ヤフオク!でまとめて取引を利用する方法と注意点!同梱依頼との違いも解説!
ヤフオクで同じ出品者から同時に複数の商品を落札した時には、まとめて取引を利用できます。まとめて取引は同梱依頼とはどんな点が違い、送料の変更はどうしたらいいのでしょうか。この記事ではヤフオクのまとめて取引について詳しく解説します。
目次
- 1ヤフオク!のまとめて取引とはどういうもの?
- ・複数の商品の取引をまとめられるシステム
- ・以前の同梱依頼と内容はほぼ同じ
- ・まとめて取引を利用するためには条件がある
- 2ヤフオク!のまとめて取引のメリット・デメリット
- ・メリットについて
- ・デメリットについて
- 3ヤフオク!のまとめて取引の利用方法
- ・落札者の手順
- ・出品者の手順
- 4ヤフオク!のまとめて取引の注意点
- ・同意後に一部の商品を外したり変更したりできない
- ・同意後にキャンセルできない
- ・送料が安くなるとは限らない
- ・まとめて発送できない場合には同意せずに拒否する
- ・悪質な落札者でも落札者の削除はできない
- 5ヤフオク!でまとめて取引ではなく同梱依頼が来た場合の対処法
- ・代金支払い前に対応する
- ・正確な配送料を落札者に知らせる
- ・送料を1つの商品にまとめて他の商品の送料は0円に変更する
- ・2次元バーコードは1つだけ発行する
- ・バーコードを発行しなかったものは手動で発送連絡だけする
- ・落札者にすべての商品の受け取りボタンを押してもらい終了
- 6ヤフオク!のまとめて取引は上手に使えばメリットも大きい!
ヤフオク!のまとめて取引とはどういうもの?
ヤフオクにはまとめて取引と言うシステムがあります。ヤフオクのまとめで取引というのはどんな時に使えるのか、以前の同梱以来とはどのような違いがあるのか気になっている人もいることでしょう。この記事では、ヤフオクのまとめで取引とはのようなもので、まとめて取引を利用するメリットやデメリットなどについてお伝えします。
複数の商品の取引をまとめられるシステム
ヤフオクのまとめて取引というのは、同じ出品者から同時に複数の商品を落札したときに、すべての商品を同梱してもらい、発送を1つにまとめてもらえるシステムです。まとめて取引を利用することで、1つずつ発送迫ろう時よりも送料を抑えることができたり、受け取りの手続きや、評価を1つにまとめることができるようになります。
以前の同梱依頼と内容はほぼ同じ
ヤフオクには、以前、同梱依頼と言うシステムがありました。同じ出品者から同時に複数の商品を落札したときに、同行して発送してもらう事を依頼するのが同梱依頼でした。まとめて取引というのは、以前の動向未来とほぼ同じ内容です。
しかし、まとめて取引では同梱依頼できる商品に条件があるなど、以前の同梱依頼とは若干システムが変わっている点もあります。
まとめて取引を利用するためには条件がある
ヤフオクでまとめて取引を利用するためにはいくつか条件があります。まとめて取引を利用できる条件について見ていきましょう。
まとめて取引を利用できる商品には表示がある
ヤフオクでまとめて取引を依頼できる商品かどうかは、落札後に可能かどうかのボタンが表示されます。まとめて取引のボタンが表示しない商品は、まとめて取引を依頼することはできないので注意しましょう。
利用できる落札者には条件がある
ヤフオクでまとめて取引をできる落札者の条件もあります。ヤフオクでまとめて取引を利用できる利用者というのは、一定以上の高い評価があるユーザーに限られています。評価の基準は公表されていませんが、評価の低いユーザーはまとめて取引を利用できないので注意しましょう。
利用できるオークションにも条件がある
ヤフオクでまとめて取引を依頼できるオークションの内容にも条件があります。まとめて取引の依頼ができるのは次の条件に合っている落札商品です。この条件以外のオークションではまとめて取引が利用できないので注意しましょう。
・1番最初に落札した時から3日以内
・まとめて取引を利用できる商品は20個以内
・取引ナビの連絡をまだ開始していない
・着払いでないこと
・同一決済、同一地域、送料負担が同一のオークションであること
・自動車やオートバイ、不動産といった、まとめて取引不可のカテゴリ以外のオークションであること
ヤフオク!のまとめて取引のメリット・デメリット
ヤフオクでまとめて取引を利用することには、メリットもあればデメリットもあります。こちらでは、まとめて取引のメリットとデメリットについて見ていきましょう。
メリットについて
ヤフオクのまとめて取引のメリットをには次のようなものがあります。
取引が簡略化される
ヤフオクでまとめて取引を利用すると、本来は落札したすべての商品に対して、1つずつ出品者も落札者も取引ナビでの手続きを進めなければいけません。しかし、まとめて取引を利用すると、すべての取引は一つにまとめて簡略化することができます。
10個の商品を落札した場合、本来は取引ナビでやり取りは10個分全部行うところを、まとめて取引なら1回で済みます。手間がかからずに済むようになるという点は、落札にとっても出品者にとっても大きなメリットといえるでしょう。
決済や受け取りが1回で済む
ヤフオクでまとめて取引を利用すると、代金の支払いや受け取りも落札者にとっては1回で済みます。出品者にとっても、梱包をまとめる手間はかかりますが、発送の手間を1回で済ませることができます。
すべての商品に対して、お金を払ったり受領印を押したり、発送伝票を書いたりする手間をかけずに1回で全て済ませられるというのは、出品者にとっても落札者にとってもメリットといえるでしょう。
評価も1回で済む
ヤフオクでまとめて取引を利用すると、評価も1回で済ませることができます。ヤフオクで全ての取引を終了するためには、落札者は届いた商品を確認した後で評価をしなければいけません。評価をしなければ出品者にYahooからお金が支払われないためです。
まとめて取引を利用せずに、1つずつ購入した場合には、一度に落札した商品が多い場合には、評価の手間もかなりかかります。評価を1回で済ませることができるというのは、落札者にとっては大きなメリットといえます。
デメリットについて
ヤフオクでまとめて取引を利用することは、出品者にとってはメリットだけでもなくてデメリットもあります。こちらでは出品者にとってのまとめて取引のデメリットについて見ていきましょう。
同意するとキャンセルや変更ができない
ヤフオクで出品した商品が落札されて、まとめて取引の依頼があった場合に、同意してしまうとその商品のキャンセルや変更ができなくなります。発送前に万が一何らかの不都合が起きても、通常の取引ではキャンセルが可能ですが、まとめて取引ではキャンセルができません。
また、たとえばまとめて取引を依頼された商品の1つに不具合があり、その商品だけキャンセルしたいと言ったまとめて取引の内容の変更もできません。出品者にとってはキャンセルできないというのは、場合によってはとても大きなデメリットとなります。
まとめて取引の依頼があった場合には、出品者はキャンセルできないということを念頭に、どうしても大丈夫かどうかをしっかりと確認しましょう。
出品者は同意後は落札者を削除できない
また、まとめて取引に同意してしまうと、出品者はその落札者を削除できなくなります。ヤフオクには、取引ナビで落札者と連絡が取れなくなった場合などに、出品者側が落札者を削除してキャンセルするシステムがあります。
しかし、まとめて取引では万が一落札者と連絡が取れなくなってしまった場合でも、その落札者を削除して出品者側からキャンセルできないようになっています。この点は、出品者側としても非常に不安な点です。
この落札者削除が出来ないという理由で、まとめて取引の依頼には決して応じないという出品者も少なくありません。まとめて取引に同意しても大丈夫かどうかは、しっかりと確認してから同意しましょう。
ヤフオク!のまとめて取引の利用方法
ヤフオクでまとめて取引を利用する方法について見ていきましょう。
落札者の手順
まずは落札者側の手順は次の通りです。
まとめて取引ができるか表示を確認
まずは商品を落札したら、まとめて取引を利用できる商品かどうか、表示を確認します。まとめて取引を利用できる条件を落札者が満たしていて、なおかつまとめて取引が可能な商品であれば、落札後のページに表示されます。
商品タイトルに「まとめて取引可」とあっても、まとめて取引のボタンが表示されない場合には、落札者の条件が合わないということなので、まとめて取引はできません。
まとめて取引を出品者に依頼する
まとめて取引ができる商品を同一の出品者から複数落札したら、まとめて取引を出品者に依頼します。まとめて取引ができる商品がある場合には、取引ナビに「まとめて取引ができます」と表示されます。
そちらにまとめて取引できる商品が一覧になって表示されているので、その中からまとめて取引で取引をする商品を選択して「まとめて取引をはじめる」のボタンをクリックして、出品者に依頼します。
同意してもらえたら取引ナビで通常の取引を進める
まとめて取引を出品者に同意してもらえたら、取引ナビで通常の取引を進めていきます。
出品者の手順
ヤフオクでまとめて取引をする時の、出品者側の手順は次の通りです。
まとめて取引の依頼を確認する
落札者がまとめて取引を依頼したら、出品者側の取引ナビにまとめて取引の依頼があった旨が通知されます。まとめて取引の依頼を確認したら、まとめて取引を依頼された商品の内容などを確認します。
送料や配送方法の変更が必要なら変更する
まとめて取引を利用する場合には、もともとは個別に発送するはずだった商品を同梱して発送することになるので、送料や配送方法の変更が必要になる場合もあります。送料や配送方法の変更が必要なら変更します。
まとめて取引に応じるのなら同意する
まとめて取引に応じる場合には「決定する」のボタンをクリックします。決定ボタンをクリックしたら、まとめて取引に出品者側として同意したことになります。これ以降は、まとめて取引以外での発送は同意した商品に関してはできなくなるので、決定ボタンを押す前にもう一度まとめて取引で大丈夫なのか確認しましょう。
拒否しても問題ない
なお、万が一、1つ1つの商品が大きくて同梱できない場合など、まとめて取引ができない場合などには、まとめて取引の依頼を拒否しても問題はありません。まとめて発送ができない場合には、まとめて取引は拒否しましょう。
取引ナビで通常の取引を続ける
まとめて取引に同意した場合には、その後のやりとりは取引ナビでの通常の取引となります。取引ナビには、落札された商品の取引ナビが全て表示されています。しかし、まとめて取引で利用するのは1番最初に落札された商品の取引ナビになります。他の商品の取引ナビで取引いても、まとめて取引とヤフオクには認識してもらえないので注意しましょう。
ヤフオク!のまとめて取引の注意点
ヤフオクでまとめた取引を利用する場合には、注意しなければいけない点がいろいろとあります。こちらでは、ヤフオクのまとめ取引の注意点について見てきましょう。
同意後に一部の商品を外したり変更したりできない
出品者は、まとめて取引に同意してしまったら、まとめて取引を依頼された商品から一部をはずしたり、商品内容を変更したいと言った事は出来なくなります。まとめて取引の依頼をうけたら、用意する前に発送できる商品がちゃんと揃っているかどうか確認してから同意しましょう。
同意後にキャンセルできない
まとめて取引に同意してしまったら、同意後のキャンセルは出来ません。キャンセルせざるを得ない可能性があるのであれば、最初からまとめて取引には同意しないようにしましょう。
送料が安くなるとは限らない
落札者がまとめて取引を希望する理由の1つには、送料が安くなるということがあります。しかし、同梱したからといって送料が安くなるとは限らないということも覚えておきましょう。
まとめて取引を依頼したことで、荷物が大きくなったり、重くなったりして、小物をいくつも発送するよりもかえって宅配便の送料が上がってしまうこともあります。その点は注意しましょう。
まとめて発送できない場合には同意せずに拒否する
出品者は、まとめて取引の依頼があっても、同意せずに拒否することもできます。拒否するときには、「単品での取引」というボタンが表示されているので、そちらをクリックすればまとめて取引を拒否できます。まとめて取引に同意してしまうと、出品者にとってはキャンセルできない等、面倒くさい条件がいろいろとあります。
まとめて取引の依頼のあった商品が全部揃えられない時や、 1つの荷物にまとめられない時にはと拒否するようにしましょう。
悪質な落札者でも落札者の削除はできない
一定の評価のある落札者しかまとめて取引の依頼はできませんが、しかし、なぜかその取引の時だけ連絡がつかなくなってしまったという落札者も今までにないわけではありません。取引ナビでの連絡が取れなくなってしまうような悪質な落札者も、削除することはできません。
連絡がつかなくなってしまった場合には、Yahoo!かんたん決済の支払期限が過ぎればYahoo!に問い合わせることができるようになります。支払期限が来るまでは出品者は、落札者の連絡を試みることしか動きようがないのでその点は注意しましょう。
ヤフオク!でまとめて取引ではなく同梱依頼が来た場合の対処法
ヤフオクでは、時々ヤフオクのまとめて取引のシステムを利用するのではなくて、複数の商品を同梱してほしいと言う依頼がくることがあります。まとめて取引ではなくて、同梱依頼が来た場合の対処法についても見ておきましょう。
代金支払い前に対応する
まとめて取引を利用しない同梱依頼がきた場合には、落札者が出代金を支払う前に対応しなければ、同梱依頼に応えることができなくなります。取引ナビに同梱依頼が来た場合には、配送料の変更などが終わるまで代金を支払わないように落札者に伝えましょう。
正確な配送料を落札者に知らせる
個別発送を前提にした配送料が、同梱依頼によって変更する場合には、取引ナビで正確な配送料を落札者に伝えます。
送料を1つの商品にまとめて他の商品の送料は0円に変更する
まとめて取引を利用しない場合には、送料はすべての商品で設定する必要があります。実際にかかる送料を1つの商品にまとめて、他の商品の送料は0円に変更しましょう。
2次元バーコードは1つだけ発行する
コンビニや郵便局などで発送するときに使う二次元バーコードは、送料を変更した商品のみ発行します。他の商品のバーコードは決して発行してはいけません。
バーコードを発行しなかったものは手動で発送連絡だけする
バーコードを発行しなかった商品は、手動で発送連絡だけします。
落札者にすべての商品の受け取りボタンを押してもらい終了
まとめて取引を利用する場合には、商品の受け取りボタンは1つだけ押せば取引は終了します。しかし、まとめて取引をせずに同梱した場合にはすべての受け取りボタンを落札者に押してもらう必要があります。
送料を設定した商品の受け取りボタンしか押してもらえていない場合には、落札者に受け取った商品全ての受け取りボタンを押してもらうようにお願いしましょう。落札者に受け取りボタンを全て押してもらえたら同梱依頼での取引が終了です。
ヤフオク!のまとめて取引は上手に使えばメリットも大きい!
この記事では、ヤフオクでまとめて取引を利用することのメリットやデメリット、まとめて取引の利用方法などについて見てきました。まとめて取引は、出品者にとってはデメリットも大きいのですが、やはり取引する手間を1つにまとめられるという点では、使い方によってはとても便利なものです。
ある一定の評価があると表示されている落札者しかヤフオクではまとめて取引を利用できません。その点ではそれほどデメリットも大きく影響するものではないでしょう。使い方によってはまとめて取引はとても便利なものなので、ぜひ活用して効率よくヤフオクを利用できるように工夫しましょう。