ヤフオク!を利用して多くのユーザーは商品の売り買いをしていますが、商品を出品した後、突然違反申告の通知を受け取ることがあります。どのように対処すべきでしょうか。今回はヤフオク!で違反申告を受ける理由や、その対処法を詳しく解説します。
現在多くのユーザーがヤフオク!を利用しています。出品者は不要になった物の販売や、転売などを目的にヤフオク!に参加し、購入者はオークション形式で楽しみながら商品を安く購入するためにヤフオク!に参加します。出品される商品も様々で、中には掘り出し物、マニア向けのレア商品などがあり、ネットニュースで取り上げられるほどです。
また企業や官公庁も自社の製品の販売やインターネット公売の場としてヤフオク!を利用しています。このようにヤフオク!は人気や知名度がとても高く、安心して利用できるネットオークションサイトです。ところがヤフオク!の出品者の多くが、予期せずしてヤフオク!側から違反申告をされた経験を持っています。
違反申告とは一般的には、ルール違反を意味し、時と場合によっては犯罪行為として厳しく処分されることもあります。ヤフオク!において違反申告とは何を意味するのでしょうか。
端的に言って、ヤフオク!の違反申告とは、ヤフオク!が定めるルールから逸脱した行為を、主催者であるヤフオク!が違反者に通知することです。ヤフオク!が定めるルールには、出品できる商品説明や、出品や落札に関する決まり事などが含まれます。
流れとしては、ヤフオク!が定めるルールから逸脱した行為を発見した第三者からヤフオク!側に連絡が入り、ヤフオク!側が違反者に違反申告を通知します。
ヤフオク!が定める利用規約は、ヤフオク!の「ヘルプ」をクリックすると見つけることができます。
利用規約によれば、主催側であるヤフオク!側が、発見した利用規約の違反者を見つけて直接違反申告を通知するのではなく、利用規約に違反する行為だと思われる商品を発見した第三者が、いわば密告という形でヤフオク!側に伝え、その連絡情報に基づいてヤフオク!側が確認を取り、違反申告を通知することが分かります。
ヤフオク!側が、明らかに違反であると判断した場合はペナルティーを科しますが、違反でなければ特に何も起こりません。
ヤフオク!からある日突然「出品中のオークションが違反申告を受けました」というメールが届きます。疑いなく、こうした違反申告の通知をヤフオク!側から送信されれば、無視するどころか、胸中穏やかならぬものを感じます。ヤフオク!に出品した経験者であれば、必ず一度は経験するのが違反申告の通知です。
ヤフオク!から違反申告が通知されたら、どのように対処すべきでしょうか。
ヤフオク!に商品を出品して、はじめて違反申告を受け取ると、動揺し、正常に考えることができなくなるかもしれません。しかし大切なことは、深呼吸し、落ち着いて事態に向き合い対処することです。自分の出品した商品は本当にヤフオク!の利用規約に違反しているのでしょうか。オークションにかけている段階で、何か不正行為があったのでしょうか。
冷静沈着に対処するためには、ヤフオク!の利用規約に目を通し、内容に精通することが必要です。不安や思い煩いは、それによって吹き飛ぶはずです。これから、ヤフオク!の利用規約に載せられている、出品が禁じられているものを5つ紹介します。
ヤフオク!の利用規約によって厳しく禁じられている最初の商品は、無修正ポルノ動画や児童ポルノ動画です。法律で明確に禁じられているものなので、ヤフオク!でも禁じられているのは当然と言えます。利用規約には、服装、肢体、タイトル、商品説明のすべて18最未満の未成年の性的な姿態を連想させるものはすべて児童ポルノに分別されます。
それには漫画、アニメ、フィギュアも含まれます。さらに盗撮やレイプを題材にしたポルノ作品も出品が禁止されています。さらに使用済みの体操服、水着、学生服、アダルトグッズなども出品が固く禁じられています。違反した場合は商品ページの削除や、Yahoo!JAPAN IDの取り消しという重い処罰が科せられます。
ヤフオク!の利用規約によって厳しく禁じられている2番目の商品は、医療機器や合法、違法な薬物です。薬などの医療薬品は、自作したものや個人で輸入したもの、海外では合法と認定されているものでも日本では非合法とされているものの出品が禁じられています。
医療機器については、コンタクトレンズなどの高度管理医療機器、特定保守管理医療機器、国が承認する前の医療機器、自作医療機器、自分で輸入した医療機器、注射針のついた注射器や注射針などの出品が禁じられています。薬物に関しては、たばこ、毒物、危険ドラッグ、精力剤、媚薬、毒性植物などが禁じられています。
また人体、臓器、細胞、血液、動植物やその器官もすべて出品が禁じられています。違反した場合は商品ページの削除や、Yahoo!JAPAN IDの取り消しという重い処罰が科せられます。
ヤフオク!の利用規約によって厳しく禁じられている3番目の商品は、違法に改造されたエアガンや銃刀法に違反するものです。弾丸、刀剣、ダガーナイフ、ボウガン、スタンガン、スリングショット、催眠スプレー、秘匿性の高い刃物、ヌンチャク、ナックルガード、特殊警棒、摸擬銃器、模造けん銃、改造エアガンまた部品のすべてが出品禁止となっています。
違反した場合は商品ページの削除や、Yahoo!JAPAN IDの取り消しという重い処罰が科せられます。
1 / 5
続きを読む