2019年05月20日更新
YouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けは著作権違反かどうか解説!
皆さんはYouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けをしたことはございますでしょうか?実はYouTube動画をサイトへ埋め込みすることが著作権違反に当たる可能性があります。そこで今回はリンク貼り付けの著作権違反について解説していきます。
目次
- 1YouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けは著作権違反になる?
- ・YouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にならない
- ・YouTube動画のリンクのみを大量に行うのはNG
- 2YouTube動画のリンクを貼ることで著作権違反・違法になるケース
- ・無断でアップロードした著作物を共有した場合
- 3YouTubeの音楽PVを著作権を守ってリンクに貼るには
- 4著作権管理サービスを利用している動画のリンクを貼る場合
- 5YouTube動画のリンクの貼り方
- ・YouTube動画の埋め込み手順
- ・YouTube動画のサイズ比率の変更方法
- 6YouTube動画のリンクはマナーを守ろう!疑問があれば著作者に確認を!
YouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けは著作権違反になる?
皆さんはYouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けをしたことはございますでしょうか?実はYouTube動画をサイトへ埋め込みすることが著作権違反に当たる可能性があります。過去にYouTube動画をネットで共有したことが著作権侵害に当たるとして告訴されたことがあります。
結果としてはサイトにYouTube動画のリンクを貼ったことは著作権侵害に当たらないとして無罪でした。しかし場合によっては著作権侵害になることもあるので注意してください。最悪Googleアドセンスからサイトの停止やペナルティを貰う可能性もあります。そこで今回はYouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けのポイントをご紹介します。
ちなみにですがYouTubeにおける共有機能は必ず全ての動画で使えるわけではありません。動画の公開元が非公開設定にしている場合は共有機能は使用できません。また使用しているブラウザがInternet Explorerの場合もYouTubeに対応していないので使用できない、またはリンクを入手できない可能性があります。ですから共有機能を利用したい場合はGoogle chromeなどのYouTubeと対応しているブラウザを始めに開きましょう。
YouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にならない
基本的にはYouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にならないです。経済産業省が「電子商取引及び情報材取引等に関する準則」で表記しているように、リンクはあくまでリンク元であって動画データではないので著作権侵害にはあたりません。つまりYouTube動画のリンク自体は著作物にならないということです。ですからYouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にはなりません。
YouTube動画のリンクのみを大量に行うのはNG
先ほど話した通りYouTube動画の共有からの埋め込みは基本的には著作権違反にならないです。個人的に面白い動画を共有しようとしていたりする範囲は著作権侵害にはあたりません。ただしYouTube動画のリンクのみを大量に行うのはNG行為です。ただ大量にYouTube動画のリンクを埋め込み、その広告収入を意図して得ようと試みるサイトはもちろんNG行為です。
またリンク先の動画が映画やテレビのような違法アップロード扱いに当たるものも気をつけてください。埋め込み自体は著作権侵害にはあたりませんが、それを助長するものとして共犯扱いされる可能性があります。転載されているような、違法アップロードの動画を埋め込むことはやめましょう。最悪Googleアドセンスからサイトの停止やペナルティを貰うかもしれません。
YouTube動画のリンクを貼ることで著作権違反・違法になるケース
基本的にはYouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にならないです。経済産業省が「電子商取引及び情報材取引等に関する準則」で表記しているように、リンクはあくまでリンク元であって動画データではないので著作権侵害にはあたりません。しかし場合によっては著作権侵害になることもあるので注意してください。そこで今回はYouTube動画のリンクを貼ることで著作権違反・違法になるケースをご紹介します。
ちなみにYouTubeの動画をTwitterやFacebookなどで共有しても、当たり前ですが配信元には通知はいきません。しかしYouTube Studioのアナリティクスの解析機能ではしっかりとカウントされます。誰がどこで上げたとまでは解析されませんが、記録としては向こうにも残りますので注意してください。ですから無断でアップロードすることはおすすめしません。
無断でアップロードした著作物を共有した場合
まずYouTube動画のリンクを貼ることで著作権違反・違法になるケースとして考えられるものは無断でアップロードした著作物を共有した場合です。リンク先の動画が映画やテレビのような違法アップロード扱いに当たるものに気をつけてください。埋め込み自体は著作権侵害にはあたりませんが、それを助長するものとして共犯扱いされる可能性があります。
無断でアップロードした著作物は報告を受けるとYouTubeが削除しますので、ブロガーにとっても得なことはありません。リンクを埋め込む前にそれが違法アップロードの動画か確認してから共有しましょう。最近では公式でYouTube動画をアップロードしてるアーティストの方も沢山いらっしゃいます。共有する場合はできるだけ公式サイトのものにしましょう。
無断でアップロードした著作物は共有以前にそれを視聴すること、ダウンロードするだけでも罰せられる可能性があります。無断転載のものを私的使用目的外でダウンロードすることは法律上、違法ダウンロードとして罰せられます。また私的使用目的でもその著作物が有料の動画であったり、無断転載のもの、違法アップロードの場合も違法ダウンロードとして見なされるので注意してください。
YouTubeの音楽PVを著作権を守ってリンクに貼るには
それでも尚、YouTubeの音楽PVを著作権を守ってリンクに貼るにはJASRAC(一般社団法人日本音楽著作権協会)の承諾を得る必要があります。JASRACは国内の音楽著作権を集約し、管理している組織です。ここから承諾を得ればとても安心ですが、音楽の著作権はかなり厳しいです。JASRACによると基本的にJASRACが管理しているアーティストの音楽PVをブログ等に埋め込むことは禁止になっています。
アーティストが公式でアップロードしている場合やそのウェブサイトが商用利用かで、少し状況も変わってきます。ですから、どうしてもYouTubeの音楽PVを著作権を守ってリンクを貼りたい場合は一度JASRACに問い合わせることをオススメします。
著作権管理サービスを利用している動画のリンクを貼る場合
もしもリンクを埋め込もうとしている動画が著作権管理サービスを利用している場合は管理者と相談、またはホームページに連絡をしてください。恐らく著作権管理サービスを利用している動画の場合、概要覧等にその委託しているサービス会社の連絡先やホームページが載っているはずです。JASRACに比べて規制は厳しくないので、相談できれば安全にリンクを貼れる可能性が高いです。
YouTube動画のリンクの貼り方
先ほど話した通りYouTube動画の共有からの埋め込みは基本的には著作権違反にならないです。個人的に面白い動画を共有しようとしていたりする範囲は著作権侵害にはあたりません。ただしYouTube動画のリンクのみを大量に貼る行為はNG行為です。その点にだけ注意してください。では最後にYouTube動画のリンクの貼り方についてご紹介します。
YouTube動画の埋め込み手順
まずは埋め込みをしたい動画をYouTubeで開いてください。動画の画面の下に「共有」とついたアイコンが表示されているので、それをクリックしてください。スマートフォンでも同じアイコンが表示されます。
あとは動画のURLが表示されている横の「コピー」をクリックすればリンクが自動的にコピーされます。ちなみにこの時、TwitterやFacebookといったSNSにも直接共有できます。
YouTube動画のサイズ比率の変更方法
もう一つおまけに、YouTube動画のサイズ比率の変更方法をご紹介します。YouTubeの動画の埋め込みコードが次のようになっているかと思います。<iframe width=”560” height=”315” src=https://www.youtube.com/OOOO
このwidth=”560″ とheight=”315″の数値を変えることでYouTube動画のサイズ比率の変更できます。widthが幅でheightが高さになります。自分の好みの動画サイズ比率に変更してください。ただしYouTube動画のリンクのマナーを守り、共有しましょう。
YouTube動画のリンクはマナーを守ろう!疑問があれば著作者に確認を!
いかがだったでしょうか?YouTube動画をサイトへ埋め込み・リンク貼り付けは著作権違反かどうか解説いたしました。基本的にはYouTube動画の共有からの埋め込みは著作権違反にならないです。
ただしYouTube動画のリンクのみを大量に行うのはNGです。また著作権管理サービスを利用している動画のリンクを貼る場合や無断でアップロードした著作物、違法アップロードの動画は罰せられる可能性があります。ですから少しでも疑問があれば著作者に確認をするのが賢明です。