タウンWi-Fiの危険性!フリーWi-Fi自動接続アプリの評判やセキュリティの安全性を解説!
タウンWi-Fiというアプリがあります。iOS版、Android版それぞれがあり、どちらも無料で使えます。その機能はフリーのWi-Fiスポットへの簡単な接続です。無料のタウンWi-Fiを使って便利にフリーのWi-Fiスポットを使う方法についてご説明します。
目次
タウンWi-Fiとは?無料で使えるWi-Fiアプリの仕組み
数年前からどんどん増えてきたフリーのWi-Fiスポットがあります。コンビニや、コーヒーショップ、スーパーなどの店舗だけでなく、市や町などの公共機関が提供しているフリーのWi-Fiスポットも増えて来ました。これら、フリーのWi-Fiスポットは提供している機関によって千差万別です。
タウンWi-Fiとは、そんなフリーのWi-Fiスポットへの接続が簡単に出来てしまうアプリです。フリーのWi-Fiスポットだからと言って、何のパスワードもなしに接続出来るとは限りません。運営している所のサイトを調べれば分かるようになっていても、一々調べるのも面倒です。そんな接続の手間を省いてくれる無料のアプリ、タウンWi-Fiについてご説明します。
タウンWi-Fiのセキュリティの危険性!安全に使うには?
タウンWi-FiはフリーのWi-Fiスポットを使いやすくするためのアプリです。そのため、タウンWi-Fiが危険か安全かというとフリーのWi-Fiが危険か安全か、ということになります。フリーのWi-Fiには運営元がはっきりしているものから、誰が運営しているのか分からない怪しいスポットまで様々です。どんなWi-Fiスポットが危険なのかを理解しておくことが必要です。
タウンWi-Fiを利用する危険性
では実際にはどんな危険があるのでしょうか。タウンWi-Fiを使うにあたって、気を付けなければならない危険はいくつかあります。「暗号化されていないアクセスポイント」「利用規約」「構成プロファイル」と、3つの危険性について説明します。
暗号化されていないアクセスポイントへの自動接続
「通信の盗み見」対策としては暗号化が一般的です。逆に言えば、暗号化されていないWi-Fiスポットの場合には、スマホとアクセスポイント間の通信が盗み見されてしまう可能性があります。タウンWi-Fiは自動的にフリーのWi-Fiスポットに接続してくれるアプリですから、接続先のWi-Fiスポットが暗号化されているのか、注意が必要です。
また、スマホとアクセスポイントの間で暗号化されていても、ホームページが暗号化に対応していなければ、アクセスポイントからホームページの間の通信が盗み見されてしまう可能性があります。ホームページのURLが暗号化に対応した「https」で始まっていない場合は注意が必要です。暗号化されていない「http」で始まっているホームページは盗み見されてしまう可能性があります。
フリーWi-Fiの利用規約を見落とし
タウンWi-FiはそれぞれのフリーWi-Fiに自動的に接続してくれる手軽さが便利な反面、Wi-Fiを提供している側が設けた利用規約を見ないまま使用してしまう危険性があります。タウンWi-Fiで行ってくれるのは接続だけですので、利用規約は自分で見に行く必要があるためです。意識して確認しに行かなければ、知らずに利用規約に違反してしまう可能性があります。
構成プロファイルが残る
タウンWi-Fiは接続の設定をしたものが、スマホの構成プロファイルに書き込まれます。この情報はアプリを削除しても残ったままです。そのため、自動接続の設定がタウンWi-Fiを使用していた時のままになり、意図しないままにフリーのWi-Fiスポットを利用してしまうことになります。構成プロファイルは、自分で削除することが必要です。
安全性を高めるために
タウンWi-Fiを使っていて危険になる可能性について3つ上げました。では危険を回避して、安全にタウンWi-Fiを使うにはどうすればいいでしょうか。安全に使うために行うことを説明します。
鍵マークのつくサイトを利用する
暗号化に対応したホームページは「https」で始まります。そして暗号化されたホームページにアクセスしている時は、ブラウザの上部に鍵マークが表示されます。この鍵マークを確認してください。鍵マークがないホームページは暗号化されていませんので、パスワードなどの他人に知られたくない情報は入力してはいけません。
利用規約を確認する
タウンWi-Fiというアプリはあくまで接続をサポートするだけで、実際に接続するフリーのWi-Fiスポットの利用規約に従うことが必要です。フリーのWi-Fiスポットは無料で使えるという意味で一括りにされがちですが、それぞれの運営者によって規約にも差があります。接続するWi-Fiスポットの利用規約を確認し、規約違反にならないように気を付けてご使用ください。
構成プロファイルの削除
タウンWi-Fiをアンインストールしても構成プロファイルが残るために、意図しない接続をしてしまうという危険についてです。この対策としてはアンインストール前にアプリから自動接続をOFFにすることで回避出来ます。もし、OFFにし忘れたままアンインストールしてしまった場合には、ネットワークの設定からそれぞれのWi-Fiスポットを削除します。
iPhoneの場合には設定メニューの構成プロファイルの設定から不要なWi-fiスポットを削除してください。Androidの場合も、同じく設定メニューからネットワークの設定にある保存済みネットワークを削除します。
タウンWi-Fiで実際に起った問題
便利である反面、使い方を間違えれば危険になってしまうアプリ、そんなタウンWi-Fiは過去にいくつかの問題が発生しています。便利そうだけど危険だと言うし、と悩んでいる方はこちらの情報も参考になるかもしれません。
セブンイレブンとのトラブル
タウンWi-Fiは自動で接続してくれるために、規約違反でトラブルになったケースです。セブンイレブンが提供する7SPOTはコンビニを始め、グループ会社の店舗でも利用できる無料のWi-Fi接続サービスです。この接続は無料ではありますが、ユーザー登録が必要です。
ユーザー登録した人だけが利用できるサービスなのに、タウンWi-Fiを使うとユーザー登録をしていない人でも接続出来てしまいます。登録していないのに利用している、これは利用規約の違反にあたります。
フリーWi-Fiスポット提供側に配慮した仕様変更
トラブルの結果なのか、接続先のWi-Fiスポットに配慮した仕様の変更が行われました。変更点としては2つあります。一つは「Wi-Fi接続の自動化レベルの選択」、もう一つは「利用者へのメッセージ配信」です。それぞれの変更内容について説明します。
Wi-Fi接続の自動化レベルの選択
自動化レベルの選択というのは、タウンWi-Fiは自動で接続してくれるアプリのために、前述のセブンイレブンのように、個別の登録が必要なWi-Fiスポットにも自動で接続されていました。これを改めて、登録が必要なWi-Fiスポットに対しては、利用規約への同意と会員登録の手順が必要になりました。
登録するのは最初だけで、その後は自動で接続してくれるのは変わりません。本来は無料であってもユーザー登録が必要なWi-Fiスポットに対して、ユーザー登録の手順が追加されたわけです。これでタウンWi-Fiアプリを使っていたら、知らずに利用規約違反をしてしまった、という可能性が低くなりました。
利用者へのメッセージ配信
Wi-Fiスポットの運営側から利用者へメッセージが送れるようになりました。メンテナンスで使えない日時の連絡や、規約変更などの通達にも使える手段です。とは言っても、無料で使えるフリーのWi-Fiスポットですから、他の無料サービスと同様に宣伝広告メールが届くことも考えられます。メッセージ配信の使い道はWi-Fiスポットの運営次第ですので、何にとは言い切れません。
タウンWi-Fiの評判
便利な反面、使い方を間違えると危険でもあるタウンWi-Fiですが、ではこのアプリの評判はどうでしょうか。ネットでの評判を見て見ました。
いい点
いい点として評判に上げられているのは「認証の手間が省けて便利」「LINEでの問い合わせにすぐに対応してもらえた」という声です。自動接続はこのアプリの特徴でもありますから、それが評判に現れるということは十分な機能を持っていると言えます。そして、問い合わせに対しての対応が早いという評判も複数見受けられました。何かあったときに、すぐに対応してもらえるのであれば安心して使えます。
悪い点
悪い点として評判に上がっていたのは、「Android版での接続先の少なさ」でした。iOS版よりも接続先が少ないというのが不満な所として上がっていました。これは今後、接続先が増えるのを期待するしかありません。
タウンWi-Fiを利用する場合は注意しよう!
タウンWi-Fiは自動接続をしてくれる大変便利なアプリです。それでも使い方を理解していないと思わぬ危険があります。盗み見対策、利用規約違反に注意して、便利にフリーのWi-Fiスポットを使っていきましょう。