コミックで漫画を見るのではなく、電子書籍の漫画をスマホで見る機会が多くなりましたが、Windows10搭載のパソコンで電子書籍の漫画を見る最適な方法に漫画ビューアがあります。今回はWindows10で電子漫画が見られるおすすめ漫画ビューアを紹介します。
現在日本では若者の間で「読書離れ」が深刻な問題になっていますが、電子書籍市場の規模は、それが嘘でもあるかのような伸びを見せています。日本における電子書籍市場規模は2,241億円で、その8割は電子コミックが占めています。その市場規模は1,845億円と言われています。
この市場規模を支えているのが無料漫画アプリで、その広告市場規模は120億円に上ります。コミックは今やスマホで見ることが常識になりつつあります。しかし電子コミックはスマホだけでなく、Windows10搭載のパソコンでも見ることができます。
電子コミックはWindows10搭載に標準インストールされている画像ビューアでも見られますが、快適に見るために「漫画ビューア」ソフトの使用が勧められています。それはなぜでしょうか。電子コミックを漫画ビューアで見ることの3つのメリットを紹介します。
電子コミックをWindows10の画像ビューアではなく、漫画ビューアで見ることの1つ目のメリットは、冊子コミックのように画像の見開き閲覧ができることです。電子書籍では、漫画の右と左のページが別画像として保存されているため、冊子コミックのように閲覧するには、画像を2枚並べて閲覧する必要があります。
漫画ビューアにはこの閲覧機能が実装されています。
電子コミックをWindows10の画像ビューアではなく、漫画ビューアで見ることの2つ目のメリットは、前回まで読んだページにすぐに戻れることです。これは、しおり(レジューム)機能と呼ばれるもので、今呼んでいるページを登録し、それによって同じページを後日簡単に開くことができます。
電子コミックをWindows10の画像ビューアではなく、漫画ビューアで見ることの3つ目のメリットは、圧縮ファイル(zip・rar)を解凍せずに読めることです。zipやrarは圧縮フォーマットの1つです。zipやrarを使って膨大なデータ量を圧縮し1つのファイルにまとめれば、ファイルの転送が容易に行えます。
電子コミックは通常、zipやrarなどの圧縮フォーマットで保存され、その後zipやrarに圧縮されたファイルを解凍して電子コミックを見ますが、漫画ビューアはzipやrarフォーマットに圧縮されたファイルを解凍せずに電子コミックを読むことができます。
では、これから9つのおすすめ漫画ビューアフリーソフトを紹介します。最初に紹介するおすすめ漫画ビューアフリーソフトは、「NeeView」です。「NeeView」は、ユーザーの間で最も高い評価を得ているフリーソフトです。初心者のニーズにも、マニアのニーズにも応えてくれる多機能で使い勝手のいいフリーソフトがこの「NeeView」です。
下記のリンクからダウンロードできます。
下記に「NeeView」の主要機能をまとめます。
フリーソフト名 | 主要機能 |
NeeView | 標準対応の画像フォーマットが豊富(bmp, jpg, gif, tiff, png, ico, WIC) |
多くの圧縮フォーマットに対応(zip, rar, 7z, lzh, cbr, cbz, cb7など) | |
多重圧縮ファイル、PDF、動画に対応 | |
タッチ操作、マウスジェスチャーに対応 | |
個別キーのカスタマイズ、ジェスチャー設定が行える | |
移動、回転、拡縮をドラッグで簡単に行える | |
スライドショー、ルーペ、見開き表示、フルスクリーンモードが可能 | |
Susieプラグインに対応(UNICODEファイル名が可能) | |
マルチスレッドと画像の先読みに対応、またWebブラウザからの画像ドロップも可能 |
おすすめ漫画ビューアフリーソフト「NeeView」にはどんなメリットがあるのでしょうか。4つのメリットを下記にまとめて記載します。
おすすめ漫画ビューアフリーソフト「NeeView」にはどんなデメリットがあるのでしょうか。PC環境にもよりますが、唯一のデメリットは、動作が重く起動速度が遅いことです。ただ、ハイスペックな最新のWindows10搭載のパソコンを使えばこの問題は解消されます。
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