パソコンに入っている動画データをiPadを使って外で見たい場合などに、どのように保存するでしょうか。ここでは、iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する方法について、iTunesやiCloudでライブラリに追加する方法をご紹介します。
iPadにパソコンの動画を取り込むには、あらかじめ準備するものが必要となります。まずはじめに、準備が必要なものについてご説明します。
iPadにパソコンの動画を取り込んで保存するために必要なのは、取り込みを行うアプリと、パソコンとiPadをつなぐケーブルです。
アプリについては、やはりApple純正の「iTunes」です。Apple社のデバイスはセキュリティが厳しく、接続したデバイスにデータを保存する場合、他のアプリを使ってもデバイスそのものを認識しない場合があります。その点、iTunesなら純正アプリでもあり安心して使えます。
次にケーブルについては、iPad側の接続端子と、パソコン側の接続端子の形状や種類をそれぞれ確認しましょう。iPadは、世代によって接続する端子の種類が異なります。
また、パソコン側の端子については、Windows、MacともにUSB端子を用いますが、USB-Aタイプ、USB-Cタイプなどがありますので、端子の種類を確認しておきます。
結果的に、必要となるケーブルは、両端がiPad側の接続端子とパソコン側の接続端子に対応したものとなります。なお、充電専用のケーブルではデータの転送ができないため、データ転送が可能なケーブルかどうかをあらかじめ確認しましょう。
アプリとケーブルが準備できたら、実際にiPadにパソコンの動画を取り込んで保存してみます。ここで、順を追ってご説明します。
ではさっそくiPadとパソコンをケーブルで接続しましょう。iPadとパソコンを接続すると、iPadの画面に「このコンピュータを信頼しますか?」という画面が出るので、「信頼」をタップします。これにより、データ通信が行えるようになります。
すると、まもなく自動的にiTunesが起動します(初期設定)。また起動後、自動的にパソコンとiPadとの同期が行われす。
ここまでで、iPadにパソコンの動画を取り込んで保存する準備が整いました。
それでは、実際にiPadにパソコンの動画を取り込んで保存してみます。
iTunes左側のiPadアイコンをクリックして、「設定」の下にある「ムービー」をクリックします。
メニュー「ファイル」の「ライブラリに追加」をクリックします。取り込みたい動画ファイルを選択します。
iTunes右側に動画が追加されたら、中央上部の「ムービーを同期」チェックボックスにチェックを入れます。これで、動画ファイルが選択できるようになりましたので、転送したい動画をチェックしていきます。
転送する動画を選択したら、iTunes画面右下の「適用」ボタンをクリックします。パソコンとiPadとの同期処理が行われ、先ほど選択した動画ファイルがパソコンからiPadに取り込まれました。
パソコンからiPadへの動画取り込みが成功したかを確認します。iPadにてiOS純正の「ビデオ」アプリを起動します(またはiOS12.3以降では「AppleTV」アプリ)。
「ライブラリ」を開いて、動画の取り込みができたかどうか確認します。
1 / 2
続きを読む