カカオトークではメッセージを開くと、既読であることが相手に伝わります。便利な機能ですがその一方、すぐに返信できない時などには既読の状態を伏せたい場合もあります。そこでカカオトークを使う際、既読をつけない状態で未読のままメッセージを確認する方法をご紹介します。
カカオトークにはメッセージの既読機能がありません。しかし代替機能があり、LINEのようにメッセージに直接「既読」のマークなどがつくのではなく、未読状態の人数を把握することで既読かどうかが読み取れます。
一見回りくどいようにも思われますが、既読かどうかが相手に直接伝わりにくい仕組みのため、プライバシーを重視する人などにとっては使い方次第で有用と言えるでしょう。
さて、先に述べた「未読状態の人数」の内容ですが、カカオトークではメッセージに対象未読者の数字が表示されています。
つまり、メッセージごとに対象の未読人数が数字で表示され、当該メッセージが読まれるごとに数字が小さくなっていくというシステムです。より簡単に述べると、既読マークがつく代わりに、未読人数の数字が減っていく仕組みです。
これはカカオトークの大きな特徴であり、この仕組みを利用して既読をつけない状態でメッセージを読むことも可能です。
では、実際にどのようにして既読をつけない状態のままメッセージを確認するのでしょうか。その方法は2つあり、通知センターのポップアップ表示で確認する方法と、機内モードにした状態で確認する方法に分けられます。
カカオトークのアプリ設定により、メッセージ受信時に通知センターからポップアップ通知を表示させることができます。このポップアップを覗けば既読をつけないまま、メッセージ内容の確認が可能です。
通知センターの設定方法は下記の通りです。
・カカオトークのメニューより、”その他”タブから”設定”を開き、”通知”を選択
・通知設定のメニューから”通知表示”を選択
・”通知ポップアップ”を開き、”いつでも通知”か”画面オンのみ”に設定
この設定により、既読をつけない状態でメッセージ内容を確認することができます。
カカオトークのアプリ側でなく、スマホ本体側で制限する方法です。スマホの機内モードではキャリアによるデータ通信やWi-Fiが無効になり、この状態であればメッセージに未読・既読がつくことはなくなります。
機内モードの設定方法は下記の通りです。
・スマホ本体の設定メニューを開き、"無線とネットワーク"を選択
・"機内モード"をタップして、"機内モードをON"に設定
(※スマホのキャリアによって、メニューの名称は一部異なる場合があります)
PCで言えばオフラインでの作業に近いイメージです。この設定を行えば、カカオトーク上で既読をつけない状態のままメッセージを確認することが可能です。しかし注意点があるため、次の項目で補足します。
機内モードではキャリアによるデータ通信やWi-Fiが無効になるため、機内モードをONにしたままだと通知が一切届かなくなります。よってカカオトーク上でも新規メッセージの送受信ができません。
また、この状態でカカオトークの受信済みのメッセージを読んだ場合、機内モードであれば既読にならないままですが、機内モードを解除した途端に既読がつくことになります。
以上を踏まえ、今回のような目的で機内モードを利用する場合は、メッセージを読んだこと(既読)を送り主に伝えてもよい状況になってから機内モードを解除しましょう。
カカオトークを利用する上で、トラブル対策やセキュリティ保全のためにもブロックの使用方法は知っておくべきでしょう。そこでカカオトークのブロックはどのような仕組みかを簡単にご紹介します。
カカオトークでブロックの設定を行うと、ブロック対象からのメッセージは受信を拒否され、相手に届けられず宙に浮いた形になってしまいます。このため送り主側の端末では送信メッセージについた数字は消えずに残るので、既読にならない状態で未読のままということになります。
カカオトーク上でブロック設定をかけた相手からのメッセージは、実際には自分の端末には届きません。一方、相手の端末では未読の数字が残ったままで既読にならないという形になります。
カカオトークではEメールでの受信拒否のように、相手に届かなかったという通知が送受信されるわけではないので、明らかな拒絶を示さないという意味でも有効かもしれません。
カカオトークのメッセージには「既読」と「未読」というものがついて回ることがわかりました。これまでの話を踏まえ、カカオトークでメッセージが既読にならない原因をまとめてみましょう。
相手側が単にカカオトークのメッセージを確認していない、もしくは何らかの事情でカカオトークを起動できない状況なのかもしれません。スマホの電源OFFやバッテリー切れなどもあり得るでしょう。この場合は当然既読にはなりません。
この場合は意思を持ってスルーしているわけではないので、しばらく反応を待つか、急ぎの場合は通話や自宅への電話を試みるなど、カカオトークのメッセージ以外の手段による対応を検討しましょう。
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