2019年04月08日更新
Window10の標準機能で動画キャプチャを撮る方法!PCの画面録画をしよう!
動画をキャプチャしたいときにおすすめの機能がWindows10に搭載されているキャプチャ機能です。Windows10ならではの操作の簡便性が非常に魅力的です。ここでは、動画の撮り方から気になる保存先や再生方法まで説明します。
目次
Windows10で動画をキャプチャするメリット
様々な動画編集・投稿アプリが出てきたため、誰でも、どこでも動画投稿ができるようになりました。そのため、様々な動画を見て回るのがライフワークという人も多くなっています。そのような人たちにおすすめの機能が、Windows10の動画キャプチャ機能です。
動画としてPCに保存できる
Windows10の動画キャプチャ機能の最大の特徴は、視聴している最中でも録画をすぐに実行、PCに保存できるという点です。配信動画を録画する際に録画・再生用のフリーソフトをダウンロードしなくてよいため、生配信動画やゲームプレイ中といった見逃しができない状況で、とても活躍します。
また、録画した動画はPC内のドキュメントフォルダに保存されるため、動画の保存先が分からないといった問題もありません。
Windows10の標準機能で画面を録画できる
動画のキャプチャ機能はWindows10の標準機能として搭載されているため、面倒な設定が必要ありません。ここでは最初に、キャプチャ機能がどのようなものであるかご紹介します。
ゲームバー(Game DVR)とは何か?
ゲームバー(Game DVR)とは、Windows10の標準機能として搭載されているキャプチャ機能のことを指します。動画を録画・保存するだけではなく、画面を静止画として撮ることも可能な便利な機能です。名前にゲームとついていますが、PCのデスクトップ画面以外であれば何時でも使用できます。
そのため、インターネット上の動画以外に、PCの操作画面を録画することも可能です。
ゲームバー(Game DVR)のデメリット
Windows10のゲームバーは手軽に録画できるため非常に便利な機能ですが、一方で動画をフルスクリーンで保存できない(ウインドウモードでの録画のみ対応)、保存場所を変更できないといったデメリットもあります。ゲームの臨場感を楽しむために録画したいという人には、Windows10のゲームバーは物足りないかもしれません。
Windows10で動画をキャプチャする「ゲームバー」の使い方
Windows10に標準機能として搭載されているゲームバーのメリットとデメリットについてご紹介してきました。ここからは、実際に録画する際のゲームバーの使い方についてご紹介します。ゲームバーの使い方は2通りあるため、使用したい方法を覚えておくと、いざ動画をキャプチャしたいという場面で活躍します。
ショートカットキーから画面をキャプチャする方法
Windows10のゲームバーの使い方の1つに、ショートカットキーを使う方法があります。Windows10に標準機能として搭載されているゲームバーならではの方法で、画面をキャプチャしたいときに余計な操作を必要としないため、非常に便利です。使用するショートカットキーも「Windowsキー+g」のみのため、覚えやすく使い勝手が良い方法です。
ショートカットキーを使用した場合のゲームバーの使い方ですが、まず録画したい画面で「Windowsキー+g」ボタンを押します。すると、画面の右側に「ゲームバーを開きますか?」という表示が出てきます。
その下に、「はい、これをゲームとして記憶します。」という文章とチェックボックスが表示されているため、チェックボックスにチェックを入れます。
画面下にゲームバーが表示されます。中央の「●」ボタンが録画ボタンです。この「●」ボタンをクリック、または「Windowsキー+Alt+R」の同時押しで録画がスタートします。
録画中は「●」ボタンが「□」ボタンに変わります。録画を停止する場合は、「□」ボタンをクリック、または「Windowsキー+Alt+R」の同時押しをします。これで、ショートカットキーでのWindows10のゲームバーの使い方は一通り終了です。
バックグラウンドで撮る方法
Windows10のゲームバーをショートカットキーを使用して表示・録画開始した場合、録画ボタンを押した後の画面しか録画できません。しかし、Windows10のゲームバーには、バックグラウンドで画面を撮るという使い方、つまり常時録画しておくという使い方もあります。この機能を使用した場合、最大10分前までの動画であれば、画面を保存できます。
バックグラウンドで画面を撮る場合、最初にWindows10の設定画面を開く必要があります。ショートカットキーを使用して、ゲームバーを表示させたら、ゲームバー上の設定ボタンをクリックします。設定一覧の中の、「ゲームをバックグラウンドで録画」のチェックボックスにチェックを入れます。これで、基本設定は終了です。
あとは、動画再生中またはゲームプレイ中に保存したい画面が表示されたら、ゲームバーの「クリップボタン」をクリックし、保存するだけです。バックグラウンドで画面を撮る方法は、Windows10に標準機能として備わっている便利な機能ですが、1つだけ注意しなくてはいけないことがあります。
バックグラウンドで画面を撮ると、PCの負荷が大きくなるため、場合によっては動画再生に影響を及ぼす可能性があるということです。PCのスペックに合わせて活用しましょう。
動画を綺麗に録画するには
Windows10に標準機能として搭載されているキャプチャ機能を使用して、動画を綺麗に撮るには、「ビデオ品質」と「ビデオフレームレート」の2つが大きなポイントとなります。ビデオ品質を変更すると、画質が変わります。また、ビデオフレームレートを変更すると、動画の滑らかさが変わります。
動画の画質・フレームレートを変更する
Windows10のキャプチャ機能を使用した動画の画質・フレームレートを変更するには、「設定」にアクセスする必要があります。まず、「スタートボタン」をクリックし、「設定」を開きます。
設定画面の右下に表示されている「ゲーム」と書かれたアイコンをクリックします。
左欄の「キャプチャ」をクリックすると、右ページにキャプチャの設定画面が表示されます。ページ下部に「ビデオ品質」の設定欄が表示されます。ビデオ品質を「高」に設定すると、画質が1番良い状態になります。
フレームレートの変更も、ビデオ品質の変更と同様にキャプチャの設定画面より行えます。キャプチャの設定画面を開いたら、右ページ下部(ビデオ品質の上)に「ビデオフレームレート」の設定が表示されています。数字が大きいほど、動画が滑らかになるため「60fps」にチェックします。これで、Windows10のキャプチャ機能で動画を綺麗に撮れます。
Windows10で動画をキャプチャした場合の保存先
Windows10でキャプチャした動画は自動的に保存先に保存されます。ここでは、キャプチャした動画がPC内のどこに保存されているのか、またどのような形式のファイルで保存されているのかを説明します。
録画したキャプチャの保存先と保存ファイルの形式
録画したキャプチャは、PC内の「ビデオ」に保存されます。まず、デスクトップ画面上に表示されている「PC」アイコンをクリックします。すると、PCの画面が開き、PC内のフォルダが一覧で表示されます。その中に表示されている「ビデオ」アイコンをクリックします。
ビデオの中に表示されている「キャプチャ」フォルダをクリックします。この「キャプチャ」フォルダの中に、Windows10のキャプチャ機能で録画したキャプチャがMP4形式で保存されています。このキャプチャフォルダは、Windows10のキャプチャ機能で保存した場合、自動的に作成されます。
Windows10のキャプチャ機能を使用した場合、ここ以外に保存できないため、この場所は必ず覚えておきましょう。
保存した動画の再生方法
Windows10のキャプチャ機能で保存した動画は、Windows10の「映画&テレビ」アプリで再生できます。キャプチャフォルダ内にある動画をダブルクリックすると、自動的に映画&テレビアプリが開き、動画が再生されます。そのため、専用の再生ソフトのダウンロードなど余計な操作は必要ありません。
Windows10で動画キャプチャを便利に使おう
インターネット上には、動画を録画するためのフリーソフトが多く頒布されています。用途に合わせて様々なフリーソフトがありますが、ダウンロードできない、使用したら不具合が起きた、操作が難しくて録画できない、というトラブルも発生しています。
一方、Windows10の動画キャプチャ機能はダウンロード不要で操作も簡単なため、気軽に動画を撮れます。また、保存や再生方法もWindows10のPC内の機能ですべて行えるため、PC操作が苦手な人でも動画ライフを楽しめます。Windows10の動画キャプチャで楽しい動画ライフを送りましょう。