楽天モバイルでの楽天メール設定方法！注意点や他のフリーメールとの違いを解説

皆さんのお手元にある携帯電話は大手キャリアのものですか、それとも格安SIMのものでしょうか。大手キャリアから格安SIMに乗り換えた経験のある方はご存知かもしれませんが、それまで使っていたキャリアメールは格安SIMでは使用できなくなります。ですので格安SIMへの乗り換え後は、基本的にGmail等のフリーメールアドレスが必要になります。

フリーメールアドレスを持っていない場合は、新たに取得しないといけません。しかし、楽天モバイルへの乗り換え・新規契約の際はこの手間がかかりません。なぜなら、楽天モバイルでは楽天メール（@rakuten.jp）というメールアドレスを提供しているからです。楽天メール（@rakuten.jp）について詳しく説明していきます。

楽天メール（@rakuten.jp）は楽天モバイルの格安SIM契約しているユーザーが無料で使えるメールサービスです。メールアドレスは「〇〇〇＠rakuten.com」となります。〇〇〇の部分を好きなように設定することが可能です。初期設定も簡単なので、利用開始まで時間はかかりません。プッシュ通知（受信通知）機能もあり使い方も難しくありません。

楽天モバイルが提供する楽天メールの特徴について紹介していきます。

何度も言うように楽天メールは無料で利用が可能です。メールをたくさん送信しすぎて料金が発生する、などといったことはないので気軽に利用しましょう。

15GBもの大容量を保存することができます。これはGmailと同等の容量です。無料でここまで大容量なのは格安SIMの中では楽天メール以外にはほとんどありません。

楽天メールの専用アプリをAndroidでのみ使うことができます。使い方も簡単で、絵文字やデコメールに対応しているので楽しく利用できます。プッシュ通知に対応しているので他のアプリ起動中でもメール受信に気づくことができます。Androidユーザーの方はGoogle playストアからダウンロードして、活用してみましょう。

楽天メールでもキャリアのメールと同様に、メールアドレスを変更することができます。ただし、月1回までしか変更できません。変更処理後すぐ適用されるわけではなく、今月25日までに変更した場合は翌月1日から、それ以降に変更した場合は、翌々月の1日から変更適用されます。

以前楽天モバイルが提供していた@gol.comメールアドレスは現在利用できませんので注意しましょう。@gol.comメールアドレスの現在の姿が楽天メールになります。

便利で使い方もわかりやすい楽天メールですが、いくつか注意点もあるので紹介します。

楽天メールから送信したメールがキャリアメールに届かないことがあります。原因は楽天メールがPCメールに分類されるからです。どういうことかというと、キャリア側（docomo、au、SoftBank）の端末のメール設定で『PCからのメールを受信拒否』という設定があり、この設定が有効になっているとPCメールであるrakuten.jpは受信拒否されてしまいます。

メールのやり取りをする相手がキャリアメールを利用している場合は、事前にPCからのメールを受信できるよう設定変更してもらうか、自分の楽天メールアドレスのみ個別に受信できるように設定してもらいましょう。メールが届いていない連絡が相手からあった場合は、まずこの設定を確認してみましょう。

楽天メールは楽天モバイルの契約者が利用できるメールサービスです。逆を言うと、楽天モバイルを解約する場合、楽天メールは使えなくなります。キャリアから他社に乗り換える際に、元のキャリアのメールアドレスが使用できなくなるのと同じ原理です。楽天モバイルを解約する際はこのことを念頭に置いておきましょう。

ここまでは楽天モバイルが提供する楽天メールの魅力、デメリットについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。楽天モバイルユーザーは、使用するメールアドレスについて楽天メール以外にももう一つ選択肢があります。それはフリーメールです。ここからは楽天メールとフリーメールの中でも代表的な存在であるGmailを比較していきます。

Gmailはウイルススキャンができる、メールの検索機能が充実している、複数のアカウント（メールアドレス）を作成できる、パソコン・iPad等様々な端末からメールのやり取りができるといった特徴があります。非常に優秀なフリーメールサービスで、世界中にたくさんのユーザーがいます。Googleアカウントを作成すれば誰でも利用可能なサービスです。

楽天メールとGmailをメール機能、使い勝手の面から比較していきます。

ガラケーが主流であった頃に流行していた絵文字・デコメの充実度は、楽天メールの方が高いです。デザインにこだわりがある方、装飾したメールをたくさん送りたい方は楽天メールを活用しましょう。

メールアドレスの信頼性についても、楽天メールの方が上です。GmailはGoogleアカウントの数だけメールアドレスを量産できるので、その分信頼性は低くなります。楽天メールは1人1つしか持つことができないので、楽天メールを使っていて本人かどうか怪しまれたりすることはないでしょう。

ここまで楽天メールが優勢ですが、他社への乗り換えの可能性がある場合はGmailを使った方が絶対にいいでしょう。理由はすでに説明したとおり、楽天モバイルを解約すると楽天メールは使えなくなるからです。それまでやり取りしていた相手とのメール記録も消えてしまいます。新しく利用するメールアドレスを相手に使っていて伝えるのも手間です。

この先ずっと楽天モバイルを使い続ける場合は別ですが、将来的に他社への乗り換えの可能性が少しでもあるならGmailを使うことをオススメします。もちろん楽天メールとGmail両方使うことも可能なので、楽天モバイルユーザーで迷っている方はとりあえず両方使ってみて、状況に応じて使い分けるのも一つの手です。

楽天メール（@rakuten.jp）の使い方について紹介します。

楽天モバイル公式サイトで「メンバーズステーション」にログインしましょう。『楽天メールご登録』という項目の『お申し込みへ』をクリックしましょう。

ユーザーID（『@rakuten.jp』より前の部分）について、好きな文字列を入力しましょう。それがあなたの楽天メールアドレスとなります。入力が完了したら『お申込みへ』をクリックしましょう。

ユーザーIDに誤りがないか確認して、問題なければ『お申込み』をクリックしましょう。

これで楽天メールにアドレスを登録することができます。

楽天メールにアドレスを登録したら、次はお手元の携帯のメールアプリに楽天メールを設定しましょう。ここではAndroid専用の楽天メールアプリにおける設定方法・使い方について紹介します。アプリを開いて、『楽天メール』をタップしましょう。アプリがない場合はGoogle Playストアよりダウンロードする必要があります。

メンバーズステーションで登録した楽天メールアドレスとパスワードを入力しましょう。初期パスワードは、メンバーズステーションへのログインパスワードと同じになります。入力後、『ログイン』をタップしましょう。

これで楽天メールがAndroidで使用可能になります。楽天メールアプリ以外のアプリを使う場合でも、各メールサービスの手順に沿って楽天メールアカウントを追加すれば利用可能です。また、楽天メールにはプッシュ通知機能がありますが、このプッシュ通知がうまく働かない時があります。その際はどうしたらいいのでしょうか。

プッシュ通知がこない場合は、OS設定メニューのバックグラウンド通信制限、端末独自機能の省電力モードの実行、タスクキラーアプリ等によるバックグラウンドアプリの強制終了の設定がオンになっていないか確認しましょう。これをオフにしバックグラウンドの通信を許可することで、プッシュ通知が届くようになります。

格安SIMの楽天モバイルが無料で提供する楽天メールは、使い方が簡単で絵文字・デコメも充実しており容量も15GBでプッシュ通知機能もあるので、基本的な機能はキャリアとほとんど変わらず、初めての方でも安心して使うことができます。ただし、他社に乗り換える際は楽天メールを利用できなくなる点には注意しましょう。