インターネットを使っていると回線のスピードが気になります。快適にネットを使うためにはスピードテストの目安というのはどのくらいなのでしょうか。この記事では上り下りそれぞれの通信速度のスピードテストの目安についてお伝えします。
PCやスマホはネット回線につないで利用することが当たり前ですが、ネット回線を利用する上でとても大切なことには通信速度があります。PCやスマホを快適に使うためには、快適に使える通信速度が必要ですが、どのくらいの速度があれば快適に使えるのか、目安がわかると便利です。
公衆Wi-Fiスポットを利用している人にとっては、通信速度が速いWi-Fiスポットを把握できれば、そのWi-Fiスポットを中心に利用することもできます。
ネット回線の通信速度の目安を把握する方法としては、ネット回線のスピードテストがあります。スピードテストでどのくらいの速度が目安になるのか、この記事ではネット回線のスピードテストの目安をまとめてみました。
今やPCもスマホもネット回線につながなくては利用できなくなりました。Webサイトで調べ物をするのも、ネットショッピングを楽しむのも、SNSに投稿したり、友人とメッセージのやり取りをしたりするのも、すべてネット回線があればこそできることです。
PCやスマホを快適に利用するためには、ネット回線の速度が大切です。ネット回線の速度こそがインターネットの命といってもいいでしょう。回線の通信速度が遅ければ、イライラしてしまいますし、通信速度が速ければ快適に利用できます。スピードテストで回線速度の目安をぜひ把握しましょう。
ネット回線のスピードテストを行うと、Mbpsという単位で表示されます。Mbpsという単位について理解しておきましょう。Mbpsというのは、回線速度を表す単位です。1秒間にどのくらいのデータ通信ができるかという単位です。Mbpsの数字が高ければ高いほど回線速度が速くなって、快適にネット通信が使えるようになります。
データ通信の最小単位はbpsで、1,000bpsが1kbpsです。1,000kbpsが1Mbpsになります。つまり1Mbpsというのは1,000,000bpsのデータ通信ができるということです。
ネット回線のスピードテストをすると、上りの速度と下りの速度がそれぞれ計測されます。ネット回線の上りと下りというのはいったいどういうことを意味しているのでしょうか。
ネット通信の回線で「上り」というのは送信するときの速度を表しています。PCやスマホからメールやメッセージを送信したり、SNSに投稿したりするときに関係してくる速度が上りです。上りの通信速度は下りよりも少ないことが多いのですが、テキストだけの簡単なメッセージの送信だけなら、上り速度はそれほど気になりません。
しかし、データ容量の大きい画像や動画を頻繁に投稿する人にとっては、ある程度の上りの送信速度がないと、投稿するのに時間がかかってしまいます。スマホではアップロードに時間がかかると、バックグラウンドでのアップロードができないと、他のアプリが開けないので他の作業ができなくなってしまうこともあります。
画像の容量は3MBから30MB、動画は10MBから容量の大きいものになると5GBにもなります。しかし、大容量なファイルを頻繁にアップロードする人はそれほど多くありません。アップロードを滞りなく行うための上り速度は平均して1Mbps程度あれば十分でしょう。
ネット回線の下りというのは、データをPCやスマホに受信する速度です。メールやメッセージを受信するときも下り回線になりますし、ブラウザでWebページを閲覧するのも下り速度が関係してきます。音楽や映画などをWebサイトからダウンロードしたり、ストリーミングを受信するのも下り回線を利用します。
下りの快適な平均速度の目安というのは、ネット回線を何に利用しているのか、ということによって大きく変わってきます。データ通信の容量が少ないテキストのやり取りがメインのメールやLINEのやり取りだけなら、それほど高速な回線が必要になるわけではありません。
しかし、YouTubeを頻繁に閲覧したり、オンラインゲームをなめらかな画面でプレイしたりしたい、という場合にはかなり大容量な通信回線が必要になります。ネットの利用用途によって回線の種類の選び方はよく考える必要があります。具体的にどのくらいの速度が必要なのか、下りを快適に使える回線速度の目安は使う場合ごとに詳しくお伝えします。
ネット回線の通信速度のスピードテストの目安を知るうえで、上りの平均スピードよりも下りの平均スピードの方が大切だという声があります。どうしてなのでしょうか。それは、ほとんどのネット利用者にとって、ファイルのアップロードよりも、Webページの閲覧やファイルをダウンロードする場面の方が多いからです。
メールやSNSでのメッセージのやり取り程度であれば、上りの通信速度はかなり遅くても大丈夫です。大容量のファイルを作成してアップロードする人であっても、コンテンツを作成するためにはネットでいろいろと下調べをしたり、資料をダウンロードしたりするものです。
圧倒的に利用する場面が多いのがネットの下り回線なので、スピードテストの目安でも下り回線の平均の目安の方が重要になります。
ここからは実際に平均してどのくらいの回線速度があれば、PCやスマホを快適に使うことができるのか、ということを見ていきましょう。回線速度は上り回線よりも下り回線の方が利用することが多いので、下り回線を良く利用する用途別に、平均の回線速度の目安を見ていきましょう。
まずはメールやLINE等のテキストメッセージのやり取りがメインの場合の平均の回線速度です。メールやLINEといったテキストメッセージのやり取りがメインのネットの利用法なら、快適に使える通信速度の目安は128kbpsから1Mbpsです。
スマホやポケットWi-Fiで速度制限を受けた時の低速通信が最大128kbpsです。最大なので、平均の速度はもっと遅くなります。低速通信になってしまったら、テキストメッセージのやり取りもちょっときつくなる可能性があります。ただし、画像や動画を送らなければそれほど大きなストレスを感じることはありません。
Webページを閲覧したり、音楽ファイルや文書ファイルをダウンロードするときに快適に利用できる通信速度は1Mbpsから10Mbpsです。自宅に光通信回線やケーブルテレビでインターネット回線を引いている場合には、Wi-Fiルーターを利用していても特に問題はないでしょう。
問題なのは、スマホやポケットWi-Fiを利用している場合です。高速通信の容量を使い切っていない場合には、格安SIMでも1Mbpsを下回ることはないので、スマホ用サイトを閲覧するのは問題ないでしょう。ただし、PC用の重いサイトを閲覧するのは、SIMカードの回線の種類や状況によっては高速回線でも難しいでしょう。
高速通信容量を使い切ってしまって、低速通信になってしまったらWeb閲覧もかなりストレスを感じる状況になります。
動画サイトの中でも特に利用しているユーザーが多いのはYouTubeです。YouTube動画を快適に視聴できる回線速度の目安は、1Mbpsから20Mbpsです。YouTubeの場合には、画質を選択することができるのでこれだけ大きな幅があります。
最高画質の4K画質の動画を快適に見ようと思ったら平均して20Mbpsの回線速度が必要になります。低画質で良ければ平均1Mbps程度の画質でも大丈夫です。家に固定のインターネット回線を引いているのであれば4Kでも問題ない回線速度です。
スマホでも大手キャリアのLTE回線であれば十分に速度を出せます。しかし、格安SIMでは高速通信でも難しい回線速度になります。スマホのキャリアを選ぶときにはその辺も考慮して選ぶことが大切です。
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