ヤフオク!で「非常に悪い」の評価を受けた時の対処法と対策を解説!
ヤフオク!で「非情に悪い」の評価を受けたらどうしますか。中には悪質な人物もいますので事前にブラックリストで検索して対処しましょう。さらに削除してもらう努力をしたり入札トラブル申告制度も検討しましょう。ヤフオク!の「非情に悪い」の評価についてまとめてみました。
目次
- 1ヤフオク!の評価について
- ・評価にはどんな種類があるの?
- ・評価は削除できるの?
- ・評価にはコメントも必要?
- ・評価の表示内容について
- ・評価を付けるタイミングは?
- ・評価をしないのはどんな理由があるの?
- ・評価は多い方が有利って本当?
- 2ヤフオク!で非常に悪いの評価が付くのはどんな場合?
- ・落札後にキャンセルした場合
- ・取引の進行や配送が遅い場合
- ・商品に不良がある場合
- ・問い合わせの返信が遅い場合
- ・取引相手から悪い評価を受けた場合
- ・非常に悪い評価を受けた場合のリスクについて
- 3ヤフオク!で非常に悪い評価を受けた時の対処法
- ・良い評価に書き換えてもらえるように努力する
- ・評価コメントに事情を記載する
- ・入札トラブル申告制度を利用する
- ・落札者をブラックリストに登録する
- ・悪い評価を受けた時の考え方
- 4ヤフオク!で悪い評価を受けないようにするための対策
- ・素早い対応を心がける
- ・相手の希望にできるだけ合わせる
- ・不備があった場合は誠心誠意謝罪する
- ・言葉の使い方に気を付ける
- ・相手の過去の評価とコメントを事前に確認する
- ・評価の悪い落札者を事前に検索する
- 5ヤフオク!で評価の悪い相手とは慎重に取引しよう
ヤフオク!の評価について
ヤフオクでは取引が終了すると、その取引に対して出品者や落札者の対応やその他について総合的に評価する制度があります。これは具体的にどのようなものなのでしょうか。
評価にはどんな種類があるの?
評価はヤフオクでの取引が終了した後で、出品者と落札者との間のお互いの満足度を採点することです。評価は次のとおり5段階あり、それぞれポイントがつきます。
評価 | ポイント |
---|---|
非常に良い | +1ポイント |
良い | +1ポイント |
どちらでもない | 0ポイント |
悪い | -1ポイント |
非常に悪い | -1ポイント |
なお、同じ人が何度も評価をした場合の対応は最新の評価ポイントが反映されることになっています。例えば最初に「-1」をつけて、次に「0」、その次に「-1」、最後に「+1」を付けたとすると、評価は一番最後の「+1」が採用されて「+1」となります。
評価は削除できるの?
一旦ついた評価を削除することはできません。何度も評価を入力したとすれば、その一つひとつの評価の履歴は保存されて削除することはできないようになっています。このため、評価をする時には公平かつ誠実に対応することが重要です。
評価にはコメントも必要?
評価についてはポイント以外にも言葉で書かれたコメントもあります。実は単なる数値ポイントよりもこの言葉で書かれた評価の方が実態をよく反映していることが多いので、特に出品者の信頼性を判断する場合によく用いられています。コメントについても一旦提出したら取り消せないのです。
ある人についてのコメントの履歴は延々とリストアップできますので、過去から連続して見てみるとかなりの実態が判明します。
できるだけオリジナルのコメントを!
落札者が出品者に対して不満があった場合に、例えば「とんでもない出品者です。今後取引をするつもりはありません」という不満のコメントをしても、他の多くの出品者の参考になりません。もっと具体的に「梱包が雑なので商品の六角形の角の2箇所が破損していました。」と書く対応をした方がよくわかります。
さらに「商品が届くまでに大変待たされましたが、その間に10回連絡したのに全く返事がなく、困りました」などと相手の対応の様子を記載すると人間像が浮かび上がります。人の評価は感情で行っても、感情は人それぞれに受け取り方が異なるので共通の尺度にはなりません。具体的な事象を記録するのが客観的で良いコメントとなります。
評価の表示内容について
ヤフオクは出品者に対しての落札者の評価と、その反対に落札者に対しての出品者の評価の双方が記録されるようになっています。従って出品する際に入札状況を確認して、入札者の評価を参考にできるのです。また、入札者は出品者の過去の評価を見て信頼性を判断して対応を決められます。
ちなみに入札者は評価ポイントのみ表示されますが、出品者は評価ポイントの他に評価コメントや「良い評価と悪い評価の数」も公開されていますので参考にできます。
評価を付けるタイミングは?
落札者は出品者から商品が届いて中身を点検してから、出品者に対する評価をするのが一般的です。商品が届く前に評価をしてしまうと、実際に届いた中身に不都合があった場合にもう一度評価をし直す必要があるためです。また、出品者は落札者の評価をもらってから、落札者に対する評価をするのが良いでしょう。
評価をしないのはどんな理由があるの?
自分が落札者の場合は評価をしなくても良いと考えている人もいるようです。さらに評価をするのを面倒に思っていたり、極端な場合は忘れているということも多いのです。なお、評価をして欲しくないと頑なに考えている人もいます。それは自分がその商品を売ったり買ったりした事実を公にしたくないからという理由です。
中にはヤフオクで落札した商品をすぐさま、またヤフオクに出品したいと考えている人もいて、そういう人は取引の事実を隠したがるので評価を拒否するようです。
評価は多い方が有利って本当?
一般的には相手の信用力を評価ポイントで測定していますので、できれば10以上あると安心できます。評価は取引の数が増えていけば累積されていくので、良い評価が積み重なっていけば自分の財産になるのです。そうすれば出品する時にも落札する時にも信頼性があるというパスポートとして使えます。
そういう意味では評価は多い方が有利に働くでしょう。ただし取引数が多くて中にはトラブルも多数発生しているという人は評価の多さだけでは信頼されません。あくまでも一つひとつの取引を誠実に行った結果としての、本当に実のある評価実績があることが有利に繋がります。
ヤフオク!で非常に悪いの評価が付くのはどんな場合?
ヤフオクの評価は5段階になっており、最低の評価が「非常に悪い」となっています。この最低の評価が付いてしまうのはどのような場合になるのでしょうか、詳しく見てみます。
落札後にキャンセルした場合
出品者は入札状況を見て、どの人ならば落札してもよいのか考えた上で了承します。通常ならばすぐさま落札代金が振り込まれて、出品者は発想の準備に入る手はずを整えようと目論んでいます。そういう折りにいきなり落札者からキャンセルを申し出られると、怒るのも無理はありません。「非常に悪い」との評価は当然でしょう。
取引の進行や配送が遅い場合
途中で出品者に質問をしてもなかなか回答が返って来ないと、出品者に対する不満が生じます。また落札したのに代金を払い込まないでいると落札者へ対する不満が溜まります。さらに落札者が手際よく代金を払い込んだのに出品者から商品が配送されて来るのが遅いと、詐欺に遭ったかと気をもむでしょう。
このように相手を不安に陥れるような行為をすると「非常に悪い」との評価が付いても仕方ないです。
商品に不良がある場合
落札者がせっかく届いた商品を広げてみたら、不良品で使い物にならなかったら落胆すると共に強い憤りを覚えるでしょう。もしも使用するに当たって支障がない程度の瑕疵であっても、事前に申告していないという不誠実な態度には不信感を持つのは当然です。このような場合にも「非常に悪い」という評価が付けられるでしょう。
問い合わせの返信が遅い場合
入札時に出品者に対して質問を投げかけたのに、一向に返事がない場合には不安になるものです。すぐに反応してくれなくても少なくともその日の内には何らかの回答をもらいたいと期待するのが普通でしょう。しかも入札者はその回答如何によっては購入するかも知れないのです。
それなのに出品者が回答をくれないのは不誠実に見えます。忙しくて手が離せないのならばその旨回答して、落ち着いたら十分話し合いますという回答でもあれば安心するのに、一言もないのは不満に繋がります。十分待たせた後で「何ですか」という無愛想な態度ならば、思わず「非常に悪い」の評価を下してしまうでしょう。
取引相手から悪い評価を受けた場合
自分ではそれほど不手際があったとは思えないのに、取引相手がブラックリストの人物で、何事にも悪い評価を付けてしまうという場合は、報復をしたくなるでしょう。つまり相手に対しても「非常に悪い」という評価を付けてしまうのです。しかしこれは理性的に動かないと泥仕合に陥ってしまうので、お互いにとって不幸な結果になりかねません。
非常に悪い評価を受けた場合のリスクについて
非常に悪いという評価は、自分が悪かった場合には反省をしなければなりません。それは当然としても、この「非常に悪い」という評価の場合には、何か不都合があるのでしょうか。どのようなリスクが生じるのかを説明します。
信頼と販売力の低下
ヤフオクで出品して上手くやっていくためには高評価率が95%以上であることが望ましいと言われています。一方、「非常に悪い」が貯まってくると高評価率が低下するのは勿論ですが、ヤフオクのAI機能が出品者に順位を付ける際にマイナスに働くのは確実です。すると入札者サイドからは信頼が低下し、ひいては販売力が低下していきます。
このように「非常に悪い」はオークションサイトに出品するには大変都合の悪い指標といえます。
アカウントが停止になることも
ヤフオクのAIが「非常に悪い」の数や割合から自動的にアカウント停止宣告をすることはありません。しかしもしも違反申告がなされて、ヤフオクの係員の目によるチェックが入った場合に「非常に悪い」が累積していたりすると、アカウント凍結の危険性を覚悟しなければならないでしょう。
ヤフオク!で非常に悪い評価を受けた時の対処法
ヤフオク!で非常に悪いという評価を受けることは、今後のことを考えると深刻な事態と言えます。もし非常に悪いの評価を付けられてしまった場合には、どのように対処したら良いのでしょう。
良い評価に書き換えてもらえるように努力する
一度「非常に悪い」の評価を付けられてしまうと、この記録は削除できませんが、もし再度評価をし直してくれたら先の評価は上書きされて結果的に削除されたと同じになります。しかも書き換えられる期間は120日となっているので、この間にできるだけのフォローをして「非常に悪い」を削除できるような再評価を得るのが取るべき道となるでしょう。
まずは相手にコンタクトをして不満に思った点を聞き出して、それに対して誠意を持って精一杯の対応をします。最後に、もう一度評価をしてくれるようにお願いをすると、全ての人というわけにはいきませんが、前回の「非常に悪い」よりも上のランクに再評価をしてくれて非情に悪いが削除になるかも知れません。
評価コメントに事情を記載する
例えば落札者がブラックリストに載るような態度が悪い人物で、やむなく取引を止めた場合に、腹いせに「非常に悪い」を付けられるという不幸なケースもあります。このような場合には、出品者に一方的に落ち度があって「非常に悪い」という評価が出たのではないということを明らかにしておく必要があります。
具体的には評価コメントに本件の顛末をできるだけ詳しく記載して、「非常に悪い」という評価が冤罪に値するというのが、広く理解してもらえるようにすることです。丁寧に事情を書いておけば、それを見た人は実質無罪で本来であれば「非情に悪い」が削除されても妥当だと思ってくれるでしょう。
削除が実際上できないのならば、情状酌量で「削除」と同じ効果を狙うしかありません。
入札トラブル申告制度を利用する
ヤフオク!の取引を何度か繰り返していると、中にはブラックリストの悪質な人も出て来ることがあります。そのような場合に助けになるのがヤフオク!の「入札トラブル申告制度」です。どのような申告制度になっているのでしょうか。
申告制度の注意点
このヤフオク!の制度を使用するに当たって注意すべき点は次の通りです。
番号 | 注意点 |
---|---|
1 | 一つの取引に対して一つの申告をする |
2 | あらかじめ落札者に対して複数回連絡をしていること |
3 | 連絡掲示板を用いて連絡をすること |
申告制度利用の手順
ヤフオク!の「いたずら入札トラブル申告制度に関する規定」が記載されているページの下の「いたずら入札トラブル申告制度を確認しました」の項目にチェックし、「いたずら入札トラブル申告制度を利用します」を選択します。すると入力フォームが出て来るので、必要事項をインプットするのです。
あとは審査窓口の判断を待ちましょう。
落札者をブラックリストに登録する
悪質な落札者はブラックリストに登録します。やり方はヤフオク!のサイトで「オプション」、「ブラックリスト」、「ブラックリストに登録」とクリックして入力します。なお、悪質な人物は複数のアカウントを所有して悪事を働いていることが多く、「同一人物が使っていると推測されるYahoo! Japan ID」にも登録しましょう。
複数のアカウントで悪事を働いているのを押さえておくと、あとで検索して一網打尽にできるので、ブラックリストの人物については、知り得たらできる限り登録しましょう。
悪い評価を受けた時の考え方
自分が誠心誠意やっているのに「非常に悪い」などという評価を受けてしまった場合は、気分が沈んでしまうでしょう。しかし世の中には悲しいことに一定数の非常識な人がいるのです。こういうブラックリストの人物とまともにバトルをすると馬鹿を見るのは自分の方です。
非常識な落札者に当たってしまった場合は、できるだけ事務的に感情を交えないで処理しましょう。さらに、このようなブラックリストに載るような人はできる限り相手にしないように普段から用心するに越したことはないです。
悪い評価の許容範囲の割合は?
高評価はできれば95%以上にしたいものです。悪くても90%以上は維持していたいというのが一般的な意向のようです。すると、悪い評価についてはできれば5%以下、最悪でも10%までに留めたいものです。取り扱い件数が少ないと1件の「非情に悪い」でもウェイトが大きくなります。
件数が少ないほど「非情に悪い」1件の「削除」の重みが大きくなります。
ヤフオク!で悪い評価を受けないようにするための対策
ヤフオク!で継続的に活動をしていこうと思えば、誰でも高評価を維持したいと願うでしょう。裏返すと悪い評価はできるだけ受けないか、最小限になるように留意しなくてはいけません。どのようにしたら可能でしょうか。
素早い対応を心がける
もしも相手から「非情に悪い」という評価をもらってしまったら、すぐにコンタクトをとってその理由を聞き出すべきです。そして今からでもリカバリーできることがないかを必死になって考えて、誠実に対応していきます。相手への連絡はコメント欄を使用してもよいですが、できれば直接電話をしてしまうとより効果的です。
相手の希望にできるだけ合わせる
「非情に悪い」という評価はできれば無くしたいので、相手にコンタクトを取ったらまずは希望をできるだけ詳細に聞き取りましょう。そして法外なことでなければ、希望に沿った対応をするのが得策です。例えば商品の交換とか返品、返金などについて全て受け入れるように対応します。
ただし事前に、相手がブラックリストに載っていないかを確認しておきましょう。
不備があった場合は誠心誠意謝罪する
自分ではきちんと行っていたつもりでも、自分のミスが原因で相手に不快な思いをさせてしまったのならば、それが発覚した段階で誠心誠意謝罪をしましょう。この初期動作で失敗するとリカバリーが困難になるばかりか、トラブルは一層険悪に発展してしまいます。
言葉の使い方に気を付ける
相手の方が理不尽なことを言っていることもあるでしょうが、こちらの言いたい事を伝えたいあまり言葉遣いを誤るととんでもないトラブルに発展しかねません。従って誠心誠意相手を立てて、言葉遣いを丁寧にしかも穏やかに運ばなければなりません。相手の怒りが一旦治まっても、最後まで気を抜かないようにしましょう。
相手の過去の評価とコメントを事前に確認する
好まざる相手と関わらないようにするには、相手のことをよくリサーチしておくことが大切です。これは大切な事前準備で、これが不十分だと後々時間と労力を犠牲にすることになります。相手の過去の評価とコメントは検索して十分に把握しておきましょう。
評価の確認方法
入札者の順位を表示するページでは、入札者の評価ポイントを確認することができます。もちろんできるだけ高評価の人が良いでしょう。また出品者の場合は評価コメントも確認できますので、それを熟読すれば信頼に足る人物か否かが判断できるでしょう。さらに良い評価と悪い評価の数や割合についても表示されているので、入札する際の参考になります。
評価の悪い落札者を事前に検索する
評判の悪い落札者はできるだけ避けて通りたいものですが、そのために何か検索する方法があるのでしょうか。実は完璧とは言えないまでもヤフオク!の悪質な落札者を検索する方法があるのです。
評価探偵について
「評価探偵」というサイトで落札者のYahoo! Japan IDを入力して検索するとヤフオク!の評価の50件分が検索されて閲覧できるのです。このサイトでは「出品者としての評価」と「落札者としての評価」が数値化して出てきます。またこのサイトではヤフオク!要注意IDリストも閲覧できます。
参考にして、必要ならば個別に検索をして悪質な人物からの攻撃を未然に防ぎましょう。
ヤフオク!で評価の悪い相手とは慎重に取引しよう
ヤフオク!は便利なインターネットオークションサイトで活用している人も多数います。しかしこのような多数の人が交流するサイトには、一定数の悪質な人間が入り込んで、よからぬ事を企てているものです。これは仕方のないことで、むしろこのような存在を前提にして自分の身を守って行かなくてはなりません。
ヤフオク!では過去の評判を検索してわかるようになっていますので、ブラックリスト等からも検索をかけて評判の悪い相手をできるだけ早い時期に検索し尽くして、関わらないように注意するのが肝心です。運悪く取引の相手になってしまった場合でも、慎重に対応して傷口が広がらないように注意しましょう。