイプさせるとメニューが表示されますので、エンコーダで高度を設定している場合は「一時停止」と「停止」、通常を選択している場合は「停止」ボタンが表示されています。
撮影した動画は「ギャラリー」の中に「AzRecorderFree」というフォルダが自動で作成されており、そのフォルダの中に保存されています。
注意点
Androidでは、端末の内部音声を録音することができません。音声も録音したい場合は、Androidの場合マイクでの録音となります。つまり、一度外部に出された音をマイクで拾う方式になりますので、周りの騒音も一緒に録音されてしまいます。イヤホンについているマイク機能を使えば、聞き取れないような雑音は入り込むことはありません。
もし、周囲の雑音が気になる場合は、「音声の録音をする」を「オフ」にしておきましょう。
Androidの画面録画にGoogle Playゲームを使う
アプリゲームを楽しむなら必須と言われ、Android 8.0以降標準搭載されている(メーカー・機種・国により異なる場合があります)Google Playゲームでも、画面の録画が可能となっています。
Google Playゲームで動画を撮影できるようになったのは、2015年11月のアップデートからと3年以上も前からです。Google Playゲームでの動画撮影はPlayストアではOSが明記されていませんが、実際のところAndroid 5.0 Lollipop以降のOSが対応となっています。
Google Playゲームの使い方
Google Playゲームを起動し、Googleのアカウントが複数ある場合は好きなものを選びます。「マイゲーム」が表示されるようになっており、今まで自分がプレーしたことのあるゲームが表示されますが、初めてGoogle Playゲームにログインする場合は表示されません。その場合は何かしらゲームを選び、「プレイ」ではなく、ゲームの大きく表示されているアイコンをタップします。
右上にアイコンがいくつか表示されますが、その中の「録画」アイコンをタップします。録画設定の画面が開きますが、設定は実に簡単なもので、画質の設定のみです。画質の設定は「720p HD」と「480P SD」の2つから選択します。「720p HD」の方が高画質になりますが、その分容量は大きくなります。画質を選ぶと、Android端末内のストレージ空き容量から録画できる時間が計算され表示されます。
「次へ」をタップすると個人情報漏洩に関しての注意が表示されますので、読後に「開始」をタップすると選んだアプリゲームが起動すると同時に画面録画のアイコンが現れます。
録画用のアイコンは表示されていますが、まだ録画は始まっていません。デフォルトでは前面カメラから自撮り映像も表示されるようになっています(大きいオレンジの丸)。自分が映りたくない場合は、黄色枠の「ビデオカメラ」のマークをタップします。
外部音声を録音したくない場合は「マイク」のマークをタップすれば音声は無音になります。録画開始のボタンは青枠の「赤〇」ボタンです。スタンバイ状態では「〇」、録画中は「□」になります。
録画中はGoogle Playゲームのアイコン(または前面カメラ画像)の右下の小さな赤〇が点滅します。停止したい場合はGoogle Playゲームのアイコンをタップし、録画メニューを表示させ、「赤□」をタップすると録画が停止します。
録画を停止する際、赤い□を2回以上タップすると上画像のように警告が表示されますが、録画した動画自体に問題はありません。
撮影動画をYouTubeにアップロードする方法
一番左画像が録画停止ボタン(□)をタップした直後の画面です。そのまま放置するとギャラリーに録画した動画が保存されるだけですが、今回はYouTubeにアップロードしたいので、一番上の「再生して共有するにはタップ/動画をギャラリーに保存...」をタップします。
下からウインドウが出てきて、「ギャラリーで表示」するか「編集してYouTubeにアップ」するか選択肢が表示されますので、今回は「編集してYouTubeにアップ」をタップします。
録画した動画の編集やYouTubeへアップロードするための設定画面が開きます。画面左上の「音符マーク」をタップすると音楽の追加が、画面右上の「キラキラしたスティック」をタップするとフィルター加工が可能です。
動画の編集・設定画面の真ん中にある白い枠は、動画がコマ送りで表示され、開始・終了の編集ができるはずですが、ASUS Zenphone3/Android 8.0.0ではコマ送り画像が表示されず、トリミングは不可能でした。Androidは機種・OSによってアプリとの相性の良し悪しが極端なため、OSのバージョンをクリアしていても起こりうる事ではあります。
続いて録画した動画の編集・設定画面の下部分についてです。下から上へスワイプすると動画をYouTubeへアップロードする際の設定画面が展開します。「タイトル」や「説明」は自動入力されていますので、いくらでも修正可能です。「プライバシー」についてはFacebookのように公開範囲を決めることができます。
動画の修正・設定が完了したら、右上にある「矢じり」マークをタップすると、YouTubeのページに切り替わり、アップロードが開始されます。2分程度の動画で30秒強かかりますので、長編動画をアップロードする際は落ち着いて待ちましょう。
Google Playゲームの録画機能だからGoogle Playゲーム内のアプリゲームしか録画できないと思いがちですが、録画機能を起動させてしまえば、Google Playゲーム以外の画面でも録画ができます。手順はとても簡単です。
Google Playゲームを立ち上げ、録画のアイコンを画面に表示させるところまでは上で説明した手順と同じです。録画アイコンが画面に表示されたら、起動させたアプリゲームを閉じてしまい、自分の録画したいものを準備し、録画ボタンをタップします。
Google Playゲーム内のゲームと同じように録画を行ってみます。「録画」ボタンをタップすると、アプリゲームを録画するのと同様にカウントダウンが始まり、録画が始まります。録画を終えたらそのまま保存するも、YouTubeへアップロードするも、自由に行えます。ギャラリーにもアプリゲームを録画したものと同じように動画が保存されています。つまり、Google Playゲーム以外のものも画面録画が可能ということです。
録画した動画を後からYouTubeへアップロードするには、「ギャラリー」>「動画」からアップロードしたい動画を開き、「共有」をタップします。共有先が表示されるので、「YouTube」をタップすればアップロードが可能です。
Androidの画面録画にMobizenスクリーンレコーダーを使う
Mobizen(モビゼン)はスマホ専用の画面録画アプリです。Google Playゲームと同じく、画面録画、動画編集、キャプチャ、さらに動画共有が可能です。
Mobizenスクリーンレコーダーは3種類ある
Mobienを提供するのは韓国の会社のため、どの機種でも使えるMobizen以外に、LG向け、SAMSUNG向けの3種類が提供されています。
キャリアを問わず使えるタイプ
現在日本では、SIMフリーを含めざまざまなスマホの機種を使うことができます。「Mobizenスクリーンレコーダー」はそのどんなスマホの機種にも対応しています。ただし、AndroidのOSはAndroid4.4以上のOSとなります。
キャリアとは、スマホの通信サービスを提供している会社のことです。日本ではNTTドコモ・au・SoftBankの3社が挙げられます。NTTドコモでは、「スマートデータリンク Mobizen(モビゼン)」というサービスが提供されていたため(2016年3月31日サービス終了)、auとSoftBankではMobizenを利用することはできないと勘違いしていた人が多くいましたが、Mobizenとキャリアは関係ありません。関係するのはスマホの機種です。
SAMSUNG端末専用タイプ(内部音声可)
提供元が韓国籍なだけに、SAMSUNGのスマホ・タブレットを使用している人向けのMobizenスクリーンレコーダーが提供されています。どの機種でも使える「Mobizenスクリーンレコーダー」との大きな違いはAndroidユーザーにとって一番のなやみどころである内部録音が、このMobizenスクリーンレコーダーSAMSUNG専用アプリでは可能だということです。
「Mobizenスクリーンレコーダー」ではMobizen専用イヤホン(GameDuck&Mobizen)を別途購入することで、雑音の少ない音声を録音することができますが、MobizenスクリーンレコーダーSAMSUNG専用アプリでは別途専用イヤホンを購入することなく、内部録音機能が付帯している点が大きな特徴です。
LG端末専用タイプ(内部音声可)
SAMSUNGともう一つ、韓国を代表する家電メーカーのLGですが、MobizenにはLG専用アプリもあります。特徴はMobizenスクリーンレコーダーSAMSUNG専用と同じく、内部録音機能がついているという点です。
Mobizenスクリーンレコーダーの使い方
Mobizenスクリーンレコーダー3種類のうち、どの機種にも対応しているMobizenの使い方を説明します。Mobizenスクリーンレコーダーには、インストール後にアカウント登録の必要はありません。上画像のようにアイコン操作についての説明が表示され、すぐ録画・キャプチャの設定ができ、録画が始められます。
スマホ画面の表示される「m」をタップすると「録画」「サークルメニュー」「キャプチャ」3つのアイコンが現れます。画面録画を始める前に、まず「サークルメニュー」をタップし、録画に関する設定を確認・変更しましょう。
「サークルメニュー」>「録画設定」をタップすると録画に関する細かい設定画面が開きます。デフォルトではMobizenおすすめの設定になっていますので、それぞれ自分の好みタップだけで変更が可能です。
録画設定の確認・変更が終わったら、録画を開始しましょう。スマホ画面上の「m」>「録画」をタップするとカウントダウンが始まり(設定で変更可能)録画が始まります。録画中は「m」の下に録画時間が表示されています。録画を停止・一時停止したい場合は「m」をタップしてメニューアイコンを表示させ、録画を停止なら「□」、一時停止なら「ll」をタップします。
録画停止「□」をタップすると、「録画完了」とともに、削除するか/ウインドウを閉じるか/動画の確認をするかの選択肢があります。「動画の確認」をタップするとスマホ画面下から広告が表示され、肝心の動画が画面に見えません。慌てずに、その広告を下から上へゆっくりスワイプすると広告の下から先ほど録画した動画がくっついてきます。
つまり、スマホの画面にもよりますが、広告が大きすぎて動画が見えない状態になっていますので、録画した動画が見える位置まで下からスワイプさせなくてはいけません。
保存された画像には、上下に小さくアイコンが付いています。まず、右上「i」はその動画の情報です。画像したの「フィルム+ペン」が動画の編集となっており、タップすると編集画面が開きます。「♪」は好きな音楽を後付け、[+]はキャプチャ、さらに「イントロ」と「エンディング」をタップすると、スマホの「ギャラリー」が開き、好きな動画や画像が前後に追加できます。
そして一番下には、トリミングです。スライドさせるだけで開始・終了の位置を変更できます。編集が完了したら、右上の「保存」をタップします。
編集した動画の保存が終わった後に、動画を見てみると、「ハサミ」マークが追加されました。
最後に録画・編集した動画をシェアしたい場合は、オレンジの「シェア」アイコンをタップし、何で共有したいか選びます。
Android画面録画(キャプチャ)できない時の原因と対処方法
アプリはちゃんとインストールでき、手順通りに進めたはずなのに画面録画・キャプチャできない時の原因とその対処法です。
Androidのバージョンをチェックする
AndroidのOSは、2018年8月6日にAndroid 9.0がリリースされましたが、いまだに2013年10月31日にリリースされたAndroid 4.4(Kitkat)も使用されています。今回紹介した「AZスクリーンレコーダー」、「Google Playゲーム」はAndroid 5.0、「Mobizen」はAndroid4.4以上のバージョンが条件となっています。
自分が使用しているAndroid端末のバージョンが何か確認してみましょう。機種によってはバージョンアップが可能な場合もありますので、併せて確認してみましょう。
アプリ対応端末を確認する
Androidのバージョンはクリアしていても、Android端末自体が古すぎる場合、アプリに対応できない場合があります。例えば録画開始・終了と表示されたのに、実際には動画がキャプチャができていない、録画・キャプチャはできたが編集画面が開かない等です。
今回紹介した画面録画アプリは日本国内限定アプリではありませんので、日本で販売されている端末か、SIMフリー端末かということは関係ありません。自分のAndroid端末がアプリに対応しているかどうか気になる場合は、自作端末でない限り、世界には同じ端末を使用している人はいますので、端末名とアプリ名を入力してネット検索してみましょう。
また、Android端末は機種とアプリとの相性の良し悪しがあります。他のアプリでは問題は起きないのに、なぜかこのアプリだけエラーになる等は、相性が悪いとしか言いようのないこともあります。逆のことを言えば、相性の良いアプリもあるはずですので、一つのアプリがダメなら、他のアプリを試すという対処法もAndroid端末の場合必要になります
Androidの画面をアプリを使って簡単に音声付きでキャプチャしよう
専門知識が必要なくてもアプリを使って誰でもAndroid端末の画面を録画・キャプチャ、シェアできるようになりました。Androidの場合、外部音声ですのでピンマイクか静かな場所が必要にはなりますが、タップだけで簡単に動画撮影が楽しめますので挑戦してみて下さい。