iPad Proは、パソコンでできることもタブレットでできることもこなせる、便利なガジェットです。それだけにビジネスにもプライベートにも、様々な用途で活用できます。そんなiPad Proでできることから、2018年型iPad Proの変更点までをお伝えします。
iPad Proは決して安いものではありません。それだけに、iPad Proのできることをしっかりと抑えておくことは大事です。本記事では、仕事でも趣味でも、そして生活の場でも便利に使えるiPad Proのできることについて詳しく説明します。
iPad Proを仕事に使うのであれば、なにはともあれMicrosoft Officeをインストールすることから始めるべきです。iPad Proの11インチ、12.9インチの大画面であれば、ExcelやWordを使うのに不便はありません。iPad Proなら2画面分割もできますから、片方にExcelやブラウザ、もう片方にWordを立ち上げて提出する文書を作成することも簡単です。
ただし、iPad Proをビジネス用途で活用するなら、Smart Keyboard Folioは必須です。iPad ProにSmart Keyboard Folioを取り付けさえすれば、会社のデスクに縛られることなく、どこでも仕事をこなせます。iPad Proを仕事で使おうと思う人に向けては、「iPad Proでできること【パソコンとの比較】」の章で説明します。
iPad Proの大画面は、YouTubeやNetflixの動画再生やイラスト作成、楽譜の表示や2画面分割してのブラウジング、電子書籍のビューアや写真アルバム、写真の現像・編集や子供用の教育アプリ、果ては料理の際のレシピを見ることまで、さまざまな分野で能力を発揮します。
iPad Proを手に入れて、あなたの趣味に合った単語で、App Storeを検索するだけで、あなたのできることが広がります。
iPad Proの大画面は、iPad Proを外に持ち出して映画やドラマを観たり、電子書籍による本や漫画、雑誌を読んだりするときにも最適です。特に漫画は、iPad Pro 12.9インチモデルで読むとちょうどB6判のコミックスと同じサイズで読むことができ、非常に快適です。また、現像アプリを使い、デジカメで撮った写真をその場で現像できるのも便利です。
旅行の際には広い範囲を一目で見渡せる地図としてもカーナビとしても利用できますし、車中の子どもたちの退屈を紛らわせるためには、動画ビューアとしてもゲーム用ガジェットとしての利用も可能です。当然ネットアクセスも可能ですから、出先や移動中でも知りたい情報をブラウザの大きな画面で確認できます。
iPad Proは、2019年10月1日から提供されるiPadOSによって、これまで以上にパソコンに近づき、ビジネス用途でも趣味の用途でもより高度な活用が可能となります。
iPad Proは、Smart Keyboard Folioを付けることで、一般的なノートパソコン以上の性能を発揮します。ビジネス用途としてはExcelやWordといったビジネスアプリや、Slackなどのビジネスチャットツールを利用できますし、ブラウザやSNSの利用も簡単です。
さらに、パソコンのイラスト作成ツールもクリスタことCLIP STUDIO PAINTが使えるほか、2019年中にPhotoshop CCの登場が予定されています。
iPad Proでは、仕事で使われるビジネスアプリのMicrosoft Officeが利用できます。Office365を契約しているのであれば、パソコンだけでなくiPad Proでも同様に使いこなすことができるので安心です。さらにiPad Proでビジネスタスク管理アプリのTrello、ビジネスチャットアプリのSlackやChatworkを利用すればパソコン同様に仕事がこなせます。
さらにiPadOSの登場で、USBメモリの読み書きが可能となり、マウスも利用できるようになることで、Smart Keyboard Folioを使いこなすことと合わせれば、パソコンと同じ操作性で仕事ができます。
パソコンで使うグラフィックアプリと言えば、仕事で使うのならPhotoshopは欠かせません。このPhotoshopも、2019年中にiPad Proで使えるようになります。また、同じAdobeの写真現像アプリのLightroomやイラスト作成ツールのCLIP STUDIO PAINTもパソコンと同じ操作性を保ったまま、iPad Proで利用可能です。
iPad Proでのグラフィックアプリの利用は、細かい調節の際にApple Pencilや指での調整が難しいという問題がありましたが、iPadOSの登場でiPad Proでの仕事にマウスが併用できるようになり、これまで以上にグラフィックアプリを使いこなすのが容易になります。
先にも記したように、iPad Proではパソコンと同じアプリが数多く使えます。しかもそれらのアプリは、パソコンでできることをそのままiPad Proでできるだけではありません。たとえばグラフィックアプリであれば、指やApple Pencilで指定範囲をなぞったり、トーンカーブを簡単にいじれたりします。もちろんiPad Proなら液晶タブレットの役割もこなせます。
ビジネス用途のアプリであっても、たとえばExcelの場合、パソコンならマウスでセルを掴んでドラッグ&ドロップするという作業が、iPad Proだと指でタッチすることで本当に「指で摘んで移動させる」という直感的な操作となります。
さらにiPad Proにはパソコンにはないアプリがたっぷりあります。これらのアプリとパソコンにはないApple Pencilを組み合わせることで、パソコン以上の広い用途にiPad Proを活用できます。
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