ゲーム実況のやり方！PC/スマホ/ゲーム機で動画を録画・配信する方法は？

YouTubeなどの動画共有サイトでもお馴染みのゲーム実況ですが、比較的チャンネル登録者が増やしやすい、また初心者でもカンタンに動画を作成できることから、ゲーム実況系YouTuberの人気が高まっています。

ゲーム実況をやるためには事前準備が必要です、PCやスマホや、ゲーム機など様々なデバイスでゲーム実況動画の作り方・やり方があります。本記事では、これからゲーム実況をはじめたい方のために、ゲーム実況の作り方から動画のアップロード方法を紹介します。

まずゲーム実況とはどういったものなのかを理解しておく必要があります。下記のYouTubeのゲーム実況動画は、日本で最も人気があるといわれている人気YouTuberの「ヒカキン」のゲーム実況動画です。

2019年4月現在、ゲーム実況をアップロードしてから、総再生回数は2,380万再生と非常に高い人気を誇っています。「ヒカキン」は、ゲーム実況以外に複数のチャンネルを持っており、ゲーム実況動画にも顔を出しているのが特徴です。

続いてこちらもゲーム実況チャンネルとして人気のある「
瀬戸弘司のゲーム実況 / Koji Seto Games」です。

「瀬戸弘司のゲーム実況 / Koji Seto Games」は、チャンネル登録者数が2019年4月現在84万人と非常に人気のあるゲーム実況系YouTuberです。

次に紹介するのが人気ゲーム実況YouTuber「キヨ。」のゲーム実況動画です。

人気ゲーム実況YouTuber「キヨ。」は顔出しはしていないものの、軽快なトークを交えたゲーム実況が人気を呼んでおり、2019年4月現在チャンネル登録者数は195万人と非常に人気のあるYouTuberです。

このように顔出しをするゲーム実況YouTuberや、顔出しせずにトーク音声を入れながらゲーム実況するYouTuberなど、そのやり方はさまざまです。基本的にはゲームをプレイしながら、音声を吹き込んでいく、また顔出ししたい場合は自撮り録画をしながらが、ゲーム動画を編集する必要があります。

ではYouTuberなどのゲーム実況動画を投稿するまでの流れはどのようなものなのでしょうか？具体的に、どのようにゲーム実況動画を動画共有サイトに投稿するかを解説していきます。

ゲーム実況動画を投稿するまでの大まかな流れは下記の通りです。

1. ゲームの映像・実況音声を録画するために必要な機材を購入する
2. ゲームの映像・実況音声を録画する
3. ゲームの映像・実況音声を編集する
4. ゲーム実況動画を動画サイトに投稿する

ゲーム実況を投稿するには、まずゲームをプレイしている映像と実況音声を録画する必要があります。「ゲームの映像音声」と「実況音声」を別々に撮影・録画する方法をとれば、クオリティーの高いゲーム実況動画を作成できます。

ゲーム実況動画を作るには、機材が必要です。PC・スマホ・家庭用ゲーム機では必要な機材が異なるので、本記事で確認してください。

撮影・録画したゲーム映像や実況音声の録画が完了したら、それぞれのデータを編集することで、クオリティの高いゲーム実況動画を作成につながります。PCで撮影しながら、スマホで音声を録画するなど、複数のデバイスが必要です。本記事で紹介しますデバイス毎のゲーム実況動画の作り方を参照してください。

撮影したゲーム実況動画の編集が完了したら、動画共有サイトに投稿する前に、事前にゲーム実況動画を見直しましょう。より良いゲーム実況動画コンテンツを作成するには、視聴者を多く獲得する必要があります。多くの視聴者を獲得したら、動画チャンネルを収益化し、より良いゲーム実況動画コンテンツを作成できます。

そのためには、作ったゲーム実況動画を再度見直して、視聴者がより楽しめるコンテンツになっているかを確認することが大事です。YouTubeやニコニコ動画などの、動画共有サイトへのアップロードは非常に簡単です、本記事最後の章「ゲーム実況動画の作り方」で投稿方法を紹介しているので、そちらを参照にしてください。

本章ではゲーム実況動画のやり方、作り方「スマホ編」を紹介します。スマホからゲーム実況する場合は、スマホアプリのゲーム実況が可能となります。スマホアプリのゲーム実況のやり方は、大きく分けて二通りします。
 

• スマホに画面収録アプリをインストールし、アプリのプレイ動画をスマホ上で録画する
• スマホにミラーリングアプリをインストールし、スマホでプレイしているアプリゲーム画面を、PC上で録画する

本章では、スマホ単体のゲーム実況動画を撮影する方法紹介します。iPhoneを利用しているユーザー場合は作り方が簡単で「画面収録機能」を利用して、アプリゲームを撮影できます。iPhoneの「画面収録機能」は、iPhoneの画面をそのままキャプチャ(撮影)できる機能で、iPhone上で流れる音声も一緒に録音できます。

「画面収録機能」は「iOS 11」より新しいiOSに搭載されている機能なので、それよりも古いiOSを利用している方は、iPhoneのiOSをアップデートしてください。

iPhoneの「画面収録機能」は「コントロールセンター」から起動しますが、iPhone出荷状態(初期状態)では、コントロールセンターに「画面収録機能」は設定されていません。コントロールセンターに「画面収録機能」を追加する場合は、下記の手順を実行してください。
 

1. iPhoneの「設定」アプリを起動してください。
2. 「設定」画面のメニュー一覧から「コントロールセンター」をタップします。
3. 「コントロールセンター」画面のメニュー一覧の「App使用中のアクセス」のスイッチをONにして「コントロールをカスタマイズ」をタップしてください。
4. コントロール機能の一覧が表示されます。「画面収録」の「+」をタップするとコントロールセンターに「画面収録機能」が追加されます。

画面収録機能を有効にしたらコントロールセンターに「画面収録」アイコンが表示されます。

「コントロールセンター」の表示方法は下記の通りです。

iPhone 8以前のスマートフォンデバイスでコントロールセンターを表示する場合は、スクリーン下部から上方向に向かってスワイプしてください。

またiOS11以前のiPadの場合も、同じ手順でコントロールセンターが表示されます。

iPhone X以降のスマートフォンデバイスでコントロールセンターを表示する場合は、スクリーン右上から画面中央に向かってスワイプしてください。

またiOS12以降のiPadの場合も、同じ手順でコントロールセンターが表示されます。

Androidスマホユーザーの方は、「画面収録機能」が標準搭載されていないものが多いので、外部アプリを利用して画面収録する必要があります。本記事でおすすめするのは「AZ スクリーン レコーダー」という画面収録ができる無料アプリです。

「AZ スクリーン レコーダー」アプリをインストールするだけで、簡単に画面収録ができ、Androidスマホ上のアプリから流れる音声も一緒に録画できます。「AZ スクリーン レコーダー」アプリのインストールは下記のリンク先にアクセスしてください。

前にも述べたとおりで、iPhoneやAndroidスマホだけで実況音声を録画しながら、ゲーム映像を録画することができません。この場合は、2つのスマホを用意して、片方のスマホでアプリのゲーム映像を録画しながら、もう片方のスマホで音声録音をする必要があります。

または一度ゲーム実況映像を録画してから、動画を再生しながら音声録音アプリを利用して、実況音声を別撮りする必要があります。実況音声とゲーム映像を編集する必要があるので、最終的にはPCが必要になるので注意してください。PCを使ったゲーム実況動画の編集方法は本記事後半の章で紹介していますので、そちらの章を参考にしてください。

ゲームアプリの撮影方法は、「画面収録」機能を起動して、ゲームアプリを開始するだけです。

続いて本章ではゲーム実況のやり方「PC編」を紹介します。PC使えば、PCゲームを使ってゲーム実況動画を撮影でき、そのまま動画編集や音声録音も可能なのでおすすめです。

PCでゲーム実況動画を作成するにあたって必要な機材やソフトは下記の通りです。

• デスクトップキャプチャーソフト(画面に表示されるゲーム映像を録画するソフト)
• 実況音声録音用ソフト
• 録画したゲーム実況動画の編集ソフト
• ゲームソフト
• 実況音声録音用のマイク

「デスクトップキャプチャーソフト」とは、スマホの画面収録機能と同じ様な機能を持つソフトです。PCでゲーム実況動画を撮影する場合も、PCゲームをプレイしている部分を録画する形を取ります。デスクトップキャプチャーソフトを利用すれば、他のウィンドウが録画画面に入らないように、指定部分だけを録画することが可能です。

ゲーム実況動画を録画する準備として、最初にPCにインストールする必要があるのが「デスクトップキャプチャーソフト」です。Mac PCを利用している方は、パソコン自体にキャプチャー機能が搭載されているので、そちらを利用します。

Macのキャプチャー機能はiPhoneと同様「画面収録」が利用できます。「command + shift + 5」を押すと、スクリーンショット画面が表示されます。「選択部分を収録」をクリックすれば、PCゲームのウインドウのみを録画し、音声も同時に収録することが可能です。

Macの「画面収録機能」の使い方は、下記のApple公式ヘルプページで詳しいやり方が明記されているので、そちらを参照にしてください。

Windows PCにはキャプチャーソフトが内蔵されていないので、録画・録音できるソフトをインストールする必要があります。「動画キャプチャーソフト」でおすすめするのが、Windows PCに対応している「Bandicam」です。「Bandicam」には、ゲーム実況動画を撮影する上で必要な機能が搭載されており、基本的な機能が無料で利用可能です。

「Bandicam」のダウンロードや、利用方法は下記の「Bandicam」公式ページにアクセスしてください。

また実況音声を録音するための機材として、外部マイクを購入する必要があります。PCに内蔵されているマイクを利用する方法もありますが、より高音質な実況音声をゲーム実況動画に入れるためにも、外部マイクを用意しておくことをおすすめします。

すべての機材やソフトの準備が完了したら、PCでゲームを起動して「スクリーンキャプチャソフト」でゲームウインドウの収録を開始してください。外部マイクを使ってゲーム実況動画の録画と、音声収録を並行して行う場合は、マイクでゲームの音声を拾わないように工夫する必要があります。

イヤホンをPCと接続してプレイすることで、マイクでゲーム音声を拾わないようにすることもできるので、機材の使い方を工夫しながら撮影をしてみてください。

最後にゲーム機を使ってゲーム実況動画の作り方を紹介します。ゲーム実況動画では、ゲーム機を使った動画が一般的で人気が高いカテゴリーです。PS4や任天堂スイッチ、Wiiなどでもゲーム実況動画を作ることが可能ですが、PCや外部機材が必要になるので注意してください。

本章ではゲーム機でゲーム実況動画の作り方から、必要な機材まで詳しく解説していきますので、本章を参考にゲーム実況動画を実際に作ってみてください。

まずはゲーム実況動画を録画する準備から紹介します、前にも述べたとおりで、家庭用ゲーム機である「PS4」「PS3」「任天堂Wii」「任天堂Switch」でゲーム実況動画を撮影・録画するには、PCが必要です。ゲーム機とPCを接続して、ゲーム実況動画を撮影していきますが、それが以外にも必要な機材があります。

事前に用意する機材と、ゲーム実況動画を撮影する時におすすめのソフトウェアを紹介します。

家庭用ゲーム機を利用してゲーム実況動画を撮影するために必要な機材は、下記のとおりです。

1. PC(ゲーム機と接続してゲーム動画を録画するために必要)
2. キャプチャーボード(家庭用ゲーム機を使ってゲーム実況動画を作り際に必須)
3. デスクトップキャプチャーソフト(画面に表示されるゲーム映像を録画するソフト)
4. 実況音声録音用ソフト
5. 録画したゲーム実況動画の編集ソフト
6. ゲーム機本体・ゲームソフト
7. 実況音声録音用のマイク
8. Webカメラ(顔出ししたい場合)
9. Game Pad(ゲームパッド)（ジョイパッド・コントローラーなど）
10. ステレオミキサー（ミキサー・オーディオインターフェース）

家庭用ゲーム機でゲーム実況動画を録画する場合は、「キャプチャーボード」が必要不可欠です。キャプチャーボードとは、ゲーム機とPCを接続して、ゲーム画面をPC上に表示するために必要な機材です。

キャプチャーボード製品で使用者が多く、定番といわれているのが「MonsterX U3.0R」と「GC550」というキャプチャーボードです。下記の表は、おすすめのキャプチャーボードのリストです。Amazonで購入出来る商品なので、商品レビューをよく読んで、値段と配信にあった製品を購入しましょう。

また自撮りをして、ゲーム実況動画に自分の映像を映し出したい方は、カメラを用意する必要があります。ノートパソコンに内蔵されている内臓カメラを利用することもできますが、Webカメラやスマホデバイスで撮影するといった方法もあります。

またPC内蔵のマイクだと、音声が綺麗に録音できないため、高いクオリティーのゲーム実況動画を作り方は、外部マイクを購入すると良いでしょう。

続いて必要なキャプチャーソフトをインストールしてください。前の章でも述べた通り、Mac PCを利用している方は、パソコン自体に搭載されているキャプチャー機能を利用します。

Macのキャプチャー機能はiPhoneと同様「画面収録」が利用できます。「command + shift + 5」を押すと、スクリーンショット画面が表示されます。「選択部分を収録」をクリックすることで、PCゲームのウインドウのみを録画し、音声も同時に収録することが可能です。

Macの「画面収録機能」の使い方は、下記のApple公式ヘルプページで詳しいやり方が明記されているので、そちらを参照にしてください。

Windows PCにはキャプチャーソフトがないので、録画・録音できるソフトをインストールする必要があります。「動画キャプチャーソフト」でおすすめするのが、Windows PCに対応している「Bandicam」です。「Bandicam」には、ゲーム実況動画を撮影する上で必要な機能が搭載されており、基本的な機能が無料で利用可能です。

「Bandicam」のダウンロードや、利用方法は下記の「Bandicam」公式ページにアクセスしてください。

すべての機材やソフトの準備が完了したら、ゲーム機を起動して「スクリーンキャプチャソフト」を使い、PC上に表示されるゲームウインドウの収録を開始してください。外部マイクを使ってゲーム実況動画の録画と、音声収録を並行して行う場合は、マイクでゲームの音声を拾わないように工夫する必要があります。

イヤホンをPCと接続してプレイすることで、マイクでゲーム音声を拾わないようにすることもできるので、機材の使い方を工夫しながら撮影をしてみてください。

ゲームの映像・実況音声を録画するときの注意点を紹介します。クオリティーの高いゲーム実況動画の作り方のコツでもあるので、注意点を確認しておくことが重要です。

前にも述べましたが、ゲーム音声と実況音声を別撮りする場合は、ゲームの音声が、実況音声に混じらない様に注意してください。対処法としては、ゲーム音声をイヤホンやヘッドホンに出力するのが有効的です。

ゲームの音声をOFFにしていると、ゲーム実況もうまく出来ないので、イヤホンやヘッドホンでゲーム音声を聞きながら、マイクで実況音声を撮るのが、上手にゲーム実況動画を撮るコツです。

家庭用ゲーム機やPCゲーム、マイクなどの機材を利用して別撮りする場合は、映像と音声のズレがないように編集するように気をつけてください。ゲーム動画だけでなく、音声の編集をすることで、よりクオリティーの高いゲーム実況動画を作り上げることが可能になります。

次の章では、録画したゲーム実況動画の編集方法(作り方)や、実況音声の編集方法、動画として出力する方法を紹介します。

マイク機材やWebカメラなどを利用して作成した実況音声・映像と、ゲーム動画を編集する方法を簡単に紹介します。

Windowsユーザーの方は、標準搭載されている「フォト」アプリを使えば、簡単な動画の編集が無料でできます。詳しい「フォト」アプリの使い方は下記のリンク先で紹介されているので参照してください。

Macユーザーの方で「iMovie」をインストールしたい方は、下記のリンク先から無料でインストール可能です。

本記事では、Windows10の標準機能である「フォト」アプリを利用した、簡単な動画編集方法を解説します。Windows10の「フォト」アプリを起動し、画面右上の「インポート」をクリックして録画したゲーム動画を読み込みます。

録画したゲーム動画読み込んだら、画面上部のメニューバーから「作成」＞「カスタムビデオ」を選択してください。

続いて「編集と作成」アイコンをクリックしてください。「トリミング」では動画の不要部分を削除できます。動画のトリミングはゲーム動画の作り方において、もっとも重要です。動画冒頭部分の不要な箇所や、ゲーム動画途中の不要部分を削除してください。同じ手順で音声の編集も可能なので、動画に合わせて実況音声も編集すると良いでしょう。

また「スローモーションの追加」「テキスト入りビデオの作成」などを有効活用することで、よりクオリティーの高いゲーム実況動画を作ることができます。

動画として出力する場合は「エクスポートと共有」をクリックして、動画サイズを選択してください。Windowsの「フォト」アプリには「S・M・L」の3つの動画サイズを選択できます。この動画サイズは、動画の画質に関係し、サイズが大きいファイル程高画質になります。

「Mac」ユーザーの方は、下記のAppleヘルプ・サポートページにアクセスして、「iMovie」の動画出力方法を確認してください。

本記事ではPC・ゲーム機・スマホを使ったゲーム実況動画の作り方を紹介しました。ゲーム実況動画の作り方の解説の中には、理解できない単語などが多くあったと思います。その場合は、Googleなどからより詳細な情報と作り方を確認しながら、必要な機材を確保していくとよいでしょう。