URLパラメータとは?設定するSEO上のメリットと付け方を解説!

自分のサイトを運営するうえで、URLパラメータを使うことで訪問者のアクセス情報収集や、自社サイトのデザイン変更に活かすことができ、非常に大きなメリットを得ることができる可能性があります。今回はそんなURLパラメータの概説と使い方について解説します。

目次

  1. 1URLパラメータとは?
  2. URLパラメータの種類
  3. 2URLパラメータでのページ生成時の注意点
  4. Googleでは重複コンテンツと判断する可能性がある
  5. 標準的なパラメータを使用する
  6. 3URLパラメータを設定しよう
  7. URLパラメータを設定するSEO上のメリット
  8. パラメータの付け方
  9. 4URLパラメータを設定したサイトの状況を確認しよう!
  10. Googleアナリティクスで確認する方法
  11. 5URLパラメータを設定してみよう!

URLパラメータとは?

Webサイトを運営するうえで、多くの人に見てもらうための努力を行っている人は大勢いますが、その方法は多種多様にわたっています。今回はその中でもURLパラメータというものについて紹介します。URLパラメータとは、通常のURLの末尾に付け加える変数のことを指します。

URLの末尾に「?[パラメータ名]=[パラメータ値]」という文章を付け加えることで、サーバ側に情報を送ることが可能になります。これを活用することで、ユーザーに合わせてコンテンツを変化させたり、URLパラメータから情報収集を行うことができます。

また正しく使わないとSEO対策を行う上で影響が出てきてしまう可能性があるため、サイト運営を行っている方はURLパラメータについて、その活用法と注意点について、しっかりと覚えておきましょう。

URLパラメータの種類

そもそもURLパラメータとは、基本となるURLの語尾に変数などを追加して付与することで、サーバー側にどのURLを使ってアクセスしたかが分かったり、URLパラメータの情報を読むことでサイト運営を最適化したいという目的があって使われるものです

もちろん、運営者がURLパラメータの付与を行わなければ通常はただのURLのままアクセスが行われることになります。

URLパラメータをサーバ側に送信することで、サーバ側は送信者の情報を取得することができるようになります。このURLを使うことには基本的には2種類の目的があり、それぞれの用途に応じて「パッシブパラメータ」と「アクティブパラメータ」と呼ばれて使い分けられています。これらのURLの違いについて順に説明していきます。

パッシブパラメータ

パッシブパラメータとは「送信者の情報を取得することでアクセス経路などを収集することを目的としたパラメータ」のことを指します。表示されるコンテンツはパラメータの有無によって変わりませんが、アクセスを行ったURLが異なることで、サーバ側はURLパラメータを見ることで取得した経路情報や滞在時間を計測することができます。

URLパラメータによってサイトの見た目や挙動に変化がないため、ダミーパラメータと呼ばれることもあるようです。

アクティブパラメータ

アクティブパラメータとは「送信者の情報を取得することで表示するコンテンツをユーザーごとに切り変えることを目的としたパラメータ」を指します。

URL末尾にパラメータがある場合とない場合で表示するコンテンツが変わるため、例えばECサイトなどでユーザーの探している商品が表示されやすくなるように、URLパラメータを用いてフィルターをかけたりすることが可能になります。

URLパラメータでのページ生成時の注意点

URLパラメータには以上のような2種類の区分があることを示しました。非常に便利なURLの利用方法ですが、注意して使わなければサイトを便利にしたり、統計情報を集めても、SEO対策などで不利になってしまう場合があります。そんなURLパラメータの注意点について解説を行っていきます。

Googleでは重複コンテンツと判断する可能性がある

複数のURLパラメータが存在すると、URLが違うのに内容が同じコンテンツが存在してしまうことになるため、Googleに重複コンテンツと判断されてしまう場合があります。

このとき同じURLなのにURLパラメータが違うことで被リンク評価が分散してしまい、検索結果などに表示されなかったりしてしまうことで、せっかく他のSEO対策を行っていてもこれ一つでサイト運営上不利になってしまう可能性があります

標準的なパラメータを使用する

この対策としては、標準的なURLパラメータを使用することがあげられます。例えば先述した通り、URLパラメータは「?パラメータ名=パラメータ値」、複数のURLパラメータがある場合は「&」で表現されるとしましたが、これを標準的なURLパラメータといいます。

しかしそれ以外にも「:」や「,」を使ったURLパラメータなどを設定することも可能なのですが、これを非標準的なURLパラメータと呼びます

自動で評価値を割り振っていくGoogleのクローラが、サイト来訪時にURLを確認した際、標準的なURLパラメータなら自動で同じページだと認識してくれる可能性が高まりますが、非標準的なURLパラメータが用いられている場合は、クローラが認識できず「違うページ」としてしまい、上記のような現象が発生してSEO対策上大きなデメリットを被ってしまう可能性があります

URLパラメータを設定しよう

URLパラメータの種類と付け方、その簡単な概要について説明しました。URLパラメータとはSEO対策に非常に影響を及ぼしますが、そのメリットについても簡単に述べておきます。また実際の付け方を学ぶために、Googleアナリティクスのサービスを用いて実際に、簡単に付与を行う方法についても説明します。

URLパラメータを設定するSEO上のメリット

URLパラメータを設置することのメリットとして、Googleアナリティクスでアクセスしてきたユーザの参照元をトラッキングすることが挙げられます。自分のサイトはどのメディアから来訪者が多いのか、Webブラウザ以外のアクセスはどのくらいあるのか、URLパラメータの情報から知ることができます。

また他のメリットとしては、同一ページ内のどの広告をクリックしたのかなどの細かい情報まで得ることができる点です。

パラメータの付け方

実際にサイトにURLパラメータをつける方法ですが、今回はGoogleアナリティクスのサービスを使って付与できることを確認しようと思います。実際のサービスを以下のURLから利用することができるため、まずは試してみてください。

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