Macのストレージの「その他」を削除して圧迫している容量を減らす方法!

Macのストレージを確認すると、「その他」と「システム」という思いもよらないものが容量を圧迫していることがあります。今回はその中から「その他」を選んで、その対応方法を説明します。Macのストレージ容量に悩んでいるのなら「その他」を減らすことを目指してください。

目次

  1. 1Macのストレージの「その他」とは
  2. iOSデバイスのバックアップファイル
  3. システムキャッシュ
  4. 2Macのストレージ「その他」の確認方法
  5. 3Macのストレージ「その他」が容量を圧迫してる?
  6. 一時的なエラーではないことを確認する
  7. 4Macのストレージの「その他」を削除して減らすには?
  8. iOSデバイスのバックアップファイルを削除
  9. セーフブートで余計なキャッシュをクリア
  10. 「不要なファイルを削除」を使う
  11. 5Macのストレージ「その他」以外の圧迫を解消する方法
  12. USBメモリや外付けHDDに移す
  13. 安全領域の削除
  14. 6Macのストレージ「その他」を削除してみよう

Macのストレージの「その他」とは

Macのストレージを確認すると、写真・App・オーディオ・ムービー・書類などと並んで「その他」という項目が確認できます。写真や動画、音楽などでストレージの容量が圧迫されるのは仕方がないとはいえ、「その他」などとワケのわからない存在にMacのストレージが圧迫されるのは、誰もが納得いかないところです。

できれば「その他」を丸ごと削除して使用容量を減らすわけにはいかないものかと思うのは人の常です。しかし、そんな「その他」をあっさり削除しても大丈夫なのかと不安になるのもまた確かなところです。

iOSデバイスのバックアップファイル

iPhoneやiPadをMacのiTunesでバックアップしている場合は、バックアップファイルが「その他」に分類されます。最近ではIOS端末の容量も増えているので、そのバックアップファイルもサイズが大きくなり、Macのストレージの容量も圧迫される結果となります。

とはいえ、大事なバックアップを即座に削除するわけにもいきません。その対応方法についてはのちほど「Macのストレージの「その他」を削除して減らすには?」の章の「iOSデバイスのバックアップファイルを削除」で説明します。

システムキャッシュ

Macのシステムが高速化のために作るシステムキャッシュも「その他」に分類されます。キャッシュは便利な機能ですが、その分ストレージを圧迫しますし、キャッシュの容量が大きくなり過ぎるとかえって動作が重くなることもあります。そのため、適当なタイミングでの削除が必要となります。

Macのストレージ「その他」の確認方法

さて、その肝心の「その他」を確認するためには以下の方法を採ります。まずAppleメニューをクリックし「このMacについて」を選びます

そして「ストレージ」タブを選択すると、ストレージの使用容量を確認できます。色分けされている部分が広ければその中に内容が記されますが、そうでない場合はカーソルを帯グラフの色の違う部分に持っていくことで「その他」などの使用容量を確認できます。

Macのストレージ「その他」が容量を圧迫してる?

macOSがまだOS Xを名乗っていたEl Capitan以前では、「その他」ファイルはMacでアプリのデータや書類の一部も含む、多くのファイルを含んでいました。しかしmacOSとなったSierra以降では、アプリのデータや書類の多くが「書類」に分類され、「その他」の見かけ上の容量を減らすことに貢献しました。

とはいえ、「書類」を含む「その他」のデータがMacのストレージ容量を圧迫していることには変わりありません。しかしこれらのデータの削除に取りかかる前に、改めて本当に「その他」データがそれほど容量を圧迫しているのかを確かめる必要があります

一時的なエラーではないことを確認する

SpotlightはMacの内容を検索してくれる欲しいアプリや書類を素早く見つけだしてくれる便利な機能ですが、この作業を高速化するためにインデックス(目録)ファイルを作成します。このとき、インデックスファイルの作成時点とその後のファイルの処理とのタイムラグなどから、情報が古くなって「このMacについて」の表示が狂う場合があります

そこで、「その他」の容量が大きいのは、Spotlightの一時的なエラーのせいではないかを最初に確認します。それを確かめるためには、Spotlightのインデックスファイルを再作成する必要があります。ただし、ストレージのサイズによっては、この再作成には数10分から数時間かかる場合があります

Spotlightのインデックスファイルを再作成

Spotlightのインデックスファイルを再作成するには、まずはAppleメニューやDockから「システム環境設定」を立ち上げます。そして、「Spotlight」を選択します。

そして「プライバシー」タブを選んだら、「Spotlightの検索から除外する場所」への追加用の「+」ボタンをクリックします。

選択用のファインダー画面が表示されますので、あなたのメインのストレージ(一般にはMacintoshHD)を選んで「選択」ボタンをクリックします。

すると、確認用の画面がポップアップしますので「OK」を選びます

MacintoshHDが「Spotlightの検索から除外する場所」に追加されたら、今度はこのリストからMacintoshHDを取り除きます。これによって、Spotlightが改めてMacintoshHDの中を検索して、インデックスファイルを再作成するわけです。そのために、MacintoshHDを選択してから「−」ボタンを選択します。

以上の作業が終了したら、システム環境設定を終了し、Ctrl+SPACEでSpotlightを呼び出します。適当な文字(下図では「a」)を入力して、「索引を作成中…」の文字が出れば、インデックスファイルが再作成されていると確認できます。あとはSpotlightも閉じて放っておけば、数十分〜数時間後にインデックスファイルが再作成されます。

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この記事のライター
julyten
PDAの頃から携帯機器やPC関係を扱ってきた旧きプロレス愛好家。

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