Steam VRの設定方法！インストールからおすすめPCゲームソフトも紹介！

Steamでは幅広い種類のゲームを楽しむことができますが、ここ最近注目を集めているのがVRゲームです。SteamでもVRゲームが楽しめるようになりました。しかし、PCにVRゴーグルを接続して、通常のSteamにVRゲームをインストールしただけでは、SteamではVRゲームを楽しむことはできません。

SteamでVRゲームをするためには様々な設定が必要になります。この記事ではSteamでVRゲームを楽しむために必要な設定について詳しく解説します。また、SteamでVRゲームを楽しむのにおすすめのゲームソフトと、VRゲームにはなくてはならないVRゴーグルのおすすめもご紹介します。

SteamにVRを導入する前にPCのスペックを確認しておきましょう。VRではない通常のゲームをSteamでプレイするときと比べると、VRゲームでは高いPCのスペックが要求されます。まず最低条件としては、「Windows mixed reality」が動作することが挙げられます。

「Windows mixed reality」というのはWindows10でVR体験をするために標準搭載されたソフトウエアです。「Windows mixed reality」がインストールされているWindows10にVRゴーグルを接続して、MicrosoftストアなどでVRのゲームやソフトを入手すれば誰でも簡単にVR体験ができます。

しかし、Windows10は動作して、「Windows mixed reality」のインストールは問題なくても、「Windows mixed reality」を使ってVRゲームが動作するのか、というのは別問題です。「Windows mixed reality」が入っていてもVRゲームが動作しない、ということもあります。

SteamのVRゲームは「Windows mixed reality」よりもハイスペックな動作環境を求められます。最低限「Windows mixed reality」は動作しないとSteamのVRゲームは動作しません。「Windows mixed reality」のPCの最低動作環境は次の通りです。
 

PCのスペックを確認出来たら、次にSteamにVRツールを導入します。SteamをPCで開いてストアで「Windows Mixed reality for SteamVR」と検索します。検索結果に表示された「Windows Mixed reality for SteamVR」をクリックしてこちらのページを開きます。

ページを少し下にスクロールすると「日本語はサポートされていません」と書いてあります。その下に「Windows Mixed reality for SteamVRを使用」とあるのでそちらの「無料」をクリックします。するとPCにVRツールをインストールすることができて、SteamでVRゲームを楽しめるようになります。

SteamにVRツールをインストール出来たら、次にVRゲームを実際にプレイできるように各種の設定を進めていきます。

まずはSteamで使えるようにVRゴーグルを設定していきましょう。Steamで利用できるVRゴーグルはいろいろな種類があります。お気に入りのものを見つけて購入して設定していきましょう。

VRゴーグルの設定方法はVRゴーグルごとに変わってきます。VRゴーグルに同梱されている説明書に沿って、必要なソフトウエアのダウンロードとPCへのインストール、Steamへの設定を行っていきましょう。

VRツールとVRゴーグルの設定が終わったら、Steam上でWindows Mixed reality for SteamVRをクリックして開いてみましょう。「利用可能」という表示が出たら、これで利用できるようになったことを表しているので大丈夫です。後は、SteamのストアからVRゲームを探してインストールすればゲームができるようになります。

Steam VRではゲームソフトごとに「スーパーサンプリング（内部解像度）」を調整して、PCのスペックに合わせた細かい調整ができるようになっています。こちらでは「スーパーサンプリング」の調整方法についてみていきましょう。

「スーパーサンプリング」を調整するためには、Steam VRの「設定」を開きます。「アプリケーション」を開いて調整したいゲームタイトルを選択します。

「Application Resolution Adjustment」というところがあるのでそちらを調整します。デフォルトでは100%に設定されています。

スーパーサンプリングの倍率をあげると画質は良くなります。しかし、その分だけCPUの負荷が増加します。CPUの処理能力を超えてしまうと、画像の動きがなめらかでは無くなったり、コントローラーの操作が反映されるのに遅れが出たりする可能性もあります。CPUに負荷をかけすぎずに、最も最高な画質で楽しめるポイントを探しましょう。

スーパーサンプリングの倍率を下げると、CPUへの負担は軽くなりますが画質は悪くなります。低スペックPCを使っている場合には画質を犠牲にしてもCPUへの負担を減らさないと、VRゲームが起動できない恐れもあります。PCのスペックに合わせて調整しましょう。

Steam VRが起動しないときにはどうしたらいいのか見ていきましょう。

VRヘッドセットやコントローラーの設定やVRゲームのソフトのインストールもしっかりとできているのにうまく動作しないときには、とりあえずいったんすべての起動しているソフトを閉じてPCを再起動してみましょう。再起動することでうまく動くようになることも良くあります。

Steamにはインストールしたツールやゲームソフトの動作がうまくいかないときに、整合性を確認するためのツールが付いています。こちらを実行してみましょう。ライブラリの「Steam VR」を右クリックして「プロパティ」をクリックします。

「ローカルファイル」をクリックします。すると「ツールファイルの整合性を確認」があるのでそちらをクリックします。

整合性の確認が終わった後でもう一度PCを再起動させるとSteam VRが起動することがあります。試してみましょう。

整合性を確認してもうまく起動しない場合には、いったんSteam VRをアンインストールしてから再インストールしてみましょう。ライブラリのSteam VRを右クリックすると「アンインストール」があります。こちらをクリックするとアンインストールできます。

SteamでVRゲームをプレイするのにおすすめのゲームソフトとVRゴーグルをご紹介します。SteamのVRを目いっぱい楽しめるソフトとゴーグルにはどのようなものがあるのか見ていきましょう。

おすすめのゲームソフトには次のものがあります。

SteamでおすすめのVRゲームのソフトには「Vox Machinae」があります。こちらは日本語対応されていないので、プレイするのには多少の英語力が必要ですが、それほど難しい英語は必要ありません。VRモードでなくてもスタンダードモードでもプレイが可能です。

巨大ロボットを頭の部分のコックピットから操縦している視点でプレイができるロボット戦闘アクションです。巨大ロボのオンライン対戦が魅力的なゲームです。

SteamでおすすめのVRゲームのソフトには「Google Earth VR」があります。こちらは日本語対応されていないので、プレイするためには多少の英語力が必要です。VRのみ対応なのでVRゴーグルがないと楽しめません。

Google EarthをVRで見たらどうなるのかを体感できるゲームです。地球を飛び出して、宇宙から人工衛星の視点でVRゴーグルで地球を見たらどうなるのか体感してみましょう。

SteamでおすすめのVRゲームのソフトには「The Lab」があります。こちらはVRのみの対応のゲームです。スタンダードモードでは利用できません。日本語対応されているので英語に不安のある人でも大丈夫です。

VRではどんな体験できるのか、ということをこれでもか、と詰め込んでいるゲームです。破壊する楽しみ、シューティング、バーチャルリアリティ空間を探検する楽しみ等をこのゲームで体感してみましょう。

SteamでおすすめのVRゲームのソフトには「Space Pirate Trainer」があります。こちらはVRのみの対応のゲームです。スタンダードモードでは利用できません。日本語対応されていないので多少の英語力が必要です。

VRで楽しむシューティングゲームです。ドローンが放ってくるバーチャルリアリティな空間でのビームをよけながらゲームを進めていきましょう。

VRゲームを快適にプレイするためにはゴーグルも大切です。こちらではSteamで特におすすめしたいVRゴーグルをご紹介します。

Steam　VRにおすすめのVRゴーグルには「HTC VIVE」があります。こちらはSteamのストアのハードウエアとしても販売されているので、Steamでは最もおすすめなVRゴーグルです。

こちらのゴーグルがSteamにおすすめな理由というのは、Steamで販売されているVRゲームのすべてに対応しているためです。VRゲームを買ったのにプレイできない、という悲しみを味わいたくないのならこちらを購入することをおすすめします。

Steam　VRにおすすめのVRゴーグルには「Oculus Rift S」もあります。こちらのゴーグルは世界で初めてPC専用のVRゴーグルを発売したメーカーのものということで信頼性が高いゴーグルです。

Steamでは一部対応していないゲームもありますが、対応タイトルもかなり増えてきました。HTC VIVEよりも安いという点も魅力的です。こちらもおすすめです。

コスパを考えるのなら「PlayStation VR」もおすすめです。こちらはプレイステーション用のVRゴーグルですが、「TrinusPSVR」というツールを利用することでPCでも使えるようになります。とはいえ、上の2つと比べてPCに最適化されているものではないので、動作に不安はありますがコスパの魅力には勝てない、という人もいるでしょう。

HTC Viveが約10万円、Oculus Rift Sが約5万円のところ、PlayStation VRなら新品で4万円です。中古なら2万円以下で手に入れることも可能です。初期設定などが面倒くさいというデメリットはありますが、できるだけ安くVRゲームをはじめたい、という人におすすめです。

この記事ではSteamでVRゲームを楽しむための設定やおすすめソフトなどについてお伝えしてきました。Steamには、この記事でご紹介したソフト以外にもおすすめのVRゲームのソフトが用意されています。ぜひVRゲームをプレイできるように設定してみて、あなたもヴァーチャルリアリティの世界へどっぷりと浸ってみましょう。