FFFTPの設定と使い方!FTPのフリーソフトでWebサイトをアップロードするには

近頃は手軽なブログが人気ですが、自由度の高いウェブページはまだまだ愛用者が大勢います。ウェブページへのデータ転送にFFFTPは根強い人気があります。FFFTPは使い方が簡単なソフトウェアですが、初めての人でもわかる使い方をご説明します。

FFFTPの設定と使い方!FTPのフリーソフトでWebサイトをアップロードするにはのイメージ

目次

  1. 1FFFTPの使い方!インストールから起動まで
  2. ソフトをインストールする方法
  3. ソフトを起動する方法
  4. 2FFFTPの使い方!初期設定とサーバー接続
  5. 新規ホストを作成する
  6. 項目に情報を入力する
  7. サーバーに接続する
  8. 3FFFTPの操作方法をマスターしよう!
  9. FFFTPの見方
  10. 作業に便利なボタンの内容
  11. 4FFFTPでWebサイトをアップロードしてみよう
  12. PC・サーバー間でファイルをコピーする
  13. PC・サーバー間でファイルを同期する
  14. PC・サーバーのファイルを編集する
  15. PC・サーバーのファイルを削除する
  16. 5FFFTPの基本的な使い方をマスターしよう!

FFFTPの使い方!インストールから起動まで

FFFTPはデータを転送するためのプログラムです。FFFTPは様々なデータを転送する事が可能ですが、主に使われているのは、ウェブページを作成し、そのデータをホストに送るときです。

ホームページ作成ソフトの中にはデータ転送までまとめて実行してくれるソフトもありますが、HTMLから直接入力するという強者には無料で入手できるFFFTPは心強い味方になる事でしょう。

まずは、FFFTPのインストールから起動までの使い方を説明します。

FFFTPの使い方

ソフトをインストールする方法

まずはFFFTPをダウンロードします。下記のサイトから手に入れてください。FFFTPは無料で使えますので、安心してダウンロードしてください。

FFFTP (エフエフエフティーピー) プロジェクト日本語トップページ - OSDN

ダウンロードのサイトにアクセスしましたら、画面中ほどにある「ダウンロード」からFFFTPの圧縮ファイルを選び、クリックしてダウンロードしてください。

FFFTPのダウンロード

ファイル名(ffftp‐*.**.EXE)をクリックすると、実行するか保存するか聞いてきます。今回は保存を選びます。

確認の後ダウンロードが始まり、終了後はダウンローフォルダを開き、たった今ダウンロードしたファイルをダブルクリックして下さい。

その後はインストーラーの指示に従い、YES若しくはハイと答えながらFFFTPのインストールを完了して下さい。

FFFTPのインストーラーの実行

ソフトを起動する方法

通常のインストールであれば、デスクトップにFFFTPのアイコンが出現しています。起動の際は、そのアイコンをダブルクリックして下さい。

FFFTPの使い方!初期設定とサーバー接続

ffftp用の設定

FFFTPは、最初にファイルのやり取りをするサーバーを登録する必要があります。見慣れぬ単語が出てきますが、一度設定を終わらせれば、次からはワンクリックで接続してくれますので、頑張って設定をしてしまいましょう。

この時点で、Webサイトを公開するサーバーは決まっているものと思います。そのサーバーへのアクセスについての各情報はお手元にお持ちでしょうか。先ずはその情報を確認して下さい。

後、公開するWebサイトのHTMLファイルもご用意ください。

新規ホストを作成する

ffftpを開いたときのセキュリティ

最初に起動すると、FFFTPのメイン画面に重なって、「ホスト一覧」という小さなウィンドウが開いています。初めて使用する時は、ここのホスト欄には何も記述はありませんので、「新規ホスト(N)」ボタンをクリックしてアップロードするサイトを登録してください。

または、新規に新しいサーバーを使うのであれば、同様に「新規ホスト(N)」と描かれたボタンをクリックしてください。

ここで登録した新規サーバーに、FFFTPを使ってファイルをアップロードしていきます。

すると画面には「ホストの設定」という新しいウィンドウが開きます。

項目に情報を入力する

FFFTPの設定画面

例として、タイトルの下にある「FTP設定」の図をご覧ください。レンタルサーバーからのFTP情報となります。こちらを参考に、「ホストの設定」を説明します。

  • 「ホストの設定名」は、ご自身で識別する名前を付けてください。
  • 「ホスト名(アドレス)」と書かれたところには、上記の場合ですと「FTPサーバアドレス(ホスト名・接続先のサーバー名)」に書かれた「ftp.********obi.jp」を入力します。
  • 「ユーザー名」には「FTPユーザー名(ユーザーID)」の「******.com」を入力します。
  • 「パスワード・パスフレーズ」には「FTPパスワード」の「************」を入力します。
  • 「ローカルの初期ファルダ」には自身のパソコンのwebページ用のデータの収納場所を入力します。
  • 「ホストの初期フォルダ」は、サーバーのホストの階層が分かっているなら、具体的なフォルダ名を、わからなければ、とりあえず空欄でも接続できます。

最後にOKボタンを押せば設定終了です。先程の「サイトの一覧」画面で、今設定を終えたサイトの名前が表示されるようになります。

サーバーに接続する

ここまで設定に間違いが無ければ、「ホストの一覧」に入力した新規のホスト名が表示されていますので、それを選択してウィンドウの下にある「接続」ボタンをクリックしてください。すぐにホストと接続できるでしょう。

うまくいかない場合は、ホスト名やログインID、パスワードなどを調べなおしましょう

サーバーによってはセキュリティの確認が出るかもしれませんが、内容をよく確認してOKを押してください。以上で、サーバーへのアクセスは出来ます。

ffftpのセキュリティ確認

FFFTPの操作方法をマスターしよう!

FFFTPでの接続さえできれば、後の操作は比較的直感的に使えるでしょう。ホストサーバーに無事接続できれば、下記のような状態になります。

ffftpの初期画面

FFFTPの見方

向かって左側のウィンドウが自身のパソコンとなります。「新規ホストの設定」の時「ローカルの初期フォルダ」にご自身のWebサイトの元データを入れたフォルダを登録してあれば、それが表示されます。事例では、何も設定していなかったので、FFFTPのフォルダが表示されています。

向かって右側のウィンドウがホストサーバーの中身です。自身のウェブページをここに構築していきます。
事例では、まだ何もファイルを置いていないので、完全な空欄となっています。

1つ上のフォルダに移動する

FFFTPでは、自身のパソコンであれ、ホストサーバーであれ、操作は一緒です。ただし、ホストサーバーは自身に割り当てられたサーバースペースしか移動は出来ません。

一つ上のフォルダに移動するときは、フォルダのアドレスが表示されている枠の左側の二つ並んだアイコンの左側をクリックします。よく見ると、上向きの矢印が描かれているので、わかりやすいかと思います。

ffftpの操作

1つ下のフォルダに移動する

FFFTPの操作で、選択したフォルダを開くときは、パソコンの操作と一緒で、移動したいフォルダをダブルクリックすればそのフォルダが開きます。

ffftpの操作

作業に便利なボタンの内容

先ほど紹介した、「一つ上のフォルダに移動するボタン」の右側には、直接フォルダへ移動するボタンもありますので、有効に活用していきましょう。

FFFTPでデータをアップロードするにあたり、フォルダの仕組み、階層はキチンと把握しておきましょう

FFFTPでWebサイトをアップロードしてみよう

基本的なフォルダの移動方法が判ったところで、実際にWebサイトのファイルをアップロードする方法をご紹介します。FFFTPは極めて直感的に操作ができるので、通常のフォルダ同士でファイルをコピーしたりする感覚と同じで使えます。

PC・サーバー間でファイルをコピーする

FFFTPの使い方

一番わかりやすい使い方は、ドラッグアンドコピーでしょう。FFFTPの最初の画面で、左から右、若しくは右から左へファイルをコピーできます。ただ、気をつけなければならないのは、移動はできません。移動したい場合は、ドラッグアンドドロップをした後で、元のファイルを消去します。

複数のファイルをまとめてのドラッグアンドドロップも出来ます。事前にシフトキー又はCtrlキーを使って複数のファイルを選択し、ドラッグアンドドロップをしてください。

外にも、選択したファイルの上で右クリックをするとメニューが現れ、その中にアップロードのコマンドがあります。それをクリックしてもコピーできます。

FFFTPの使い方

FFFTPをファイラーの様に使う使い方もあります。その時は、アップロードするファイルを左の自身のパソコンのファイル一覧から選択して、緑の矢印の直ぐ左にある濃い青色の上向きの矢印をクリックしてください

逆に、サーバーからダウンロードする場合は、右側のサーバーのファイル一覧から選択の後、下向きの矢印をクリックしてください。

上図ではファイルを選択していないため、グレー状態ですが、選択をすればボタンをクリックできるようになります。

PC・サーバー間でファイルを同期する

FFFTPの使い方

FFFTPを使って、パソコンのデータと、サーバーのデータを全く一緒にするなら、作業はもっと簡単です。この時注意したいのは、同期とは自身のパソコンのフォルダ内のファイルとホストサーバーのファイルを比較し、

  • ホストサーバーにないファイルは、自分のパソコンからサーバーに送る
  • 自分のパソコンにないファイルは、ホストサーバーから消去される
自身のパソコンの中身をホストのパソコンと一緒にする、のが同期です。

同期をする場合は、緑色の上向きの太い矢印を押すだけです。

最初の設定では、消去するファイルは確認をしてくれますが、サーバーにだけ残したいファイルがある場合、このボタンを押すとそのファイルは消える可能性がありますから、ご注意ください。

PC・サーバーのファイルを編集する

FFFTPの使い方

自身のパソコンのファイルを編集する際は、該当のファイルをダブルクリックすればFFFTPから直接編集モードに入ります。

サーバーのWebサイト用ファイルを編集する際は、一度サーバーのファイルをパソコン側にドラッグアンドドロップで移動します。移動後、そのファイルをダブルクリックすれば、編集る事が出来ます。編集終了後に、同じくドラッグアンドドロップでサーバー側にアップロードすれば終了です。

PC・サーバーのファイルを削除する

FFFTP上のウィンドウで、パソコン側、ホスト側、どちらも対象となるファイルの上で右クリックをし、メニューの中から「削除」を選べば消去できます。

FFFTPの基本的な使い方をマスターしよう!

FFFTPを使っての管理

以上のように、FFFTPはパソコンのフォルダと同じ感覚で使えるソフトですから、初心者でも直ぐに使いこなせるようになるでしょう。

基本的な使い方さえ覚えてしまえば、FFFTPで簡単にホストサーバーの中のファイルを管理する事が出来ます。扱いやすいソフトですから、これを使ってWebサイトの管理を行ってください。

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この記事のライター
藤江正鎮
疲れた働きネズミです