タブレットでLINEを設定して複数端末でLINEを活用する方法について解説します。複数端末でLINEを利用する場合、タブレットでLINEの新規登録を行う方法と、タブレットでスマホのLINEアカウントを共有する方法があります。
LINEは現在、国内のスマホ・タブレットユーザーの9割は利用しているといわれるほど普及率の高いソーシャルネットワークサービスですが、一度アカウントを作成すれば同じアカウントを同期・共有して、PCでもタブレットでもサービスを利用できます。
LINEを利用する際は、スマホで通常操作を済ませる人が多いと思いますが、対応するトーク数が多かったり、長文の返答をする必要があったりする場合はPCやタブレットでLINEを操作する人もいるようです。
ただし、LINEアカウントの新規作成はスマホで行うやり方が一般的です。なぜなら、LINEのアカウント認証を行うには基本的にスマホによる携帯電話番号認証を行う必要があるからです。
そのため、スマホがないとLINEアカウントの新規作成はできないと考えている人が大半であるようですが、スマホが無くても携帯電話番号認証以外の方法で、LINEアカウントを新規作成する方法があります。
今回はタブレット(iPad・Androidタブレット・WindowOSのタブレット)を使った携帯電話番号認証以外の方法を利用した新規LINEアカウント作成方法や、タブレットでスマホのLINEアカウントと同期して複数端末で同じLINEアカウントを利用する方法などについて解説します。
まず、iPadでLINEアカウントの新規作成を行う場合は、Facebookアカウントか固定電話番号があれば作成可能です。また、単純に既存のLINEアカウントを同期・共有するのであれば、LINEアカウント登録時のメールアドレスとパスワードを利用すれば可能です。その他にQRコードを利用する方法もあります。各手続きの詳しい手順は後述します。
WindowOSのタブレットを利用する場合は、Windows用LINEアプリをインストールする、もしくはブラウザでGoogle Chromeを利用している場合は、Google Chrome用のLINEアプリを利用します。Google Chrome用のLINEアプリはChrome ウェブストアから拡張機能としてインストールできます。
WindowOSのタブレットでLINEアカウントの新規作成を行う場合も、Facebookアカウントか固定電話番号があれば作成可能です。
また、iPhone・Androidスマホで利用している既存のLINEアカウントを、WindowOSのタブレットで同期・共有する場合も、LINEアカウント登録時のメールアドレスとパスワードを利用すれば可能です。その他にQRコードを利用する方法もあります。各手続きの詳しい手順は後述します。
Androidタブレットの場合は、他のタブレットと勝手が違います。もちろん、Androidタブレット用のLINEアプリは用意されていますが、Androidタブレットでは既存のLINEアカウントを同期・共有できません。そのため、AndroidタブレットでLINEを利用する場合は新規でLINEアカウントを作成する必要があります。
こうした仕様についてその理由を推測するに、LINEの基本仕様条件の「1アカウントにつき1台のスマホで利用が可能」という原則が関係していると思われます。
WindowsOSタブレットはスマホとは別OSなので無条件でスマホ以外の端末として判断され、iPadはiPhoneと同じiOSですがLINEのシステム上の判断ではスマホ以外の端末と判断されているようです。
それに対して、Androidタブレットの場合はAndroidスマホと同じOSとして認識され、「2台目のスマホ」として取り扱われるため、LINEアカウントの同期・共有ができない模様です。こうした仕様がLINEの利便性を損なっているかどうかはLINE側の判断によるので今後の対応が望まれるところです。
また、AndroidタブレットでLINEアカウントの新規作成を行う場合は、Facebookアカウント・固定電話番号だけでなくSMSを使って作成できます。
まず、スマホで利用している既存のLINEアカウントをタブレットと同期・共有して、複数端末で同じLINEアカウントを利用する方法を解説します。
まず、メールアドレスでスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有する方法を解説します。
iPad・WindowsOSタブレットであれば、メールアドレスでスマホのLINEアカウントをタブレットに同期・共有でき、複数端末利用できます。Androidタブレットでは、スマホのLINEアカウントの同期・共有による複数端末利用はできません。
LINEを使用しているスマホはiPhoneでもAndroidスマホでもiPad・WindowsOSタブレットと同期・共有できます。
手順としては、まず、iPad・WindowsOSタブレットでLINEアプリをインストールした後に、スマホでLINEアカウントを登録したときのメールアドレスとパスワードでログインします。
iPad・WindowsOSタブレットでログインすると、暗証番号が表示されるので、その暗証番号を使ってスマホ上でアカウント認証を行います。
スマホでLINEを立ち上げ、暗証番号を入力する画面が表示されるので、タブレットで表示された暗証番号を入力すれば、iPad・WindowsOSタブレットでスマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有できます。
スマホで利用しているLINEアカウントのトーク履歴や友だちリストが表示されるので、スマホと同様にLINEを利用できます。
iPad・WindowsOSタブレットでスマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有している場合は、使用しない時間が長く続くと自動的にログアウトするので、再度使用する場合は、同じ手順で再ログインします。
iPad・WindowsOSタブレットでメールアドレスを使って、スマホで利用しているLINEアカウントを同期・共有できない、複数端末利用できないときは、2つのポイントの確認が必要です。
1つは設定で「ログイン許可」の項目が有効になっているか確認する必要があります。デフォルトではこの項目は有効になっていますが、セキュリティのために無効に設定している場合はは、設定の見直しが必要です。
設定確認の手順は、LINE 画面下方のメニューバーに表示されているいる「ホームアイコン」をタップし、切り替わった画面上方の「歯車アイコン」をタップして設定画面に切り替えます。
設定画面で「アカウント」→「ログイン許可」の項目をタップすれば現在の設定が確認できます。無効になっている場合は有効に変更しましょう。
もう1つの確認点は、LINE設定でメールアドレスが登録されているか確認する必要があります。LINEアカウント作成時に、携帯電話番号認証だけで済ませて、メールアドレスを設定していない可能があります。
メールアドレスが設定されているかどうか確認するには、同様に、設定画面で「アカウント」→「メールアドレス」の項目を確認します。メールアドレスが設定されていない場合は、改めて設定しましょう。
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