スマホのWord(ワード)アプリは無料で使える?文書の閲覧・作成を検証!

スマホにもワードが提供されています。パソコン版に比べて性能はどの程度の物なのか、また費用はどのくらいでしょうか。そして、無料だとどの程度使えるのか。閲覧・作成の基本的な機能から検証。スマホでワードを使ってみて調べてみました。

スマホのWord(ワード)アプリは無料で使える?文書の閲覧・作成を検証!のイメージ

目次

  1. 1スマホのワードアプリとは?
  2. 無料でほとんどの機能が使用できる
  3. クラウドストレージにも対応
  4. 2スマホのワードアプリの使い方
  5. AndroidのWordをダウンロードして設定する
  6. ワード文書を閲覧する方法
  7. ワード文書を作成する方法
  8. 3スマホのワードアプリの特徴
  9. PC版と大差はない
  10. 画面が小さいためレイアウト調整は難しい
  11. 手書きメモ入力が便利
  12. 4スマホのワードを使ってみよう

スマホのワードアプリとは?

スマホのアプリイメージ

マイクロソフトのWordといえば、パソコン版では定番中の定番のワードプロセッサーソフトで、全世界で使われています。そのWordにはWindows版とMac版の他に、スマホ用としてiOS対応版、Android版などがあります。今回は、Android版のWordの機能と特徴、使い方のポイントを検証します。

無料でほとんどの機能が使用できる

スマホのWordは、「Google Play」から無料でインストールすることができます。ただ、無料で利用する場合は一部の機能が制限されています。

利用できない機能は、

  • 変更の履歴を確認すること
  • ページの向を変更すること(縦長の文章しか作れない)
  • グラフの挿入・編集をすること
  • 一つの文書内で違うサイズのページを併用すること
上記のような、見栄えの良い作り込んだ資料を作成することが出来ません。それらの機能を使用する場合は、有料サービスの「Office 365」に加入する必要があります

クラウドストレージにも対応

スマホのワードとクラウド

スマホのアプリを起動すると、Microsoftのログイン画面が表示されます(無料アカウントで可)。アカウントが無ければ登録してください。ログインが完了すると、各クラウドストレージへもアクセスできます。

  • OneDrive
  • OneDrive for Business
  • Dropbox 
  • Box
  • SharePoint
  • Googleドライブ
他にも、有名無名の数々のクラウドに簡単にアクセスできます。スマホから直接ファイルのやり取りが出来るので、パソコンなどとファイルを共有して、いつでも何処でも、ネット環境さえあればワードのファイルをスマホ単体で閲覧・修正が出来るようになります。

なお、利用に当たっては各クラウドにアクセスできるよう登録をしておく必要があります。

スマホのワードアプリの使い方

Androidでのスマホ版ワードの使い方を見ていきます。

AndroidのWordをダウンロードして設定する

Android版のWordは、「Google Play」からインストールします。スマホ版でもインストールまでは無料で出来ます。その後、Microsoftへの登録(無料)をしてください。多機能版を使うなら、「Office 365」へのアップグレードが必要です。

Microsoftへのログインが出来れば、Wordの基本機能が使えるようになります。

スマホのワード

ワード文書を閲覧する方法

パソコン等で作成し、クラウドなどでスマホからアクセスできるWord文書を開く場合、起動した画面左上にある「開く」をタップします。そうすると文書の保存場所を確認してくるので、クラウド等の保存場所を指定します。目的のファイルを見つけたら、タップしてください。

スマホとパソコン、スマホとスマホでのファイルのやり取りにはクラウドがとても便利です。

ワード文書を作成する方法

新規作成をする場合、パソコンで利用する場合とほとんど同じ手順となります。Wordを開いて画面右上にある「+」マークをタップすると、新規作成を行えます。新規作成の時は、白紙から作成することも出来ますが、テンプレートとなる文書から選ぶことも出来ます。

リスト形式や日誌形式も選べるようになっていますので、目的に応じて文書の種類を選べば簡単に作業ができます。

保存の際はクラウドを使うようにしましょう。スマホで作成したものがパソコンでも読み込めます。

スマホのワードアプリの特徴

PC版と大差はない

パソコンとスマホのワード

長文の入力・編集については、パソコン版の方が優れています。ただ、パソコンで作成した文書をスマホ版で表示しても、表示は小さいもののまったく問題ありません。互換ソフトを用いたときのように、レイアウトが崩れることもありません

移動中や出張先で文書の内容を確認したいとき、わざわざパソコンを起動する必要はありません。

画面が小さいためレイアウト調整は難しい

スマホ上での編集機能ですが、文字の入力・フォントや書式の変更・表の作成など一通りのことが出来ます。しかし、画面が小さいためにレイアウトを整えたりするには向いていません。スマホでの作業は文字の閲覧と修正というよに割り切って使った方が良いでしょう。

手書きメモ入力が便利

手軽に文字を入力する方法として、スマホの特性を活かし、[描画]タブに切り替えて指やペンで文書中に直接手書きでメモを残すこともできます。

また、白紙の新規文書に手書きだけでメモを残すこともできます。電話番号や住所などの簡単なメモを残すときに便利なスマホのワード用のテクニックです。

スマホのワードを使ってみよう

スマホとパソコン

スマホのワードはパソコン版に比べれば、入力状況や画面サイズなどから、全く同じとは言えません。レイアウトを含めて、文書をしっかり作成するなら、パソコンを使った方が簡単でしょう。

ただ、出張先や移動中の僅かな時間で、文書を確認したり修正するには、スマホ版はお勧めです。レイアウトが崩れる心配も無く、すぐに起動して確認が出来ます

また、ちょっとした修正だけならその場でスマホを使って修正。大がかりな修正が必要なら、その場ではスマホでコメントを残しておいて、後ほどパソコンを立ち上げて作業をするといった使い方が出来ます。

スマホの長所を活かし、効率よく仕事をするのに、スマホのワードは力強い味方になるでしょう。

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この記事のライター
藤江正鎮
疲れた働きネズミです