2024年05月12日更新
MP3の曲ごとの音量を調整して均一化!音量を揃えるフリーソフトを紹介!
MP3の曲ごとの音量を調整して均一化する方法を紹介いたします。楽曲ごとに音量が違うものをWindowsとMacでそれぞれ使えるフリーソフトの使い方をお伝えします。音量を調整し均一化してMP3での音楽再生をより楽しみやすくなります。
目次
MP3の曲ごとの音量を調整して揃えるには?
パソコンやスマートフォンなどで音楽を聴いているときに、曲ごとに音楽のボリュームが代わり、その都度その都度音量調整が必要になってしまう状況があります。そんなときに音量調整ソフトを使えば、そういった手間も省け不快感も減り、音楽を楽しむことが可能になります。
音量調整ソフトとは
音量調整ソフトとはその名の通り曲やアルバム、アーティストの録音状況によってちがう音量を均一化し揃えてくれることのできるソフトです。たとえば同じ楽曲の同じアーティストでもライブ録音バージョンとスタジオ録音バージョンでは若干音量に差を感じます。
そういうものをシャッフル再生などしていた時、逐一音量を最適に変更するのも面倒なので、こういったソフトが音量を揃えてくれると便利なのです。
音量調整ソフトで音量を均一化するメリット
音量調整ソフトではMP3内の楽曲一つ一つの音楽を自由に調整できるものや、まとめて均一化して音量を揃えてくれるものもあります。楽曲ごとの音のばらつきを均一化することにより、快適に音楽を聴くことができます。
音量調整ソフトはフリーでインターネット上からダウンロードして使うものが多いです。ソフトもネット上には無数にあるので、今回はそちらからオススメのものをWindowsとMacから1つずつと、どちらのPCからも使えるものとでご紹介させていただきます。
MP3のおすすめ音量調整フリーソフト〜Windows〜
ここからは、無数にある音量調整ソフトから実際に使いやすくオススメのWindowsのMP3音量調整ソフトを紹介いたします。
MP3Gain
WindowsのMP3Gainは音質劣化がほとんどなく音量を均一化し揃える能力があります。各種デイバイスへ曲を転送する前に一手間かけるだけで快適な再生環境が整います。
WindowsのMP3Gainはユーザーが指定したMP3ファイルを指定した音量に均一に揃えてくれるソフトになります。この処理が早く音質の劣化もほとんどないため、音量を変更したあとまた元に戻したい場合はすぐに戻しても音質にまったく変化はありません。
MP3Gainで音量調整する
WindowsMP3Gainは現在では最新版がSourceForge.jpのダウンロードページからダウンロードできます。ダウンロードページでは複数のバージョンがアップされていますが、最新版バージョン1.2.5.が一番使いやすいものとなっております。
インストールはすべて英語になりますが、基本的に指示にしたがって進めれば問題ありません。英語表記が気になる場合は、「choose components」画面で「Language Files」を選択し「+」をクリックしてから「Japanese」を選択します。そうするとインストール後は日本語表記になります。
下の方に、日本語の「Japanese」があります。
お手持ちのWindowsのパソコン環境によっては、MP3Gainを開こうとすると「MSCOMTL.COMが存在しない」というエラーメッセージが表示され、起動されない場合があります。
もしエラーが表示されましたら、別のファイル「mp3gain-win-full-1_2_5.exe」を先ほどのページからダウンロードすると解決致します。
WIndowsツールバーにある「ファイルの追加」あるいは「フォルダの追加」ボタンから音量を揃えたい曲をリストに登録するか、MP3ファイルをドラッグアンドドロップしてMP3Gainにいれます。
その後、「トラック分析」でリストにある曲の音量を分析したあと、「トラックゲイン」で音量を揃えるだけ、というシンプルな作業で音量が均一化するようになっております。
解析が終わると「目標標準音量」を設定します。この目標標準音量にファイルの音量を近づけることにより音量の均一化を計っています。最大音量は105dBで、1.5dBから音量指定をすることができます。
音量をなるべく大きく揃えたい場合はこの数値を最大にすれば揃いますが、そうすると音楽ファイルは音割れします。この現象を「クリッピング」といいます。
デフォルトの音量は「89dB」になっておりますが、ロックミュージックなどは迫力を出すためこれ以上になっていることが多くあります。音量設定はあまり大きくしない方が音質の低下を防止することに繋がります。
目標音量を設定したら、トラックゲインをクリックして音量の変更をします。
音質劣化はほとんどない理由は、再エンコードなどは行わないで、MP3データに含まれる音量の係数「スケールファクター」を書き換えて情報フィールドに保存する仕組みのであるためです。音量調整に失敗して元に戻したい場合は、「ゲインの変更」を選択して「Undo Gain changes」を選択するだけです。
また、トラックゲインの他に「アルバムゲイン」という機能を使うことで、1曲ごとではなくアルバム全体の音量調整が可能になります。アルバムごとに音楽を聴いている方はこちらのやり方がオススメです。
トラックゲインと削除の間のマークをクリックして「アルバムゲイン」を選択します。そうするとツールバーがトラックゲインから「アルバムゲイン」に変わるので、先ほどの操作をすることによりアルバムでの音量調整がかのうになります。
MP3のおすすめ音量調整フリーソフト〜Mac〜
MacでもMP3の音量調整をするやり方があります。Macの場合はフリーソフトではなくiTunesで調整をすることができます。
iTunes
iTunesは全てのMacに入っている音楽再生ソフトです。音楽の他にもオーディオブックや動画などさまざまな機能があります。
iTunesで音量調整する
Macで音量調整をする場合は簡単です。iTunesで「音量を自動調整」を使って曲の音量を一定にそろえるだけです。
「音量を自動調整」がオンの場合、iTunesはライブラリ内の曲をスキャンして、それらの再生音量に関する情報を収集します。新しい曲をライブラリに追加すると、同様の情報がバックグラウンドで収集されます。まずはiTunesを開きます。
iTunesを開いたら、メニューバーから「iTunes」→「環境設定を選択します。
そして再生タブから「音量の自動調整」をクリックしてOKを選択します。
これでMacの音量の自動調整は完了しました。しかしこちらには少しデメリットがあり、パソコンが自動的に音量調整をするため全体的に音量が小さくなることです。また、音質の低下も報告されています。すぐ変更し直すことは可能なので、試しに調節してみても問題はありません。
MP3のおすすめ音量調整フリーソフト〜オンライン〜
また、オンライン上でのMP3の音量調整も可能です。ここからはオンラインでのフリーの音量調整ソフトをご紹介します。
MP3 Louder
MP3LouderはオンラインでMP3オーディオファイルの音量をあげたり、小さくできるように調整できる無料Webサービスです。WEBブラウザを使って直接オンラインでMP3の音量を上げることが可能になります。
ファイルの音量は1dBから50dBまで簡単に上下させることができます。また、左チャンネル、右チャンネルの音量のみを調節することも可能です。
なお、MP3Louderは音量調整には再エンコードを使っているので、音質が少々落ちる可能性があります。
MP3 Louderで音量調整する
使い方はシンプルで、MP3オーディオファイルを閲覧をクリックして自分のPCフォルダから選択して「アップロード」ボタンをクリックするだけとなっております。しばらくすると音量が調整されたMP3の楽曲をダウンロードすることが可能になっております。
アクションを選択で、音量を上下どちらにするのか選択します。
何デシベルにしますか?の欄で音量を変更していきます。
チャンネルを選択で、音量を調整するチャンネルを選択します。
あとは、アップロードを選択するだけす。しばらくすると音量が調整されたファイルがダウンロード可能になります。
MP3の曲ごとの音量を調整して均一化しよう!
いかがでしたでしょうか。WindowsとMac、そしてどちらでも使えるオンライン上の音量調整ソフト(サービス)の紹介でした。
他にもWEB上にはたくさんの音量調整ソフトがあり、選びきれないという方は、今回のこの記事を読んで自分好みの音量に設定したり、プレイリストごとやアルバムごとに設定したりなどして、快適な音楽環境を整える参考になれば幸いです。