2019年12月20日更新
VMware vSphere Clientのダウンロード・インストール方法を詳しく解説!
今回はVMware vSphere Clientのダウンロード方法及びインストール方法についてご説明しています。ダウンロード方法及びインストール方法を詳しく解説していますので、是非この記事を参考にVMware vSphere Clientを利用してみて下さい。
目次
VMware vSphere Clientについて
今回はVMware vSphere Clientのダウンロード及びインストール方法について詳しくご説明していきます。是非、この記事を参考にVMware vSphere Clientを利用してみてください。
VMware vSphere Clientとは
VMware vSphere ClientとはVMware ESX及びESXiやvCenter Serverを操作するためのアプリケーションです。
VMware vSphereについて
VMware vSphereとは、VMware社が製作した仮想化ソフトウェアをパッケージ化した製品です。サーバやデータセンタなどで多くのコンピュータを仮想化し、遠隔から一括で管理するために必要なソフトウェアを組み合わせたものです。
製品及びオプション機能一覧
製品及びオプション | 説明 |
VMware ESX | サーバを仮想化するためのハイパーバイザ |
VMware ESXi | サーバを仮想化するためのハイパーバイザ ESXの基本的な機能のみに限定し、無料で利用ができる |
VMware vCenter Server | ネットワークを経由して、複数のコンピュータを監視及び管理する |
VMware vSphere Client | PC上で管理者用が画面を操作するためのクライアント環境 |
VMware vSphere Web Client | Web上で管理者用が画面を操作するためのクライアント環境 |
VMware VMFS | 複数のESX及びESXiといった物理マシンから共有ができる、クラスタ対応の独自ファイルシステム |
VMware vMotion | ライブマイグレーションと呼ばれ、稼働中のOSをESX及びESXiといった物理マシンに引継ぎを手動で行える機能 |
VMware HA | 物理マシン障害発生時に稼働中のOSを他の物理マシンに自動的に引継ぎを行う機能 |
VMware FT | 物理マシン障害発生時に物理マシン内の仮想マシンの継続性を保たせる機能 |
VMware DRS | 物理マシンリソースのOSへの、動的な割り当て及びバランスを取る機能 |
VMware vSphere Data Protection | 稼働中のOSのバックアップを取る機能 |
インストールするとできること
VMware vSphere Clientをインストールすると、vCenter Serverが管理している仮想マシンのバックアップの監視にvSphere Clientが利用できます。また、バックアップから仮想マシンにリカバリをすることが出来ます。
VMware vSphere Clientのダウンロード方法
ここからはVMware vSphere Clientのダウンロード方法についてご紹介していきます。VMware vSphere Clientは3種類の方法からダウンロードができます。
ESX/ESXi Serverからのダウンロード手順
一つ目のダウンロード方法はESX/ESXi Serverからダウンロードする方法です。この方法は一番単純で簡単な方法です。IEやChromeなどのWebブラウザを開き、URL入力欄に
https://ESX又はESXiのIPアドレス |
を入力して、アクセスするとWelcomページが表示されます。ページ内の「Download vSphere Client」を選択するとVMware vSphere Clientのダウンロードができます。Welcomページにアクセスする際に「セキュリティ証明書に問題があります」といったメッセージが表示される場合があります。表示されても無視して、アクセスしてください。
ESX/ESXi Serverからのダウンロード手順は以上です。
vSphere Client経由からのダウンロード手順
続いて、二つ目のダウンロード方法はvSphere Client経由からダウンロードする方法です。vSphere ClientからESX/ESXi Serverにアクセスした際に、vSphere Clientに互換性がないバージョンの場合、「更新中」のダイアログが表示されます。
「更新中」のダイアログで「インストーラの保存」を選択すると、対応するバージョンのインストーラーがダウンロードできます。同じOS内にバージョンが違うvSphere Clientを複数インストールできます。そして、ESX/ESXiに接続した際に、適切なバージョンのvSphere Clientが選択されます。
vSphere Client経由からダウンロード手順は以上です。
VMware公式サイトからのダウンロード手順
最後に三つ目のダウンロード方法はVMware公式サイトからダウンロードする方法です。上記、2つの方法はいずれも事前にESX/ESXi Serverがインストールされていることを前提としていました。しかし、新規構築時やバージョンアップ前といった事情から、先にvSphere Clientをインストールするケースがあります。
その場合には、VMware公式サイトからダウンロードします。しかし、VMware公式サイトからダウンロードするためにはMy VMwareのIDを保持しているかつ、My VMwareのIDに有効なライセンスが紐づいている必要があります。
下記のリンクはバージョン6.7のvSphere Clientです。サポートされているバージョンをVMware公式サイトのオプションから選択できます。
バージョン6.7より前のバージョンをインストールしたい場合には、VMware公式サイトの下記のリンクからvSphere Clientをインストールできます。
VMware公式サイトからのダウンロード手順は以上です。
VMware vSphere Clientのインストール方法とESXiのアクセス
ここからは上記の三つの方法からダウンロードしたVMware vSphere Clientをインストールする方法をご説明していきます。
インストール手順
まずは、ダウンロードしたVMware vSphere Clientのインストーラーを実行してください。
インストールで使用する言語が問われますので、「日本語」を選択して下さい。「OK」を選択するとVMware vSphere Clientのインストールウィザードが表示されます。「次へ」を選択して下さい。
エンドユーザー使用許諾契約書が表示されます。内容を確認した上で、「使用許諾契約書に同意します」を選択して同意してください。
デフォルトで選択されたインストール先が問題なければ「次へ」を選択して下さい。インストール先を変更したい場合には「変更」ボタンからインストール先を選択して、「次へ」を選択して下さい。
「インストール」を選択して、インストールを開始してください。
インストール自体はすぐに完了します。インストールが完了したら、「終了」を選択して下さい。VMware vSphere Clientのインストール手順は以上です。
ESXiへアクセスする手順
VMware vSphere Clientのインストール完了後、VMware vSphere Clientを起動してください。
ESXi のIPアドレスを指定して、ESXi の管理ユーザ、パスワードを入力し、ログインボタンを押します。60日以内に評価ライセンス期限が切れる注意ダイアログが表示されるので、「OK」を選択して下さい。
「無視」を選択して、操作を続けて下さい。
上記の様なホーム画面が表示されると、ESXiへのログインは成功です。ESXiへアクセスする手順は以上です。
VMware vSphere Clientをインストールしてみよう!
今回はVMware vSphere Clientのダウンロード方法及びインストール方法についてご説明してきました。VMware vSphere ClientのダウンロードはESX/ESXi Serverからのダウンロード、vSphere Client経由からのダウンロード、VMware公式サイトからのダウンロードと三つの方法をご紹介してきました。
PCやサーバーなどの環境から適切な方法でVMware vSphere Clientをダウンロードしてください。また、VMware vSphere Clientをインストールして、是非、VMware vSphere Clientを遠隔の一括管理に利用してみて下さい。