動画編集時のエンコードエラーは非常に厄介です。AviUtlのエンコード時に「メモリが足りません」と出てしまったら、早期解決を望むはずです。AviUtlで「メモリが足りません」が表示される原因を把握し、対処法を確認して、早期解決できるように備えておきましょう。
動画編集で大きな力を発揮するAviUtlは、非常に有名な動画編集用ソフトです。直感的な操作性と自由度の高い機能性、さらには無料で利用できる利点もあり、多くのユーザーがAviUtlを利用しています。そんなAviUtlのエンコード時に、「メモリが足りません」と表示が出て、エラーが発生するケースがあります。
AviUtlに限らず、動画編集ソフトを利用した時、一度はエンコードの失敗を経験することになります。大きすぎる動画データを、扱えるサイズに縮めるエンコード作業は、絶対的に必要な作業です。エンコード中のエラーは無視のできない厄介なエラーなのです。
「メモリが足りません」と表示が出て、エンコードが失敗するエラーは、文字通りメモリ不足が原因のエラーです。「アドレス"○○"で例外"○○"が発生しました」「正常な動作が出来ない可能性がありますが処理を継続しますか?」のエラー表示も同様に、メモリ不足である可能性が高いでしょう。
そもそも動画編集は大きな容量のデータを扱う作業です。メモリが不足していると、エラーが発生してしまうのは火を見るより明らかです。エンコードの失敗を改善させるためには、原因であるメモリ不足を解決させることが一番の方法になります。
必要な量のメモリを確保し、AviUtlのエンコードを成功させ、問題なく利用できるようにしましょう。
AviUtlで「メモリが足りません」と表示される時、対処法の中で行いやすいのはメモリの確保でしょう。メモリが不足しているのですから、必要なメモリの確保をすれば、問題が解決できる可能性はぐっと高くなるはずです。
メモリの確保をするためには、何点かの方法があります。AviUtlのエンコードが失敗しないように、複数の対処法を試してみましょう。
メモリの確保をするには、AviUtlのシステムの設定を見直す必要があります。システム設定の確認方法は非常に簡単なので、身構えず丁寧に設定していきましょう。
まずはAviUtlを起動させてください。AviUtlの画面上部にある「ファイル」をクリックし、「環境設定」を選択します。「環境設定」の中にある「システムの設定」から、設定の見直しが行えます。
「システムの設定」の一番上にある、「最大画像サイズ」の値を変更することで、メモリの確保に大きく役立ちます。「最大画像サイズ」は、読み込み時のファイルの解像度を差し、値が大きければ大きいほど解像度の高いファイルを読み込むことができます。
しかし、「最大画像サイズ」を大きく設定すると、それだけ多くのメモリが必要になり、結果的にメモリ不足に陥ってしまいます。必要最低限のサイズに設定し、メモリの節約をしましょう。
「最大フレーム数」も、メモリの確保には有効です。文字通り動画のフレーム数を設定する項目で、数字が大きければ長時間の動画をエンコードすることができます。設定した数字によっては、1時間以上の動画をエンコードすることも可能です。
もちろんこちらも、設定数が大きければ、それだけメモリ不足に陥る可能性が高くなります。長時間の動画を作成する予定がないのなら、初期値のままで設定し、メモリの確保をしておきましょう。
最後は、「LargeAddressAwareを有効にする」を設定しましょう。「LargeAddressAwareを有効にする」にチェックを入れることで、2GBまでしか利用できない状態を、4GBまでに進化させることができます。(PC自体のメモリが4GB以上なければ意味がないため、注意が必要です。)
もしAviutlの管理者権限を実行していない場合は、「aviutl.exe」を右クリックし、「管理者権限として実行」をしてAviutlを起動させてから、「LargeAddressAwareを有効にする」にチェックを入れましょう。
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