2019年06月05日更新
iCloudの写真バックアップ方法とバックアップできない場合の対処法を解説!
iCloudに写真をバックアップするには、iCloudフォトライブラリとiCloudバックアップという方法があります。iCloudフォトライブラリを利用すると、様々な端末でiCloudにバックアップした写真を確認できます。
目次
iCloudに写真をバックアップするには?
iCloudではiPhoneのメールやカレンダーなどをバックアップできます。中でも最も便利なのが、写真のバックアップです。写真をiCloudにバックアップしておけば、iPhoneが壊れたり紛失したりした際に大いに役立ちます。iPhoneの設定でiCloudに写真をバックアップする方法は簡単です。
万が一に備えて、iCloudの写真のバックアップを有効にしてください。まずは写真をiCloudにバックアップする方法を、画像を交えて詳しく説明します。
iPhoneでiCloud写真を有効にする
まずはiPhoneの「設定」を開き、自分の「アカウント」をタップしてください。ログインせずにiPhoneを利用している方は、Apple IDとパスワードを入力して、ログインしてください。Apple ID画面が表示されたら「iCloud」をタップしてください。
「写真」を選択して、「iCloud写真」をオンにすると、iPhoneの写真をiCloudにバックアップできます。下にある「iPhoneのストレージを最適化」を選択すると、iPhoneに入っている画像や動画ファイルのサイズが小さくなるので、おすすめです。オリジナルのサイズは「オリジナルをダウンロード」を選択すれば、iCloudからダウンロードできます。
iCloudにバックアップした写真を確認する方法
iCloudにバックアップした写真は、iOS端末やPCで確認できます。どれも簡単な方法で確認できるので、とても便利です。ただしWindowsの場合は手順がやや面倒です。
iPhoneから確認する
iPhoneでiCloudの写真を確認したい場合は、「写真」アプリを開いてください。「写真」タブで表示されている写真はすべてiCloudにバックアップされているため、実質写真タアプリで表示されるものはすべてiCloudの写真です。またiCloudの同期がオンの状態で端末から写真を削除すると、iCloudにバックアップした写真も削除されるので注意してください。
パソコンから確認する
パソコンでiCloudに保存した写真を確認するには、Windows版のiCloud・Macの写真アプリだけでなく、ブラウザからiCloud.comを利用する方法があります。
iCloud.com
iCloud.comはあまり知られていませんが、Apple公式のサイトです。iCloud.comにアクセスして、メールアドレスとパスワードを入力してください。2ファクタ認証をオンに設定していると、iPhoneに6桁の確認コードが表示されます。確認コードをパソコンに入力すると、メールやカレンダー、PagesなどおなじみのAppleのアプリが表示されます。
ここで「写真」アプリをクリックすると、iPhoneと同様にiCloudにバックアップした写真を確認できます。Android端末でもブラウザからiCloud.comが使えるので便利ですが、2ファクタ認証をオンにしている場合は毎回確認コードを入力しなければならないため少し面倒です。
Windows
Windowsの場合は、Windows用iCloudをダウンロードできます。インストールが完了したらWindowsを再起動して、iCloudを起動してください。Apple IDでログインして、「写真」にチェックをし、「オプション」を選択してください。
「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れ、「終了」をクリックしてください。「適用」をクリックして「閉じる」を選択したら、「エクスプローラー」を開いてください。
「エクスプローラ」から「iCloudフォトライブラリ」を開き、「ダウンロード」をクリックすると、iCloudにバックアップした写真が表示されます。ただしこの場合は同期ではなくダウンロードなので、ここで写真を削除・編集してもiCloudには反映されません。
Windowsで編集した写真をiCloudに保存したい場合は、「写真及びビデオをアップロード」をクリックしてください。
Mac
Macでは標準の「写真」アプリで、iCloudにバックアップした写真を確認できます。「写真」にiCloudの写真を表示できない場合は設定を確認してください。「写真」から「環境設定」を選択し、「iCloudタブ」をクリックしてください。
「iCloudフォトライブラリ」にチェックを入れれば、「写真」アプリのメニューに「iCloudフォトライブラリ」が表示されます。また、写真アプリ自体の起動が初めての場合は、新規でライブラリを作成しなければならないので注意してください。
iCloudに写真をバックアップできない原因と対処法
iCloudに写真をバックアップできない場合、主に3つの原因があります。それぞれ対処法が異なるので、原因を特定してから対処法を試してください。
空き容量が足りない
iCloudに写真をバックアップするには、iCloudのストレージ容量が必要です。iCloudは5GBまで無料で利用できますが、それ以上バックアップしたい場合は月額で容量を購入しなければなりません。いらない写真をこまめに消す、他のオンラインストレージサービスを使うなどの方法で対処できます。iCloudのストレージ容量の価格は以下の通りです。
- 50GB:月額130円
- 200GB:月額400円
- 1TB:月額1300円
Wi-Fi接続がされていない
初歩的な問題ですが、iPhoneがインターネットに接続されていないと、iCloudに写真をバックアップできないため注意してください。通信量の限度を超えているならWi-Fiを利用してください。
バックアップにエラーが生じている
上記の2つの対処法を試してもiCloudに写真をバックアップできない場合、何らかのエラーの可能性があります。この場合は一旦iPhoneのバックアップを削除して、再度バックアップしてみてください。「設定」から「アカウント」をタップし、「iCloud」を選択してください。
「ストレージ管理」を選択し、「バックアップ」をタップして「このiPhone」を選択してください。一番下の「バックアップを削除」をタップすればこれまでのiCloudへのバックアップは削除されます。
iCloudのバックアップで写真を入れる方法と注意点
iCloudでは写真のみをバックアップする「iCloudフォトライブラリ」とは別に「iCloudバックアップ」という機能があります。LINEのトーク履歴やGoogle Keepなど他社のアプリでもiCloudにいバックアップできる物があるので、iPhoneを一括でバックアップしたい場合はiCloudバックアップを活用してください。
iCloudフォトライブラリとiCloudバックアップの最大の違いは、iCloudに保存した写真を他の端末で閲覧・編集できるかどうかです。iPhoneで撮影した写真を頻繁にPCで編集する場合は、iCloudフォトライブラリを利用してください。
バックアップを作成する
iCloudバックアップを設定するには、「設定」から「アカウント」をタップし、「iCloud」を選択してください。
「iCloudバックアップ」をタップして「iCloudバックアップ」をオンにしてください。そのあと「今すぐバックアップを作成」をタップすれば、写真を含めたあらゆるデータがiCloudに保存されます。
バックアップを作成するときの注意点
iCloudフォトライブラリがオンになっている場合は、iCloudバックアップには写真をバックアップできないので注意してください。完全なバックアップとして写真を保存したい場合は、iCloudフォトライブラリを必ずオフにしてください。
iCloudに写真をバックアップしよう
iCloudには、iCloudフォトライブラリとiCloudバックアップという2種類の方法で写真をバックアップできます。写真を様々な端末で閲覧・編集したい場合はiCloudフォトライブラリを活用してください。iCloudバックアップをする際は必ずiCloudフォトライブラリをオフにしてください。
iCloudフォトライブラリにバックアップした写真は、AndroidやWindowsならiCloud.comで簡単に確認できます。iCloudに写真をバックアップできない場合は、iCloudの空き容量を確認してください。Wi-Fiに接続し、iCloudの空き容量も十分であれば、エラーの可能性があります。一旦バックアップを削除して、もう一度バックアップしてください。