Facebookでサイトなどをシェアしたい場合は、OGP設定すれば良いことをご存知でしょうか?FacebookのOGP画像のタグ設定やOGP設定時の注意点などご説明いたします。多くの方の目に留まるような投稿をしたい方は必見です!
実名で登録し、現実の友人とネットワーク上の友人のどちらとも繋がりができる、世界的に有名なSNSのFacebook。Facebookを知らない方は少ないかもしれませんが、FacebookのOGPを知らない方は案外多いかもしれません。今回はそんなFacebookのOGPについて詳しく解説いたします。
OGP(Open Graph Protocol/オープン グラフ プロトコル)とは、SNS上に載せたWebページや画像などの内容を、正しく伝えるためのプロトコルのことです。
OGPを設定することでURLの詳細を伝えることができ、ユーザーにとって閲覧しやすい状態になるため、あなたが載せた内容に人が集まりやすくなります。SNSでサイトや記事などをシェアしたいと思ったときはOGPを活用しましょう。
プロトコルとは、コンピューター同士の言語のようなものです。会話をするうえで言語を合わせることが当たり前のように、プロトコルが正しく設定されていないと、きちんと通信が繋がらず、意図した通りに内容が表示されません。
例えば、Web上で使われている【http】もプロトコルの一つです。【http】タグを使うことでお互いの通信が正しく繋がり、正しい内容の受け渡しができます。OGPも同じように、Facebook上でより分かりやすく内容を伝え、多くの方と内容をシェアすることができます。
上記の説明でも、「OGPとは?」「プロトコルとは?」というような疑問が浮かんだままでしたら、「プロトコルとは、ネットワークに必要なルール」とざっくり覚えておきましょう。このルールは基本的に変わることがないので、意味が理解できずそのまま丸覚えしてしまってもOGPを使うことはできます。
OGPのメリットはやはり、閲覧者に対する分かりやすさと、その結果、OGPで設定したサイトや記事のアクセス数の増加です。
テキストのみがぎっしり詰まった記事と、画像やテキストが程よく並べられた記事、どちらの方が好まれるでしょうか。大多数が後者を選ぶことでしょう。つまり、まずは内容より見た目が重要です。人の印象がおよそ半分ほど見た目で決まるように、人間は視覚情報に重きを置く生物です。
いきなり伝えたいことを山のように書いて投稿したとして、どんなに内容が良くても大半の方は見た目のテキスト量に引いてしまいます。しかし、OGPを設定して、タイトルや画像で簡単な情報をワンクッションとして置くと、その見た目に興味を持ちリンクにアクセスしてくれます。
OGPは、内容に興味を持たせるという非常に大きなメリットを持っているということです。
逆にOGPのデメリットは何か気になる方もいるでしょう。結論から言いますと、デメリットはほとんどありません。強いて言うなら、パソコン初心者には聞きなれない用語が多く、少し手間がかかるという点でしょうか。
OGPの設定内容が違うと上手く反映されないため、OGPを設定することに四苦八苦するかもしれません。しかしそれさえ乗り越えれば、アクセス数が伸び悩んでいるサイトや記事などの、アクセス数を増やすことができるかもしれません。得られる恩恵はとても大きいので、OGPを設定して損することはないでしょう。
まずはOGPの基本の設定から確認しましょう。OGPは【html】の【head】内にmetaタグを設定することでできます。
<meta property="og:title" content="ページタイトル" /> |
OGPの基本は大まかな分け方として、4種類あります。
ページタイトル | "og:title" |
ページのURL | "og:url" |
画像のURL | "og:image" |
その他の設定 | "og:site_name" "og:description" |
OGPではページタイトルの設定は必須です。URLや画像だけを載せても、シェアしたい相手には載せた意図が伝わりません。シェアしたい相手にしっかり印象が残るよう、タイトルの設定をしましょう。全体的に20文字以内が理想と言われています。
ページタイトル設定のタグ
<meta property="og:title" content="ページタイトル" /> |
OGPの設定時にページのURLも忘れないように設定しましょう。URLがなければリンクが繋がらず、Webページに移動できません。シェアしたい相手がWebページに移動しやすいように、しっかりとURLを設定してください。
ページのURL設定のタグ
<meta property="og:url" content="ページのURL" /> |
画像のURLも設定します。画像のURLを設定できていなければ、正しい画像が表示されず、シェアしたい相手に疑問を持たれてしまうでしょう。画像は内容に対する第一印象の半分以上を占めます。OGPはそんな視覚情報を与える強みがあります。OGPの強みを生かすためにも、内容に関係があり、シェアしたい相手の心をつかむような画像を選びましょう。
画像のURL設定のタグ
<meta property="og:image" content="画像のURL" /> |
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