PCの立ち上がりが遅いと気になっている人も多いようですが、Windows7が重くて起動が遅い場合には、高速化する方法はないものでしょうか。この記事ではついついイライラしてしまいがちなWindows7の起動が遅い時の対処法について詳しく解説します。
長年使っているPCは段々と動作が重い状態になっていき、立ち上がりが遅いようになってくるものです。Windows7は発売されてから10年が経ち、Microsoftからのサポートの提供が1年を切りました。Windows7のPCは古いものになってきて、起動が以前よりも遅いと感じるようになってきた人が少なくありません。
Windows7の起動が遅い、重いと感じるようになってきた、その症状とは具体的にどのようなものなのでしょうか。
Windows7のPCの起動時の立ち上がりが遅い、重いと感じると一言で言っても、その症状には具体的に次の2つがあります。
Windows7のPCを起動すると、まずはメーカーのロゴが表示されてから「Windowsを起動しています」という表示に変わってきます。このメーカーロゴから「Windowsを起動しています」が表示されるまでが長い場合には、どちらかというと、ハードウエアの障害を疑った方がいいでしょう。チェックする項目は、次の通りです。
・直前に追加したソフトウエアもしくはデバイスドライバーが無いかどうか
・省電力設定を設定したか
・周辺機器や増設機器を接続したか
・ハードディスクに障害が発生していないか
・スキャンディスク・デフラグを実行してみる
Windows7の「ようこそ」からデスクトップになるまでの起動時間が重い時、遅い時にはソフトウエア的な問題が考えられます。次の項目をチェックしてみましょう。
・単色の壁紙に設定していないか
・セキュリティソフトを確認
・常駐プログラムを停止
・自動ログオンの設定を確認
・視覚効果を確認
・ウイルス感染を疑う
・システムの復元を行ってみる
Windows7の起動が遅くて、PCの立ち上がりが重い時にやるべき対処法についてみていきましょう。
Windows7のストレージが圧迫されると、動きはどうしても重い状態になります。PCの起動時にはハードディスクを一通りスキャンするので、不要なソフトやファイルが多いとその分だけ立ち上がりも遅くなってしまいます。
いらないソフトやファイルはアンインストールしたり削除したりして、また、メモリも増設してみましょう。ハードディスクに余裕を持たせて、メモリを広げることで高速化する音ができます。
使っていないのに、バックグラウンドで常に動いている常駐ソフトが多いとCPUとメモリの容量が消費されてしまうので、どうしてもPCは重い、遅い状態になってしまいます。またPCの起動時には常駐ソフトをすべて立ち上げるために、起動が遅くなります。
常駐ソフトにはシステムを動かすために必要なものもありますが、必要ないものは停止してしまいましょう。常駐ソフトの停止方法は、Windows7の「スタートボタン」をクリックして「プログラムとファイルの検索」に「msconfig」と入力して検索します。
検索結果に表示されたファイルをクリックすると「システム構成」が開きます。「スタートアップ」のタブを開くと常駐ソフトが一覧になっているので、不要なものはチェックを外してしまいましょう。
Windows Updateを行っている時にはどうしてもPCが重くなりますが、Windows Updateが終わってもWindows7の起動が遅い、重い場合にはWindows Updateが失敗している可能性があります。
「コントロールパネル」>「更新プログラムの確認」と開いて赤い画面が表示される時には失敗しています。Windows Updateの指示に従って操作してやり直しましょう。
PCを長時間使っていると、高熱になったり、帯電したりしてソフトの起動が遅い状態になってしまいます。PCを排熱したり、放電したりすることで重いPCの状態を改善することができます。
排熱するためには、PCの周りに空気が通る隙間を作ったり、CPUファンを交換するといいでしょう。放電する方法は、一度PCの電源を切ってからコンセントからコードを抜いて数分放置すれば大丈夫です
ハードディスクのエラーをチェックするスキャンディスクと、断片化したファイルを最適化するデフラグを実行することでWindows7のPCの状態を改善して、起動を速くすることもできます。
スキャンディスクとデフラグを実行するためには、フォルダで「コンピューター」を開きます。「ローカルディスク(C)」を右クリックして「プロパティ」を出して、「ツール」のタブをクリックします。
スキャンディスクを掛ける場合には、「エラーチェック」を「チェックする」をクリックします。デフラグを実行する場合には「最適化」の「最適化する」をクリックします。
Windows7を起動するときに、周辺機器が繋がっていることが原因で遅い起動になることがあります。特にCDやDVDが入っていたり、SDカードやUSBメモリが挿入されていたりすると、起動できないこともあります。周辺機器をいろいろとつないでいる場合には、必要がない周辺機器を取り外してから起動してみましょう。
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