ビデオ会議システムで、最も人気が高い「Zoom」。Zoomでは、バーチャル背景を利用できます。バーチャル背景を使えば、部屋を片付けなくても済みますが、使い方を間違えると大変なことになります。この記事では、Zoomでバーチャル背景を設定する方法などを解説します。
テレワークが推進される中で、ビデオ会議システムのZoomを導入する企業や学校が増えています。しかし、自宅でPCをZoomに接続すると、部屋の様子がZoomの向こう側にいる同僚や取引先に丸見えになってしまう、デメリットがあります。
そこで注目されているのが、バーチャル背景です。Zoomでは、自分で選んだ背景をバーチャル背景として設定できる機能があります。この記事では、バーチャル背景の設定方法や、バーチャル背景のテンプレート画像を提供している企業等をご紹介します。
まずは、Zoomでバーチャル背景を利用するメリットとデメリットを解説します。
Zoomでバーチャル背景を設定するメリットを、解説します。
Zoomでテレワークをする際に、一番問題になるのは、部屋を片付けなくてはいけないことです。特に、普段、掃除や整理整頓が苦手だったり、仕事が忙しくて部屋を片付ける暇がない人は、かなり部屋が悲惨な状態になっていることでしょう。
突然、Zoomのビデオ会議システムで自宅から仕事をするように言われても、困ってしまう方も少なくありません。そんな時に、バーチャル背景を利用することで、部屋を急に片付ける必要もなくなります。
多くの人が、仕事とプライベートに線引きをしておきたいと考えています。しかし、Zoomによるテレワークは、仕事とプライベートの境界線があいまいになってしまいます。同僚や取引先に自分のプライバシーを覗かれたくない方も、少なくないでしょう。
PCの背後に家族の写真や趣味のポスターが飾ってあったり、背後の窓の風景から住んでいる場所が特定されてしまうことは、避けたほうが無難です。どうしても、プライバシーのZoomへの映り込みが避けられない場合は、バーチャル背景を利用することで、自分のプライバシーを守ることができます。
この記事の最後の方で、企業などが提供しているバーチャル背景のテンプレートをご紹介しています。この記事でご紹介するものを見てもわかるように、さまざまな背景用素材が、バーチャル背景として提供されています。
もちろんバーチャル背景を利用する際は、Zoom会議の内容も考えて選ばなくてはいけません。しかし、背景に自分の趣味の画像を用意することで、仕事中には気が付いてもらえない趣味や趣向を、それとなく同僚にアピールできます。
Zoomでバーチャル背景を使ってしまったことで失敗した、というレビューもあります。Zoomのバーチャル背景を利用するデメリットもお伝えします。
Zoomでバーチャル背景を利用するためには、利用する端末がバーチャル背景を利用できる端末でなくてはいけません。Zoomでバーチャル背景を利用できるスマホは、iPhoneはiPhone8以降の機種です。Androidは利用できません。
PCではここ数年で発売されたPCなら問題ありません。しかし、古いWindows7をWindows10にアップグレードして使っている場合は、Zoomのバーチャル背景が利用できない可能性があります。
PCでZoomを利用したい場合は、PCのスペックがZoomのバーチャル背景の推奨スペックを満たしているか確認しましょう。
バーチャル背景を利用する場合は、あなたの背景にグリーンバックが推奨されています。グリーンバックが用意できない場合でも、無地の背景が推奨されています。しかし、背景やPCのスペックによっては、無地の背景を使わなくても、バーチャル背景が使えてしまうことがあります。
ところが、無地の背景を利用しないでバーチャル背景を使った場合、あなたがバーチャル背景に同化してしまうケースがあります。Webカメラがとらえているものが、どこが会議に参加している人で、どこがバーチャル背景で消さなくてはいけない背景なのか、PCやZoomのシステムが認識できなくなってしまうのです。
バーチャル飲み会の場であれば、参加者が画面からとろけて消えてしまったり、お化けかアニメみたいになってしまっても、笑い話で済むでしょう。しかし、まじめな会議や取引の場であったら、とんでもないことになりかねません。
どうしてもバーチャル背景を使いたいのなら、できればグリーンバックを用意しておくことをおすすめします。Amazonなどで購入できます。
バーチャル飲み会であれば、どんな背景を使っても許されるでしょう。しかし、まじめな商談や、会社の命運をかけた会議の場で、自分の趣味を前面に押し出したバーチャル背景を使ってしまうと、相手にドン引きされてしまう可能性があります。
また、Zoomでバーチャルお見合いというのも流行していますが、初対面の相手にいきなり濃い趣味のバーチャル背景を見せられると、多くの方が反応に困ります。バーチャル背景を使う際は、ミーティングの内容を考えて、TPOに合わせた背景を用意するように心がけましょう。
Zoomでバーチャル背景を設定する方法を解説します。
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