SNS断ちをした時のメリットや効果は?時間の無駄が無くなっておすすめ!
SNS断ちをする理由・メリット・効果をレビューします。SNS断ちは時間の無駄が無くなり、意外にメリットが多いのでおすすめです。SNS断ちの体験者がSNS断ちをすすめる最も大きな理由は、自分の時間を有意義に使えるようになるという点です。
目次
- 1SNS断ちをする理由とは
- ・1日にInstagramなどのSNSにかける時間は平均78分!
- ・SNSでのコミュニケーションに疲れてしまった
- ・リアルの人間関係が疎かに
- ・本当はそんなにつぶやきたいこともなかった
- 2SNS断ちをした結果どうなった?効果は?
- ・メリット
- ・デメリット
- 3SNS断ちをする前に準備すること
- ・完全に断つ場合はアカウントの削除
- ・お試しで辞める場合はアプリの削除
- ・最後の準備はSNS断ちをするという強い心!
- 4SNSを完全に断つほかに上手な付き合い方も
- ・決めた時間だけSNSをブロックするアプリを使う
- ・SNSでフォローするアカウントを整理する
- ・SNSはRSSフィードで選んで見るようにする
- ・プッシュ通知を利用してSNS警備をやめる
- ・情報の収集にはSNS以外を利用する
- ・SNSは遊びと割り切って使う
- ・SNSを使うのは何分だけと決めて使う
- 5SNS断ちをすることで適切な距離感がつかめる!
SNS断ちをする理由とは
SNSの普及が進んで十数年になりますが、現在は多くのSNSが提供され、それぞれに特徴づけ・使い分けが成されており、複数のSNSを併用しているユーザーも多くいるはずです。特にメジャーなSNS(Facebook・Twiter・Instagramなど)は、知人・友人も使用している確率が高いので、一通りアカウントだけは登録しているという人もいるでしょう。
これだけSNSが普及した現在では、特に若い年齢層のユーザーにとってはSNSは生活必需品となっている感がありますが、普段あたりまえと思っていることに対して敢えて疑いの目を持ってみると、新たな生活のヒントや発想転換の切り口がみつかるものです。
いままで続けてきたSNSを敢えて止めてみることを「SNS断ち」といいますが、最近この「SNS断ち」がにわかに注目を集めています。「SNS断ち」を行ったことで、結果的に人生が一変したといった内容の意見が、ブログなどでレポートされているのを良く見かけます。
今回はこの「SNS断ち」について、行う理由、そのメリット・デメリット、効果・結果レポート・おすすめの取り組み方などをレビューします。
1日にInstagramなどのSNSにかける時間は平均78分!
現在、1日にInstagramなどのSNSにかける時間は平均78分と言われています。これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは個人の感覚によりますが、少なくとも毎日これだけの時間を割いて継続している生活習慣はあまりないのではないでしょうか。それだけSNSが私たちの生活の中で大きなウェイトを占めているということをこの情報は表しています。
SNSでのコミュニケーションに疲れてしまった
「SNS断ち」を行う理由として一番多いのが「SNSでのコミュニケーションに疲れてしまった」という意見です。
SNSが一般に広がり始めたころに、「新規性もあったため、好奇心でとりあえず体験してみたい」という理由で始めた人も多いでしょう。
しかし最近になって、そのままなんとなく毎日SNSをチェックするようになったけれど、よく考えてみたら特に自分から情報を発信するわけでもなく、毎日流れてくる膨大な情報をただ受け身的にチェックしているだけ、という客観的な事実・結果に気づき、多くのユーザーがある種の虚しさを感じ始めています。
リアルの人間関係が疎かに
SNSは効率的に不特定多数の人とコミュニケーションをとるには便利なツールですが、コミュニケーションルールは独特なものがあります。双方向性ではありますが、一方的に相手の発言(投稿)に「いいね」をつけたり、交流を控えたい人は「ブロック」してコミュニケーションを遮断したりします。こうした状況はリアルな人間関係には存在しません。
SNSに使う時間が増えるということは、リアルの人間関係のコミュニケーションに使う時間が少なくなるので、結果的にリアルの人間関係が疎かになる可能性があります。
大げさな捉え方と感じる人もいるかもしれませんが、リアルの人間関係は相手の感情をリードしたり、リアルタイムの対応能力を発揮したりする局面が多いので、SNSに使う時間が増え過ぎたことが理由となって、リアルの人間関係のコミュニケーションがへたになる可能性はあるでしょう。
本当はそんなにつぶやきたいこともなかった
SNS利用者が冷静になったときに、ふと気づくのが「本当はそんなにつぶやきたいこともなかった」ということです。これもSNS断ちを行う理由になります。
人にはそれぞれ、性格・生活スタイル・得意・不得意などさまざまな要素があります。
情報を発信する機能が必要な人や個人の情報を発信したい人にとっては、SNSは便利な情報発信ツールですが、SNSで情報発信する必要がない人・多くの情報を必要としていない人・他人に干渉されたくない人にとっては、SNSは必要ない、もしくは不向きなツールかもしれません。
SNS断ちをした結果どうなった?効果は?
次に、SNS断ちをした人の体験結果や、その効果についてレビューします。
メリット
SNS断ちすると大きなメリット・効果があることが、多くの体験者からレポートされています。以下にその主なメリット・効果についてまとめました。
時間が有意義に使えるようになる
まず、時間が有意義に使えるようになります。SNS断ちをすると、いかにいままで無駄な時間を過ごしていたかを実感する人が多いようです。この点が、体験者をSNS断ちをすすめる大きな理由の1つです。
他人の近況や発言に振り回されない
SNS断ちをすると他人の情報に干渉されなくなるので、いい意味で自分の考えや感性を守る効果があるのでおすすめです。この点は、クリエイティブな生活を大事にしているユーザーがSNS断ちをすすめる大きな理由の1つです。
日常をSNSに支配されないようになる
SNSの管理に忠実なあまり、気づくとSNSを中心に日常のサイクルが組まれている様な感覚を覚えることがあります。SNS断ちするとそうした状況に気づけ、本来の日常のあり方を考え直す良いきっかけになるのでおすすめです。
本当に大切な友人に時間を使いたくなる
SNSは不特定多数の人とコミュニケーションをとれるツールなので、便利な反面、あまり望んでいない人とコミュニケーションを取らなくてはいけない状況もしばしば発生します。
SNS断ちすると、今まで自分が行ってきたコミュニケーション内容を振り返り、大事な相手との交流を大事にしたいと考えるようになるのでおすすめです。
投稿するために写真を撮ることがなくなる
これは、特にInstagramにいえることですが、InstagramのSNS断ちすると、まず気づく自分の行動の変化の1つが、Instagram投稿のための写真撮影を行わなくなるということです。
もちろん、自分の日常の光景を写真撮影してInstagramにアップすることで、複数の人に見てもらえる、評価してもらえるというのがInstagramを含むSNSの基本的な醍醐味ですが、いつしか義務化してしまい、Instagram投稿のために写真撮影をしている可能性があります。
SNS断ちをきっかけに、SNSに振り回されていた自分に気づかされることで、今後のこうしたコミュニケーションツールとの付き合い方を考えさせられます。
睡眠の質がよくなる
SNS断ちを行うと、無駄な情報に触れることがなくなるので、結果的に神経が休まり、熟睡効果があったという報告も多くあります。睡眠の質が高まるという効果だけでも、SNS断ちを行う意義はあるのでおすすめです。
目にかかる疲労が減少する
また、SNS断ちを行うと、目にかかる疲労が減少するという報告も多くあります。それだけ、SNSに時間をかけていたことに気づかされます。
スマートフォンのギガの節約になる
スマホでSNSを良く利用している人がSNS断ちを行うと、ギガ(通信容量)の節約になるので、通信費の節約にもつながるのでおすすめです。
デメリット
SNS断ちするとメリットが多いことに気づかされたと、報告する人が多いのは事実ですが、デメリットも存在します。
コミュニケーションの場が減ってしまう
やはり、SNSはコミュニケーションツールとしては便利な機能なので、SNS断ちは、リアルコミュニケーションとは別の、第三のコミュニケーションの場を失ってしまうというデメリットがあります。それだけ社交の場・機会を失うことになります。
最新の情報が入ってこなくなる
SNS断ちを行うと、SNSにニュース情報を依存していたユーザーは、最新の情報が入ってこなくなるというデメリットがあります。そうしたユーザーがSNS断ちを行う場合は、事前に別のニュース用の情報源を確保するようにしたほうが良いでしょう。
友人からSNS見た?ときかれたとき困る
SNS断ちを行うと、SNSを共有している友人から「SNS見た?」ときかれたときに困るというデメリットが発生するかもしれません。
SNSの付き合いがリアルな人間関係に強い影響がある場合は、そうしたデメリットの可能性を考えると、SNS断ちが難しいかもしれませんが、普段の人間関係のアカウントとそうでないアカウントを区別して、普段の人間関係と縁の薄いアカウントを整理するように工夫すれば、SNSに使う時間も多少は抑えられるでしょう。
SNS断ちをする前に準備すること
次に、SNS断ちをする前に準備することについてレビューします。
完全に断つ場合はアカウントの削除
完全にSNS断ちする場合は、SNSのアカウントを削除する必要があります。
アカウントを削除しても一定期間内なら復帰できる
SNSのアカウントを削除した場合でも、一定期間の復帰猶予期間を設定しているSNSが多いので、予備知識として、SNS断ちでSNSのアカウントを削除する場合は、復帰猶予期間を確認しておきましょう。アカウント削除後に気が変わったときはすぐに復帰できますし、アカウントを削除する場合でも猶予期間があれば気持ちの整理ができます。
ちなみに、Facebook・Twitterはアカウントを削除(退会)した場合でも30日以内にログインすれば、アカウントを復活できます。Instagramは一度アカウントを削除(退会)すると復活できないので、アカウントの完全削除を迷う場合は一時停止機能を利用しましょう。
他サイトでアカウントを連携している場合は注意
SNS断ちでSNSのアカウントを削除する場合、他サイトで同じアカウントを連携している場合はデメリットが発生します。
現在のサービスwebサイトでは、新規でアカウントを登録する際に、「Facebook・Twitter・Instagram」などのアカウントを代理アカウントとして使用してアカウント登録を済ませられるサイトが多くなっています。
便利な機能ですがSNSのアカウント自体を削除すると、紐づいているサイトにログインできなくなるので、紐づいているサイトは改めてアカウント登録を行う必要があります。
SNSのメッセージ機能が使えなくなるので注意
SNSの投稿閲覧機能だけでなく、SNSのメッセージ機能もメインで利用しているユーザーにとっては、SNS断ちでデメリットが発生します。SNSのメッセージ機能の代替えツールを考える必要があるでしょう。
SNSのアカウントを削除するとSNSの全機能が利用できなくなるので、SNSのメッセージ機能でしかつながっていないユーザーとは連絡が取れなくなります。SNSアカウントを削除後も連絡をとる必要があるユーザーには、アカウントを削除する前に別のメッセンジャーツールで連絡がとれるように準備しておきましょう。
アカウントを削除する前に写真の保存をしておく
また、SNSアカウントを削除後は、InstagramなどのSNS投稿の写真の閲覧は一切できなくなるので、必要なInstagramなどのSNS投稿写真はバックアップ保存しておきましょう。
お試しで辞める場合はアプリの削除
お試しでSNS断ちを行う場合は、アプリの削除がおすすめです。スマホからSNSアプリを削除しても、SNSアカウントを削除しない限り、SNSの復帰は可能なのでデメリットはありません。
SNSアプリを再インストールすれば、いつでもSNS利用は再開できます。
お気に入りやDockからツイッターのアイコンを消す
また、SNSサイトをブラウザのお気に入りに登録していたり、Dock(PC画面下方に表示されているツールバー)にSNSのアイコンを表示させている場合は、そうした登録・表示を消去することで、目に触れる機会が減るのでSNSの利用を抑えられます。
この方法は、単純なPC・ブラウザの設定変更なのでユーザーにデメリットはありません。
ブラウザでログイン情報を保存しない
ブラウザでSNSアカウントのログイン情報を保存しないという方法も一案です。そのブラウザで初めてアクセスするサイトでログインすると「情報を保存しますか?」とポップアップメッセージが表示されます。
これはブラウザに装備されているアカウント情報の自動バックアップ機能によるものですが、このメッセージが表示されても、あえてアカウント情報を保存しないようにすると、ブラウザが自動的にSNSにログインすることがないので、不意にSNSにアクセスすることがなくなります。結果、惰性でSNS閲覧することもなくなります。
重要な情報だけ通知が来るように設定するのがおすすめ
重要な情報だけ通知が来るように設定しておくと、普段は通知だけチェックすればいいという頭の整理ができます。結果的に無駄にSNSを閲覧しなくて済むという効果があるのでおすすめでです。
長続きするようにマイルールを決めて取組もう
自制心に自信がある人は、マイルールを決めてSNSを利用するという方法があります。SNSにアクセスする時間帯を決めておくとか、1日に操作する内容を限定しておくといったルールを決めておけば、無駄にSNSに時間を使うことがなくなります。
この方法は、一切システム関係の変更を行わないので、システム的にユーザーにデメリットが発生しないという意味では、最も理想的な方法と言えます。
最後の準備はSNS断ちをするという強い心!
ただ、最終的に大事になるのは、SNS断ちをするという自分の強い決心です。強い意志と行動が新たな展開につながっていきます。
SNSを完全に断つほかに上手な付き合い方も
SNS断ちする以外に、SNSとの上手な付き合い方もあります。以下に、SNSとうまく付き合うスキルについてレビューします。
決めた時間だけSNSをブロックするアプリを使う
決めた時間だけSNSの使用をブロックするアプリがあるので、そうした便利なアプリを使えば、計画的にSNSに干渉されない自分の時間を管理できます。
Freedomというアプリは指定したwebサイトに対してアクセス可能時間を設定できるアプリです。スマホのウェブサービスの利用時間を管理できるので、SNSの利用時間を管理したいと考えている人は、ぜひ利用してみてください。Android専用アプリになります(iOS版はリリースされていません)。
SNSでフォローするアカウントを整理する
単純な作業ですが、SNSでフォローしているアカウントをもう一度見直し、必要ないアカウントのフォローを解除するだけでも、SNS環境を整理する効果は十分あります。
気づいたら特に興味のないアカウントをフォローしていることはよくあります。フォローアカウントを整理すると、自分に必要な情報だけが流れてくるので無駄な情報に気をとられることがなくなります。
SNSはRSSフィードで選んで見るようにする
SNSの情報を抜粋して閲覧するには、RSSフィードの利用が便利です。
現在はSNSの普及で、下火傾向にありますが、RSSフィードという機能はwebサイトの普及当時から利用されている機能で、webサイトのしおりのような機能で、RSSのリーダーサイトに閲覧希望のwebサイトのRSSフィードを登録しておくと、登録したサイトの新規記事をまとめて閲覧できます。
利用の仕方は簡単で、RSSのリーダーサイトにログインした後に、登録するサイトにアクセスして、サイトのページに設置してある「RSSフィード」マークをクリックするだけです。「RSSフィード」マークが設置されていない場合はURLでも登録できます。
現在でも利用できるRSSのリーダーサイトの中で定評があるのは、Feedly、Inoreaderなどです。ぜひ利用してみてください。
プッシュ通知を利用してSNS警備をやめる
SNSで常にニュースをチェックしているユーザーは、敢えて別のニュースアプリやサイトのプッシュ通知機能を有効にして、通知でニュース情報を得るようにすると、SNSをチェックしなくてもホットなニュース情報はチェックできるので、結果的にSNSの閲覧が減るという効果があります。
ニュースの通知機能を有効にすると一見、流れてくる情報が多くなりそうですが、情報欲求をうまく利用したSNS閲覧の抑制が期待できます。
情報の収集にはSNS以外を利用する
情報の収集にSNS以外の方法を利用するのも良案です。
ニュースレター
メルマガなどのメール配信によるニュースレターに登録すれば、SNSでアカウント登録しなくても、特定の情報源からメールで定期的にニュースが配信されるので、メールとして情報アーカイブを整理できて便利です。
オンライン新聞
ニュースはオンライン新聞でチェックすると、割り切ってしまうのも良い方法です。現在はニュースアプリ以外に一般の新聞(日経・毎日・産経・東京など)もスマホアプリで無料閲覧できるので、SNSのアカウントフォローは限られた知人・友人に絞って、ニュースは別の媒体で情報を得るという使い分けも有用なやり方です。
SNSは遊びと割り切って使う
SNSを利用するユーザーの数は膨大な人数に及びますが、それぞれのSNSとのかかわり方を観察してみると、スキがない真剣な情報を投稿している人もいれば、その時に思いついた意味のないつぶやきやボヤキを投稿しているもいます。
まじめなSNSユーザーは、毎日SNSをチェックしてリアクションし、発言も内容がある情報を投稿しなくてはいけないと思うかもしれませんが、SNSは「かかわり方を個人で調整してよい」媒体と言えます。
SNSの利用が自分にとって負担になっているようであれば、ある程度ゆるく構えて、多少いい加減でもよいといった遊び感覚を持っても良いかもしれません。
SNSを使うのは何分だけと決めて使う
最後に提案するのは、自分ルールで「SNSを使うのは何分だけ」と決めて使う方法です。子供のころ、テレビやゲームの時間を親に決められているような感覚ですが、機械的にルールとして取り組めば案外割り切れるものです。ある程度習慣化して、結果うまくこなせれば、やり方として正解といるでしょう。
SNS断ちをすることで適切な距離感がつかめる!
SNS断ちは、普段なんとなく利用しているSNSとのかかわり方を見直す良いきっかけになるので、SNS疲れしている人、自分がSNSを利用している理由がはっきりつかめない人にはおすすめの発想転換法です。
SNS断ちの体験者がSNS断ちをすすめる最も大きな理由として「自分の時間を有意義に使えるようになる」という点が挙げられます。
また、SNS断ちを試してみると、結果的に相手との適切な距離感がうまくつかめるようになるというメリットがあるのでおすすめです。関係を大事にしたい相手、それほど情報交換を行う必要がない相手がよく認識できるようになるので、その後SNSを再開した場合でも、無駄なコミュニケーションを行わないで済むようになります。